最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第103話 靈光一現
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「果然,今天也沒有……」
「結局、今日もなかったか……」
信件被奪走後,差不多已經過了十天。
手紙が奪われ十日ほどが経った。
今天也沒有來自戈登方面的聯絡。
今日もゴードン側からの接触はない。
是不是已經走上了預料中的路線呢?
これはもう予想通りのコースに入ったと見るべきか。
我輕輕嘆了口氣。
小さく俺はため息を吐く。
「果然是很棘手的情況嗎?」
「やっぱり大変な状況なんですか?」
菲妮把紅茶遞給我,擔心地說道。
俺に紅茶を出しながらフィーネが心配そうに告げる。
我試著笑著讓她放心,但那反而讓菲妮的表情更陰沈了。
安心させようと笑ってみるが、そのせいでフィーネの顔がより曇る。
「嗯,大概算是有點棘手吧。」
「まぁほどほどに大変だな」
「騙人的吧……其實真的非常麻煩,對吧?」
「嘘ですね……本当はものすごく大変なんですよね?」
「果然還是被看穿了啊。」
「さすがにバレるか」
我抓了抓頭,深深嘆了一口氣。
俺は頭をかき、深くため息を吐いた。
起初我們本打算取得信件,揭露南部貴族的不法。若南部因此發動叛亂,就打算動用軍中的激進派加以鎮壓,因為我們以為那些都能控制在小規模。
当初は俺たちが手紙を手に入れ、南部貴族の不正を暴くはずだった。そのうえで南部が反乱を起こしたなら軍の過激派を使って鎮圧するつもりだった。それらは小規模で済むと踏んでいたからだ。
然而,戈登正有意囤積信件,避免事態變得小規模,這正是戈登的作風。
だが、ゴードンは小規模にならないように手紙を溜めている。ゴードンらしいやり方だ。
事情變成這樣後,原先的計畫已經不可行。若爆發大規模內亂,帝國無疑會被削弱。
こうなってくると当初の計画は使えない。大規模な内乱を起こせば帝国は間違いなく弱体化する。
戈登應該也明白這些才對。
そこらへんをゴードンもわかっているだろうに。
就算那傢伙不清楚,索妮亞也應該知道。
最悪、あいつがわかっていなくてもソニアはわかっているはずだ。
即便如此還要付諸實行,難道是因為有更遠大的盤算嗎?
それでも実行に移すということはその先の展望があるということか。
「如果內亂發生,就只能讓雷歐立功了。必須採取那樣的行動。但在此之前我們還有一段緩衝時間。希望能設法不要引發內亂,但恐怕不會那麼順利。」
「内乱が起きたならもうレオに功績を立てさせるしかない。そういう動きをするしかない。だけど、それまでに今は猶予がある。なんとか内乱を起こさないようにしたいところだが、上手くはいかない」
「向皇帝陛下求助不行嗎?」
「皇帝陛下に頼むのは駄目なのでしょうか?」
「雷歐已經提出過,並且被阻止了。我能理解他的心情……但帝位之爭不會只因這一件事就結束。若雷歐提出訴求,父上會展開調查,但到那時雷歐的未來可能會被毀掉,而且也不一定因此就能解決問題。我們得另想辦法。」
「もうレオが言ってきた。そして止めた。気持ちはわかるが……帝位争いはこの一件だけじゃ終わらない。レオが訴えれば父上は捜査するだろうが、その時点でレオの未来は潰えるし、それで解決するとも限らない。別の手でどうにかする」
「那麼,如果讓瑞貝卡小姐出面控告,如何?」
「ではレベッカさんが訴え出ればいいのではないでしょうか?」
「我們沒有辦法證明她真的是被西塔海姆伯爵託付信件的騎士。能證明這點的物證已被奪走。即便我們用瑞貝卡出面控告,戈登也會矢口否認。這點雷歐去控告也是一樣,戈登大概不會把證據藏在容易被找到的地方,這會讓我們的信譽下降,最壞情況下雷歐會被排除在南部的調查之外。那樣一來雷歐就不需要把信件帶給皇帝,我們會被徹底排除在外,無論如何都會對戈登有利。」
「彼女がシッターハイム伯爵から本当に手紙を託された騎士だと証明する手段がない。それを裏付けていた物証を奪われた。こちらがレベッカを使って訴えたとしてもゴードンは白を切る。まぁこれはレオが訴えても同じなんだが、おそらく調べて見つかるような場所に隠してはおかないだろうからこっちの評価は下がるし、最悪、レオが南部の捜査から外される。そうなればレオが手紙を皇帝に持っていく必要すらなく、俺たちは完全に蚊帳の外だ。どうやったってゴードンに有利となる」
雖然對戈登是否能做到如此巧妙還有疑慮,但現在索妮亞作為軍師就在他身邊。
ゴードンにそこまで器用な真似ができるかという疑念もあるが、今はソニアが軍師として傍にいる。
若輕舉妄動,反而會被反擊而受創。
下手に動けばカウンターでこちらが打撃を受ける。
不過,若放棄阻止內亂,方法就有很多。
ただ、内乱を止めることを諦めればいくらでもやりようはある。
塞巴斯也說別太自責。即便我們拿到信件,內亂發生的可能性仍然很高。然而,不在意和放棄是兩碼事。
セバスも気に病むなと言った。内乱は俺たちが手紙を手に入れたとしても起きた可能性が高い。しかし、気に病まないのと諦めるのはまた別物だ。
不能因此怠於阻止的努力。
止める努力を怠っていいわけじゃない。
最好的做法仍然是不讓內亂發生。
最善はやはり内乱を起こさないことだ。
撇開情感不談,一旦發生大規模內亂,雷歐的評價無疑會下滑。人們會說那是因為信件發現得太晚了。
心情的なモノを抜きにしても、大規模な内乱が発生すれば少なからずレオの評価は下がる。手紙の発見が遅れたからだと言われてしまう。
帝國、百姓,以及皇位之爭。阻止內亂對這些都有利。
帝国、民、そして帝位争い。内乱を止めることはこれらすべてにメリットがあるのだ。
「唔……真是麻煩啊……」
「あう……困りましたね……」
「我已命令塞巴斯去搜查信件,但就算是塞巴斯也恐怕無能為力。或許該下定決心,作為西爾瓦以雷歐為重協助他……?」
「セバスには手紙の捜索を命じてるけど、まぁさすがのセバスでも無理だろうな。色々覚悟してシルバーとしてレオに協力すべきだったか……?」
後悔也無濟於事;時間不會回頭。
後悔しても仕方ない。時間は戻らない。
即便如此,仍然忍不住想當時那樣做會不會更好。
それでもああすればよかったかと思わずにはいられない。
那次敗北是因為情報不足,進而導致判斷不足。缺乏那些就無法做好萬全準備。不過即便如此,本可以更謹慎地以西爾瓦的身份行動。
あの敗北は情報不足とそこからくる認識不足から来た。それが足りてないと万全の備えができない。それでも用心してシルバーとして動くことはできたはずだ。
若一開始就以西爾瓦行動,就不用擔心被發現。
最初からシルバーとして動いていればバレる心配はない。
但那會帶來致命的問題。
だが、それには致命的な問題がある。
「但那樣一來,西爾瓦私下支援雷歐殿下的事就會曝光。到目前為止還有以討伐魔物作為藉口……」
「でもそうなると、シルバーが私的にレオ様に協力していることがバレてしまいます。今まではモンスター討伐という言い訳がありましたけど……」
「沒錯。掌握古代魔法的人插手皇位之爭,必然會引來反感。」
「そうだな。古代魔法の使い手が帝位争いに首を突っ込む。反感を買うのは間違いない」
在勢力爭鬥中以傳送把雷歐帶走,會逾越我們一直維持的底線。
勢力争いの中でレオを転移で連れていくというのは、これまで保ってきた一定のラインを越えることになる。
身為帝都的守護者與民眾的守護者,西爾瓦因此被容許存在。若被發現不是為了對抗魔物或帝國危機,而是在勢力鬥爭中偏袒某人,就會出現各種傳聞;若是索妮亞,她會善加利用這一點。即便把信交給瑞貝卡,索妮亞仍然是戈登的軍師,而且那裡還有許多贊卓拉的手下。
帝都の守護者であり、民の守護者。それゆえにシルバーは許されている。モンスターが関わるわけでもなく、帝国の危機でもなく、ただの勢力争いで一人に過度な肩入れをしていることがバレればどんな噂が出るかわからないし、ソニアならそれを上手く使ってきただろう。レベッカと手紙を引き渡したとしても、ソニアがゴードンの軍師であることには変わらない。加えてあそこにはザンドラの手下たちが大勢いた。
最糟的情況是,會被宣傳成威脅而喪失以西爾瓦身分活動的權利。帝國對於「古代魔法與皇族」這組合有著深刻的心結。
最悪、脅威と宣伝されてシルバーとして活動できなくなったかもしれない。それぐらい帝国には古代魔法と皇族というセットにトラウマがある。
那樣一來我們就會為了換回信而失去王牌,這風險不能冒。
そうなればこっちは手紙と引き換えに切り札を失う。その危険は冒せない。
「唉……光想也沒用。當時行動受限太多了。」
「はぁ……考えるだけ無駄だな。あの時は動きが制限されすぎてた」
不過也不僅僅是那時如此。
まぁ別にあの時には限らないが。
一旦在帝都行動,西爾瓦會受到許多限制。
帝都で動くとなるとシルバーには制限がいくつも付きまとう。
因此行動的時機會被大幅限制。
だから動くタイミングは限られてくる。
「如果不趕快想出解決之法,雷歐又會跑去向父上訴說了……」
「さっさと解決策を見つけないとまたレオが父上に訴えると言い出すだろうからな……」
「不能和南部的貴族談一談嗎?」
「南部の貴族の方と話し合いはできないんでしょうか?」
「那些人幾乎可以肯定沾染了不法之事,談判什麼的……」
「ほぼ間違いなく不正に手を染めてる貴族たちだぞ? 話しあいなんて……」
我在那裡把話說住。
俺はそこで言葉を切る。
他們是不會接受談判的。
奴らは交渉になんて応じない。
不過,接下來必然會有一次他們會答應談判的瞬間。
だが、これから先に間違いなく一度だけ応じる瞬間がある。
「菲妮……你是天才。」
「フィーネ……君は天才だ」
「欸?」
「はい?」
「抱歉,能去把雷歐叫來嗎?我想到一個好主意。」
「悪いがレオを呼んできてくれないか? 良い手を思いついた」
說罷我拿起筆,把腦中浮現的計畫寫在紙上開始記錄。
そういうと俺は筆をもって頭に浮かんだ計画を紙に書き始めた。
菲妮看了我一眼,雖然困惑,卻還是立刻去把雷歐叫來了。
それを見てフィーネは困惑しつつも、すぐにレオを呼びにいったのだった。
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「哥哥,真的想到好主意了嗎!?」
「兄さん、良い手が思いついたって本当!?」
「等一下。嗯……問題大概就這些吧?還有護衛。護衛怎麼安排是個關鍵。」
「ちょっと待ってろ。えーっと、課題はこれくらいかな? あとは護衛か。護衛をどうするかがネックだな」
我抱臂沉思。
俺はうーんと腕を組んで悩む。
看到我這樣,雷歐拿起桌上的我那張凌亂的計畫書翻閱起來。
そんな俺を見てレオは机にある俺の乱雑な計画書を取って目を通す。
「……哥哥,這是認真的嗎?」
「……兄さん、これ正気?」
「當然。不過執行的人不是我。」
「もちろん。といっても実行するのは俺じゃないけどな」
聽我這麼說,雷歐嘴角微微抽動。
軽く言うとレオが頬を引きつらせる。
執行我所想的策劃會是雷歐。
俺の考えた策を実行するのはレオだ。
「是什麼樣的策劃?」
「どういう策なんですか?」
「簡單說就是假裝談判,然後偷襲。」
「簡単に言うと交渉と偽ってだまし討ちする」
「欸……?」
「え……?」
「直接衝進敵方本據地,迅速制壓。南部貴族大多只是畏懼克魯格公爵而已。若公爵敗北,他們會立刻投降。」
「敵の本拠地に乗り込み、さっさと制圧する。南部貴族の大半はクリューガー公爵を恐れているだけだ。公爵が負ければ即降参する」
也沒有能夠接續的人選,也失去繼續下去的意義。
跡を継げる有力者もいないし、続ける意義もない。
在這種情況下,內亂的目的不是為了篡奪帝位,而是想從皇帝那裡逼出讓步以確保自身安全。
この状況において内乱を起こす目的は帝国の簒奪ではない。皇帝から譲歩を引き出し、自分たちの安全を確保したいからだ。
若克魯格公爵被捕,便會失去能夠與皇帝平等交涉的領導者,組織也會失去凝聚力。
クリューガー公爵が捕まれば、そもそも皇帝と対等に交渉できるリーダーを失うし、組織としてのまとまりもなくなる。
在內亂小規模時這一招幾乎無法使用,因為皇帝不會讓步。只有在情勢變得大規模時,這才是可用的一手。
内乱が小規模のときはとても使えない手だ。皇帝が譲歩などしないからだ。大規模になった場合にのみ使える一手といえる。
「我記得我說過如果能談判就好了……」
「私は話し合いができればと言ったと思うんですが……」
「那正是天才的想法。他們絕不會接受談判,但在內亂開始前,有一次是他們一定會答應的機會。」
「それが天才的だった。奴らは決して話し合いには応じないが、一度だけ確実に応じる機会がある」
「就在內亂開始前。面對皇帝派來的使者,他們肯定會談判。我確實理解你想表達的,但……」
「内乱が始まる直前。皇帝からの使者に対してなら間違いなく交渉に応じる。たしかに言いたいことはわかるけど……」
「你處於可以把南部的叛亂視為自己責任的位置。向父上請求名譽挽回的機會,將這份任務拿下。當然,前提是你有這份意志。」
「お前は南部の反乱は自分の責任と言える立場にある。名誉挽回のチャンスをと父上に訴え出て、この役目を勝ち取れる。もちろんお前にやる気があるならだけどな」
「那點我不在意。我個人非常贊成這個計畫。比起最初想的,能把損害大幅縮小。若順利的話,真的是最理想的辦法。」
「そこを問題視はしてないよ。僕自身はこの策には大賛成さ。当初考えてたよりもよほど被害を小さくできる。上手くいけばまさに最善だ」
沒錯。
そうだ。
從潛入敵方本據地到奇襲,若成功就是一擊必殺。能徹底阻止戈登的陰謀,也能避免讓南部的百姓白白受苦。
敵本拠地への潜入からの奇襲。決まればまさに一撃必殺。ゴードンの企みを完全に阻止できるし、南部の民を無駄に苦しめることもなくなる。
只是,課題也很多。
ただ、課題も多い。
首先一項是部隊問題。
まず一つ目は部隊だ。
「作為護衛同行的少數部隊,若不是精銳就無法成功。即便帶上塞巴斯或吉克,也需要相當能戰的部隊同行。」
「護衛についてくる少数部隊。これは精鋭じゃないと上手くいかない。セバスやジークを連れていくにしても、かなり戦える部隊を連れていく必要がある」
「但近衛隊不行,會明顯被提高警戒。」
「だけど近衛隊は駄目だよ。明らかに警戒されちゃうからね」
「沒錯。我們得去尋找那樣的部隊。」
「そうだ。その部隊探しをしなくちゃいけない」
接著是第二點。
そして二つ目。
與戈登的交涉。
ゴードンとの交渉だ。
「在談判時從戈登那裡接過信件時,不能做出輕率的承諾,這也是一個課題。」
「交渉でゴードンから手紙を受け取るときに、下手な約束はできないってのも課題の一つだ」
「要是被要求不要行動那就麻煩了。」
「動くなって言われたら困るしね」
「這點總能克服,最後那一項才是最大的課題。」
「これはまぁ乗り切るとして、最後が一番の課題だな」
第三點。
三つ目。
提高成功率,說服皇帝批准。
成功率をあげて皇帝に許可させること。
「我覺得父上不會批准。」
「父上が許可するとは思えない」
「這明顯很危險,如果被當做人質會影響未來。派軍隊進去反而比較省事。所以必須蒐集足以讓人信服的材料。」
「明らかに危険だし、人質にされれば今後にも響く。軍隊を投入したほうが色々と考えないで済む。だから納得できるだけの材料をそろえる必要がある」
「要怎麼提高成功率?」
「どうやって成功率を上げるの?」
「先湊齊精銳部隊,然後讓對方放鬆警惕。這兩點要先徹底做到位。」
「とりあえず精鋭部隊をそろえる。あとは相手を油断させる。この二点をまずは徹底して突き詰めなきゃだろうな」
即便雷歐以使者身分前往,也不會使用近衛隊。
レオが使者として赴くにも関わらず、近衛隊を使わない。
這樣或許能誘使敵人鬆懈,但還不夠。
それで敵の油断は誘えるといえば誘えるが不十分だ。
必須想出更多讓敵人放鬆警戒的手法,並拉來一支僅次於近衛隊的精銳部隊。
もっと敵を油断させる方法を考え、近衛隊に次ぐくらいの精鋭部隊を引っ張ってくる必要がある。
「真是困難啊。」
「大変だね」
「嗯,比起沒有出路這招要好得多。把損害降到最低,阻止內亂。門檻雖高,但值得一試。」
「ま、活路が見えないよりはずっとマシだ。被害を最小限に抑えて内乱を止める。ハードルは高いが、やるだけの価値はある」
就這樣,我們的作戰會議開始了。
こうして俺たちの作戦会議は始まったのだった。