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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第三十五話 銀髮的吸血鬼

今天依舊如常。已於12時更新,預定24時再更新。

今日は平常運転。12時更新分、24時更新予定

所謂的亞人商會,顧名思義就是由亞人經營的商會。

亜人商会というのはその名のとおり、亜人が経営する商会だ。

成員全為亞人。雖因其特殊性常受矚目,但因為囊括各式亞人,其工作表現遠超其他商會。

構成員はすべて亜人。その特異性から注目を集めがちだが、様々な亜人を抱えているためその仕事ぶりはほかの商会を大きく上回る。

搬運重物由力氣大的亞人負責;運輸由腳程快的亞人擔當;採集則交給嗅覺靈敏的亞人。

荷物を運ぶのは力の強い亜人に。運搬は足の速い亜人に。採取は鼻の利く亜人に。

各自在擅長的領域遠勝人類,只要適材適所地配置,產出的成果超越人類便是理所當然。

各々が得意とする分野では人間を大きく上回る亜人だ。それを適材適所に配置されれば人間以上の結果を出すのは当然だった。

就這樣從大陸東部逐步擴張影響力,這家大商會已逼近在帝都設立分部的階段,而率領他們的,是一位不露面、神祕的吸血鬼。

そうやって大陸東部から徐々に影響力を伸ばし、そろそろ帝都に支部を構えようというところまで来た大商会。そしてそれを率いるのは表に顔を出さない謎の吸血鬼。

那就是亞人商會。

それが亜人商会なのだ。

琳菲亞與菲妮正朝帝都的分部前往。

そしてその帝都支部にリンフィアとフィーネは向かっていた。

「分部雖已完工,本該從這裡起步,卻在東部發生騷動。因此分部最終無法開業,亞人商會的招牌也未掛上。領導又是吸血鬼,皇帝曾遭襲擊,帝國對於『亞人』這一類群體格外敏感。我認為這是明智的判斷。」

「支部も完成して、さぁここからといったところで東部の騒動が起きたんです。そのため支部は結局開店できず、亜人商会の看板も掛かっていません。リーダーが吸血鬼ですし、皇帝が襲撃されたわけですから、亜人という括りに対して帝国は敏感になっています。それは賢明な判断だったと思います」

「是這樣嗎?如果我們並未做錯什麼,就不應過於憂慮。那些人也並非襲擊皇帝陛下的人……」

「そうでしょうか? 自分たちが何も悪いことをしていないなら気に病むことはないと思います。その方たちが皇帝陛下を襲撃したわけではありませんし……」

「如果人人都像菲妮小姐那樣想就沒問題,但世上並非盡是像妳那樣高尚的人。不少人不把襲擊者當作個別看待,而是從『亞人』這一廣義觀點去厭惡整體。」

「みんながみんな、フィーネ様のような考えを抱いていれば問題ありませんが、世の中あなたのように立派な人ばかりではありませんから。襲撃した者を個人としては見ず、亜人という広い観点で見て毛嫌いする者も少なくないのです」

『那大概是美德吧』琳菲亞心想。

美徳なのだろうとリンフィアは思った。

菲妮不是旁觀者,而是受害者;然而她並未對吸血鬼或亞人抱有偏見。

フィーネは傍観者ではなく、被害者だ。そうでありながら吸血鬼や亜人に偏見を持っていない。

這正是她不以頭銜或種族來看人的證據。她把人當個體看待,因此怨恨不會蔓延到相關的一切上。

相手を肩書や種族で見ていない証拠だ。個人として見ているから、関連する何かにまで悪感情が飛び火しないのだ。

『不過,這種想法其實很特殊,值得注意』琳菲亞心想。

しかし、それが特異なことだと知っておくべきだろうとリンフィアは思った。

所以她向看起來還沒完全理解的菲妮再三叮嚀。

だから、いまいちわかってなさそうなフィーネに念を押した。

「菲妮小姐,人類是會有不同想法的生物,這點妳明白吧?」

「フィーネ様。人間は違う考えを持つ生き物です。それはわかりますね?」

「嗯,當然明白。」

「ええ、もちろんです」

「那麼妳應該能理解。妳的想法有時並非一般論點。我對亞人並無私心,但若有人心存怨恨,可能會把剛才的發言解讀為擁護亞人。那會給妳帶來不利,進而讓勢力受損。若是為了皇子們著想,公開表達個人觀點時應該斟酌時機。」

「ならわかるはずです。あなたの考えが一般論ではない場合もあるのです。私は亜人に対して思い入れはありませんが、もしも恨みがあればさきほどの発言を亜人擁護と捉えるかもしれません。それはあなたに不利益を招き、ひいては勢力に不利益を招きます。皇子方のことを思うならば個人的な考えを表に出すときは見計らうべきでしょう」

「是、是的……確實如此。是我失言了……」

「そ、そうですね……たしかにそのとおりです。失言でした……」

看到菲妮垂頭縮小的樣子,琳菲亞覺得自己好像做了什麼壞事,但即便如此她也沒有去安慰菲妮。

シュンと小さくなるフィーネを見て、リンフィアは自分が何か悪いことをしたかのような気分になった。しかしそれでもリンフィアはフィーネを慰めたりはしない。

既然阿爾為拯救村莊而託付菲妮給她,琳菲亞便感到對菲妮有責任。

村を助けると言ったアルから、フィーネを頼むと託された以上、フィーネに対して責任があるとリンフィアは感じていた。

身為冒險者,就得完成與報酬相符的工作。

冒険者である以上、報酬分の仕事はしなくてはいけない。

至少要守護勢力,並讓菲妮立功;若連這點都做不到,就談不上是拿到報酬的份。

最低限、勢力を守り、フィーネに手柄を立てさせる。これくらいをやらなければ報酬分とは言えない。

畢竟阿爾已指定阿貝爾的隊伍,以高額報酬負責村子的防衛。

なにせアルはすでにアベルのパーティーを指名して高額報酬で村の護衛につかせていた。

那是一筆足以讓任何功績都黯然失色的巨額獎金。

それはどれほどの功績も霞んでしまうほどの大金だった。

阿爾能出這筆錢是因為他擁有龐大的財力,對一般皇子而言那是一筆相當吃力的數目,所以琳菲亞認為阿爾是勉強湊出的。

シルバーとして莫大な財産を保有しているアルだから出せたもので、一介の皇子ではかなりきつい金額といえた。だからリンフィアは無理をしてアルが捻出したと考えたのだ。

這激起了琳菲亞的責任感。

それがリンフィアの責任感を刺激していた。

「對方是掌管大商會的代表。若不慎發言,很有可能會被對方牽著走。請保持警惕。」

「相手は大商会を束ねる代表です。不用意な発言をすれば丸め込まれる可能性が高いかと。気をお引き締めください」

「是、是!」

「は、はい!」

看到菲妮表情變得嚴肅,琳菲亞點了點頭。

フィーネの顔が引き締まったのを見て、リンフィアはコクリと頷く。

同時,載著她們的馬車停了下來。

それと同時に乗っていた馬車が止まった。

抵達了亞人商會的帝都分部。

亜人商会の帝都支部に到着したのだ。

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位於帝都一等地的分部顯得冷清。

帝都の一等地にある支部は閑散としていた。

裡頭想必幾乎沒什麼人。

人もほとんどいないのだろう。

一進分部,就有兩名金髮精靈看起來像是代表的秘書,來引導她們。

支部に入ると代表の秘書と思われる金髪のエルフが二人を案内する。

沒有人說話。

誰もしゃべらない。

她們一路走到相當寬敞的分部深處,在一扇紅色門前,秘書停下了腳步。

そのままそれなりに大きな支部の奥まで行き、赤い扉の前で秘書は足を止めた。

「代表在這裡等候。請進。」

「こちらで代表がお待ちです。どうぞおはいりください」

「好的。」

「はい」

說完,秘書打開了門。

そう言って秘書が扉を開く。

兩人走進房間,卻看不到任何人。

二人は部屋の中に入るが、部屋には人が見当たらない。

回過神時,秘書已經退下了。

気づいたときにはもう秘書は下がったあとだった。

「我們是不是走錯房間了?」

「部屋を間違えてしまったのでしょうか?」

「既然是對方指定,就不太可能弄錯。刻意讓會談對手等一會兒是常見手段。坐下來等吧。」

「向こうが指定した以上、そんな間違いはしないかと。あえて会談相手を待たせるのはよくある手です。座って待ちましょう」

琳菲亞鎮定地讓菲妮坐到沙發上。

落ち着いた様子でリンフィアはフィーネをソファーに座らせる。

菲妮稍微猶豫一下,便拿起桌上的器具開始泡紅茶。

フィーネは少し迷ったあと、テーブルの上にあった道具を使って紅茶を淹れ始める。

「琳菲亞也要一杯嗎?」

「リンフィアさんもどうですか?」

「我現在是護衛。回去再喝。」

「今の私は護衛ですから。帰ってからいただきます」

「是嗎……一個人喝紅茶也不太有趣呢……」

「そうですか……一人で紅茶を飲んでも楽しくないのですが……」

菲妮寂寞地喝著她泡的紅茶。

寂しそうにフィーネは淹れた紅茶を飲む。

就在菲妮的後方,從琳菲亞旁忽然伸出一隻手。

そんなフィーネの後ろ。リンフィアの横から突然、手が伸びた。

琳菲亞雖一瞬被側面襲擊,但她終於在那手碰到菲妮之前把它拍開。

いきなり真横を取られたリンフィアだったが、なんとかその手がフィーネにたどり着く前に払う。

然而。

しかし。

「哎呀,真可惜。我本想享受蒼鷗姬(ブラウ・メーヴェ)的觸感呢。不過護衛也很可愛,這樣也好。」

「あらら、残念。蒼鴎姫(ブラウ・メーヴェ)の感触を楽しみたかったんだけどなぁ。でも護衛のほうも可愛いからいいや」

話音一落,那突然出現在琳菲亞身旁的人趁她為護住菲妮而露出破綻,繞到她後方,從腋下穿過雙臂,開始揉捏琳菲亞的胸部。

そう言っていきなりにリンフィアの横に現れた人物は、フィーネを庇ったせいで隙だらけのリンフィアの後ろに回り込むと両腕をリンフィアの脇から通して、リンフィアの胸を揉み始めた。

「什、什麼!?」

「なっ!?」

「嗯——有點不夠大的樣子?不過還有成長空間!加油!」

「うーん、ちょっと物足りない大きさかな? でも成長の余地あり! 頑張れ!」

「可惡!」

「くっ!」

被打了個措手不及的琳菲亞立刻想拔出手中的魔劍,卻被菲妮給阻止了。

不覚を取ったリンフィアはすぐに持っていた魔剣を抜こうとするが、それをフィーネが遮った。

「琳菲亞,忍住。」

「リンフィアさん。堪えてください」

「菲妮小姐……?」

「フィーネ様……?」

「初次見面。我是菲妮・馮・克萊內爾特。您應該是亞人商會的代表吧?還請放開我的護衛。若你們玩得太過分,我就得先行離開了,明白嗎?」

「お初にお目にかかります。フィーネ・フォン・クライネルトと申します。亜人商会の代表とお見受けしましたが、いかがでしょう? それと私の護衛をお放しください。お戯れがすぎれば私は帰らなければいけませんが?」

「啊哈哈,別擺那麼嚴肅的臉嘛。只是親密互動而已,親密互動。沒錯,我就是代表喔。」

「あはは、そんな怖い顔しないでって。単なるスキンシップ、スキンシップ。そのとおり、あたしが代表よ」

說完苦笑的是一名銀髮女性。

そう言って苦笑を浮かべたのは銀髪の女性だった。

她留著波浪狀的半短髮,眼瞳呈紅紫色。

ウェーブのかかったセミショートに赤紫色の瞳。

雖散發成熟的氣息,但容貌極為年輕,乍看大概是十幾歲後期到二十出頭。不過吸血鬼年齡難以估計,菲妮便不再深想這點。

大人の雰囲気を醸し出しているが、容姿は非常に若々しい。見た目的には十代後半から二十代前半。しかし、吸血鬼の年齢は予測がつかないためフィーネはそのことについて考えるのはやめた。

那名女性如同典型吸血鬼,擁有白皙的肌膚與端正的容貌。即便與菲妮並列也毫不遜色;若有一百名男子,恐怕會在喜好上平均分成兩邊。

その女性は吸血鬼の例にもれず、白い肌に整った容姿を持っていた。おそらくフィーネと並べてみても遜色はない。百人の男がいれば半々に票が分かれるだろう。

這位銀髮女性露出開朗親切的笑容,然後朝她的桌子走去。

そんな銀髪の女性は快活で親しみのある笑みを浮かべたあと、自分の机へ向かう。

她坐到桌上,翹起雙腿,直直注視著琳菲亞和菲妮。

そしてその机の上に座ると、足を組んでリンフィアとフィーネを真っすぐ見据えた。

「我是亞人商會的代表,尤莉婭。你們應該知道吧,我是吸血鬼,喜歡的東西是可愛的女孩子和金錢。喜歡做的事是享受可愛女孩的觸感和賺錢。請多多關照!」

「あたしは亜人商会の代表をしているユリヤよ。知ってると思うけど吸血鬼で、好きなものは可愛い女の子とお金。好きなことは可愛い女の子の感触を楽しむこととお金稼ぎ。よろしくねっ!」

尤莉婭過於坦率的自我介紹,讓琳菲亞瞬間意識到自己的判斷失誤。

あまりにもフランクに自己紹介を始めたユリヤに対して、リンフィアは瞬時に自分の間違いを悟った。

也許把像菲妮這種絕世美人帶到這裡,實在不是個好主意。

フィーネという絶世の美女を一番連れてきてはいけない場所だったかもしれないと。

然而菲妮既不在意也沒顯出驚訝,反而自然地接受了尤莉婭的介紹。

しかし、とうのフィーネは気にした様子も気づいた様子もなくすんなりとユリヤの自己紹介を受け入れた。

「我也喜歡可愛的女性喔,尤莉婭小姐。」

「私も可愛い女性は好きですよ。ユリヤさん」

「喔!我們很合得來呢。或許妳和菲妮會相處得很好。」

「おっ! 気が合うわねぇ。フィーネとはうまくやれそうかもね」

尤莉婭突然呼她名字不加敬稱,菲妮並未責備,因此琳菲亞也無從責備,罕見地陷入了應對困境。

いきなり呼び捨てにしたことをフィーネは咎めることはしない。なのでリンフィアが咎めるわけにもいかず、リンフィアは珍しく対応に困る羽目になった。

尤莉婭對著這樣的琳菲亞笑了笑。

そんなリンフィアにユリヤは笑いかける。

「別那麼緊張。談生意的時候我會認真的。只要你們能給我好處,我也會回報你們好處。你們在爭奪帝位上需要盟友,對吧?那麼開始談生意吧。」

「そう緊張しなさんなって。商売の話ならちゃんとするから。あんたたちがあたしに得を持ってきてくれたなら、あたしもあんたたちに得をプレゼントしてあげる。帝位争いで味方欲しいんでしょ? さぁ商談といきましょうか」

尤莉婭這麼一說,便掌控了場面。

そう言ってユリヤは場を支配する。

看著這情形,琳菲亞再次感到後悔。

その様子を見て、リンフィアは再度後悔した。

尤莉婭不是普通商人。她大概比菲妮和琳菲亞的祖父母還活得更久,能在以亞人為限的小商會基礎上把它發展成為大商會,是位久經沙場的商人。

ユリヤはただの商人じゃない。おそらくフィーネやリンフィアの祖父や祖母よりも長く生きており、小さな商会を亜人限定という縛りをしながら大商会にまで発展させた百戦錬磨の商人だ。

原本以為能把談判導向有利方向,卻沒想到尤莉婭神情自若,從一開始便完全掌握了局勢。

状況的に有利に商談を運べるだろうと思って来てみたものの、ユリヤの態度は余裕そのもの。最初の流れで完全に場を掌握されてしまった。

那麼,該怎麼辦?

さて、どうするか。

正當琳菲亞這樣思索時,

リンフィアがそう考えたとき。

菲妮率先打出了最強的一張牌。

早々にフィーネが最強のカードを切った。

「談判的籌碼就是我本人。我願把利用我的權利交給妳,請務必助我一臂之力。」

「交渉材料は私です。私を利用する権利をあげますので、どうかお力添えを」

這樣毫無討價還價的一手讓琳菲亞愣住了,但比起她,尤莉婭顯得更為驚訝。

駆け引きなどない一手にリンフィアは唖然とするが、それ以上にユリヤが驚いていた。

不過尤莉婭很快恢復過來,露出不懷好意的笑容。

しかし、ユリヤもすぐに立ち直って不敵な笑みを浮かべた。

「要是拿到那種權利,我可能會讓妳做出連公爵家的千金都沒法做的事喔?」

「そんな権利を貰ったら、あたしは公爵家のお嬢様じゃできないようなこともさせるかもしれないわよ?」

「請便,隨妳好。」

「どうぞお構いなく」

菲妮立刻回答了。

即答だった。

菲妮微笑著,這次反而是尤莉婭感受到壓力。

ニッコリと笑うフィーネに今度はユリヤが圧される番となったのだった。