最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六十一話 重量的理由
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「不、不簡單呢……!」
「な、なかなかやりますね……!」
「你才是!到現在還沒遇過能和我勢均力敵的人呢!」
「そちらこそっ! 僕と互角の人なんて今までいませんでしたよ!」
說著,我們揮起木劍。
そう言って俺たちは木剣を振る。
彼此都是武藝不精,劍勢不穩,缺乏威力。
互いに武芸が苦手な者同士、太刀筋は不安定で威力に欠ける。
不過,我和尤爾根自覺是在進行一場頗為白熱的比賽──不過也只是自覺而已。
しかし、俺とユルゲンとしてはわりと白熱した試合をしているつもりだった。あくまでつもりだが。
比賽結束後,我向一旁觀戰的塞巴斯詢問。
試合を終えて見ていたセバスに訊ねる。
「呼、呼……怎麼樣?」
「はぁはぁ……どうだ?」
「差不多嘛,不分上下。說實話,還不如看小孩子的打鬧讓人安心。」
「どんぐりの背比べですな。子供のチャンバラのほうが安心してみていられるかと」
「果然……」
「やっぱり……」
尤爾根垂頭喪氣地耷拉下肩膀。
ユルゲンはがっくりと肩を落とす。
底層之間互相較量的平手戰,對旁觀者來說像是一場難看的泥沼混戰,還不如兒童的打鬧。
底辺同士の互角の戦いは見るものからすれば、子供のチャンバラのほうがマシなのではと思わせるような泥仕合だったようだ。
嘛,這些事我早有預料。既然大家都說不行,我只是想看看究竟有多糟。
まぁ別にここらへんは予想通りだ。駄目だ駄目だと言われているから、どれほど駄目なのか見てみただけだ。
我們互相用毛巾擦汗,思考接下來的招數。
互いにタオルで汗を拭いて、次の手を考える。
「總之劍術不行啊……還有別的拿手項目嗎?」
「とりあえず剣術は駄目ですね……ほかに得意なものは?」
「拿手的嗎……有一樣我從小持續練習的東西。」
「得意ですか……ずっと稽古を続けてきたものはあります」
「是什麼?」
「それは?」
「哈爾巴德(長柄斧槍)。」
「ハルバードです」
塞巴斯從準備的武器中拿出了練習用的哈爾巴德。
用意してある武器の中からセバスが練習用のハルバードを取ってくる。
被稱為槍斧的哈爾巴德在矛尖處附有斧刃。用途廣泛,但非常沉重且難以操控。據說是矮人為了彌補自身射程短的缺陷而開發的武器。
槍斧と評されるハルバードは槍の穂先に斧がついている。用途の広い武器だが、とにかく重くて扱いづらい。開発したのはたしかドワーフで、リーチの短い彼らの弱点を補うための武器だ。
熟練的人用起來會很強,但人類外行要用的話,還是直接用長槍比較好。
使いこなせば強いだろうが、人間の素人が使うなら普通に槍を使ったほうがいい。
「為什麼會選哈爾巴德?」
「どうしてハルバードなんです?」
「十五歲那年,去提親時也親自見過莉澤羅特殿下。她當場說不會嫁給不會使用武器的人。我本來也在預料之中,便開始練槍,但對莉澤羅特殿下來說仍然行不通。」
「十五歳の頃、縁談を申し込んだときにリーゼロッテ様にも直接会ったんです。そこで武器の使えない者とは結婚しないと言われましてね。一応、僕としても想定通りでして、槍の稽古をしてきたんです。ただ、リーゼロッテ様には通用しませんでした」
「那當然了……」
「そりゃあそうでしょうね……」
莉澤姊上作為將領很強,個人實力當然也非常可怕。
リーゼ姉上は将としても強いが、もちろん個人としても恐ろしく強い。
無論給她哪種武器,她都是達人級的手藝。
どの武器を使わせても達人級の腕前だ。
臨時抱佛腳的武器根本沒用。
付け焼刃の武器じゃ歯が立たないだろうな。
「當時她告訴我,你的一擊太輕了。那時我非常瘦,而且個子也矮。以那時的我不可能給莉澤羅特殿下一記能讓她滿意的一擊。於是我選擇了沉重的武器。不過每次揮舞都會失去平衡。」
「そのとき言われたんです。お前の一撃は軽すぎると。当時、僕は非常に痩せていましてね。ましてや背も低いですから。当時の僕ではリーゼロッテ様を納得させる一撃を加えることは不可能だったんです。だから重い武器を選びました。ただ、これを振るとバランスを崩してばかりだったので」
「不會吧……」
「まさか……」
「是的,我多吃變胖了。就算練出肌肉,對我來說也有極限。」
「ええ、一杯食べて太りました。筋肉をつけても僕には限界があったので」
真令人同情……。
不憫だ……。
確實,手持哈爾巴德的尤爾根有某種穩定感,揮動時也顯得有力,姿態也很合適……沒想到他竟為了這點犧牲了自己的體型。
たしかにハルバードを持ったユルゲンはなんというか、安定感があるし素振りにも威力があるように思える。振る姿も様になっているが……まさかそのために体型を犠牲にするとは。
姊上……有人因為你的話改變了人生啊。我看了真是覺得可憐。
姉上……あなたの言葉で人生変わってる人がいるんですが。俺は不憫で仕方ありませんよ。
我朝遠處的莉澤姊上默默吐槽的同時,看向塞巴斯。
遠くにいるリーゼ姉上に内心で語りかけつつ、俺はセバスを見る。
「怎麼樣?」
「どうだ?」
「這相當不錯。至於能不能在皇女殿下面前成立就有點微妙了。」
「これはなかなかですな。皇女殿下に通用するかと言われると微妙ですが」
「若以能打動姊上為前提,那恐怕只有將軍或近衛騎士這類人才符合。她應該也沒那麼高的要求。」
「姉上に通用することを条件にしだしたら、将軍や近衛騎士とかくらいしか該当しなくなる。向こうだってそこまで求めてないさ」
「希望如此。總之比起劍術這更有希望。如果靠重量硬砍的話不需要太多技巧,而且他也能掌握那重量的平衡。這顯然是相當訓練出來的。就劍術而言,他的武藝天賦大概與亞諾爾特殿下相當。」
「だとよいですが。とにかく剣よりはよほど見込みがあります。重量に任せて叩き切るなら技術はいりませんし、その重さを扱えるバランスもある。相当修練したのでしょうな。剣術を見る限り、おそらく武芸のセンスはアルノルト様並みです」
「也就是說幾乎沒有天份。可他還把那玩意提升到至少能看的層次……了不起。這點我學不來。」
「つまり皆無ってわけか。それを一つの武器とはいえ見れるレベルまで引き上げた……大した人だ。俺には真似できん」
尤爾根學商,讓原本衰弱的公爵家變得富裕。他大概具備商人的天賦,這條路確實更適合他,無可置疑。
ユルゲンは商いを学び、弱小の公爵家を豊かにした。商人としての才能があったのだろう。そっちのほうが向いていたことは疑いの余地はない。
儘管如此,尤爾根仍不斷修練。雖然知道那不是他的天職,為了得到姊上的肯定,他仍不吝努力把弱點變成強項。
それでもユルゲンは修練を続けた。その道が自分の生きる道と知りながら、姉上に認めてほしくて不得手を得手にする努力を惜しまなかったのだ。
「萊因費爾特公爵」
「ラインフェルト公爵」
「嗯?有事嗎?」
「はい? なんでしょうか?」
「您從未對其他女子動過心嗎?」
「他の女性に目移りしたことはないんですか?」
「沒有。我說過我愛那位女士。既然說出口,我就不想對自己的話說謊。父親常被取笑說只有誠實是他的長處,但我卻喜歡那份誠實。因此我也想成為那樣的人。愛一個女人並堅守那份愛。我覺得那份愛是純粹的,若不是如此,莉澤羅特殿下也不會回頭吧。」
「ありませんね。僕はあの方を愛していると言ったんです。それを伝えた以上、僕は僕の言葉に嘘をつきたくない。僕の父は誠実さだけが取り柄だと言われていましたが、僕はその誠実さが好きだった。だから僕も斯くありたい。一人の女性を愛し、その愛を貫きたい。その愛が綺麗だと思いましたし、そうでなければリーゼロッテ様は振り向いてはくれないでしょう」
「……塞巴斯。總覺得我們像是在做壞事似的……」
「……セバス。なんだかこっちが悪いことをしているような気分に……」
「接受或不接受是皇女殿下的自由。如果只是努力就能得到婚禮,那誰都會努力。努力是被肯定的,但並非絕對。特別是女人的心像秋天的天空一樣易變。到處都有那些努力向她求婚的男人,反而被隨性輕浮的男人吸引的例子。」
「受け入れる、受け入れないは皇女殿下の自由ですからな。頑張ったから結婚してもらえるなら誰でも頑張りましょう。努力は評価されることではありますが、絶対的なものではありません。特に女性の心は秋空に似て変わりやすいですからな。一生懸命求婚した男ではなく、チャランポランな男に惹かれるなんて話はそこら中に転がっています」
「嘿,萊因費爾特公爵跪下了!?」
「おい、ラインフェルト公爵が膝をついたぞ!?」
「這種事也是有的,總之最後還是皇女殿下決定。」
「そういう話もあるということですし、結局は皇女殿下次第ということです」
他大概一直努力讓自己聽不見外界的聲音吧。
たぶん周りの声を聞こえないようにしてきたんだろうな。
不讓自己往壞處想,這麼撐過來的。
悪い方向にも考えないようにしてきて、これまで頑張ってきたんだ。
對那樣的尤爾根來說,這話多少有些殘酷。
そんなユルゲンにはちょっと酷な話だったか。
我靠近,想要喚他幾句。
俺は近づいて声をかけようとするが。
「萊因費爾特公爵,振作起來。」
「ラインフェルト公爵、元気を」
「可惡!為了這種事沮喪,配不上莉澤羅特殿下!我真是太軟弱了!」
「くっ! こんなことで落ち込んでいてはリーゼロッテ様に相応しくない! 僕はなんて弱いんだ!」
「……」
「……」
「如果她喜歡輕浮的男人,那我就一人分飾兩角吧!亞諾爾特殿下!教我如何變成輕浮的人!」
「チャランポランな男が好きだというなら、僕が一人で二役を演じましょう! アルノルト殿下! チャランポランになる秘訣を教えてください!」
尤爾根猛地站起,向我這樣問道。
バッと起き上がったユルゲンは俺に向かってそう問いかけてくる。
他突然逼近,我不由自主往塞巴斯那邊後退幾步。
いきなり迫ってきたので思わずセバスのところまで後ずさりする。
「真是不會被打倒的人啊。」
「めげない人ですな」
「而且還跑來問我怎麼成為輕浮的人,這也太無禮了吧?」
「しかも俺にチャランポランになる秘訣を聞いてくるとか、無礼じゃないか?」
「事實就是如此。在帝都恐怕沒有人像您這樣致力於輕浮之道吧。」
「事実かと。帝都であなたほどチャランポラン道を突き詰めた人はいないでしょうし」
「別把什麼『輕浮之道』這種莫名其妙的路子弄出來。我可沒走過那種路,我只是沒走任何道路而已。」
「チャランポラン道とかいうわけのわからない道を作るな。俺はそんな道を歩いた覚えはない。どの道も歩かなかっただけだ」
「原來如此!根本就是連選擇都不做!真是長見識了!」
「なるほど! そもそも選択しない! 勉強になります!」
「……」
「……」
「……」
「……」
真不知道該說什麼才好。
もうなんだろう。
簡直只能用一個字形容,了不起。
すごいの一言だ。
人若有愛可以變得這般,真讓人吃驚。我小看了愛情。
人って愛があればここまでになれるのか。愛、侮ってた。
「姊上基本上喜歡強者。如果能展現出萊因費爾特公爵的那份強度,或許還有一線希望?」
「姉上は基本的に強い者を好みます。どうにかラインフェルト公爵が持つ強さをアピールできればワンチャンあるか?」
「畢竟皇女殿下已看著公爵成長二十年了吧?她應該會承認那種程度的實力吧?」
「なんだかんだ、皇女殿下は二十年も公爵の成長を見ているのですよ? そこらへんの強さは認めているのでは?」
「她只看成果罷了。我想讓她看到努力的過程。努力的樣子能吸引人,你不覺得嗎?」
「成果を見ているだけだ。努力の過程を見せたい。頑張る姿は人を惹きつける。そうは思わないか?」
「有一點道理。」
「一理ありますな」
「亞諾爾特殿下,我覺得問這種事可能有些失禮……」
「アルノルト殿下その、このようなことを聞くのは無礼かと思うのですが」
「既然已經失禮了,那就盡管問吧。」
「すでに無礼なので何でも聞いて構いませんよ」
「喔,那太好了。殿下您是怎麼讓莉澤羅特殿下喜歡上的?」
「あ、それは良かった。殿下はどうやってリーゼロッテ様に気に入られたんですか?」
真是個毫不顧忌的人啊。
遠慮のない人だなぁ。
一邊這麼想,我便回想起當年被莉澤姊上賞識的情形。
そんなことを思いながら俺はリーゼ姉上に気に入られた時のことを思い出す。
那是十一年前。當時我為了庇護一名少女而被關了一週。
あれは十一年前。俺が少女を庇って一週間、牢に入っているときだった。
經由父親轉述,長兄知道了許多事,並向姊上說我因庇護少女而被關,於是姊上每天都來牢房探望我。
父上経由でいろいろと知っていた長兄が、姉上に俺が少女を庇って牢に入れられたと話したようで、姉上は毎日牢にやってきた。
她多次說,如果我說出庇護的是誰,她會替我向父親說情。
そして何度も、誰を庇ったか言えば父上にとりなしてやると言ってきた。
當然,我當時並不知道姊上已經全部知道。但我仍堅稱是我做的。現在想來,我大概也有些逞強。
当然、俺は姉上が全部知っているとは知らなかった。だが、俺は最後まで自分がやったと言い続けた。今、思えば俺も意地になってたのかもしれない。
為了保護那少女,竟被關了一週。既然已做到這份上,若是就此透露秘密就沒意義了。
少女を庇って、一週間も牢に入れられたんだ。ここまでしているのに秘密を吐露してしまったら意味がないと思った。
所以我守住了秘密直到出獄。
だから俺は最後まで秘密を守り抜いて牢を出た。
姊上溫柔地撫了撫我的頭。
そんな俺の頭を姉上は優しく撫でてくれた。
「不愧是我的弟弟……」
「さすが私の弟だ……」
「嗯?」
「はい?」
「小時候我常被這樣說。倔強堅持到底會得到姊上的讚賞。從那以後,她開始對我格外關照。大概是我的態度在她眼裡看起來不錯吧。」
「子供の頃、そう言われました。意地を張って、貫き通したら姉上は褒めてくれたんです。それ以来、色々と目をかけてくれるようになりました。たぶん俺の態度が姉上には好ましく映ったんでしょう」
「那是個好消息。至少可以說萊因費爾特公爵沒有錯。」
「それは朗報ですな。少なくともラインフェルト公爵は間違っていないということです」
「沒錯。萊因費爾特公爵的表現應該會討姊上喜歡。她喜歡努力的人。雖然說姊上的男人品味還是有點難懂……但還是親自見一次比較快。」
「そうだな。ラインフェルト公爵の振舞いは姉上には好ましいはずだ。あの人は頑張る人が好きなはずだから。まぁ姉上の男の好みはちょっとわからないけど……これは一度会ったほうが早いかもな」
說完我站起身。
そう言って俺は立ち上がる。
本來就不該把這種大事用書信來來回回。
そもそもこんな大事なことを手紙でやり取りするのが間違っているんだ。
「塞巴斯,準備。先往萊因費爾特公爵領出發。」
「セバス、準備しろ。とりあえずラインフェルト公爵領に向かう」
「是,立刻安排。」
「はっ。すぐに手配いたします」
「啊,亞諾爾特殿下!?」
「あ、アルノルト殿下!?」
「比起從帝都出發,去公爵領地更接近姊上的地方。我去了她或許會過來見面;若她不肯動,那就由我們前去。」
「帝都よりはよほど公爵の領地のほうが姉上のところに近いですからね。俺が行けば会いに来てくれるかもしれません。動かないならそれはそれでこちらから行けばいい」
說著我笑了。
そう言って俺は笑う。
要去應付那位姊上,還從帝都出發實在太不夠重視了。
あの姉上を相手にするのに帝都からというのも舐めた話だったな。
我也該親自上陣了。
俺も前線に出ようじゃないか。
既然決定了,就開始準備吧。
さて、そうと決まれば準備をするか。
不是說你變胖了嗎。
太っちゃったんじゃない。
我是故意變胖的(`・ω・´)
あえて太ったんだ(`・ω・´)