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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第118話 各自的戰鬥

「別讓他逃走!」

「逃がすな!」

在雷奧的指示下,內爾貝·里特等人追趕克魯格。

レオの指示を受けてネルベ・リッターたちはクリューガーを追う。

然而,一支騎士隊伍從中插入,擋住了他們的去路。

しかし、彼らを阻む形で騎士の一団が間に割って入ってきた。

騎士與內爾貝·里特交戰之際,雷奧與克魯格的視線交會。

騎士とネルベ・リッターの戦いの最中、レオとクリューガーの視線が交差する。

「我絕對不會讓你逃走!」

「あなたは絶対に逃がさない!」

「哼!你以為這座城裡有多少騎士?看起來帶了精銳,但憑寡兵無法攻下城池!」

「ふん! この城にどれほどの騎士がいると思っている! 精鋭を連れてきたようだが、寡兵で城は落とせん!」

「別小看我。」

「舐めないでいただこう」

說罷,拉斯揮舞雙劍,將騎士斬開。

そう言ってラースが二本の剣を振り回して、騎士たちを切り裂いていく。

克魯格見狀立刻轉身露出背影開始撤退。

その様子を見てクリューガーはすぐに背中を見せて逃げ始める。

雷奧等人留下部分小隊,沿著拉斯開出的通道追了上去。

レオたちは一部の小隊を残し、ラースが切り開いた道を通ってクリューガーの後を追った。

「他們是往上層去的吧?」

「目指しているのは上階ですね」

「應該有些東西吧,畢竟他是札朵拉姊姊的伯父。」

「なにかあるんだろうさ。なにせザンドラ姉上の伯父だからね」

「無所謂,既然來到這裡就直接突破。」

「関係ねぇ。ここまで来たら突破するだけだ」

說著,齊格爬上雷奧的背上。

そう言ってジークはレオの背中によじ登る。

拉斯見狀嘆了口氣。

それを見てラースがため息を吐く。

「竟敢騎在殿下身上,可真是好命啊。」

「殿下に乗るとはいい御身分で」

「腿短而已。好啦我會幹活的,饒了我吧。」

「足が短くてな。まぁ働くから勘弁してくれ」

「好吧,到時就靠你了。」

「いいさ。その時は頼むよ」

雷奧毫不在意地接過齊格,繼續奔跑。

気にした様子もなくレオはジークを受け入れて、そのまま走り続ける。

內爾貝·里特的成員也沒再多說什麼。

ネルベ・リッターの面々もそれ以上は何も言わなかった。

這裡是戰場,大家都知道既然雷奧不在意,多說無益。

ここは戦場であり、レオが気にしないのに余計なことを言うだけ無駄だとわかっているからだ。

「左側來了敵兵!」

「左から敵兵!」

「第三、第四小隊!給我擋住!」

「第三、第四小隊! 食い止めろ!」

「是!」

「はっ!」

在拉斯的指示下,又有小隊分頭去牽制敵人。

ラースの指示を受けて、また小隊が足止めに分かれていく。

一旦停下腳步便會被人數碾壓,縱使要消耗更多人手,雷奧他們也只能往前進。

足を止めれば数の暴力で進めなくなる。少数をさらに削りながらでも、先に進むしかレオたちにはないのだ。

即便如此,雷奧還是帶著擔憂送別那些去阻止敵人的士兵。

それでもレオは足止めに向かう兵士たちを心配そうに見送る。

這時,有一名士兵對雷奧說道。

そんなレオに対して一人の兵士が告げる。

「不用掛念。我們已經做好了一切覺悟,站在這裡。」

「気遣いはご無用です。我々は何もかも覚悟してこの場にいますから」

「……你的名字是?」

「……君の名は?」

「我是貝倫特·雷爾納少尉。」

「ベルント・レルナー少尉です」

「這名字我聽過。哥哥說過,好像是最早自願來的人。」

「その名前は聞いたことがある。兄さんが言ってた。一番早くに志願してくれた人だとか」

「是!我覺得值得賭命。請您只顧看前方,開路的事交給我們。」

「はっ! 命を賭けてもよいと思いましたので。ですから前だけ見ていてください。露払いは我々が」

「……知道了。背後的事就交給你們了。」

「……わかった。背中は任せる」

「交給我們。」

「お任せを」

在雷爾納和雷奧交談時,坐在雷奧背上的齊格察覺到異樣,開始戒備周圍。

そんな会話をレルナーとレオがしていると、レオに乗っかっていたジークが何かを察知して周囲を警戒し始める。

「小心,感覺不太對勁。」

「気をつけろ。嫌な雰囲気だ」

「冒險者那種不好的氣息,真讓人毛骨悚然呢。」

「冒険者の嫌な雰囲気というのはゾッとしますね」

拉斯一邊說著,似乎也感受到同樣的氣息,便命大家提高警戒。

ラースは言いながら自分も同じような雰囲気を感じ取ったのか、全員に警戒を徹底させる。

那裡有某種存在,讓人必須把警戒置於速度之上。

速度よりも警戒を優先させる何かがそこにいる。

ラース和ジーク察覺到了那股不對勁的氣息。

そんな雰囲気をラースとジークは感じ取ったのだ。

而且他們的判斷果然沒錯。

そしてそれは間違っていなかった。

從レオ等人所在的通路旁傳來巨大的聲響與震動。

レオたちがいる通路の隣から大きな音と振動が響いた。

那聲響正越來越靠近。

それはどんどん近づいてくる。

「散開!」

「散れ!」

接到ラース的指示,所有人離開了原地。

ラースの指示を受け、全員がその場を離れる。

過了一拍,通路的牆壁被撞破。

それから一拍置いて、通路の壁が破壊された。

「發出震天的咆哮!!」

「ヴォォォォォォォォ!!!!」

「什麼!?」

「なんだ!?」

「小心!」

「気をつけろ!」

ネルベ・リッター的士兵們立刻戒備起來。

ネルベ・リッターの兵士たちが身構える。

然後,它從塵煙的另一側現身。

そして土煙の向こうからそれは現れた。

體長約二米半,身軀寬厚,佔據了較寬通路的大約一半。

体長は二メートル半ばほど。横幅は広く、大きめの通路の半分ほどを塞いでしまっている。

令人驚訝的是它竟然是人類,但看起來無疑就是個怪物。

驚くべきことにそれは人間だった。ただし、どう見てもモンスターにしか見えなかったが。

「真令人吃驚,這城居然養著怪物呢。」

「こりゃあ驚いた。この城はモンスターを飼ってるらしいな」

「現在不是開玩笑的時候!準備迎戰!」

「冗談言ってる場合じゃない! 構えるんだ!」

レオ沒有搭理ジーク的輕口,便下達了命令。

ジークの軽口に付き合わず、レオがそう指示を出す。

但被ジーク攔下了。

しかし、それをジークが制した。

「別動。對付這種傢伙靠人數來取勝可不是好方法。」

「やめとけ。こういう奴には数でどうこうするのは得策じゃねぇ」

說完後,ジーク從レオ身上跳下,舉起長槍,擋在那個如怪物般的男人面前。

そう言うとジークはレオから下りると槍を構えて、そのモンスターのような男の前に立ちはだかる。

然後。

そして。

「走吧。這個交給我來對付。」

「行け。こいつの相手はオレがする」

「ジーク……你一個人沒問題嗎?」

「ジーク……一人で平気かい?」

「多此一問。對付怪物本來就是冒險者該做的事,交給我吧。」

「愚問だな。モンスターの相手は冒険者がするって決まってんだ。任せておけ」

聽了ジーク的話,レオ向ラース點了點頭。

ジークの言葉を受けて、レオはラースに向かって頷く。

ラース明白了意圖,對部下下達了命令。

ラースは意図を理解し、部下たちに指示を出す。

「後方被分斷的部隊迂迴前往,牽制敵人!其餘人跟上!」

「後方で分断された部隊は迂回して、敵の足止めに当たれ! 残りはついてこい!」

在帝都城的圖書室裡,他們已經取得了這座城的地圖。

帝都の城にある図書室で、この城の地図は手に入れている。

ネルベ・リッター的人早已把地圖都記在腦中。

ネルベ・リッターの面々はそれをすべて頭にいれていた。

因此,接到指示的士兵們很快開始移動。

それゆえ、指示を受けた兵士たちは手早く移動を開始する。

「ジーク!小心!」

「ジーク! 気を付けて!」

「你們也要當心。說不定那邊還有跟這傢伙差不多的東西。」

「そっちもな。これと似たようなのがいるかもしれねぇぜ」

「到時候再說吧。」

「そのときはそのときだよ」

對レオ的回應苦笑後,ジーク目送著他們離去。

レオの返しに苦笑しつつ、ジークはレオたちを見送る。

接著將視線轉向眼前的那名男子。

そして目の前の男に視線を向ける。

「是魔法還是藥物……不管是哪一樣,都不是正常人類。可憐歸可憐,但我沒閒功夫手下留情。我要認真出手了,懂嗎?」

「魔法か薬か……どっちにしろまともな人間じゃねぇな。哀れだが、手加減してやれるほど暇じゃないんだ。本気でいくぞ?」

「發出低沉的咆哮!!」

「ヴォォォォォォォォ!!」

那名男子吼叫著回應ジーク的話。

男は叫んでジークの言葉に応じる。

ジーク將長槍指向那名男子,然後突然消失。

ジークは槍を男へと向けると、突然姿を消した。

「發出帶著疑問的低吼?」

「ヴォ?」

「看來連疼痛也麻木了呢」

「痛みにも鈍いらしいな」

這麼說著,齊格站在那名男子的身後。

そう言ってジークは男の後ろに立っていた。

那把長槍的槍尖沾滿了大量鮮血。

その槍の先には大量の血がついていた。

男子帶著不解看了看,然後慢慢望向自己的左手,因為他試著動卻動不了。

男は不思議そうにそれを見たあと、ゆっくりと自分の左手を見る。動かそうとしても動かなかったからだ。

那隻左手在肘部幾乎被切斷,垂掛著搖晃著。

その左手はひじの部分で半ば切断されており、ぶらりとぶら下がっている状態だった。

男子發出低沉而驚愕的吼聲。

「ヴォォォォォ!!??」

「遲鈍的傢伙。關節看起來很脆弱,就讓我把它削掉。上來吧。」

「とろい奴だ。関節部は弱そうだし、削り取ってやる。かかってきな」

被齊格的挑釁激怒,男子用全力揮舞右手。僅憑那一下便把地板破壞,但齊格輕巧一躍,雙腳踩上天花板。

ジークの挑発を受けて、男は右手を力いっぱい振り回す。それだけで床が破壊されるが、ジークは軽やかに跳躍して、天井に足をつける。

他以那裡為踏點攻向男子,落地的同時又再次躍起。

そしてそれを足場にして、男に攻撃する。さらに着地と同時にまた跳躍。

齊格像個不停彈跳的球般連續跳躍,不斷攻擊男子防守薄弱處,終於在男子無法動彈時發動最後一擊。

まるで跳ね回るボールのように跳躍し続けるジークは、どんどん男の防御が弱いところを攻撃していき、やがて動けなくなった男に向かって最後の攻撃を仕掛けた。

齊格怒喝一聲,猛然出擊!

「てりゃぁぁぁぁ!!」

男子發出痛苦又驚愕的哀號。

「っっっっ!!??」

齊格的長槍斬飛了他的頭顱。

ジークの槍が首を刎ね飛ばす。

帶著沉重的聲響,男子的頭顱落在地板上。

どっしりと重たい音を立てて男の首が床へと落ちる。

「抱歉,我可不是會想著怎麼救人的老好人。」

「悪いな。救う方法を考えるほどオレはお人よしじゃねぇんだ」

話是這麼說,齊格卻沉重地望著男子的屍體。

そうは言いつつ、ジークは沈んだ様子で男の亡骸を見る。

「把人變成像怪物一樣……真是荒唐透頂。」

「人間をモンスターみたいにしちまうなんて……ふざけた話だ」

齊格帶著怒氣低語,將目光投向聽到聲響而趕來的騎士部隊。

怒気を含んだ声で呟いたジークは、音を聞きつけてやってきた騎士の部隊に目を向ける。

「是熊!」

「熊だぞ!」

「就是通報中提到的敵人!」

「報告のあった敵だ!」

騎士們拔劍向齊格逼近,但齊格只是靜靜地將長槍指向他們。

騎士たちは剣を抜いてジークに近づくが、ジークは静かに槍を向ける。

光是那樣,騎士們就冷汗直流,停下了腳步。

それだけで騎士たちは冷や汗をかいて足を止めた。

「從這裡往前禁止通行,回去吧。」

「ここから先は通行止めだ。引き返しな」

「嗚……」

「うっ……」

「可惡!給我前進!!」

「くっ! す、進め!!」

一名騎士鼓起勇氣向前,卻被齊格無表情地貫穿胸膛。

一人の騎士が勇気を振り絞って前に出るが、ジークは無感情にその騎士の胸を貫く。

他從騎士的胸口拔出長槍,拂去槍上的血跡,然後開口說道。

そして騎士の胸から槍を引き抜くと、槍についた血を払って告げる。

「想往前就別帶半吊子的勇氣。拿命來賭,來向我挑戰。我現在很惱火。」

「前に進むなら半端な勇気で出てくるな。命を賭けて挑んでこい。今、オレはイラついてるんでな」

齊格如此說著,站在通道中擋住了去路。

そう言ってジークはその通路に立ちふさがったのだった。

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雷歐等人突入城堡後,追兵也來到了菲妮那邊。

レオたちが城に突入したあと、フィーネたちにも追手が来ていた。

然而,受琳菲亞與奈爾貝·里特的士兵保護的菲妮,敵人無法靠近她。

しかし、リンフィアとネルベ・リッターの兵士に守られたフィーネには近づけずにいた。

「請稍微往後退一下」

「少しお下がりを」

「是……」

「はい……」

菲妮聽從琳菲亞的指示,往後退了幾步。

フィーネはリンフィアの指示を受け、少しだけ下がる。

接著,她看見試圖抓住她的騎士被琳菲亞斬中的瞬間。

するとフィーネを捕まえようとしていた騎士がリンフィアに斬られる瞬間が見えてしまった。

看見那一幕,菲妮默默地露出悲痛的表情。

それを見て、フィーネは悲痛な表情を黙って浮かべる。

這裡正在進行生死交鋒。她帶著看見這一切的覺悟來到這裡。

命のやり取りをしている。それを見る覚悟をしてここに来た。

替無法戰鬥的自己,許多人用雙手沾滿了鮮血。她絕對說不出口『因為可憐他們,請停手』那樣的話。

戦えない自分の代わりに多くの人がその手を血で濡らしている。相手が可哀想だからやめてほしいなどとは口が裂けても言えない。

但她仍無法僅憑「他們是敵人」就斷然了結。

それでも敵だからと割り切ることはできなかった。

「結束了,菲妮小姐?」

「終わりました。フィーネ様?」

「……」

「……」

菲妮靜靜地蹲在倒下的騎士旁邊。

フィーネは静かに傍に倒れた騎士の近くでしゃがみ込む。

奈爾貝·里特的士兵擔心危險欲加以阻止,卻被琳菲亞攔下。

ネルベ・リッターの兵士が危険だからと止めようとするが、リンフィアがそれを制す。

「我是菲妮·馮·克萊內爾特。還有什麼遺言嗎?」

「私はフィーネ・フォン・クライネルトです。何か言い残すことはありますか?」

「啊……我,我是……效力於塔爾納特家的騎士……」

「あ……わ、わたしは……タルナート家に仕える騎士です……」

「……為什麼會在這裡?」

「? なぜここに?」

「啊……主君把人質扣著,說若不把您抓住就會殺了人……」

「あ、主が……人質に……あなたを捕らえねば……殺すと……」

「……有什麼想拜託我的嗎?」

「……私に願うことはありますか?」

「請……救救主君……」

「どうか……主を……」

騎士這麼說著,向菲妮伸出手。

そう言って騎士は手をフィーネに差し出す。

菲妮想要握住那隻手,但騎士在那之前力盡倒下。

それをフィーネが握ろうとするが、その前に騎士は力尽きる。

菲妮瞪大眼睛,然後緩緩握緊騎士的手。

フィーネは目を見開き、そしてゆっくりと騎士の手を握りしめる。

「我明白了……」

「わかりました……」

「菲妮小姐,請立刻撤離」

「フィーネ様。すぐに移動を」

奈爾貝·里特的士兵焦急地喊道。

ネルベ・リッターの兵士が焦れたように告げる。

菲妮聽了微微點頭。

それを受けてフィーネは小さく頷く。

然後望向琳菲亞。

そしてリンフィアのほうを見る。

琳菲亞看著菲妮的臉,微微驚訝後輕笑一聲,點了點頭。

リンフィアはフィーネの顔を見て、少し驚いたあとクスリと笑って一つ頷く。

「就照菲妮小姐的意思行事」

「フィーネ様が思うがままに」

「琳菲亞小姐……」

「リンフィアさん……」

「我只是守護妳而已。而且菲妮小姐想要做的事,我也很贊成。」

「私はあなたを守るだけです。それにフィーネ様がなさろうとしていることは私も好ましく思います」

「……對不起,謝謝你們。」

「……ごめんなさい。ありがとうございます」

說完,菲妮看向站在自己身旁的奈爾貝·里特士兵們。

そう言ってフィーネは自分の傍にいるネルベ・リッターの兵士たちを見る。

作為菲妮的護衛,奈爾貝·里特中最為能幹的成員被挑選出來。

フィーネの護衛ということで、ネルベ・リッターの中でも特に腕の立つ者たちが選ばれている。

在他們看來,在這種情況下做出這種看似徒然的舉動,實在令人不解。

彼らからすればこの状況で無駄なことをするフィーネの行動は理解できないものだった。

迅速把她帶到安全地點是他們的工作,停下來交談只會徒增風險。

素早く安全な場所に移動させるのが彼らの仕事であり、立ち止まり、話すなど無駄でしかない行動だった。

然而,不久之後,他們聽到更加讓人難以理解的話語。

しかし、すぐに彼らはもっと理解できない言葉を投げかけられた。

「我……要去解救人質。」

「私は……人質を解放しにいきます」

「什、什麼!?妳還清醒嗎!?」

「なっ!? 正気ですか!?」

「現在沒有餘力去做那種事!」

「今はそんなことをしている余裕はありません!」

「請重新考慮!」

「考え直してください!」

士兵們全都反對。

兵士たちはすべて反対する。

然而,菲妮直視這些士兵,冷靜地說道。

だが、そんな兵士たちをスッと見据えてフィーネは告げた。

「我明白其中的危險,但作為皇帝的勅使,我有義務去拯救南方的諸侯。」

「危険は承知です。ですが、私は皇帝の勅使として南部の諸侯を救う義務があります」

「可是!」

「しかし!」

「我也明白你們要阻止的理由。也許……你們更正確、更明智。」

「あなた方が止める理由もわかります。たぶん……あなた方のほうが正しく、利口なのでしょう」

說著,菲妮緩緩觸摸那枚蒼藍色的海鷗髮飾。

そう言ってフィーネはゆっくりと蒼い鴎の髪飾りに触れる。

自從收到這枚髮飾的那一刻起,她便不再只是個公爵千金。

この髪飾りを受け取ったときから、自分はただの公爵令嬢ではなくなった。

她本不願因此離開領地,但還是離開了領地,是半被阿爾強拉著來的。

それが嫌で領地を出なかった。それでも領地を出て、アルに半ば無理やりついてきた。

那當中有著特別的心意。想為阿爾效力,也想報答他的恩情,就是那樣的心情。

それには特別な思いがあった。アルの役に立ちたい。恩返しをしたい。そんな思いだ。

從前為了決定髮飾的主人,眾多美人被召集到帝都,菲妮自然也在其中。但那是她第一次到帝都,見到的人多得前所未見,再加上要在那樣的場合面見皇帝的緊張感,對十四歲的菲妮來說,這些都遠遠超出了她的承受範圍。

かつて、髪飾りの主を決めるために帝都に美女が集められた。当然、そこにはフィーネもいた。だが、初めての帝都、見たこともないほど大勢の人、しかもその中で皇帝と会うという緊張。十四歳のフィーネにとって、それらは許容範囲を大きく超えてしまっていた。

不安在菲妮腦中盤旋,頭暈得幾乎要昏倒時,有一名少年親切地搭話並鼓勵她。

不安ばかりが頭をめぐり、くらくらして倒れてしまいそうなフィーネに対し、気さくに声をかけて励ました少年がいた。

面紗遮住臉的菲妮,那少年用隨性的語氣說皇帝不過是個普通老頭,緊張完全沒必要。說得相當馬虎,畢竟那人是為了逃避她即將登上的舞台而溜走的,卻跑來鼓勵菲妮。

ベールで顔を隠していたフィーネに対して、その少年は適当な口調で皇帝は普通のおっさんだから緊張するだけ無駄だと語った。いい加減な話だ。フィーネがこれから立つ舞台から、面倒という理由で逃げ出してきた人間がフィーネを励ましたのだから。

儘管如此,菲妮因為那段對話平靜下來,並最終贏得了蒼鴎姬的榮譽。對那少年來說或許是件微不足道的小事,但對菲妮而言卻是極為重大的。從那時起,菲妮便一直憧憬著那名少年──阿爾。

それでもフィーネはその会話で落ちつくことができた。そして蒼鴎姫の栄誉を手にすることができた。それは少年にとっては些細なことだったかもしれないが、フィーネにとってはとても大きなことだった。そのとき以来、フィーネはずっとその少年、アルに憧れていた。

當那個阿爾來到家中時,菲妮終於以為能向他道謝,因此沒有對阿爾說「初次見面」。然而,重逢的阿爾卻勃然大怒,讓菲妮以為自己變了而感到沮喪。但阿爾並沒有改變。

そんなアルが家に来たとき、フィーネはやっとお礼を言えると思った。だからフィーネはアルに〝はじめまして〟という言葉を使わなかった。しかし、再会したアルは激怒しており、フィーネは変わってしまったのだと落ち込むこととなった。だが、アルは変わってなどいなかった。

他還是像那天一樣溫柔。知道了阿爾的祕密後,菲妮向父親請求,說想在阿爾身邊幫上一點忙。或許會成為拖累,但菲妮仍想留在阿爾身旁,無論以何種方式,她都想成為阿爾的助力。

あの日と同様、優しいままだった。そんなアルの秘密を知り、フィーネは父に願い出た。アルの傍で力になりたいと。足手まといになるかもしれない。それでもフィーネはアルの傍にいたかった。どんな形であれ、アルの力になりたいと思ったのだ。

為了那件事,她覺得自己什麼都做得到。

そのためなら何でもできる気がした。

勇氣源源不絕地湧上心頭。

いくらでも勇気が湧いてきた。

「不過……以『正義』或『聰明』為藉口視而不見,這違背我的原則。我是來這裡救人的,你們不也是如此嗎?難道沒有被阿爾大人的話所觸動?曾經自稱為騎士的人,會就這樣對這慘狀置若罔聞嗎?」

「ですが……正しいから利口だからと見て見ぬ振りをするのは私の主義に反します。私はここに人を救いに来たのです。あなた方もそうではありませんか? アル様の言葉に心動かされたのでは? 一度でも騎士を名乗ったことのある者が……この惨状を見過ごすのですか?」

「……可是!要是妳出了什麼事怎麼辦!」

「……ですが! あなたに何かあれば!」

「不會有事的。我的身邊有一群身手矯健的一流騎士。」

「何もありません。私の傍には凄腕の騎士たちがついていますから」

「什麼……?」

「なにを……?」

「既然你們要保護身為皇帝勅使的我,那麼現在你們就相當於近衛騎士。我相信你們具備那樣的力量。我信任阿爾大人為我指派的騎士……不允許有人說自己沒有自信。你們是ネルベ・リッター,帝國軍的最精銳。」

「皇帝の勅使である私を守る以上、あなた方は今、近衛騎士に相当します。それだけの力があると信じています。私はアル様がつけてくれた騎士を信じています……自信がないなどとは言わせません。あなた方はネルベ・リッター。帝国軍の最精鋭なのですから」

被這麼一說,士兵們互相對視。

そう言われ、兵士たちは顔を見合わせる。

然後像是認命般地點了點頭。

そして観念したようにうなずいた。

因為他們找不到能說服菲妮的話語。

フィーネを説得する言葉が見当たらなかったからだ。

他們私下也覺得無法就此視而不見。

彼らとて個人的な心情としては見過ごせないと思っていたからだ。

他們也有自信,有著不論發生什麼都要守護這名少女的決心,但仍想盡量採取安全的對策。

自信だってあった。何がきてもこの少女を守り抜く覚悟もあった。それでもできるだけ安全策を取りたかった。

因為那位鼓舞他們的皇子已將這項任務託付給他們。

彼らを奮い立たせた皇子に託されたからだ。

但既然那少女堅持要去,便已無法再阻止。

だが、その少女が行くというならもはや止められない。

「我會全力守護妳,但若判定性命有危險,我們會以武力強行將妳撤離。」

「全力でお守りします。ですが、お命が危険と判断すれば、力づくでも逃げていただきます」

「好,拜託了。」

「はい。頼りにしています」

菲妮這麼說著,笑了。

そう言ってフィーネは笑う。

話說定後,林菲亞開口道。

話はまとまったところでリンフィアが話を切り出す。

「那麼,要從哪裡開始找?若能盡快找到,也能支援突入部隊。本想儘快行動……」

「では、どこを探しますか? できるだけ早く見つけることができれば突入部隊の援護にもつながります。急ぎたいところですが」

「那應該沒問題吧,塞巴斯先生。」

「それは平気でしょう。セバスさん」

菲妮以充滿自信的聲音喊出塞巴斯的名字。

フィーネは確信に満ちた声でセバスの名を呼んだ。

聽到那聲音,塞巴斯便出現在菲妮身後。

それを聞き、セバスがフィーネの後ろに現れる。

「就在這裡。」

「ここに」

「你知道可能有人質被關押的地方嗎?」

「人質がいそうな場所がわかりますか?」

「我大致上環視了一圈城內,心裡已有個底了。」

「ざっと城を見渡しましたので、見当はつきますな」

「那能請您帶路嗎?」

「では案内していただけますか?」

「遵命。不過……愈來愈像阿爾諾爾特大人了呢。」

「かしこまりました。しかし……アルノルト様に似てきましたな」

「是嗎?」

「そうですか?」

「嗯,非常像。」

「ええ、とても」

菲妮高興地笑了。

フィーネは嬉しそうに笑う。

因為那對菲妮來說是至高無上的讚美。

それはフィーネにとって最上級の褒め言葉だったからだ。

這算是相當重要的伏筆回收。原本想早點把它收掉,但在網路連載上總是不如預期,就拖到了這裡。

割と大事な伏線回収。できればさっさと回収したかったんですが、WEBだとなかなか思ったとおりにいかなくてここまで伸びてしまいました。

書籍版第一卷會以稍微不同的方式觸及這部分。我覺得做得還不錯,敬請期待(鞠躬)。

書籍版の一巻ではもうちょっと違う形でこれに触れてます。割といい出来だと思うのでお楽しみに<m(__)m>