最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第一百三十二話 琳菲亞的煩惱・下
「是工作嗎?」
「仕事ですか?」
「嗯,只有你能幫忙。能稍微陪我一下嗎?」
「ああ、君にしか頼めないんだ。ちょっと付き合ってくれないか?」
「既然阿爾諾特殿下如此說,那我沒辦法拒絕。不過我得再告訴雷奧納特殿下一聲。」
「アルノルト殿下がそうおっしゃるなら否やはありません。ただレオナルト殿下にもお伝えしないと」
「我已經說過了,現在等你的回覆。因為有點麻煩,我會給你特別報酬,你覺得如何?」
「もう言ってある。君の返事待ちだ。ちょっと面倒だから特別報酬も出すし、どうだろう?」
「既然如此,我知道了。我會隨同前往。」
「そういうことでしたら承知致しました。お供させていただきます」
琳菲亞如往常一樣表情不變地回答道。
いつもどおり表情を変えないままリンフィアはそう返事をした。
這樣第一道關卡就算突破了。
これで第一関門は突破だな。
「那我們走吧。」
「じゃあ行くか」
「要去哪裡?打算做些什麼?」
「どちらへ? 何をなさるおつもりですか?」
「去冒險者公會帝都分部。我想試試冒險者的工作。」
「冒険者ギルド帝都支部にいく。冒険者の仕事をちょっとやってみようかと思ってね」
「殿下要做冒險者的工作?為什麼?」
「殿下が冒険者の仕事を? なぜですか?」
「父上叮囑我要保持體面。我想做些和平常不同的舉動,好提升評價。冒險者公會除了討伐魔物外,想必也會有些零碎的小委託吧?我打算去處理那些。」
「父上から品位を保てと言われてる。少しはいつもと変わった動きをして、評価をあげておこうと思ってね。冒険者ギルドにはモンスター討伐以外にも細々とした依頼も来るんだろ? それを解決しようと思う」
「這點倒是值得讚賞……但我不覺得殿下適合做這種事。」
「ご立派だと思いますが……殿下に向いているとは思えません」
這句話相當直接,真是琳菲亞的一貫作風。
リンフィアらしいストレートな物言いだ。
對她那番話我苦笑著回答「知道了」,然後走出房間。
その物言いに苦笑しながら、俺はわかってると答えて部屋を出たのだった。
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「一直在等您,阿爾諾特殿下。今天是想來體驗冒險者的工作,對嗎?」
「お待ちしておりました。アルノルト殿下。今日は冒険者の仕事をご体験したいということでよろしいでしょうか?」
一位熟悉的接待小姐這樣迎接了我。
馴染みのある受付嬢がそう俺を迎え入れた。
想必是城裡那邊先聯絡過吧。這種接待相當禮貌。不過在公會裡喝酒的冒險者們還是帶著些許驚訝看著我們。
城のほうから連絡がいったんだろう。なかなか丁寧な対応だ。しかし、ギルドで酒を飲んでいた冒険者たちは微かに驚きをもって見ている。
「喂,那不是個沒用的皇子嗎?」
「おい、出涸らし皇子だぞ?」
「體驗冒險者?是什麼怪念頭?」
「冒険者の体験? どういう風の吹き回しだ?」
他們的疑問倒也合情合理,但我沒必要特地解釋。
彼らの疑問はもっともだが、わざわざ説明する義理もない。
我不理會他們,對接待小姐輕輕點頭。接待小姐就帶我走向貼滿委託單的告示板。
無視して俺は受付嬢に軽くうなずく。すると受付嬢は俺を依頼の書かれた紙が貼られた掲示板へと連れていく。
「一般流程是從這裡張貼的委託中選擇想做的,然後去解決。」
「ここに張られている依頼から好きなものを選び、解決するというのが一般的な流れです」
「隨便都可以嗎?」
「何でもいいのか?」
「每個委託有適正等級,等級相差過大的冒險者接單時,公會會加以阻止。」
「適正ランクがあり、あまりにもそこから離れたランクの冒険者の受注はギルドのほうで止めさせていただいています」
「原來如此。哪一項委託最簡單?」
「なるほど。一番簡単な依頼は?」
「哪種算是簡單要看定義……但基本上,除討伐魔物以外的委託通常屬於較簡單的類別。」
「簡単な依頼というのがどういうものかによりますが……基本的にはモンスター討伐以外の依頼は簡単な分類に入るかと」
接待小姐拿起好幾張給我看。
受付嬢は何枚かを手に取って俺に見せてくる。
列著尋找走失寵物、調停爭執之類的市民煩惱。
迷子のペットの捜索や諍いの仲介。そういう市民の悩み事が並んでいた。
因為都是小事,報酬自然也相稱。
小さい事柄なため、当然報酬もそれに見合ったものだ。
這類委託看起來應該是由維持帝都治安的巡邏隊或守備隊管的,但似乎有人沒辦法等他們處理,所以來找公會。
こういう依頼は帝都の治安維持を司る警邏隊や帝都守備隊あたりの管轄な気もするが、彼らの対応を待ってられないという感じか。
「那就接這個、這個,還有這個吧。」
「それじゃあこれとこれ、あとこれも受注してくれ」
「總共三件。明白了。全部期限都是今天,這樣可以嗎?」
「全部で三つですね。かしこまりました。すべて期限は今日までですがよろしいですか?」
「嗯,今天之內會完成。」
「ああ、今日中に終わらせる」
「那我就為您辦理手續。另外,無論完成與否,都請回報公會。」
「では手続きを致します。あと、達成できた場合でも達成できなかった場合でもギルドまでご報告ください」
「沒問題的。會有A級冒險者支援跟進。」
「大丈夫だ。一応、A級冒険者がフォローしてくれるしな」
我這麼說著看向琳菲亞,但琳菲亞臉色有些沉重,顯然覺得這不是好主意。
そう言って俺はリンフィアを見る。だがリンフィアの顔はやや渋い。今回のことが良策とは思えないんだろう。
那也是。說要保持體面,做的卻是連公會裡的冒險者都不太願意接的枯燥差事,做了也不會提升我的名聲。
そりゃあそうだ。品位を保つといいながら、やっているのは冒険者ギルドにいる冒険者でもなかなか手を出さない地味な仕事。やったところで俺の評判は上がらない。
不過這樣也好。
だがそれでいい。
「你一臉不滿啊?」
「不満顔だな?」
「現在也還不遲,不如換做別的事如何?」
「今からでも遅くありません。別のことに切り替えては?」
「這樣就好。只要有在冒險者公會體驗過冒險者的事實,父上就不會抱怨,內容無所謂。」
「いいんだよ、こんなもんで。冒険者ギルドで冒険者の体験をしたという事実があれば、父上も文句は言わない。内容はどうでもいいんだ」
「殿下。那個委託並不像您想的那麼好接,既單調又報酬低,而且麻煩多,沒人願意接受。」
「殿下。殿下が考えているほどあの依頼は甘くはありません。地味で報酬も低いうえに、いろいろと厄介なので誰も受けないんです」
「也許吧。不過正因為有你在,我就靠你了。」
「かもな。でもそのために君がいる。頼りにしてるよ」
我以輕鬆的語氣對林菲亞說道。
俺はお気楽な感じでリンフィアに声をかける。
另一方面,林菲亞輕輕嘆了口氣。顯然有些無奈。不過,這也沒關係。
一方、リンフィアのほうは小さくため息を吐いている。これは呆れているな。でもまぁそれでいい。
那樣反而比較方便。
そっちのほうが都合がいい。
「殿下,準備已經就緒。首先是在某位伯爵家打掃房間。」
「殿下。準備が整いました。まずはとある伯爵の家で部屋の掃除です」
「了解了。」
「了解した」
說了這句話後,我興高采烈地離開公會出發了。
そう返事をして俺はギルドを意気揚々と出発するのだった。
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「一開始還真輕鬆的。」
「最初は楽勝だな」
「關於貴族相關的事,還是別太掉以輕心比較好。」
「貴族関連はあまり甘くみないほうがよろしいかと」
「不,簡單得很。去了就知道。」
「いや楽勝だよ。行けばわかる」
我這麼說著便朝某伯爵的宅邸走去。
そう言って俺はとある伯爵の屋敷へ向かう。
那裡是我以前來過的宅邸。
そこは前も来たことのある屋敷だった。
「這裡好像是……」
「ここは確か……」
「是現任工務大臣貝爾茲伯爵的宅邸吧。」
「現工務大臣、ベルツ伯爵の屋敷だな」
我說完便不等許可直接進入宅邸。
そう言って俺は許可も待たずに屋敷へ入る。
管家看到我的身影後慌忙去叫主人過來。
すると俺の姿を見た執事が慌てて主人を呼んできた。
「殿下!?請問這次有何貴幹!?」
「で、殿下!? 此度は何の御用でしょうか!?」
「啊,好久不見了,貝爾茲伯爵。其實現在冒險者公會有個冒險者體驗活動,我是來接您的委託的。」
「ああ、久しいな。ベルツ伯爵。実は今、冒険者ギルドで冒険者体験ということをやっててな。あなたの依頼があったので受けにきた」
「我、我的委託竟然是殿下要來做!?不、不、不用了!實在抱歉!我會立刻把委託取消!」
「わ、私の依頼を殿下が!? け、け、結構です! 申し訳ありません! すぐに依頼を取り消しますので!」
「反正就是要把前妻的房間整理吧?沒關係,帶路吧。」
「どうせ元妻の部屋を片付けてほしいって話だろ? いいさ。案内してくれ」
「是、是那樣沒錯……這樣真的可以嗎?」
「そ、そのとおりですが……よろしいのですか?」
「既然說可以我才來的。快帶路吧。」
「よろしいから来たんだ。さぁ案内してくれ」
「是……那這邊請。」
「はい……ではこちらです」
貝爾茲伯爵帶著惶恐的神色,領我前往前妻的房間。
ベルツ伯爵は恐縮した様子で俺を元妻の部屋へ案内していく。
被帶到的房間很寬敞,而且裝飾過於繁複,顯得多餘。
案内された部屋は広かった。しかも無駄に装飾が凝っている。
到處還散落著藝術品和裝飾品,彷彿像是野獸暴走過後一般。
さらにはあちこちに美術品や装飾品が転がっている。まるで獣が暴れた後みたいだ。
「真是一片狼藉啊。」
「ひどい有様だな」
「前妻離開時把房裡東西都弄得一團糟……還留下話說若有人碰那些東西就會下詛咒……家裡的人也不敢靠近。」
「元妻が出ていく際に暴れたままでして……そのときに部屋の物に触れたら呪うと言い残していまして……家の者たちも近づきたがらないのです」
「原來如此。難怪會找冒險者公會。那麼,就趕快把它們收拾乾淨吧。」
「なるほど。だから冒険者ギルドに依頼したのか。さて、じゃあさっさと片付けるか」
「拜託了。我想把這裡的東西全部賣掉。」
「お願いいたします。ここにある物はすべて売ってしまおうと思っていますので」
「知道了,先都集中放在一處。」
「わかった。一か所にまとめておこう」
「謝謝您。」
「ありがとうございます」
貝爾茲伯爵說完低下頭,依舊謙恭有禮。就算當上工務大臣也絲毫沒變。
そう言ってベルツ伯爵は頭を下げる。相変わらず腰の低い人だ。工務大臣になったというのにいっこうに変わらないな。
一邊這麼想,我環顧房間。並非比喻,黑色的霧氣正從各處滲出。
そんなことを思いつつ、俺は部屋を見渡す。比喩でもなんでもなく黒い靄があちこちから漏れている。
毫無疑問,這裡的物品都被下了詛咒。前妻果然性格不好,是故意留下東西想詛咒碰觸的人嗎?
間違いなくここにある物には呪いがかけられている。元妻はやはり性格が悪いな。わざと物を残して、触った者を呪うつもりか。
話雖如此,現在才發現會顯得不自然。我毫不猶豫伸手去拿那件藝術品,卻被琳菲亞立刻用插在鞘裡的劍擋下。
とはいえ、ここで気づいては不自然だ。俺は躊躇せずに美術品に手を伸ばす。だがすぐにリンフィアがそれを鞘に入った剣で防いだ。
「怎麼了?」
「どうした?」
「請等一下」
「お待ちを」
說罷,琳菲亞拔出劍,輕輕碰觸那件藝術品。藝術品對她的魔劍產生反應,迸出一陣小小的火花。
そう言ってリンフィアは剣を抜くと美術品に軽く触れさせる。すると、リンフィアの魔剣に反応して美術品がバチッと小さな火花を散らした。
見狀,貝爾茲伯爵驚訝得瞪大了雙眼。
それを見てベルツ伯爵が目を見開く。
「這、這是……!?」
「こ、これは……!?」
「這是一種會對接觸者施以輕微電擊的魔法,通常被歸為所謂的『詛咒』類魔法。」
「触れた者に軽度の電撃を食らわせる魔法ですね。一般的には呪いと言われる類の魔法です」
「那、那個女人……!竟然做到這種地步!?」
「あ、あの女……! そこまで!?」
「啊,差點就危險了……謝謝妳,琳菲亞。」
「あ、危なかったな……ありがとう。リンフィア」
「不……殿下。這正是冒險者不願接這類委託的原因。委託人若未察覺,將以低額低等級刊出委託,到了現場才發現其實是高等級的情形時有發生。伯爵,請向冒險者公會說明詳情,這樣才會有具魔法知識的冒險者前來處理。」
「いえ……殿下。これが冒険者がこの手の依頼を受けたがらない理由です。依頼者が気づかずに低額低ランクで出した依頼に行ってみたら、実は高ランクだったということがあるからです。伯爵、冒険者ギルドに詳細を説明してください。そうすれば改めて魔法の知識がある冒険者が来るはずです」
「啊、啊啊。非常抱歉。我會那麼做。殿下,也請見諒……」
「あ、ああ。申し訳ない。そうしよう。殿下も申し訳ありません……」
「不,這不是伯爵的錯。女人的怨念可真可怕啊……」
「いや、伯爵のせいじゃない。女の恨みというのは怖いな……」
我一邊告訴伯爵別放心上,一邊離開了房間。
伯爵に気にするなと言いつつ、俺は部屋を出る。
琳菲亞大概能處理那件藝術品,但如果要在不留下傷痕的前提下只解除詛咒,還是需要魔導師。
リンフィアならおそらく美術品も処理できるだろうが、傷もつけずに呪いだけ解くとなれば魔導師が必要だ。
重新檢視委託內容應是妥當的。雖然只是個巧合,但幸好我來了;要是僕從們沒警覺就去碰,恐怕會有人受傷。
依頼内容の見直しが妥当だろうな。偶然ではあるが、俺が来てよかったな。使用人たちが怖がらずに触っていたら怪我人が出ていた。
「殿下,您這下應該明白了吧?冒險者的工作沒有簡單的事情。」
「殿下、これでお分かりでしょう? 冒険者の仕事に簡単なものはありません」
「嗯,我太大意了。但既然接了,就只能做下去。抱歉,能請妳陪我一趟嗎?」
「ああ、俺が甘かったな。けど、受けた以上はやるしかない。申し訳ないんだが付き合ってもらえるか?」
「那沒問題,但不要輕率動手。任何情況下都別去碰,明白嗎?」
「それは構いませんが、迂闊に手は出さないでください。何にもです。いいですね?」
我對琳菲亞的忠告連連點頭。
リンフィアの忠告に俺は何度も頷く。
離開貝爾茲伯爵的宅邸後,我和琳菲亞去了大街上的一家店,調停隔壁兩家店主的爭執。
その後、ベルツ伯爵の屋敷を後にした俺とリンフィアは大通りのとある店に行き、隣接する店の店主同士の諍いを仲介することになった。
雙方互相指責對方搶客、導致營收下滑,根本不聽我的勸說;但琳菲亞冷靜又細緻地分析兩家的特色,說明雙方的客群其實並不重疊,原本像被怒火吞噬的店主們竟然像寵物般安靜下來。
互いに向こうが自分の店の客を奪っており、売上が落ちたと主張し、俺の言うことなんてまったく聞かない状態だったが、リンフィアがすぐに互いの店の特徴を分析して互いの客層が被っていないことを冷静に、そして丁寧に説明すると、怒り狂ったモンスターみたいだった店主たちはペットのように大人しくなってしまった。
最後得出的結論是,營收下滑是因為最近的動盪讓旅客減少;琳菲亞又解釋說即將迎來即位二十五周年,生意應該會回升,店主們竟出人意料地心服口服地和解了。
結局、売上が落ちたのは最近の混乱で旅行客が減ったからだという結論になり、そろそろ即位二十五周年が近いから売上は戻るはずだとリンフィアが説明すると店主たちは驚くほど素直に納得して和解した。
那件事結束後,我們又去幫忙照看一位貴族家的狗。不過那隻狗任性得難以管教,根本不聽話。
そこが終わると今度は貴族の家にいる犬の面倒を見ることになった。しかし、犬は手が付けられないくらい我儘でまったく言うことを聞かなかった。
但琳菲亞面無表情地拔出魔劍,將其變形為長槍,施以睡眠效果,讓牠沉沉睡去。
だが、リンフィアは冷ややかな表情で魔剣を抜き、槍へと変化させて眠りの効果で眠らせてしまった。
結果,那隻狗就一直睡到主人回來為止。
結局、犬は主人が戻ってくるまで眠りっぱなしだった。
「就這樣結束了嗎……真累。」
「これで終わりか……疲れた」
「雖然三件委託都完成了,但報酬微薄。怪物討伐會被優先,這是最大的原因;如果付出與回報不成比例,誰也不想接這種活。」
「三つの依頼を終えましたが、報酬は微々たるものです。モンスター討伐のほうが優先されるのはそこが一番の要因です。苦労に見合わないなら誰も受けたくありませんからね」
「完全懂。精神上很疲憊。這種事若不多給報酬,根本不划算。」
「よくわかる。精神的に疲れた。これはもっと貰わないと割に合わない」
一邊聊著這些,我和琳菲亞回到帝都支部,提交今日的報告。
そんな話をしながら俺とリンフィアは帝都支部に戻って今日の報告をした。
大概是積壓已久的委託吧。三件裡解決了兩件,另有一件在重新檢視後改成了高額委託。
たぶんずっと溜まっていた依頼だったんだろう。三つのうち二つが解決され、一つは依頼内容が改められて高額依頼へと変わった。
接待小姐從頭到尾都心情很好。她真會運用手段,要是只有我一人可能不會冒這種險,但有A級冒險者琳菲亞跟著,等於能以低價使用到A級冒險者。
受付嬢は終始ご機嫌だった。上手く使われたな。これが俺だけならそんな無茶はしないんだろうが、A級冒険者であるリンフィアがフォローにつく以上、格安でA級冒険者を使えるようなもんだ。
說到底,不會耍這套手腕也做不了公會的接待小姐吧。
まぁそれぐらいできなきゃギルドの受付嬢なんてできないか。
「這樣委託就完成了。這是本次的報酬。」
「これで依頼は完了です。これが今回の報酬となります」
接待小姐這麼說著,遞上微薄的報酬。花了一整天換來這點,實在讓人覺得辛苦。
そう言って受付嬢は微々たる報酬を渡してくる。一日かかってこれではかなり辛い。
某種意義上也許能在人性上獲得成長,但並不會讓人作為冒險者變得更強。難怪沒人願意接這種事。
ある意味人間的には成長できるかもしれないが、冒険者として強くなるわけじゃないし。そりゃあ誰もやりたがらないわな。
我默然點頭接過報酬,隨即與琳菲亞一同離開帝都支部。
納得しながら俺は報酬を受け取り、そのままリンフィアと共に帝都支部を後にする。
然後我們兩人上了馬車,朝城裡前往。
そして二人で馬車に乗って城へと向かうこととなった。
「今天真是抱歉,添了不少麻煩。」
「今日はすまなかった。迷惑ばかりかけた」
「沒關係,那是我的工作。」
「いえ、それが私の仕事ですから」
琳菲亞照例沒有改變表情,淡淡地應了一句。我對她那副模樣苦笑,從懷裡掏出早已準備好的袋子遞給她。
いつもどおり表情を変えずにリンフィアは淡々と呟く。そんなリンフィアに苦笑しつつ、俺は懐から用意していた袋を取り出してリンフィアに渡す。
「這是什麼?」
「これは?」
「這是今天的特別報酬。總之那次冒險者體驗算是成功了,有了這個父上也應該不會再對我說什麼了吧。只要能表現出想提升聲望的態度就沒問題。」
「今日の特別報酬だ。なんだかんだ冒険者の体験は成功できた。父上もこれで俺に文句は言わないだろう。評判をあげようとする姿勢さえ見せれればそれで問題はないからな」
「那麼我想應該有更簡單的方法吧……」
「それならもっと簡単な方法があったと思いますが……」
說著,林菲亞對那個比想像中還重的袋子感到疑惑,然後把袋子打開。
そう言いながらリンフィアは思った以上に重たい袋を疑問に思い、その袋を開く。
接著看到裡頭的金額,她瞪大了眼睛。
そしてそこに入っていた金額に目を見開く。
「這麼多金幣!?我不能收下!」
「金貨をこんなに!? いただけません!」
「完成委託的是林菲亞,且我的護衛也盡到了責任。雖然給妳添了麻煩,但我認為這是合理的。」
「依頼をこなしたのはリンフィアだし、俺の護衛も完璧だった。迷惑もかけたし、妥当だと思うぞ」
「即便如此我也不能收下!已經收得足夠了!」
「それでもいただけません! すでに十分頂いています!」
「所以這是特別獎勵。我又提出了無理的要求,請收下吧。」
「だから特別報酬さ。無理を言ったし、貰ってくれ」
我這麼說著,把袋子推給林菲亞。
そう言って俺はリンフィアに袋を押し付ける。
林菲亞露出困惑的表情,微微猶豫著開口。
リンフィアは困惑した表情を浮かべたあと、微かに躊躇いながら口を開く。
「是故意的……嗎?」
「わざと……ですか?」
「你指的是什麼?」
「なにがだ?」
「殿下是為了給我特別獎勵,故意安排那麼麻煩的冒險者體驗嗎?因為您知道我的煩惱?」
「私に特別報酬を与えるためにわざと面倒な冒険者体験をなさったのですか? 私の悩みを知っていたから」
「想太多了。我不會做那種事的。」
「考えすぎだ。そんなことしないさ」
「殿下的話,很有可能會做出這種事。」
「殿下ならやりかねません」
『真敏銳啊,沒那麼容易被騙到。』
鋭いなぁ。簡単には騙されてはくれない。
對於表現出『既然如此更加不能接受』態度的林菲亞,我嘆了口氣,低聲說道。
そういうことならなおのこと受け取れません、という姿勢を見せるリンフィアにため息を吐き、俺は呟く。
「克莉絲塔還很小的時候便失去了母親。扶養那個孩子的是我母親,我和雷歐也都很疼她。但她大概仍希望親姊莉澤姊姊能在身旁吧,偶爾會看起來很寂寞。在克莉絲塔的生日,莉澤姊姊每年都會寄禮物給她。說實話,那些禮物常常缺乏品味,但克莉絲塔看起來很開心——能收到姊姊的禮物讓她感受到與姊姊的羈絆。所以希望妳能用那筆錢幫她買禮物。這是我們的歉意,因為把妳從妹妹身邊帶走的是我們。」
「まだまだ幼い頃にクリスタは母親を失った。そんなクリスタを育てたのは俺の母で、俺とレオもクリスタを可愛がった。だが、やっぱり実の姉であるリーゼ姉上には傍にいてほしかったんだろう。ときおり寂しそうにしていた。そんなクリスタの誕生日にリーゼ姉上は毎年プレゼントを送っていた。正直、いつもセンスに欠けているプレゼントだったけど、クリスタは嬉しそうだった。姉からプレゼントが来るのが嬉しかったんだ。姉との絆を感じられるから。だからそのお金でプレゼントを送ってあげてほしい。これはお詫びなんだ。君を妹から引き離してしまってるのは俺たちだからな」
「什麼道歉……殿下救了我的妹妹。您對我這個沒有義務去幫助的人給予最大限度的支援,現在還領著與工作不相稱的報酬。我在這裡就是為了回報那份恩情,殿下無須道歉。」
「お詫びなんて……殿下は妹を助けてくださいました。助ける義理のない私に最大限の支援をしていただき、今も働きに見合わない報酬を頂いています。私はその恩に報いるためにここにいます。殿下が詫びることなど何もありはしません」
「救妳妹妹的是雷歐他們。我只是從後方出錢而已。說實話,我沒有覺得自己很有用,但那是我唯一能做的事,現在也是如此。我不能讓妳去邊境,因為沒有人可以代替妳。所以至少讓我做這點支援吧。」
「君の妹を助けたのはレオたちだ。俺は後ろで金を出しただけ。正直、役に立てたという実感はない。けど、それしかできないんだ。今もそうだ。君を国境に行かせることはできない。君の代わりはいないからだ。だからせめて、そのぐらいの支援はさせてほしい」
「但是……」
「ですが……」
「那就這樣吧。這是對未來的投資。我相信妳將來會有讓我也驚訝的表現。我願意對妳投資,總有一天用妳的工作來回報我。」
「じゃあこうしよう。それは未来への投資だ。君はいずれ俺も驚く活躍をしてくれると信じてる。そんな君に俺は投資しよう。いつか働きで返してくれ」
說完後林菲亞沉思片刻,然後靜靜地低下頭。
そう言うとリンフィアはしばし考えたあと、静かに頭を下げた。
「――我明白了。阿爾諾特殿下,這筆錢就由我代為保管。我一定會以工作來回報您。」
「――わかりました。アルノルト殿下、このお金は預からせていただきます。必ず働きでもってお返しいたします」
「即便現在的表現已經足以令人滿意了,但我還是抱有期待。」
「今でも十分すぎるほどの働きだけどな。でも期待するとしよう」
說完後林菲亞露出歉意的表情。她對自己的評價並不高,而我對她的評價則相當高。
そう言うとリンフィアは申し訳なさそうな表情を浮かべる。リンフィアの自己評価はそこまで高くない。こちらは相当高くリンフィアを評価してるんだがな。
那正是林菲亞的優點:不驕不躁,所以不會掉以輕心;不掉以輕心,自然不會有失誤。
まぁそこらへんがリンフィアのいい点だ。驕らないから油断しない。油断しないから取りこぼしがない。
她總能把預期之內的工作做好,是勢力不可或缺的人才。
これくらいはやってくれるだろうという仕事を必ずやってくれる。勢力に欠かせない逸材だ。
想到這裡,我輕輕苦笑。
そう考えたとき、俺は軽く苦笑する。
「說起來,要叫我阿爾諾特殿下到什麼時候?」
「そういえば、いつまでアルノルト殿下なんだい?」
「你說的『到什麼時候』是指?」
「いつまでというのは?」
「你不是說過在去南部之前會改稱呼嗎?」
「南部に行く前に呼び方を変えるって言ってただろ?」
「啊……」
「あ……」
對林菲亞來說還真少見,她大概是忘了吧。
リンフィアにしては珍しい。忘れていたんだろうな。
對勢力來說與重要人員保持距離是不可取的,我笑著說。
勢力に必要な人材と距離があるのはいただけない。俺は笑いながら告げる。
「差不多別再叫我『殿下』了好嗎?甚至連『樣』也不用了。」
「そろそろ殿下ってのはやめてくれないか? なんなら様もいらないんだが」
「那、那個我做不到……」
「そ、それは私にはできません……」
看著慌張的林菲亞,我苦笑。
慌てた様子のリンフィアを見ながら俺は苦笑する。
以林菲亞的個性來說,直接叫我名字確實很難吧。
リンフィアの性格的に俺を呼び捨てにするのは確かに難しいだろうな。
琳菲亞沉思了一會兒,然後輕聲喃喃道。
リンフィアはしばらく考え込んだあと、小さく呟く。
「那、那麼……今後可以讓我稱呼您為阿爾諾爾特大人嗎?」
「で、では……これからはアルノルト様と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?」
「不是叫阿爾大人嗎?」
「アル様じゃないのか?」
「那、那種稱呼我做不到……」
「そ、そのような呼び方はできません……」
「那真是可惜。嘛,至少你已經從稱呼我為『殿下』的階段畢業了,這也算是一件好事吧。我並不太喜歡被叫作『殿下』,那種稱呼不太適合我的個性。」
「それは残念だ。まぁ、殿下から卒業しただけ良しとしようか。あんまり好きじゃないんだ。殿下って言われるのは。そんな柄じゃないしな」
說完後,我向琳菲亞伸出右手。
そう言ったあと俺は右手をリンフィアに差し出す。
接著。
そして。
「今後也請多多關照,琳菲亞」
「改めてこれからもよろしく。リンフィア」
「……是的,阿爾諾爾特大人」
「……はい。アルノルト様」
說著,琳菲亞柔和地微笑,握住了我的右手。
そう言ってリンフィアは柔らかく微笑んで俺の右手を握ったのだった。