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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五十七話 少女之名為莉塔

3月9日中午因電腦故障,暫停更新。

3月9日の昼はPCが不調のため、お休みします。

帝劍城很大。

帝剣城は広い。

這座城若非居於其內的皇族,連自由往來都很難,而且各代皇帝會設置密室與暗道,連皇帝也未必瞭解所有地方。

この城に住んでいる皇族でもない限り、あちこちを行き来することすらできないうえに、各皇帝がその代によって隠し部屋や隠し通路を作っているため、皇帝ですらすべてを知らない城だ。

在這座城的中層樓層。

そんな城の中層階。

有一名少女迷路闖入其中。

そこに一人の少女が迷い込んでいた。

「嗯……迷路了!」

「うーん……迷った!」

少女露出一副困擾的表情,卻用聽起來並不怎麼擔心的聲音說著。

少女は困ったような表情で、あまり困ってなさそうな声を出した。

上層是皇帝的區域,中層則是皇族與重臣們的地盤。不必稟告皇帝的小事都在這裡裁決。

上層は皇帝のエリアであり、中層は皇族と重臣たちのエリアだ。皇帝に届けるまでもない報告はここで裁決される。

阿爾和雷歐的房間也在這一帶,但一個身份不明的少女闖入這裡實在太危險。

アルやレオの部屋もこのエリアにある。しかし、身分のはっきりしない少女がここに迷い込むのは危険すぎる行為だった。

一旦被抓,會被拘留直到查明身分為止。

捕まれば身許が確かめられるまでは拘束されてしまう。

然而,少女顯得十分悠閒。

だが、少女は暢気だった。

她把略顯暗淡的金髮綁成側馬尾,年紀大概十出頭,頂多十一、十二歲。

くすんだ金髪をサイドポニーでまとめた少女の年齢は十代前半、せいぜい十一、二歳だろう。

腰間插著木劍,城裡的人一看就知道她是騎士見習或類似身分。

腰には木剣をさしていることから、騎士見習い、もしくはそれに近い立場なのは城に務める者ならすぐにわかる。

只是,大多數的騎士見習可不會跑到這種地方來。

ただ、大抵の騎士見習いはこんな場所まで入ってこない。

「糟糕糟糕……如果有人把我的飯吃掉怎麼辦……」

「困ったなぁ困ったなぁ……あたしのご飯食べられたらどうしよう……」

少女一邊喃喃自語著『阿爾要是在旁邊就只會擔心飯啊』,一邊抬頭繼續往前走。

アルが傍にいれば飯の心配かよ、と呆れそうなことを呟きながら、少女は顔をあげて歩き出す。

她抱著過於冒失的想法:總會走到熟悉的地方吧。

そのうち見知った場所に出るだろうという、あまりにも無謀な考えを抱いていたからだ。

「爬上樓梯是不是不該啊。教官好像說過不能上來,又好像沒說過。」

「階段を登ったのがまずかったかなぁ。教官も登っちゃ駄目だって言っていたような、言っていなかったような」

「喂!那個小孩!」

「おい! そこの子供!」

少女被叫住,挺直了背。

少女は声をかけられて背筋を伸ばす。

然後像壞掉的洋娃娃一樣慢慢把頭轉向後方。

そして壊れた人形のようにゆっくりと首を後ろに回す。

只見那裡有兩名持槍的衛兵,兩人都用疑惑的目光看著少女。

すると、そこには槍を持った衛兵が二人いた。どちらも訝しんだ視線を少女に向けている。

「你是誰?怎麼進來的?」

「何者だ? どうやって入った?」

「不是在接受騎士訓練的小孩嗎?肯定是違規上來的吧。守不住規矩的人當不了騎士。」

「騎士訓練中の子供じゃないか? 決まりを破って登ってきたんだろうな。決まりの守れない奴は騎士はなれんぞ」

「那、那個……」

「えーと、あのね……」

「不及格。過來!我要把你交給教官!」

「落第だな。こっちに来い! 教官に突き出してやる」

衛兵們這麼一說就伸手去抓少女。

そう言って衛兵たちが少女に手を伸ばす。

但此時一名黑髮男子擋在衛兵前面,對少女喊道。

だが、そんな衛兵たちを遮るように黒髪の男が少女に声をかけた。

「啊,原來在這裡。別離我太遠啊。」

「ああ、ここにいたのか。駄目じゃないか。僕から離れたら」

「雷歐納爾特大人!?」

「れ、レオナルト様!?」

「啊,抱歉。這孩子是我叫來的。看她閒著,我想讓她幫忙搬東西,你們也一起幫忙吧?」

「ああ、すまない。この子は僕が呼んだんだ。暇そうにしてたから荷物運びを手伝ってもらおうと思ってね。君らも手伝うかい?」

「不、不!我們有任務要執行!」

「い、いえ! 私たちは任務がありますので!」

「失禮了,我們不知道是雷歐納爾特大人叫的!我們回去執行任務!」

「レオナルト様が呼んだとは知らず、失礼いたしました! 我々は任務に戻ります!」

「是嗎,那就拜託了。」

「そうか。じゃあよろしく頼むよ」

雷歐笑著向衛兵招手,掃視四周確認沒人後輕嘆一聲說道。

笑顔で衛兵たちに手を振ったレオは、軽く周囲を見渡し、誰もいなくなったことを確認すると、軽くため息をついて言葉を発する。

「真是差點出事了呢。」

「危なかったね」

「……呃、呃」

「……い、い」

「呃?」

「い?」

「你真帥!哥哥!老師說像哥哥這樣的人才叫做帥哥!謝謝你幫我!」

「イケメンだな! 兄ちゃん! 兄ちゃんみたいな人をイケメンって言うって先生が言ってた! 助けてくれてありがと!」

說完,少女露出爽朗的笑容。

そう言って少女は快活な笑みを浮かべる。

雷歐被她過於親暱的態度嚇了一跳,但很快輕笑著對她招手。

あまりにも馴れ馴れしい態度にレオは目を丸くするが、すぐにクスリと笑って少女を手招きする。

「你很有元氣呢。是參加騎士訓練的嗎?」

「君は元気がいいね。騎士訓練に参加していたのかい?」

「嗯!」

「うん!」

「是嗎。那我待會陪你去吧,教官就不會生氣。只不過,你要幫我一件事,行嗎?」

「そっか。じゃああとで僕が一緒にいってあげるよ。そしたら教官も怒らないだろうしね。ただし、僕の仕事を手伝ってもらうよ?」

「喔——!就是交易吧!好啊!我接受了!」

「おー! 取引というやつだな! よろしい! うけたまわった!」

「交易成立。我是雷歐納爾特,熟的朋友都叫我雷歐。你呢?」

「交渉成立だね。僕はレオナルト。親しい人はレオと呼ぶよ。君は?」

「我叫莉塔喔~」

「リタの名前はねー」

「嗯,你叫莉塔呢。」

「うん、リタって言うんだね」

「你怎麼知道!?」

「なぜわかった!?」

「啊哈哈,你真是有趣的孩子。」

「あはは、面白い子だね」

說完,雷歐帶著莉塔朝自己的房間走去。

そう言ってレオはリタを連れて自分の部屋へ向かった。

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「聽好,莉塔。這是個重要任務。我信任你,交給你可以嗎?」

「いいかい、リタ。これは重要任務だ。リタを信じて任せるよ?」

「好、好!我會努力的!」

「う、うん! 頑張るぜ!」

雷歐說完在莉塔面前擺了一大堆點心。

そう言ってレオはリタの前に大量のお菓子を置く。

那些都是貴族婦女或城鎮裡的女性贈送的點心。雖然都已經有檢毒過,但數量仍然非常多。

どれも貴族の女性や城下町の女性からプレゼントされたお菓子だ。毒味は済んでいるものばかりだが、とにかく量が多い。

自從從南方回來後,雷歐的人氣驟升,尤其在女性之間比以往更受歡迎。雷歐覺得這全是他哥哥的功勞。

南部より帰還してからレオの人気はすさまじく、とくに女性人気は今まで以上になっていた。それもこれも兄さんのせいだとレオは考えていた。

為了漂流者盡心盡力的事蹟也傳到了帝都,尤其是他跳入海中自救、為重傷者舉白旗的傳聞,如今成了帝都最受歡迎的美談。

漂流した者たちのためにあらゆる手を尽くしたという話は帝都にも届いており、とくに自ら海に飛び込んだという話と、重傷者のために白旗をあげた話は美談として最近では帝都で一番人気の話だった。

其實那兩件事都是阿爾做的,雷歐很想說『這都是我兄長做的』,但他不可能那麼說,只好每天吃著寄來的點心。

どちらもアルがしたことなので、レオとしてはすべて兄さんがやったことですと言いたいのだが、さすがにそんなことを言うわけにもいかず、こうして毎日送られてくるお菓子を食べていたのだ。

不過就算是雷歐也快到極限了。

しかし、いくらレオでもそろそろ限界だった。

「可、可以把全部都吃掉嗎!?」

「ぜ、全部食べていいのっ!?」

「嗯,可以。吃掉這些就是莉塔的任務喔。」

「ああ、いいよ。これを食べるのがリタの任務だからね」

「了解!莉塔加油!」

「了解! リタがんばる!」

說著,莉塔眼睛發亮地開始打開袋子。

そう言ってリタは目を輝かせながら袋を開け始めた。

面對未曾見過的點心,莉塔露出燦爛的笑容。

見たことのないお菓子にリタはまばゆい笑顔を見せる。

看著莉塔,雷歐忽然有些罪惡感,便稍微轉開視線。他覺得自己在討好小女孩,讓她做原本他該做的苦差事,總覺得像個小混蛋。

そんなリタを見て、なんだか罪悪感を覚えたレオは少し視線を逸らす。小さな女の子を煽てて、自分が辛いことをやらせる。なんだがやり口が卑怯者のような気がしたのだ。

不過雷歐實在吃不下了,也不覺得阿爾會吃。與其把吃不完的丟掉,不如讓別人吃掉比較好。

とはいえ、レオはこれ以上食べられないし、アルが食べるとも思えない。食べきれない分を捨ててしまうなら、こうして誰かに食べてもらったほうがいいはずだ。

說服自己後,雷歐為莉塔泡了茶。

そう自分を納得させたレオは、リタのためにお茶をいれる。

「好吃!非常好吃!」

「美味しい! すごく美味しい!」

「那就好。這是茶。很燙,小心喔。」

「そう、それはよかった。はい、お茶だよ。熱いから気を付けてね」

「謝謝!雷歐哥哥」

「ありがと! レオ兄」

「雷歐哥哥?」

「レオ兄?」

「對!叫我雷歐納爾特哥哥,簡稱雷歐哥哥!不行嗎?」

「うん! レオナルト兄ちゃん。略してレオ兄! だめ?」

「嗯,好啊。隨你怎麼叫我。我先整理一下文件,整理好就陪你去找教官。」

「ううん、いいよ。好きに呼んでくれて。僕はちょっと書類を整理するから、それが終わったら教官のところまで行こうか」

「收到!!」

「ラジャー!!」

雷歐看著精神充沛的莉塔,不由自主地笑了。

レオは元気なリタを見て、自然と笑顔を浮かべていた。

莉塔那種活潑又不拘小節的氣質令雷歐感到新鮮。在城裡,大多數人都會對你過分客氣。

快活で遠慮を知らないリタの雰囲気は、レオにとっては新鮮だった。城にいれば大抵の人間が気を遣ってくる。

笑容常常帶點造作,讓人窒息的感覺越來越明顯,自從南下建立功績後尤甚。

笑顔もどこか嘘くさく、息苦しさを感じるときが多かった。それは南部で成果を残してからは顕著となった。

在那樣的環境下,莉塔純真又爽朗的態度如同一劑清涼劑,療癒著雷歐的心。

そういう中でリタの純粋で快活な態度は清涼剤のように、レオの心を癒していた。

「欸,雷歐哥哥。雷歐哥哥是個很了不起的人嗎?」

「ねぇ、レオ兄。レオ兄は偉い人なの?」

「怎麼了?突然問這個?」

「どうしたんだい? 急に?」

「嗯……剛剛那個人對雷歐哥哥用了『大人』這種稱呼。老師說被那樣稱呼的人就是了不起的人。」

「うんとね。さっきの人がレオ兄を様づけしてたから。様づけされる人は偉いって先生が言ってた」

「嗯,我父親確實有地位。大家才會對我使用那種稱呼,並不是說我很了不起。你說的那位老師是指教官嗎?」

「まぁ僕の父親は偉いね。だからみんな僕に様をつけてくれるだけだよ。僕が偉いわけじゃない。ちなみにその先生っていうのは教官のこと?」

「不是喔。是個教莉塔劍術的冒險者哥哥。他年紀應該和雷歐哥差不多吧。不過雷歐哥帥多了!那老師經常被道場的小孩子欺負,被女生甩了還會哭呢。」

「ううん。リタに剣術を教えてくれた冒険者のお兄ちゃん。レオ兄とあんまり変わらない年じゃないかなぁ。でもレオ兄のほうがずっとカッコいい! 先生はいっつも道場の子どもにイジメられてるし、女の人に振られては泣いてるから」

「聽起來是個有趣的人。莉塔也喜歡那老師呢,我也想見見看。」

「愉快な人そうだね。リタも先生のこと好きみたいだし、会ってみたいかな」

「嗯!莉塔好喜歡老師!能在城裡接受訓練也是老師幫忙求來的!所以莉塔要成為一名了不起的騎士或冒險者!」

「うん! リタは先生のこと好きだよ! 城で訓練を受けれるのも先生が頼んでくれたおかげなんだって! だからリタは立派な騎士か冒険者になるんだー」

說完莉塔就大口咬下一塊果餡派。

そう言ってリタは果実の入ったパイにかぶりつく。

雷歐對她那毫不講究的吃相苦笑,心想看到這張笑臉,做點心的人應該也不會介意吧。

行儀とは無縁のその食べっぷりに苦笑しつつ、この笑顔を見れば作ってくれた人も悪い気はしないだろうなとレオは考えていた。

整理好一部分公文後,雷歐站了起來。

そしてある程度、書類の整理を終えたレオは立ち上がる。

到那時桌上的點心大半已經清理完,但莉塔似乎也撐到極限,肚子鼓得癱軟。

その頃には机のお菓子は大半は片付いていた。しかし、リタも限界のようでお腹いっぱいでぐったりしていた。

不過莉塔慢吞吞地爬起來,伸手去拿剩下不多的點心。

だが、リタはノロノロと起き上がると残り少ないお菓子に手を伸ばす。

「不用勉強也可以喔?」

「無理しないでいいよ?」

「不、不行啊……莉塔是那種會遵守約定的女孩……不把它吃完不行……」

「だ、駄目だぁ……リタは約束は守る女だ……食べきらないと……」

「呵呵,真乖。那就把你手上拿的吃掉吧。剩下的我會吃。」

「ふふ、偉いね。じゃあ手に取ったのは食べてもらおうかな。残りは僕が食べるから」

「了、了解了……這、這是小事一樁啊……」

「りょ、了解した……お、お安いごようだぜ……」

說著,莉塔把最後一塊巧克力放進嘴裡。

そんなことを言いながらリタは最後のチョコを口の中にいれていく。

同時,雷歐把桌上剩下的一小部分點心吃光。不過他沒有催促,只是凝視著慢慢卻吃得認真的莉塔。

その間に少しだけ残っていたお菓子をレオは平らげてしまう。だが、レオは急かすようなことはしない。ゆっくりでもしっかりと食べるリタを見つめていた。

然後。

そして。

「吃、吃光了——!!」

「た、食べきったぞー!!」

「真了不起」

「お見事」

「欸嘿!」

「えっへん!」

雷歐摸了摸莉塔的頭,莉塔滿臉笑意地接受了。

レオはリタの頭を撫でる。リタは満面の笑みでそれを受け入れた。

之後,雷歐將莉塔送到樓下。

そのあと、レオはリタを下の階まで送っていく。

「欸,雷歐哥哥。我可以再來看你嗎?」

「ねぇ、レオ兄。また会いにきていい?」

「可以啊,想什麼時候來就來。」

「いいよ。好きなときにおいで」

「嗯!我會再來的!」

「うん! また来る!」

說完後雷歐與莉塔道別。

そう言ってレオはリタと別れた。

他吩咐教官不要責怪莉塔,並告訴衛兵看到她就放行。

教官には怒らないように言い含め、衛兵には姿を見たら通すように伝える。

回到房間後,雷歐一邊整理散落的點心垃圾,一邊想著莉塔或許可以成為克莉絲塔的好朋友。

部屋に戻ったレオは散らかったお菓子のゴミを片付けながら、クリスタといい友達になってくれるかもと考えたのだった。

好了,這就是新登場的角色莉塔。

はい、というわけで新キャラのリタですね。

寫這種角色真是有趣(笑)

こういうキャラは書いてて楽しい(笑)

雖然有點脫離主線,還請見諒。

少しばかり本筋から逸れますが、ご容赦ください。

放心,莉塔會在第三部好好活躍的(´艸`)

ちゃんとリタも第三部で活躍しますから( ´艸`)