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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第155話 戴著兜帽的少女

那一天。

その日。

我為了消去最近的鬱悶,來到了城下町。

俺は最近の鬱憤を晴らすために城下町に繰り出した。

因為ヴィン展現了高超的處理能力,帝位之爭暫時休戰,眼下沒什麼可做的事。

ヴィンが調整能力の高さを見せてくれているため、帝位争いが休戦中の今だとやることがないのだ。

這次的事件之後,レオ身邊有了軍師,勢力逐漸成形,想接近レオ的貴族也因此增多。

今回の一件で、レオの傍には軍師がつき、勢力として形が整ってきたのを見て、レオに近づこうとする貴族は増えた。

出於擔心只要觀望就會被肅清,想靠攏的人數相當多,但ヴィン若無其事地巧妙應對著他們。

日和見をしていては粛清されるかもしれないという恐れも手伝って、その量は相当なものだが、ヴィンは事も無げに彼らを上手くさばいている。

既然帝位之爭處於休戰,任何被視作擴張勢力的行為都相當危險。不過,寒暄問候這種程度沒問題。ヴィン就是利用這點,把貴族們的拜訪一一排進レオ的行程裡。

帝位争いが休戦中のため、勢力拡大とみなされる行為はかなり危険だ。しかし、挨拶程度なら問題はない。そこらへんを利用して、レオの予定に貴族たちの挨拶をどんどん組み込んでいる。

他是在為帝位之爭做周全的準備。看到那樣,我心想自己可以偷懶一下……不過事情就從那時開始轉變。

抜け目なく帝位争いに備えているわけだ。そういうところを見て、じゃあ俺は少し楽をしていいかなと思ったのがキッカケだったのだが……。

「意外有了收穫呢。」

「思わぬ収穫があったな」

「慌張地鳴叫!!」

「チュピー!!」

我這麼說著,雙手牢牢抓住了那隻先前見過的黑色企鵝。

そう言って俺は両手でがっしりといつぞやの黒いペンギンを捕まえた。

真沒想到居然能在帝都找到你。你那麼晃晃悠悠地走著,真是倒楣。

まさか帝都で見つけられるとはな。ノコノコ歩いていたのが運の尽きだ。

「那麼,企鵝好吃嗎?」

「さーて、ペンギンって美味いのか?」

「發出驚恐的叫聲!??」

「チュピー!!??」

似乎判斷到生命有危險,那副略顯肥胖的身軀拼命掙扎,但那點力氣不足以從我手中逃脫。

命の危機だと判断したのか、やや肥満体型の体を一所懸命揺らすが、その程度では俺の手から逃れられない。

就這樣帶去料理舖請人把牠處理掉吧。

このまま料理屋に持っていって、さばいてもらうとするか。

有人會說我殘忍吧。但正因為這傢伙,我差點被勇者殺掉。那才是真正殘酷吧。可以說牠犯下了殺人未遂,此等行徑足以被認定為魔物。

残酷だという奴もいるだろう。だが、俺はこいつのせいで勇者に殺されかけた。そのほうがよっぽど残酷といえるだろう。いうならこいつは殺人未遂を犯している。十分にモンスター認定ができる所業だ。

我如此想着,開始琢磨該把牠帶到哪家料理舖去。

そんなことを思いながら俺はどこの料理屋に持ち込むべきか思案し始める。

願意不拒絕且能做出美味料理的店家有限,畢竟是企鵝這種特殊食材。

拒否することなく、美味くさばいてくれる料理屋となると限られてくる。なにせペンギンだからな。

「嗯——果然還是帶回城裡比較好嗎?」

「うーん、やっぱり城に持ち帰るのがベストか?」

交給城裡的御廚處理應該最妥當。

城付きのシェフに持っていくのが一番丸い気がする。

正這麼想著,

なんて思っていると。

「啊───!!你在做什麼!?那是妾身的恩塔!」

「あーーーー!! 何をしておる!? 妾のエンタに!」

一聲大喊從背後傳來。

後ろから大きな声が聞こえてきた。

回頭一看,是個戴著深黑兜帽、身形嬌小的少女。

振り向くとそこには黒いフードを深く被った小柄な少女がいた。

她站得筆直,指著我,樣子十分盛氣凌人。

仁王立ちして、俺に指を突きつける姿は非常に偉そうだ。

「我正想著要在哪裡料理牠呢?」

「どこで料理するか考えているとこだが?」

「什、什麼!?你竟然要吃這種模樣討人喜愛的動物!?」

「なにぃ!? そんな愛くるしい姿の動物を食べるつもりか!?」

「討人喜愛……?」

「愛くるしい……?」

我聽她這麼說,重新看了看手上的企鵝。

俺は少女の言葉を受けて改めて手に持っているペンギンを見る。

「低低地哀鳴……」

「チュ、チュピー……」

牠朝我投來有如寵物般的目光,但那圓鼓鼓的肚子大減可愛度,再說長相本來也稱不上多可愛。

なんだか愛玩動物的な視線を俺に向けてくるが、ぽっこり出たお腹が可愛さを半減させているし、そもそも顔つき的にそこまで可愛くない。

就算退讓幾步,也說不出『討人喜愛』這種詞來。

何歩譲っても愛くるしいという言葉は出てこないな。

「根本一點都不可愛吧?」

「まったく愛くるしくないが?」

「什麼!?你竟說看不出這份可愛!?嗯──帝國的人是不是在美感上有問題?」

「なんと!? この可愛さがわからんと申すのか!? うーむ、帝国の者は美的感覚に問題があるのではないか?」

一下子就把帝國人一概否定,真是個傲慢的孩子。

いきなり帝国人を全否定とは不遜な子だな。

也太居高臨下了吧。

どんだけ上からなんだか。

倒也不討厭她這種直率。

まぁ正直なのは嫌いじゃない。

話說回來,這和我會不會放了企鵝完全是另一回事。

とはいえ、それとペンギンを解放するかはまったく別の問題だ。

「美感因人而異。話說,這是你的嗎?」

「美的感覚は人それぞれだからな。ところでこれはお前のか?」

「別把牠當成東西!恩塔是妾身的朋友!」

「物扱いするな! エンタは妾の友人だ!」

「發出啾啾的叫聲!」

「チュピー!」

少女氣得大叫,企鵝也隨之附和著鳴叫。

少女が心外だとばかりに叫び、ペンギンもそれに乗じて鳴き声をあげる。

不過,那跟我沒關係。

しかし、そんなの俺には関係ない。

「是嗎,看來你交朋友的眼光有問題」

「そうか、友人の選び方を間違えたな」

「哎!?喂!別帶走恩塔!」

「ああっ!? こら! エンタを連れて行くな!」

「再次發出啾啾的叫聲!!」

「チュピー!!」

「吵死了!這傢伙差點害我喪命!?不把牠煮了烤了我才不會甘心!」

「うるさい! 俺はこいつに殺されかけたんだぞ!? 煮て焼くくらいじゃないと気が収まらん!」

「差點被殺……?居然會被恩塔差點殺死,真是弱不禁風啊,你」

「殺されかけた……? エンタに殺されかけるとか貧弱だな、そなた」

少女用一副彷彿在說『欸、不可能吧』的語氣嘲弄我。

えー、うそーと言わんばかりの声色で少女は俺を馬鹿にしてくる。

我被惹怒了,無言地想要帶走企鵝,但少女抓住我的手臂把我拉住。

イラっときた俺は無言でペンギンを連れて行こうとするが、少女が俺の腕を掴んで引き留める。

「所以不要帶走牠!這是綁架!」

「だから連れていくでない! これは拉致だ!」

「只是要討伐一隻怪物而已。」

「モンスターを討伐するだけだ」

「說是怪物!?真是莫大的侮辱!恩塔是燕子!」

「モンスターだと!? なんたる侮辱! エンタは燕だ!」

「……嗯?」

「……ん?」

「咦?」

「む?」

我聽到少女那句無法輕易放過的話語,不由得愣住。

俺は少女の聞き捨てならないセリフに思わず固まる。

少女也因此停止了動作。

それを受けて少女も動きを止めた。

沉默持續了一會兒,我終於喃喃說出一句話。

しばし無言が続き、俺はようやく一言つぶやいた。

「燕子……?」

「燕……?」

「怎麼了?你沒有注意到嗎?恩塔從任何角度看都像燕子吧?」

「なんだ? 気づいていなかったのか? エンタはどこからどう見ても燕であろう?」

「不不,從任何角度看都是企鵝吧?」

「いやいやどこからどう見てもペンギンだろ?」

「不對!恩塔是燕子!」

「違う! エンタは燕だ!」

「怎麼看都是企鵝吧!?你以為這傢伙會飛嗎!?」

「どう見てもペンギンだろ!? こいつが飛べると思ってるのか!?」

「恩塔是因為太胖而飛不動的燕子!牠以前很苗條!」

「エンタは太りすぎて飛べなくなった燕だ! 昔はスリムだった!」

「太牽強了吧!?」

「無理があるだろ!?」

這不是苗條還是肥胖的問題。

スリムとか太っているとかの問題ではない。

燕子不會像企鵝那樣走路。至少我所知道的燕子不會做出那種奇怪的舉動。

燕はペンギンのような歩き方はしない。少なくとも俺の知っている燕はそんな奇怪な行動に出ることはない。

但少女絕不承認那一點。

だが少女は決してそれを認めない。

「哎呀!妾說是燕子就是燕子!妾最懂恩塔!」

「ええい! 妾が燕というからには燕なのだ! 妾が一番、エンタのことを知っているのだ!」

「發出啾啾的叫聲!」

「チュピー!」

「唉……是嗎。那就那樣吧。」

「はぁ……そうか。それならそれでいい」

「喔!?你懂了嗎!」

「おお!? わかってくれたか!」

「啊,明白了。不能飛的燕子是燕子的恥辱。為了燕子的名譽,把牠吃掉才對吧。」

「ああ、わかった。飛べない燕は燕の恥だ。食ってやるのが燕のためだろう」

「什麼!?」

「なにぃ!?」

驚訝之下,少女不由自主地放開了我的手臂。

驚愕して少女は思わず俺の腕を離す。

我趁隙衝向城堡,但跑沒多久就像撞到看不見的牆壁一樣摔倒了。

その隙に俺はダッシュで城へ向かおうとするが、少し走ったところで何もないところで壁にぶつかったようにして転んでしまう。

結界,而且是快速形成且相當堅固的。

結界、しかも高速で強固。

如果事先就有,我應該會注意到才對。

あらかじめあるなら俺が気づくはずだ。

「痛——!!我的鼻子啊……」

「痛っっ!! 鼻がぁ……」

「哼哼!惡人自有天譴!把恩塔還給我!」

「ふふん! 悪者には天誅が下るということだ! エンタは返してもらうぞ!」

「啾啾!!」

「チュピー!!」

掙脫我手臂的企鵝恩塔衝向那少女,被她抱了起來。

俺の腕から逃れたペンギン、エンタは少女の下に駆け寄っていて、少女に抱きかかえられる。

不行,如果現在讓牠逃了,上次的慘劇說不定會在帝都重演。

いかん、ここで逃がしたら前回の惨事が今度は帝都で起きかねん。

下次再被那種惡作劇弄到,我就沒命了。那隻企鵝就算不吃,也得在這裡先給我逮住。

次にあんな悪戯をされたら俺の命がない。あのペンギンは食べないまでもここで捕獲しておかねば。

「哼……好吧。交易就這麼定了。」

「ふっ……いいだろ。取引だ」

「交易?」

「取引だと?」

「……我倒是可以給妳一隻更可愛的動物。會說話,而且是超強的小熊。」

「……それよりも可愛い動物をくれてやる。喋るし、めっちゃ強い子熊だ」

雖然不是真正的熊,但外表像熊,應該沒問題吧。

まぁ本当の熊ではないが、見た目は熊だし問題ないだろう。

先把那傢伙交出,之後就算牠逃了也不算我的責任。

一度、あいつを引き渡し、その後に逃げ出しても俺の責任にはならん。

「會、會說話的熊!?真是稀奇!可、可愛嗎!?」

「しゃ、喋る熊だと!? なんと珍妙な! か、可愛いのか!?」

「孩子們會非常喜歡。」

「子供に大人気だ」

「什麼!?不、不不!妾對恩塔的愛意,絕非這等事物可撼動!」

「なんと!? い、いやいや! 妾のエンタへの愛情はそのようなもので揺るがぬ!」

「啊──是嗎。那我就把牠交給別人吧~」

「あー、そうか。じゃあ別のやつに渡しちゃおうかなー」

「啊……那個……若你真想要,妾也不介意借牠一天!但絕對不能吃牠!」

「ああ……そ、その……そ、そなたがどうしてもというなら一日だけなら交換してやらんこともないぞ! でも食べるのはなしだ!」

不知怎地,那少女竟以居高臨下的語氣說道。

なぜか上から目線で少女は告げてきた。

我嘆了口氣,帶著無奈的神情走向她。

俺はため息を吐いて、仕方ないといった様子で少女に近づく。

然後像是談妥了一樣,伸手去抓恩塔。

そして交渉成立とばかりにエンタに手を伸ばす。

然而。

だが。

「痛!?這企鵝咬我了!?」

「痛っ!? このペンギン、噛んだな!?」

「啾啾!!」

「チュピー!!」

「恩塔……你真討厭到那種程度嗎……饒恕妾,妾之前未能理解你的心意。那麼,剛才的事就此作罷!」

「え、エンタ……そこまで嫌なのか……許せ、そなたの思いを妾はわかっていなかった。ということで、今のはなしだ!」

說完,那少女抱著恩塔跑開了。

そう言って少女はエンタを連れて走り去っていく。

然而走了有一段距離後,似乎突然想起了什麼,她又回頭望向這邊。

しかし、ある程度の距離まで行くと何か思い出したのか、こちらを振り返る。

「對了!妾已記下汝之容顏!企圖吞噬妾友人的鬼物!此債妾會加倍討還!記住吧!」

「そうだ! 顔は記憶したぞ! 妾の友人を食べようとした鬼め! この借りは何倍にもして返してくれようぞ! 覚えておくがよい!」

少女如同現身時一般挺起胸膛,擺出一副傲慢的樣子,指著我大聲宣告。

少女は現れたときと同様に胸を張り、偉そうに指を突きつけて宣言する。

對此我一邊痛苦地甩著被咬的手,一邊回嘴說道。

それに対して、俺は噛まれた手を痛そうに振りながら返す。

「宣戰倒無妨,但你知道我住在哪裡嗎?」

「宣戦布告は結構だが、俺がどこに住んでるのか知ってるのか?」

「嗯?說得也是。說出你的名字來!妾總有一日會去報仇!」

「む? それもそうだ。名を名乗れ! いずれ仕返しに行く!」

她竟然以為會去報仇的人會自動說出自己的名字嗎?

仕返しに行くと宣言している奴に名を名乗る奴がいると思っているんだろうか。

反正她還把企鵝當燕子看,想必只是個單純的人吧。

まぁペンギンを燕と勘違いしている奴だし、純粋なんだろう。

真是個適合用「天真爛漫」形容的性格。

天真爛漫といった言葉が似合いそうな性格だしな。

「我沒什麼值得自報的名字。不過我可以告訴你住在哪裡。」

「名乗るほどの名はない。ただ住んでる場所は教えてやる」

「哦?居然誠實地告訴妾,真是有此良好品行!這也要歸功於妾平日的善行!」

「ほう? 妾に正直に教えるとはいい心がけだ! これも妾の日頃の行いがいいからだな!」

「為何會牽扯到你的日常行為……算了。我住在那裡。」

「なぜお前の日頃の行いにつながる……まぁいい。俺が住んでいるのはあそこだ」

我一邊說著,一邊指向遠處看得到的城堡。

そう言って俺は離れたところに見える城を指さす。

她看見後驚得身體往後仰,但我不為所動,繼續說道。

それを見て少女は驚いたように上体をそらすが、構わず俺は告げる。

「有本事就來吧。」

「来れるもんなら来てみろ」

「此挑戰妾接受!休要後悔!」

「その挑戦、受けた! 後悔するでないぞ!」

說罷,那少女便跑開了。

そう言って少女は走り去る。

目送她離去後,我嘆了口氣,輕聲喃喃。

それを見送り、俺はため息を吐きながら小さくつぶやく。

「尾隨她,確認她的藏身之處。那幾乎肯定就是仙姬。和她扯上關係會帶來不少好處。」

「後を追って居場所を特定しろ。ほぼ間違いなくあれが仙姫だ。関わっておけば、いろいろと都合がいい」

「是!」

「はっ」

說完這話,我對塞巴斯下達指示,便緩緩踏上了回城的路。

そう言って俺はセバスに指示を出すと、ゆっくりと城への帰路につく。

真是奇妙的緣分,不過也很湊巧。

まったく奇妙な縁もあるもんだ。しかし好都合でもある。

不過。

ただし。

「得想辦法別讓她和艾爾娜見面。」

「エルナとは会わせないようにしないとだな」

把這點銘記在心,我返回了城裡。

それだけを心に刻み、俺は城に戻ったのだった。