最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五十五話 菲妮的用處
十二時更新,預定二十四時更新。
12時更新分。24時更新予定。
3月7日的午夜更新休息,取而代之我已把登場人物介紹放到第八章開頭。
3月7日の24時更新はお休みです。そのかわり登場人物紹介を第八章の最初にアップしました。
就算我和雷歐都接下了任務,也不會馬上就離開帝都。
俺もレオも任務を任されたとはいえ、すぐに帝都を出発するわけじゃない。
還有準備要做,至於我則得看姊上。
準備もあるし、俺にいたっては姉上次第だ。
在此期間我們各自做著能做的事。
その間に俺たちはできることをそれぞれやっていた。
雷歐負責與有力者會談,並拉攏他們。
レオは有力者との会談、そして取り込み。
我則負責應對亞人商會的代表。
俺は亜人商会の代表への対応。
「是什麼樣的人?」
「どんな人なんだ?」
「是個好人。」
「良い人ですよ」
「菲妮眼中的好人可別太靠得住。」
「フィーネの良い人はあてにならないからなぁ」
「怎麼可能!?」
「そんなっ!?」
菲妮震驚地叫了出來。
ショックを受けたようにフィーネが叫ぶ。
但這是事實。若由菲妮或雷歐來篩選人類,大多數人都會被歸為『好人』。
だが、事実だ。フィーネやレオに人類を選別させたら大抵は良い人になりかねない。
這兩人總是看到人的優點多過缺點。
この二人は人の悪い部分より良い部分を見る。
和我相反。看著托勞哥哥,他們會先找他的優點,而我首先想到的卻是『他好胖』。這大概就是所謂的人格魅力差距吧。
俺とは逆だ。トラウ兄さんを見て、この二人は良いところをまず探す。俺はまずデブだなって思う。これが人間力の差というやつだろう。
不過可悲的是,這個世界其實對持後者印象的人更寬容,讓他們比較好過。
ただし悲しいことに、世の中は後者の感想を抱く奴のほうが生きやすいようにできている。
正因如此,反而讓人想去支援他們。
だからこそ、支えてやろうって気になるんだが。
「恭候多時,殿下、菲妮小姐。代表正在等候。」
「お待ちしておりました。殿下、フィーネ様。代表がお待ちです」
「雖然聽說過,沒想到精靈竟當秘書。是什麼緣由會進入亞人商會的?」
「聞いてはいたがエルフが秘書とはな。どういう経緯で亜人商会に?」
在房門前向我們打招呼的,是位精靈秘書。
部屋の前で俺たちに挨拶したのはエルフの秘書だ。
菲妮她們早有提過,的確少見。
フィーネたちから聞いてはいたが珍しい。
精靈通常在各地的隱居聚落裡成群生活。
エルフというのは各地の隠れ里で集落ごとに暮らしている。
他們較為封閉,村落四周常布下結界,很少外出。或許很多人聽過『精靈』這個名詞,但親眼見過精靈的人應該不多。
閉鎖的で里の周りには結界を張って、外に出ないことが多い。エルフという言葉を聞いた者は多くても、エルフを見た者はそう多くはないだろう。
壽命長且容貌優雅,有些長老據說活過千年。
長命で容姿端麗。長老の中には千年生きている者もいるらしい。
光是精靈在外界與許多人往來就令人驚訝了,更別說在商會當吸血鬼的秘書,真難以置信。
そんなエルフが外で多くの者と関わっているだけでも驚きなのに、商会で吸血鬼の秘書をしてるってのはちょっと信じがたい。
「我們精靈向來封閉,這是種族的特性。但是,我想看看外面的世界。在精靈之中我被視為異端。因此離開了村落,出到外界。然而外面的世界比我想像的還要殘酷。就在那時,代表把我納入商會。這個商會就是為像我這樣的亞人提供庇護的機構。」
「私たちエルフは閉鎖的です。それが種族としての特性なのです。しかし、私は外の世界を見てみたかった。エルフの中では異端だったのです。だから里を出て、外の世界に出ました。けれど、外の世界は私が思っているよりもずっと厳しいものでした。そんなとき、代表が私を商会にいれてくれたんです。この商会はそういう亜人たちの受け皿なのです」
「很感人的故事,阿爾大人。」
「良いお話ですね。アル様」
「如果不是杜撰的話。」
「作り話じゃないならな」
我刻意那麼回應了。
あえてそういう風に言ってみた。
菲妮用眼神責怪我為何那麼說,但我不在意。
フィーネがなぜそんなことを言うのかと視線で俺を咎めるが、気にしない。
聽了我的話,精靈秘書微微眯起眼,神情稍顯不悅,說了句『信不信隨您』後退了一步。
俺の言葉を聞き、エルフの秘書が少しだけ目を細めた。いくぶんか機嫌が悪そうになりながら、信じるかどうかはお任せしますと告げて一歩下がった。
看來似乎是真的故事。
どうやら本当の話みたいだな。
「失陪。」
「失礼する」
我進入了代表的房間。
俺は代表の部屋へと入っていく。
然後發生了和聽來的說法不同的事。
すると聞いていた話とは違うことが起きた。
「初次見面,阿爾諾特殿下。我叫尤莉亞,擔任亞人商會的代表。」
「お初におめにかかります、アルノルト殿下。亜人商会の代表を務めるユリヤと申します」
微捲的銀色長髮,整理到剛好披在肩上。
緩くウェーブのかかった銀色の髪。それを肩にかかる程度で整えている。
如紅寶石般的紅瞳興致勃勃地盯著我看。
紅玉のような赤目は興味深そうに俺を見ていた。
她有著典型吸血鬼的美貌。白皙的肌膚讓我想起東部曾遇見的吸血鬼。想到那些人,不禁又回想起曾經沉淪的菲妮的模樣。
吸血鬼らしく綺麗な容姿をしている。白い肌の感じといい、見ていると東部で出会った吸血鬼を思い出させる。奴らを思い出すとついつい、落ちていくフィーネの姿も思い出してしまう。
她大概露出有些不悅的表情。尤莉亞苦笑著點頭致意。
やや不快そうな表情になったんだろう。ユリヤは苦笑して頭を下げた。
「雖然與此事全無關連,但對於同族所為,我在此深表歉意。非常抱歉。」
「まったく関係ありませんが、同族がしたことは深く謝罪いたします。申し訳ありませんでした」
「……失陪。我是第七皇子,阿爾諾特·雷克斯·阿德勒。」
「……失礼した。第七皇子、アルノルト・レークス・アードラーだ」
我把菲妮好不容易建立的關係弄壞了,也沒辦法。
フィーネがせっかくまとめた関係を俺が壊してちゃ仕方ない。
我立刻道歉,隨後和菲妮一同坐下。
すぐに謝罪して俺はフィーネと共に席についた。
「說吧,殿下。這次有何事?」
「して殿下。今回はどのようなご用件で?」
「我直說了。你打算拿菲妮做什麼?」
「単刀直入に言わせてもらう。フィーネをどう使う気だ?」
希望借用菲妮的名號。
フィーネの名を貸してほしい。
那是她提出的條件。
それが彼女の出した条件だ。
如果我的猜測沒錯,她打算在帝都採用一種前所未見的商品推廣方式。
俺の考えが正しいならば、彼女は帝都で初となる商品の売り出し方をする気だ。
「把『怎麼使用』這麼說聽起來不太好。」
「どう使う気というのは人聞きが悪いですね」
「別那麼客套了,用自然一點就好。你那一套聽起來總讓人覺得怪怪的。」
「敬語はよしてくれ。自然でいい。どうも君のは聞いてて違和感がある」
「喔,是嗎?我還特地切換成殿下專用的接客模式呢。」
「あら、そう? せっかく皇子用にお客様対応モードにしたのに」
「我不是客人。我是交易對象。別用那種讓人捉摸不透的說話方式。」
「俺はお客様じゃない。取引相手だ。腹の内が読めない喋り方はよせ」
「嗯,如果你這麼說我就不這樣了,我也比較喜歡這樣輕鬆一些。」
「まぁそっちがそういうならやめるわ。あたしもこっちのほうが楽だしねー」
尤莉亞這麼說著,露出讓人容易親近的笑容。
そう言ってユリヤは人好きのする笑みを浮かべた。
商人大多如此,具備擅於討人喜歡的天分。
商人は大抵そうだが、人たらしの素質を持っている。
他們會討好他人,不知不覺就鑽進人家的懷裡。
他人に取り入り、気付けば懐に潜っている。
尤莉亞也不例外吧。
ユリヤも例外ではないんだろう。
「說到菲妮的用途……你覺得該怎麼用?」
「フィーネの使い道だけど……どう使うと思います?」
「別用問題反問問題。」
「質問に質問で返すな」
「這不錯。我好奇那個被叫作『沒用皇子』的家伙能做到多少。」
「いいじゃない。出涸らし皇子がどれくらいできるのか気になるの」
「既然你知道那綽號就沒必要了吧。他之所以被叫『沒用皇子』,就是因為他無能。」
「そのあだ名を知っているなら不要だろ。無能だから出涸らしなんだ」
一陣對話後,尤莉亞平淡地把視線轉向菲妮。
一連のやり取りのあと、ユリヤはスッとフィーネのほうに視線をやった。
糟了。
まずい。
當這念頭一出就已經太遲了。
そう思ったときには遅かった。
尤莉亞露出得意的笑容。
ユリヤはニンマリと笑う。
「那個沒用的人在那裡講話,菲妮卻毫不慌張,甚至讓人感到她信任他?」
「そんな無能が喋っているのに、フィーネに慌てた様子がないわ。むしろ信頼すら感じるのだけど?」
「欸?啊、嗯……」
「え? あ、えっと……」
「把菲妮當作廣告使用。宣傳菲妮所用之物,可能的話在店內放上菲妮的畫像。」
「フィーネを広告として使う。フィーネが使った物と宣伝し、可能ならフィーネの絵を店に出す」
既然菲妮的反應已經被看穿,光是敷衍騙不了人。
フィーネの反応で見抜かれた以上、誤魔化すだけ無駄。
為了儘快推進談話,我便把心中已有的計畫說了出來。
さっさと話を進ませるために俺はそう自分の中にあったプランを話す。
尤莉亞聽了後露出稍許驚訝的表情。
それを聞くとユリヤは少し驚いた表情を浮かべた。
「真讓人驚訝……原以為你是在裝無能,沒想到你比想像中的還要精明。『有本事的鷹會把爪子藏起來』,果然不假。」
「驚いた……無能を装ってると思ってたけど、思った以上に切れ者なんだ。能ある鷹は爪を隠すって言うけど、そのとおりね」
「我沒在裝,也沒在藏。如果什麼幹勁都不顯露,周遭的人就會那樣稱呼罷了。」
「別に装ってないし隠してもいない。何にもやる気を示さなかったら、周りがそういう風に呼び出しただけだ」
「現在不是了嗎?」
「今は違うの?」
「我決定讓弟弟繼承皇位。弟弟和菲妮很像,太誠實了,不適合在世間打拼。因此周圍的人得保護他。耍詭計或鬥智的是我負責,欺騙雷歐或菲妮的人我會一個個清除。」
「弟を皇帝にすると決めた。弟はフィーネと似ている。世の中を生きていくには誠実すぎる。だから周りが守ってやらなきゃいけない。騙し合いや駆け引きは俺の担当だ。レオやフィーネを欺く奴は俺が潰す」
「……我會銘記在心。」
「……肝に銘じておくわ」
我瞪視著她,用目光牽制尤莉亞。
睨みつけ、視線でユリヤを牽制する。
她大概感到某種說不清的可怕,尤莉亞帶著些許緊張地回應。
得体のしれない恐ろしさを感じたんだろう。ユリヤは少し緊張した様子で答えた。
看她的反應後,我放鬆警戒,像往常一樣再次發問。
それを見て、俺は警戒を解いていつも通り再度問う。
「那麼?你打算如何使用菲妮?」
「それで? フィーネをどう使うつもりなんだ?」
「……大概和你想的一樣。起初會賣化妝品。只要說是蒼鷗姬在用的化妝品,就會熱賣。」
「……大体はあなたと一緒よ。最初は化粧品を売るつもり。あの蒼鴎姫が使っている化粧品っていえば飛ぶように売れるわ」
「果然。藉此也能洗刷亞人商會的負面形象,能堂堂正正進入帝都市場。」
「だろうな。そして亜人商会というマイナスイメージもそれで払拭される。堂々と帝都に参入できるわけか」
「別說好像只有我們佔便宜。我們會好好做事的。」
「あたしたちばかりが得しているみたいな言い方はしないで。ちゃんとやることはやるわ」
「那是後話。先把和敵對勢力合作的商會剷除,切斷他們的資金來源,他們就無法有大動作。」
「まぁそれは少し先だな。まずは対抗勢力に協力してる商会を潰せ。資金源を断ってやれば派手な動きはできなくなる」
對我這樣輕描淡寫地說話,尤莉亞輕嘆了一口氣。
簡単そうに言う俺に対して、ユリヤは小さくため息を吐く。
嗯,這反應也合理。
まぁその反応は正しい。
畢竟和對抗勢力合作的那些商會,都是在帝都扎根的大商會,想要剷除幾乎不可能。
なにせ対抗勢力に協力している商会は、どれも帝都に根を張る大商会だ。潰すなんてほぼ無理だ。
「你的意思是要對他們造成讓其無法再支援對方勢力的打擊……大概半殺即可嗎?」
「対抗勢力に協力できない程度の打撃を与えろってことなんだろうけど……半殺しくらいでいいの?」
「不,要更徹底一些。請做到大約四分之三毀滅的程度。」
「いやもうちょっとだな。四分の三殺しくらいで頼む」
「這幾乎是要讓他們去世了吧……好啦,我會盡力。剩下就是你那邊的資金援助了,需要多少?」
「ほぼ死んでるじゃない……ま、努力はするわ。あとはそちらへの資金援助だけど、どれくらい必要なの?」
「現在不需要。到了需要的時候,再準備足夠的資金。」
「今は必要ない。必要なとき、必要なだけ用意してくれ」
「你以為錢會長出來嗎?金額越大,越不是短時間內能準備好的。」
「お金が湧いてくるとでも思ってるの? 大きな金額になればなるほど、そんなにすぐ用意はできないわ」
「我知道。不過我還是要你去做。」
「わかってる。それでもやれと言ってるんだ」
面對如此苛刻的要求,尤莉亞無奈地搖了搖頭。
厳しい要求にユリヤは呆れたように首を横に振った。
但尤莉亞只能點頭接受。
だがユリヤは頷くしかない。
若是無法達成如此嚴苛的要求,就不能把菲妮借給你。
これくらい厳しい要求をクリアできないならフィーネを貸してはやれない。
「真是的……竟然要幫手助那樣的勢力。」
「まったく……とんでもない勢力に手を貸すことになったわ」
「要埋怨就去怨菲妮吧。」
「恨むならフィーネを恨むんだな」
「才不要。這樣可愛的孩子我不會恨。要恨就恨你。」
「嫌よ。可愛い子は恨まないわ。恨むならアンタを恨むわ」
「隨你便。那麼,走吧,菲妮。」
「勝手にしろ。さて、行くぞ。フィーネ」
「啊、好、好的!」
「あ、は、はい!」
正享用著端上來的茶點的菲妮慌忙把它吃完,開始準備離開。
出されたお茶菓子を堪能していたフィーネは慌てた様子でそれを食べきって、立ち去る準備を始める。
尤莉亞看著那一幕,噘起嘴巴。
それを見てユリヤが唇を尖らせる。
「可以再慢慢待一會兒嘛。」
「もうちょっとゆっくりしていってもいいじゃない」
「可惜有很多事要處理。你們那邊先開始準備產品吧,到時候看時機再聯絡。」
「あいにくやることが多くてな。そっちはそっちで商品の準備を始めてろ。頃合いを見てまた連絡する」
「喔。阿爾諾特,如果你非要我幫忙的話我可以全力幫你喔?我一聲令下幾乎所有的亞人都會協助。」
「ふーん。ねぇ、アルノルト。アンタがどうしてもって言うなら全力で協力してあげてもいいわよ? あたしが一声かければほぼすべての亜人が協力してくれる」
「到了時候也許會拜託你。但現在還不是時候,而且不知道代價會是什麼,所以先謝絕。」
「時期が来たら頼むかもな。今はその時じゃないし、代償が何になるかわからんから遠慮しておく」
我拒絕了尤莉亞以妩媚表情望向我的邀請。
妖艶な表情で俺を見つめてくるユリヤの誘いを俺は断った。
總覺得這女人有種魔性的氣息。
どうもこの女には魔性の雰囲気を感じる。
沒有壞印象,但也談不上好感。
悪い印象はないが、かといって良い印象もない。
不知該怎麼形容。應該說像隻好奇心旺盛的貓吧。
なんだろうか。好奇心旺盛な猫というべきか。
感覺她會把頭伸到不該伸的地方去。
突っ込んでほしくないところまで首を突っ込んできそうな感じがする。
如果被她打探沒什麼問題也就罷了,但偏偏我只有不想讓她探出的東西。
探られて困ることがないなら別にいいんだが、あいにく探られて困ることしかない。
她作為商人毫無疑問是能幹的,不過目前還是盡量保持距離。
商人として有能なのは間違いないが、今はなるべく距離を取ろう。
下定決心後,我從尤莉亞的面前離開了。
そう決意して俺はユリヤの下から立ち去った。