最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第一百七話 個人的感情
24時更新。
24時更新分。
下一話ネルベ・リッター相關就結束了呢。
次話でネルベ・リッター関連は終わりですね
「我再次為部下的失禮致上歉意。非常抱歉。」
「部下の御無礼は改めて謝罪いたします。申し訳ありませんでした」
「沒什麼,別放在心上。」
「別に気にしてないさ」
「看起來是這樣。倒不如說,艾爾娜小姐似乎比較在意。」
「そのようですね。どちらかといえばエルナ嬢のほうが気にしておられるようだ」
「……上次來的時候應該還比較紳士吧?」
「……前に来た時はもう少し紳士的だったはずよ?」
艾爾娜一問,拉斯邊走邊苦笑。
エルナの問いにラースは歩きながら苦笑する。
然後他說得好像沒什麼大不了似的。
そして大したことないかのように告げた。
「我們的手下不喜歡像阿爾諾特皇子那種類型。」
「部下たちはアルノルト皇子のようなタイプが嫌いなのです」
「討厭……?」
「嫌い……?」
艾爾娜的眉微微一挑。
ピクリとエルナの眉が上がる。
拉斯對此只是平靜地點了點頭。
それに対してラースは普通に頷いた。
我不由得笑了。這人不拐彎抹角。
思わず笑ってしまった。包まない人だ。
「哈哈哈,那也是。照你們的過去來看,我大概是那種會讓人討厭的類型吧。」
「ははは、そりゃそうだな。あなた方の過去を考えれば俺は嫌いなタイプだろうな」
「是的,我們不喜歡坐享其位的人。我也不例外。」
「ええ、位に胡坐をかく者を我々は好まない。もちろん私もです」
拉斯直直地看向我。
ラースは真っすぐ俺の方を見てくる。
如果是女性被這樣凝視,說不定會心跳加速,但可惜我是男人,而且也看得出這個名叫拉斯的傢伙還在估量我。
女性ならこうも見つめられたらときめくんだろうが、あいにく俺は男だし、このラースという男がいまだ俺のことを測っているのもわかっている。
我聳了聳肩作出回應,拉斯也含糊地笑了笑,場面就這樣過去了。
俺は肩をすくめて対応すると、ラースも曖昧に笑ってその場は流れた。
跟著拉斯的帶領,我們進入了駐屯地的一間房間。
そしてラースの案内で俺たちは駐屯地の部屋に入った。
房裡掛著一面盾上有叉記的紋章,那是ネルベ・リッター的隊徽。
そこには盾にバツ印のついた紋章が飾られていた。ネルベ・リッターの隊章だ。
「請坐。」
「どうぞ、お座りください」
「失陪了。」
「失礼する」
我這麼說著就沉沉地在椅子上坐下。
そう言って俺はどっかりと椅子に腰かける。
艾爾娜也坐在我旁邊,但目光嚴厲。
エルナも俺の隣に腰かけるが、視線は厳しい。
從表情看來,ネルベ・リッター顯然不歡迎我。
どう見てもネルベ・リッターは俺を歓迎してないからだ。
「那麼,這次皇子殿下親自到來,有何要事?」
「さて、此度はどのようなご用件で皇子殿下がご足労されたのですかな?」
「我是來請求你們幫忙的……不過看起來有點不太可能啊。」
「頼みを聞いてほしくて来たんだが……ちょっと無理そうだな」
我看了看站在拉斯旁邊的士兵,苦笑了一下。
俺はラースの横に控える兵士を見て苦笑した。
他們看向艾爾娜的眼神和看向我的眼神明顯不同。
エルナに向ける視線と俺に向ける視線は明らかに違う。
對艾爾娜投以敬意,卻對我不帶敬意。我已習慣,但總覺得有些異樣。
エルナには敬意を払っているが、俺には敬意がない。慣れてはいるが、どうもいつもとは違う気がする。
總覺得他們和我之間像是存在一道深深的鴻溝。
なんだか彼らと俺との間には深い溝があるような気がする。
「是否可行還得談過才知道。若是讓部下感到不快,我可以把他們請出去。」
「無理かどうかは話してみなければわかりません。部下が不快なら外させますが?」
「不用,沒關係。我倒想先聽聽你們那邊的情況。」
「いや、結構だ。それよりそちらの話が聞きたい」
「要我們這邊說明?」
「こちらの話ですか?」
「嗯。聽說你們是選擇正義勝過忠義的前騎士,雖是如此,但似乎與我聽到的說法有些出入。」
「ああ。あなた方は忠義より正義を選んだ元騎士たち。そう聞いていたが、どうも聞いていた話と少々違うようだ」
我說完笑了笑,拉斯也跟著笑了。
そう言って俺が笑うとラースも笑う。
差異絕不止一點。可以說,與世間普遍的印象完全相反。
少々どころじゃない。世間一般に知られているイメージとは真逆といってもいい。
他們粗野得讓人懷疑是否真的是曾為騎士。
本当に元騎士なのか疑わしいほど、彼らは粗野だった。
這之中一定有原因。不弄清楚之前,無法贏得他們的合作。
そこにはきっと理由があるはずだ。それがわからない限り、彼らの協力は得られない。
「正義嗎……」
「正義ですか……」
拉斯低聲喃喃道。
ラースはポツリとつぶやく。
他重新坐好,朝我投來如要看穿般的目光。
そして椅子に座り直し、俺のほうに射抜くような視線を向けてきた。
那目光足以讓心志薄弱者怯步,是越過了好幾條危險界線的強者之視線。
心の弱い者ならそれだけで怖気づいてしまうような視線だ。いくつものヤバい一線をこえてきた強者の視線。
在那樣的目光下,拉斯開口說道。
そんな視線を向けながらラースは言った。
「不像多數人想的那樣,我們並不喜歡『正義』這個詞。」
「多くの者が思うほど、我々はその言葉が好きではありません」
「哦?」
「ほう」
我把視線轉向艾爾娜。
エルナに視線を向ける。
然後低聲問她。
そして小声で問いかける。
「這就是你們不推薦的理由嗎?」
「これがおすすめしない理由か?」
「是啊。不過可能比我想像的還要嚴重。」
「そうね。でも私が思ってたよりもっと深刻かも」
艾爾娜說我比雷歐更合適,大概是因為他們個個都有一兩處怪癖吧。
エルナがレオではなく、俺向きだと言ったのは彼らが一癖も二癖もあるからだろう。
如果他們不喜歡正義,確實比起雷歐,我更適合他們……
正義が好きではないというなら、たしかにレオよりは俺向きなんだろうが……。
「皇子殿下。我們所有人都曾經背叛過一次。若說是背叛了主君,我無法否認。」
「皇子殿下。我々は全員、一度不忠をした者たちです。主を裏切ったと言われれば否定はできません」
「但問題出在主君那一方。」
「しかし、問題は主のほうにあった」
「正是如此。所以我們決意不顧忠誠而背叛了主君。因為我們認為那是為了國家、為了百姓。然而等待我們的卻是無處容身的地獄。雖然人人稱讚我們,卻沒有人伸出援手,最終我們流落到這裡。」
「その通りです。だから我々は不忠を覚悟で主を裏切った。それが国のため、民のためと思ったからです。しかし、待っていたのは居場所のない地獄でした。誰もが我々を称賛しますが、しかし我々に手を差し伸べたりはしない。そしてここに流れ着いた」
「作為正義的代價,失去了立足之地,所以才變得荒涼?」
「正義の代償として居場所を失った。だから荒んでると?」
「差不多就是那樣。對皇帝陛下來說,像我們這樣的人消失是不好的。但一旦有人背叛過,就無法再信任。可若放任不管,下一個像我們的人就會消失。於是這支部隊被組成。我們因為成就了所謂的正義,反而被當成麻煩。即便是為了國家、為了人民而行動。」
「まぁそんなところです。皇帝陛下にとって我々のような者がいなくなるのは困ります。しかし、一度裏切った者は信用できない。かといって、そのままにすれば次の我々がいなくなる。だからこの部隊は作られました。我々は正義を成したがゆえに厄介者扱いを受けたのです。国のため、民のために動いたにも関わらずです」
說法很有道理。
言い分はごもっともだ。
若有像ネルベ・リッター那樣的人在場,貴族們也就不敢為所欲為了。雖然效果可能微乎其微,但總比沒有要好。
ネルベ・リッターのような者たちがいれば、貴族たちも勝手はできなくなる。まぁその効果は微々たるものだろうけど、それでもいないよりはいたほうがいい。
不過也無法給予厚待。那些在組織內優先執行個人正義的人,實在難以管束。
だが、厚遇はできない。組織の中で個人の正義を優先した者は扱いづらいことこの上ないからだ。
就算是為了國家、為了百姓,行動仍是個人的。並非奉皇帝之命而動。
たとえそれが国のため、民のためであろうと。あくまで動いたのは個人。皇帝の命令で動いたわけではない。
「不過,你們仍保持著艾爾娜所認可的那樣的練度。為什麼會這樣?」
「だが、あなた方はエルナが認めるほどの練度を保っている。なぜだ?」
「就算荒廢、腐敗也沒辦法吧?自己的價值要靠自己創造。實力很直接,強大的話就會有價值。」
「荒み、腐っていても仕方ないでしょう? 自分たちの価値は自分たちで作るものです。強さは単純です。強ければ価値が出てきます」
原來如此。
なるほど。
大致上我明白了。他們既是前騎士,也曾是曾為正義而戰的人。
大体わかってきたぞ。彼らは元騎士であると同時に元正義の人って感じだな。
把理想和正義留在過去的人。結果成了現實主義者,性質上從騎士轉變為軍人。
理想とか正義とか、そういうのを過去に置いてきた者たち。その結果、現実主義者になり、性質的には騎士から軍人へと変わっていったか。
但人的本性並非如此容易改變。
でも人の本質はそう簡単には変わらない。
「外界說你們背叛了主君,但你們自己看來,似乎更該說是國家或人民背叛了你們。即便如此你們仍鍛鍊自己,是因為對國家和人民的忠義尚存嗎?」
「あなた方は主を裏切ったと言われているが、あなた方からすれば国や民が裏切ったというほうが正しいんだろうな。それでもあなた方は自分たちを鍛える。それは国や民への忠義は残っているからか?」
「我們是軍人。侍奉國家、為民服務是職責,個人的情感沒有介入的餘地。」
「我々は軍人です。国に仕え、民に奉仕するのが務めです。そこに個人的な感情は介入する余地はありません」
「別裝了,上校。直說吧?你們其實還在尋找能表現的舞台。渴望被需要。不是嗎?」
「取り繕うな、大佐。はっきり言ったらどうだ? あなた方は活躍の場をまだ求めている。必要とされることを欲している。違うか?」
「如果是這樣?」
「だとしたら?」
拉斯像是在試探我般如此回問。
ラースがこちらを試すようにそう返してきた。
我已經了解了他們的情況。
彼らのことはわかった。
接下來只剩說服他們。
あとは説得するだけだ。
要避免他們以「因為是命令」當藉口;要讓他們自願走上舞台。
命令だからという言い訳をさせないように。彼らのほうから舞台に上がってもらうように。
「我會替你們準備。我會給你們一個相稱的舞台。」
「俺が用意してやる。あなた方に相応しい場所を」
「請說來聽聽。你所說要準備的場所是指?」
「伺いましょう。あなたが用意する場所とは?」
「南部的情勢如何?」
「南部の情勢は?」
「大致上有掌握。恐怕會演變成內亂。」
「それなりには把握しています。おそらく内乱となるでしょう」
「阻止那件事。以精銳部隊奇襲打垮他們的根據地,討伐克魯格公爵。在戰爭開始之前結束它。」
「それを阻止する。精鋭部隊による奇襲で本拠地を叩き、クリューガー公爵を討つ。戦争が始まる前に終わらせる」
「……我覺得不太可能成功。」
「……成功するとは思えませんな」
「雷歐納爾特會偽裝成使者前往。要派精銳部隊做他的護衛。若是近衛騎士團出手會被提高警戒,需要一支與之相當的部隊。我是來拜託你們擔任那個角色。」
「レオナルトが使者に扮して向かう。その護衛に精鋭部隊を当てる。近衛騎士団だと警戒されるから、それに匹敵する部隊が必要だ。その役目を頼みに来た」
聽到我的話,拉斯的部下們皺起眉頭。
俺の話にラースの部下たちが眉をひそめた。
他們立刻察覺到那計畫太過危險。
あまりにも危険すぎると彼らはすぐに察したのだ。
拉斯也一樣吧。
それはラースも同じだろう。
「那是要我們成為保護你弟弟的壁嗎?」
「それはあなたの弟を守るための壁になれということですかな?」
「沒錯。也可以這麼理解。」
「そうだな。そういう受け取り方もできるだろうな」
「……如果是正式命令,我們會接受。那就是我們的職責。」
「……正式な命令ならば受けましょう。それが役目です」
「那可不行。我不要那種被命令才勉強參加的人。抱歉,但我要的是會心甘情願捨命的人。」
「それでは駄目だ。命令で嫌々参加するような奴らはいらない。悪いが、喜んで命を捨ててほしい」
這是任性的要求。
勝手な申し出だ。
他們對國家與百姓失望,卻要他們為那個去送命。
彼らは国や民に失望している。それなのにそれに対して命を捨てろと言っている。
更何況還是由我這個不會親自赴險的人說出來的。
しかもその場に向かわない俺が、だ。
「很難啊。我們不是棋子。」
「難しいですな。我々は駒ではないのです」
「我知道。我明白這一點,所以才請求你們。」
「知っている。それを承知で頼んでる」
「是為了多數的百姓?若發生內亂,許多百姓會受苦。要我們為了那高尚的正義前往死地?」
「多くの民のためですか? 内乱が起きれば多くの民が苦しむ。その尊い大義のために我々に死地へ赴けと?」
「不對。要舉旗幟為了那種大義的是雷歐,不是我。我是出於更個人的感情在請求你們。」
「違うな。その大義を掲げるのはレオであって俺じゃない。俺はもっと個人的な感情で頼んでる」
「那是什麼樣的感情?」
「それはどんな感情ですかな?」
「弟弟對我很重要。我不想他死。所以請保護他。」
「弟が大切だ。死んでほしくない。だから守ってやってくれ」
拉斯不由得瞪大了眼。
ラースは思わず目を見開く。
他顯然沒想到我會在這裡說出那樣的話。
まさかここでそんな言葉が出てくるとは思ってなかったんだろう。
我狡黠一笑,直視著拉斯的視線回應。
俺はニヤリと笑うと、ラースの視線に対して真っすぐ応じた。
「帝位之爭、國家的大義、民眾的犧牲之類的事我都不在乎。既然要把弟弟送到死亡之地,至少要給他盡可能強大的同伴。我的真意就是如此。你們很強。如果你們願意主動保護雷歐,我就能放心。」
「帝位争いだとか、国のためだとか、民の犠牲だとか。そんなことはどうでもいい。弟を死地に送る以上、できるだけ強力な味方をつけてやりたい。俺の真意はそれだ。あなた方は強い。あなた方が進んでレオを守ってくれるなら安心できる」
「……出乎意料的回答。不過就我個人而言,這是個令人滿意的回覆。」
「……予想外の回答です。しかし、私個人としては好ましい回答でした」
拉斯笑著這麼說,然後站了起來。
ラースは笑いながらそう言って立ち上がる。
接著他慢慢低下了頭。
そしてゆっくりと頭を下げた。
「我個人倒不介意為你賭上生命。但我的部下不一定。你所期待的展開,是我們所有人都自願執行任務。你能說服他們嗎?」
「私個人としてはあなたのために命を賭けるのはやぶさかではありません。ですが、私の部下は違うでしょう。あなたが望む展開は私たち全員が進んで任務に進むことのはず。部下を説得できますかな?」
「你願意安排個場合嗎?」
「場を設けてくれるか?」
「好吧。不過,若不拿出相稱的東西,部下們不會獻出性命。你有那樣的自信嗎?」
「よいでしょう。しかし、それなりのものを見せねば部下は命を捧げないはずです。その自信はありますか?」
對於拉斯的提問,我搖了搖頭。
ラースの問いかけに俺は首を横に振る。
拉斯的笑意更深了。
するとラースは笑みを深めた。
然後他走到房門,推開門說道。
そして部屋の扉までいくと、扉を開けて告げた。
「我會把部下召集起來。倒要看看你會如何說服他們。」
「部下を集めます。あなたがどんな風に説得するのか、見物ですな」
「別期待。我只是個沒用的皇子,幹不了什麼。」
「期待するな。俺は出涸らし皇子だからな。大したことはできない」
「我認為有兩類人會願意賭命追隨。一類是擁有許多東西、非常有魅力令人想追隨的人;另一類則是缺乏很多東西,令人想去幫助的人。但你很奇妙,你看起來像後者,但在我眼裡也有前者的影子。」
「命を賭けてもいいと思える人間は二通りいると思います。一つは多くのものを持っており、とても魅力的でついていきたいと思う人。もう一つは多くのことに欠けていて、助けてあげたいと思う人。しかしあなたは不思議だ。後者のようにも思えますが、私には前者にも映る」
「那算是在稱讚我嗎?」
「褒めてるか?」
「那是盛讚。」
「絶賛です」
在那番對話之後,我站在了ネルベ・リッター面前。
そんなやり取りのあと、俺はネルベ・リッターの前に立つのだった。