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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第百六話 騎士團長

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暫時不回覆感想。

感想返しはしばらくしません。

關於第四部會在完結後再做修訂,所以先照現在的進度繼續,請諒解。

第四部に関しては終わらせてから手を加えますので、このまま進めます。ご了承ください。

「信件落到父上手裡,父上便對桑德拉姊上和第五妃下了謹慎處分。她們似乎否認有涉入。」

「手紙が父上の手に渡り、そのまま父上はザンドラ姉上と第五妃に謹慎処分を下したぞ。本人たちは関与を否定したらしいけどな」

從帝都前往內爾貝·里特駐屯地的路上,我在馬車裡向艾露娜如此說明。

帝都からネルベ・リッターの駐屯地に向かう途中、馬車の中で俺はエルナにそう説明する。

艾露娜對桑德拉和第五妃應該沒什麼好印象,本以為她會鬆一口氣,結果反應並不怎麼樣。

ザンドラと第五妃にはエルナはいい思い出もないだろうし、清々するかと思ったが反応はあんまりだった。

「對啊。像她們的人大概會那麼說吧。」

「そう。あの人たちならそう言うでしょうね」

「就是那種『無所謂』的反應吧?」

「どうでもいいって反応だな?」

「我倒是覺得無所謂。只是……自己的兄長和伯父被陛下懷疑,第一個反應就是否認涉入,這點可以理解。覺得這很符合她們的作風。能理解卻無法認同。」

「どうでもいいもの。ただ……自分の兄や伯父が陛下に疑われたのに、まず関与を否定するあたりは納得できるわ。あの人たちらしいなって思うわ。納得はできても理解はできないけれど」

她們還有『家族』這個概念嗎?

家族という概念があの二人にあるのかどうか。

可以確定她們對『家族』的理解與我們不同。

あの二人の家族という概念は俺たちとは違うことは確定的だ。

對艾露娜來說無疑難以理解。我也無法理解。

エルナにとっては確かに理解できないだろうな。俺も理解はできない。

「南部是桑德拉重要的支持基盤。若失去,桑德拉等於實質上退出帝位爭奪。父上因此立刻對桑德拉下了謹慎處分,免得她投靠南部並主張帝位,造成麻煩。」

「南部はザンドラの大切な支持基盤だ。失えばザンドラは実質的に帝位争いから脱落する。だから父上はザンドラをすぐに謹慎させた。南部に流れてザンドラが帝位を主張すれば厄介なことになるからだ」

「陛下也辛苦呢,一邊治理帝國一邊還得盯著帝位爭奪的動向。」

「陛下も大変ね。帝国の運営をしながら帝位争いの行方も見守らなきゃいけないなんて」

「那就是帝位爭奪啊。如同所聽,沒什麼好東西。」

「それが帝位争いだろ。聞いてたとおり碌なもんじゃない」

「……父上最近說了些奇怪的話。」

「……お父様が最近、不思議なことを言ってたわ」

艾露娜望著馬車窗外低聲喃喃。

エルナが馬車の窓から外を見ながらつぶやく。

艾露娜談到勇爵的話題還滿少見的。他到處奔波,平常本來就不常有機會碰面。

エルナから勇爵の話題が出てくるのは珍しいな。あちこちを飛び回ってる人だ。そもそも会う機会が少ない。

「勇爵說了什麼?」

「勇爵はなんて言ってたんだ?」

「這次的帝位爭奪好像很異常。」

「今回の帝位争いはおかしいらしいわ」

「異常?」

「おかしい?」

「確切來說是最近才開始的。父上覺得已經走得太遠了。」

「正確には最近らしいけど。お父様から見て行き過ぎてるって」

「太過分了?」

「行き過ぎてる?」

那是什麼意思?

どういう意味だ?

艾露娜似乎也不是很明白。

エルナもあんまりピンと来てないらしい。

她歪著頭回答我的問題。

首を傾げながら俺の質問に答える。

「父上說桑德拉殿下與戈登殿下變得很不一樣了。」

「ザンドラ殿下やゴードン殿下はとても変わったって言っていたわ」

「他們一直在掩飾而已,最近才露出本性罷了。」

「今まで取り繕ってただけだ。最近になって本性が現れただけだろ」

「我也那麼說了。但在父上的看法裡,他無法接受。即便本性如此,他也應該有足以掩飾的胸襟。」

「私もそう言ったわ。ただお父様的には納得がいかないみたい。たとえ本性がそうであっても、それを取り繕えるだけの器があったはずだって」

「勇爵從小就認識他們吧,所以很難相信他們會有這種變化。」

「勇爵は子供の頃から知ってるからな。変貌が信じられないんだろうさ」

『以前是個好孩子』這種說法很常見。人會因為什麼而改變誰也說不準。

昔は良い子だったなんてよくある話だ。何がきっかけで人が変わるかなんてわかったもんじゃない。

只是這種事勇爵比我更清楚。

ただ、そんなことは俺なんかよりも勇爵のほうが承知してるはずだ。

會那麼說代表他心裡肯定有些在意的東西吧。

そう言うってことはやっぱり何か気になったんだろうな。

「我也是這麼覺得……他說最近他們不再尊重帝國的利益。確實以前候選人們都不會做這種事。如果自己登基時帝國被削弱,那就慘了。」

「私もそう思うけど……最近は帝国の利益を尊重しなくなってるって言ってた。たしかに今まではそんなことしなかったわ、どの候補者も。自分が帝位についたときに帝国が弱体化していたら目もあてられないものね」

「是啊,照這麼一說確實有點怪。」

「そうだな。そう言われてみると確かに変かもな」

或許也只能說是被帝位爭奪的惡毒所影響了吧……。

帝位争いの毒気にやられたといえばそれまでだろうが……。

下次去問問爺爺吧。

今度、爺さんに聞いてみるか。

他是我們這圈子裡看過最多帝位爭鬥的人,或許會知道些什麼。不過他會不會認真回答還是個未知數。

俺たちの周りで一番帝位争いを見てきた人だ。何かわかるかもしれない。まぁ真面目に答えてくれるか怪しいところだけど。

「先把那事放一邊。我們沒空去深入討論她們變化的原因。」

「とりあえずそれはおいておこう。あいつらの変化について考察してるほど俺たちに余裕はない」

「也是呢……我們已經被盯上了。」

「それもそうね……すでに見られてるわ」

艾露娜如此說著,向四周投去銳利的目光。

そう言ってエルナが周囲に鋭い視線を投げる。

現在行進的是穿過森林的一條單行道。

今、走っているのは森の中にある一本道。

竟然已經從樹林裡被監視了,真不簡單的一支部隊。

森の中からもう監視されているのか。大した部隊だな。

「你覺得我能說服他們嗎?」

「俺に説得できるか?」

「有自信些,阿爾你沒問題的。」

「自信持ちなさい。アルなら大丈夫よ」

「就算你這麼說……對方可是自稱正義的前騎士們啊?」

「って言われてもな……相手は正義の元騎士たちだぞ?」

「所以會沒事的。我會在你身邊。到時候我會把他們全部打趴。」

「だから大丈夫よ。私がついてるから。いざってときは私が全員叩きのめしてあげるわ」

「那不就談判破裂,我來還有什麼意義……」

「それじゃあ破談だろうし、俺が来た意味ないだろうが……」

我對艾露娜的話嘆了口氣,馬車這時停了下來。

エルナの言葉にため息を吐いていると馬車が止まった。

看來到了。

どうやらついたらしい。

帝國軍唯一的騎士團。

帝国軍唯一の騎士団。

來到內爾貝·里特的駐屯地。

ネルベ・リッターの駐屯地に。

■■■

■■■

看起來確實就是軍事基地模樣的駐屯地。

まさに軍事基地といった様子の駐屯地。

我踏進了那裡。

そこに俺は足を踏み入れた。

「應該事先有通報過才對啊……」

「事前に通達したはずなんだがな……」

「看起來還沒人來引導呢。」

「案内はまだみたいね」

駐屯地裡的內爾貝·里特士兵只是遠遠地觀望我們,不靠近也不會上前搭話。

駐屯地にいるネルベ・リッターの兵士たちは俺たちを遠巻きで見るだけで、近づいてきたりはしないし、声をかけにくる様子もない。

被眾多士兵一副估價似的打量著,果然讓人覺得不舒服。

ジロジロと値踏みされるように多数の兵士に見られるのはさすがに居心地が悪い。

「感覺真不友善呢。」

「感じ悪いわね」

「走吧。」

「行くぞ」

「引導人員還沒來吧?」

「まだ案内役来てないわよ?」

「應該是根本沒有引導吧。」

「案内はないんだろうさ」

想看的話就隨便看,想找的話就自己去找。

見たきゃ勝手に見ろ。探したきゃ勝手に探せ。

我便這麼理解,開始在駐屯地裡走動。

そう受け取った俺は駐屯地を歩き始める。

設施相當好,畢竟是皇帝下令設立的特殊部隊,想必花費不少。

なかなか設備はいい。元々皇帝が作らせた特殊な部隊なだけあって割と金がかかってるんだろうな。

正這麼想時,背後傳來招呼聲。

そんなことを思っていると、後ろから声をかけられた。

「看啊,傳聞中的落魄皇子。」

「見ろよ。噂の出涸らし皇子だぜ」

「來做社會見學之類的嗎?」

「社会見学か何かか?」

「連勇爵家的小姐都要帶來才能社會見學,真可憐。」

「勇爵家のお嬢様を引き連れてこないと社会見学もできないってあたり、情けないぜ」

兩個士兵指著我笑。

二人の兵士が俺を指さして笑っていた。

那一刻,我立刻抓住艾露娜的手臂。

その瞬間、俺はすぐにエルナの腕をつかむ。

艾露娜的右手已搭在劍柄上。

エルナの右手はすでに剣にかかっていた。

「放手。」

「放して」

「別管他們,沒關係的。」

「気にしないから平気だ」

「我會在意的……快放手。」

「私が気にするの……いいから放して」

「真要拔劍就把我甩開不是更簡單?」

「どうしても抜きたきゃ振り払えばいいだろ?」

艾露娜聽了露出悲憤交加的表情,慢慢把手從劍上移開。

そう言うとエルナは悲しみと怒りがない交ぜになった表情を浮かべ、ゆっくりと剣から手を放した。

如果在這裡拔劍就會大鬧一場,根本無法談判。

ここで抜かれたら大騒ぎだし、交渉どころじゃない。

但真是了不起。能在怒不可遏的艾露娜面前仍保持鎮定。明明知道她的能力,還能如此冷靜,膽識不凡。

しかし、大したもんだ。怒ったエルナを見て平然としている。エルナの実力がわかっているだろうに、それでも平気でいられる胆力はさすがだ。

果然是曾經糾正主君的老騎士們。

自らの主君を正してきた元騎士たちだけはある。

「有什麼問題嗎?皇子殿下?不打算讓勇爵家的小姐保護您嗎?」

「どうかされましたかー? 皇子殿下? 勇爵家のお嬢様に守っていただかなくてもよいんですかね?」

「我的騎士失禮了。她是真正的騎士,被人嘲弄時會生氣。我可不是像某些忘恩負義之輩那樣。」

「俺の騎士が失礼した。彼女は本物の騎士だから俺を馬鹿にされると怒ってしまうんだ。どこぞの忠義知らずとは違うんでね」

這麼大聲挑釁後,駐屯地的氣氛頓時大變。

そう大声で挑発すると駐屯地の雰囲気がガラリと変わった。

原本還帶著揶揄試探的氣息,一下子緊繃了起來。

今まではどこか揶揄い試す雰囲気だったが、一気にその空気が張り詰めた。

無論如何,他們觸及了禁忌之語,不過也罷,反正是他們先挑釁的。

どう考えても禁句を口にしたが、まぁいいだろう。最初にちょっかいをかけてきたのは向こうだ。

「挑釁要幹嘛?」

「挑発してどうするのよ?」

「不要緊吧。他們是先試探的。」

「別に平気だろ。先に試してきたのは向こうだ」

「那你為什麼要阻止我?」

「だったらなんで私を止めたのよ?」

「因為被試探的是我。」

「試されてるのは俺だからな」

話音剛落,士兵們紛紛聚攏過來。

言ってる間にぞろぞろと兵士たちが集まってくる。

他們個個是壯健的漢子,訓練有素的話,像我這種沒有魔法的人,或許連武器都不用就能置我於死地。

全員が屈強な男たちだ。よく鍛えられた彼らなら魔法なしの俺程度、武器も使わずに殺すことができるだろう。

「怎麼了?生氣了嗎?」

「どうした? 怒ったか?」

「請收回那句話,皇子殿下。」

「取り消していただこう。皇子殿下」

「『忘恩負義』這詞?那些在主君家紋上留下污點的騎士。這詞多適合你們啊?」

「忠義知らずって言葉か? 主君の家紋に傷をつけた傷跡の騎士たち。お前らには相応しい言葉だと思うが?」

帶著嘲笑說完後,士兵們一副忍無可忍的樣子靠近了。

嘲笑うように笑うと我慢できないと言った様子で兵士たちが距離をつめてきた。

我們被完全包圍。能對皇族如此無畏,足見他們每個人都有強烈的自我。

完全に周りを囲まれた。皇族相手にこういう態度に出れるあたり、一人一人の我の強さが垣間見れる。

他們有種絕不會對不服之事低頭的精神。

彼らは自分の納得できないことには決して首を縦には振らない。そういう精神を持っている。

真是有趣的一群。

面白い奴らだ。

「皇子殿下……最後勸告,請你收回言論。」

「皇子殿下……最後の忠告です。取り消していただこう」

「要你收回就拿出別的來看。是你們先動手挑釁的。難道榮耀的內爾貝·里特之人會在沒有挨打覺悟的情況下還去嘲笑別人嗎?」

「取り消してほしければ違うところを見せてみろ。先に仕掛けてきたのはお前たちだ。まさか栄光あるネルベ・リッターの面々は殴られる覚悟もなく、他者を馬鹿にするのか?」

傳來一陣磨牙聲。

ギリッと歯ぎしりが聞こえてきた。

一名年輕騎士上前踏出一步。就在那刻,聲音響起。

そして若い騎士が一歩前に出る。その瞬間、声が飛んできた。

「騎士團長要通過!讓路!」

「騎士団長が通られる! 道を開けろ!」

聲音一出,所有士兵立刻側退,並立正不動。

声が飛んだ瞬間、すべての兵士が脇に下がってその場で直立不動した。

真是驚人的變化。

大した豹変ぶりだ。

看來這裡的騎士團長完全掌控著這些人。

しかし、ここの騎士団長は完全にこいつらを掌握してるみたいだな。

方才還氣勢高昂的士兵們此刻顯得緊張。

さきほどまで覇気に満ち溢れていた兵士たちが緊張している。

接著,一名男子走過士兵排出的通道。

そして兵士たちが作った道を一人の男が歩いてくる。

年約三十多歲,帶著成熟魅力的英俊男子,宛如藝術家雕刻出的雕像。

年は三十代中盤くらいか。大人の色気に包まれた美丈夫がそこにはいた。まるで芸術家が作った石像のような男だ。

那名男子帶著不屑的笑容看著我,露出覺得有趣的笑容。

不敵な笑みを浮かべたその男は俺を見て、面白そうに笑う。

「若只是心血來潮的皇子,我以為會被部下的恫嚇嚇跑,所以沒有阻止。請見諒。」

「気まぐれで来た皇子なら部下の脅しで帰るかと思い、止めませんでした。お許しを」

男子如此說道,並行了個禮。

そう言って男は敬礼する。

隨之所有士兵也向我行禮。

それにならってすべての兵士が俺に向かって敬礼した。

「我是內爾貝·里特騎士團團長,拉斯·瓦伊格爾大佐。部下失禮了,阿爾諾特殿下。」

「ネルベ・リッターの騎士団長を務めるラース・ヴァイグル大佐であります。部下が失礼を、アルノルト殿下」

「不,其實是很有趣的演出,大佐。要不是艾露娜在,我差點就逃回去了。」

「いや、中々面白い演出だったよ、大佐。エルナがいなきゃ逃げ帰ってたところだ」

「別開玩笑了。要看有沒有怯場,一眼就知道。這邊請,我想聽聽您的來意。」

「ご冗談を。臆していたかどうかは目を見ればわかります。こちらへ。お話をお伺いします」

說著,我與這位率領那群滿是傷痕騎士的男人相遇了。

そう言って俺は傷跡の騎士たちを率いる男と出会ったのだった。