最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五話 帝都案內
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回到帝都後,我便立刻前往雷歐那裡。
帝都に戻った俺はすぐにレオの下へ向かった。
雷歐雖然知道我在行動,但並不知道我和希爾瓦有聯繫,所以有必要把那方面的疑問釐清。
レオは俺が動いていることは知っていても、シルバーと繋がっていることは知らない。だからそこらへんの疑問を解消する必要がある。
「哥哥竟然和希爾瓦有來往啊……我一直以為你人脈廣,沒想到還接觸到那種大人物。」
「兄さんがシルバーと繋がってたなんてね……顔が広いとは思ってたけど、そんな大物とも接触してたんだ」
「不是我主動去認識他的。是對方先來接觸我,說要我幫忙把克萊內爾特公爵拉到他們那邊,作為信任的證明。所以我和希爾瓦擺出個樣子,讓人看起來像是你拜託了希爾瓦,事後才告知,真不好意思。」
「俺のほうから知り合いになったわけじゃない。向こうから接触してきたんだ。信用の証としてクライネルト公爵を味方に引き込む手伝いをするってな。だから俺とシルバーでお前がシルバーに頼んだっていう形を作った。事後承諾みたいになって悪かったな」
在雷歐的房間裡,我在向他報告完公爵領的情況後,開始說明有關希爾瓦的事。
レオの部屋で俺は公爵領での報告を行ったあと、シルバーのことを説明していた。
必須把事情擺成由希爾瓦主導的樣子,否則我行動會很受限。我只是被希爾瓦利用而已,就算這事洩露出去,很多人也會這麼判斷。
あくまでシルバー主導という形にしないと俺が動きづらくなる。俺はシルバーに利用されているだけ。この話が漏れても多くの者はそういう判断を下すだろう。
總有一天和希爾瓦的關係會被發現,必須為那一刻做好準備。
いずれシルバーとの繋がりはバレる。そのときにも備えておかなきゃいけない。
「好啊。哥哥你也有你的一套想法吧?」
「いいよ。兄さんなりに考えがあったんでしょ?」
「嗯,我沒跟你說是因為還沒完全信任希爾瓦。但她按宣言行事了,暫時可以信任她。不過她確實很神祕,協助我們的理由還沒說明,全盤信任她還是要等等。」
「ああ、お前に伝えなかったのはシルバーを完全には信用してなかったからだ。だが、あいつは宣言どおり動いてくれた。とりあえず信用はしていいと思う。ただ謎の多い男であることも確かだ。俺たちに協力する理由もまだ明かさないし、全幅の信頼をよせるのは待ったほうがいいだろうな」
「是嗎……我也想見見她。」
「そっか……僕も会ってみたいな」
「我會轉告,但既然她特意來接觸我,現在看起來並不打算直接見你。我也知道怎麼接觸她,但能否回應還要看對方。她不是會照著我們期待行動的人,像張能自由出牌的王牌,別太依賴她。」
「伝えてはおくが、わざわざ俺に接触してきたところを見るとお前に直接会う気は今のところないみたいだぞ。俺も接触の仕方は知ってるが、応じるかどうかは向こう次第だしな。こっちの思い通りにはならず、自由に動くジョーカーみたいなもんだ。頼りすぎるのはやめておこう」
「了解。不過多虧了那件事,克萊內爾特公爵領得以獲救,公爵也答應協助了吧?他應該是個好人沒錯。」
「了解だよ。でもおかげでクライネルト公爵領は救われたし、公爵も協力してくれることになったんだよね? 良い人なのは間違いないんじゃないかな」
「又只往好的一面想……」
「またそうやって良い方にだけ取る……」
我無奈地嘆了口氣。
呆れたようにため息を吐く。
最近我總覺得這種嘆氣變多了。理由不言自明,除了雷歐之外,又有另一個類似性格的人出現在我身邊。
最近、こういうため息が多い気がする。理由は言うまでもない。レオのほかにもう一人、似たようなタイプの人間が傍に増えたからだ。
「對了,我聽說公爵家派人來了,是誰來了?應該不會是公爵親自來吧……」
「ところで公爵家から人が派遣されたって聞いたけど、誰が来たの? さすがに公爵自ら来るってことはないだろうし……」
「啊,對。塞巴斯,去把人叫來。」
「ああ、そうだな。セバス、呼んできてくれ」
「是!」
「はっ」
我向房間角落待命的塞巴斯吩咐,不久在旁邊房間待命的菲妮走了過來。
部屋の隅に控えていたセバスに声をかけると、少しして近くの部屋に控えていたフィーネがやってきた。
「初次見面。雷奧納爾特皇子殿下。我是克萊內爾特公爵的長女,菲妮・馮・克萊內爾特。以後請多指教。」
「お初にお目にかかります。レオナルト皇子殿下。クライネルト公爵の長女、フィーネ・フォン・クライネルトと申します。以後、お見知りおきを」
菲妮優雅地提起裙襬行了一禮。
優雅にスカートをつまんでフィーネは一礼する。
雷歐也不顯驚訝,以標準而完美的禮節回禮。
それに対してレオは驚くこともなく完璧な作法で返礼した。
「我是第八皇子,雷奧納爾特・雷克斯・阿德勒。沒想到會有機會能與蒼鴎姬(ブラウ・メーヴェ)直接對話,看起來比遠遠望去還要美得多,能見到您真是榮幸。」
「第八皇子、レオナルト・レークス・アードラーです。蒼鴎姫(ブラウ・メーヴェ)と直接話せる機会が来るとは思ってもいませんでした。遠目で見るよりもずっとお美しい方だったんですね。お会いできて光栄です」
「啊,真會寒暄呢。我也很榮幸能見到阿爾諾特大人的弟弟。正如阿爾諾特大人所說,您看起來很溫和,讓人安心。」
「まぁ、お上手ですね。私もアルノルト様の弟君に会えて光栄です。アルノルト様が話していたとおり、お優しそうな方で安心しました」
「哥哥會談到我?那真讓人好奇,可以把那件事說給我聽聽嗎?」
「兄さんが僕のことを? それは気になりますね。その話を聞かせてもらえますか?」
「好,樂意之至。啊,我去泡紅茶。」
「はい、喜んで。あ、紅茶を淹れますね」
「謝謝您。」
「ありがとうございます」
不到一分鐘便打成一片,真可怕,這是我的弟弟啊。他能這麼輕易地滑入別人心裡,或許已經是種天賦了。
一分もかからず打ち解けやがった。我が弟ながら恐ろしい。人の内側にスルリと入ってしまうのはもはや才能だろうな。
兩人的共同話題不多,理所當然地便圍繞著那少數的交集──也就是關於我的事──聊得很起勁。
二人の共通の話題は少ない。当然、数少ない接点である俺の話で盛り上がる。
至於我,只能皺著臉覺得不太自在。也許是看到我這樣,雷歐便把話題轉向我。
俺はといえば居心地悪そうに顔をしかめるしかなかった。そんな俺に気を遣ったのか、レオが俺に話を振る。
「說起來,哥哥。打算讓菲妮以什麼方式協助?」
「そういえば兄さん。フィーネさんにはどういう風に協力してもらうつもりなの?」
「基本上會讓她擔任交涉的角色,另外在一段時間內會讓她頻繁從帝都的宅邸來往我們這邊。僅此一點就能展示克萊內爾特公爵已站在我們這邊。暫時就這樣。啊,和希爾瓦的關係我已經說過了,那方面不用擔心。她知道我曾騙過,但還是願意協助。」
「基本的には交渉役になってもらう。あと、しばらくの間は帝都の屋敷から俺たちのところまで頻繁に通ってもらう。それだけでクライネルト公爵が俺たち側についたことを示すことになるからな。当面はそのくらいだ。あ、シルバーとの関係はもう話してある。そこは気を遣わなくていい。彼女は俺が騙したことを承知で協力してくれている」
「你又把自己說得像壞人似的……我們家確實惹怒了希爾瓦大人,阿爾諾特大人也確實出面調停。這樣不是很好嗎?」
「またそうやってご自分が悪くなるような物言いをされて……我が家がシルバー様を怒らせたことは事実ですし、アルノルト様がとりなしてくれたのも事実です。それでいいではありませんか」
「意見相投呢。我也這麼認為。過度自貶是哥哥的缺點喔。」
「気が合いますね。僕もそう思います。必要以上に自分を卑下するのは兄さんの欠点だよ」
「唉……」
「はぁ……」
總覺得雷歐像是變了兩個人一樣。
なんだかレオが二人になった気分だ。
不過要拉攏盟友,能有更多好人當然是好事。只是我的操心會因此更多罷了。
まぁ味方を集めるには好人物が多いほうがいい。俺の気苦労は増えるだろうけど。
「這是我的做法,別介意。比起這個,雷歐,在帝都那邊有沒有拉到盟友?」
「これが俺流だ。気にするな。そんなことより、レオ。帝都で味方は集まったのか?」
「嗯……有些微妙。帝都的有力者們幾乎都被那三個人中的某個人拉攏了。」
「うーん、微妙だね。帝都の有力者たちはみんな三人の誰かに取り込まれてるからね」
為了轉移話題,我問了雷歐的成果,果然不出所料。
話題を逸らすためにレオの成果を訊いてみたが、予想通りだ。
就算克萊內爾特公爵被傳為支持雷歐,會有所行動的也只有中立勢力;原本已被那三名對手拉攏的人是無法動員的。況且現在公爵還沒被人知道站到我們這邊,情況大概就是如此。
クライネルト公爵がレオについたと知れ渡ったとしても動くのは中立の勢力のみ。元々、ライバルである三人に取り込まれている者たちは動かせない。いまだに公爵が俺たちについたと知れ渡っていない状況じゃそんなもんだろうな。
「那個……我對帝都的情況不太熟悉……可以請你介紹那三位對手嗎?」
「あの……帝都の事情には詳しくないので……そのライバルのお三方について教えてもらえますでしょうか?」
「你沒說嗎?」
「話さなかったの?」
「路上一直被問些無關的問題,實在累了……沒心力再說。」
「道中、関係ない質問ばかりされて疲れてな……話す気力が湧かなかった」
「對不起……」
「ごめんなさい……」
「沒事,能讓哥哥為難還真不愧是妳。畢竟他基本上是個什麼事都能化解的人。」
「いえ、兄さんを困らせるなんてさすがです。基本的に何でも受け流す人ですから」
「真的嗎!?」
「本当ですか!?」
「只是代表麻煩到連他也無法隨手擺平罷了。」
「受け流せないくらい面倒ってことだけどな」
「嗚……」
「あう……」
我瞟了瞟沮喪的菲涅,把房間裡放著的三顆寶石擺在桌上,讓她一目了然。
落ち込むフィーネを尻目に俺はわかりやすいように部屋に置いてあった三つの宝石を机に並べる。
「把這三個當作三位對手。一號是藍色的寶石。第二皇子,艾利克·雷克斯·阿德勒,二十八歲;掌握多數大臣,作為智將聞名。二號是紅色的寶石。第三皇子,戈登·雷克斯·阿德勒,二十六歲;在軍中擁有最大勢力,本人也會親自上陣,是一個武鬥派。三號是綠色的寶石。第二皇女,桑德拉·雷克斯·阿德勒,二十二歲;擅長魔法,得到帝國各地魔導師的支持。這三人各自擴張勢力,同時覬覦帝位。雖然其他皇族也有人有意願,但比起這三人幾乎微不足道。」
「これがライバルの三人だとする。一つ目は青色の宝石。第二皇子、エリク・レークス・アードラー、二十八歳。大臣の多くを掌握する皇子で知能派として知られてる。二つ目は赤色の宝石。第三皇子、ゴードン・レークス・アードラー、二十六歳。軍内の最大勢力で自分も戦場に出る武闘派だ。そして三つ目は緑色の宝石。第二皇女、ザンドラ・レークス・アードラー、二十二歳。魔法に優れ、帝国各地にいる魔導師たちから支持を集めている。この三人がそれぞれ勢力拡大させながら帝位を狙っている。ほかの皇族たちにも狙ってる奴はいるだろうが、この三人に比べたらいないも同然だ」
「文官、武官,還有魔導師。他們各自有堅固的支持基盤。如今的帝位爭奪,就是貴族們為了利益投靠不同勢力的結果。這一切從三年前開始……當時身為皇太子的長兄在戰場上陣亡。」
「文官、武官、そして魔導師。彼らには確固たる支持基盤がある。ここに貴族たちが利害を求めてそれぞれの勢力に取り入っているのが現状の帝位争いなんだ。始まったのは三年前……皇太子である長兄が戦場で亡くなってからだよ」
「我有所耳聞……父親也說,若睿智的第一皇子殿下尚在,帝位之爭根本不會發生。」
「それは聞き及んでいます……聡明な第一皇子殿下がご存命であれば、帝位争いなど起きなかったと父も話していました」
「完全沒錯,要是那人還活著,就不會變成這麼麻煩的局面。」
「まったくだ。あの人が生きてればこんな面倒なことにはならなかった」
不過,反過來說,正因為他死了,才讓所有皇族都迎來了機會。
ただ、逆にいえばあの人が死んだからすべての皇族にチャンスが巡ってきた。
我對此感到不對勁。那位既聰明又勇猛、人格優秀,幾乎是把雷歐直接升級的長兄,真的會在戰場上陣亡嗎?
そこに違和感を覚える。聡明で勇猛。人格にも優れ、レオをそのままグレードアップしたような長兄が戦場で戦死するだろうか。
調查已經做過了,是皇帝親自下令的。雖然已證明並非謀略,但我總覺得背後隱藏著更深的企圖。
調査はされた。皇帝自らの捜査だ。それで謀略ではないことは証明されているが、俺には奥深い企みが隠されているような気がしてならない。
話雖如此,糾結於逝者也無濟於事。
とはいえ、死んだ人のことを引きずっても仕方ない。
「那人已不在了,那三位兄姊對敵對者毫不留情。雷歐,你必須代替長兄成為皇帝,否則我們別無出路。」
「あの人はもういないし、三人の兄姉は敵対者に容赦ない。レオ、お前が長兄の代わりになって皇帝になるしか、俺たちに道はないんだ」
「我知道。但……我真的能辦到嗎……」
「わかってる。けど、僕にできるかな……」
「放心,我來保證。」
「安心しろ。俺が保証してやる」
說罷我拍了拍雷歐的背。
そう言って俺はレオの背中を叩く。
看著咳嗽的雷歐,我和菲涅相視一笑。
せき込むレオを見て、俺とフィーネは笑うのだった。
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菲涅來到帝都已經三天。
フィーネが帝都に来て三日。
向皇帝致意之後,菲涅便天天不忘來找我們。她的出現自然被許多人看見,謠言也就在帝都中傳開了。
皇帝への挨拶を終えたフィーネは欠かさず俺たちを訪ねてきていた。その姿は当然、多くの者に目撃され、帝都中に噂が広まった。
謠傳說克萊內爾特公爵為了偏袒雷歐納爾特皇子,把蒼鴎姬(布勞·梅維)派到他身邊。
クライネルト公爵がレオナルト皇子に肩入れするために、蒼鴎姫(ブラウ・メーヴェ)を傍に送り込んだのだ、と。
大概就是這樣,謠言越傳越怪。愛聽八卦的帝都居民很可能會把它演繹成雷歐與菲涅的戀愛故事,雖然不無可能,但那也未必是壞事。總之,只要這事傳開,克萊內爾特公爵偏袒雷歐的消息就會被擴散開來。
まぁそんな感じで尾ひれがつきながら噂は広まっていく。噂好きの帝都の住民はレオとフィーネの恋物語に発展させそうだが、それはそれで悪くない。とにかく広まればクライネルト公爵がレオに肩入れしたことが広まるからだ。
就在這時。
そんな矢先。
「可以請你帶我遊覽帝都嗎?」
「帝都を案内してくださいませんか?」
菲涅向我如此拜託。
フィーネがそう俺に頼んできた。
我知道她找我的理由,因為我比雷歐對帝都熟悉得多。
俺に頼む理由はわかる。レオより俺のほうが圧倒的に帝都に詳しいからだ。
然而有個問題。
しかし問題がある。
「妳要是在帝都走動,肯定會非常顯眼吧……」
「君が帝都歩いたら目立って仕方ないだろうが……」
「我會變裝!」
「変装します!」
她這麼說著,自信滿滿地拿出眼鏡戴上。
そう言ってフィーネは自信満々な表情で眼鏡を取り出して掛けた。
她以為那是變裝,但完全稱不上。或許會減少認出她是菲涅的人,但她的美貌一點也藏不住。
本人は変装のつもりらしいが、まったくもって変装になってない。たしかにフィーネであると気づく人は減るかもしれないが、美人であることをまったく隠せていない。
戴上眼鏡後,她看起來更有知性美;說不定不少人會更偏好這種樣子。但她就憑這樣就覺得自己變裝成功,說不上多聰明。
眼鏡をかけたことで知的な美人感が強くなった。こっちのほうが好みという人も少なくないだろう。それで変装した気になってるあたり、知的とは言い難いが。
「不行。」
「却下だ」
「為、為什麼!?」
「な、なんでですか!?」
菲妮還想繼續糾纏,我無奈地嘆了口氣。看來這個少女根本沒發覺自己有多漂亮,會很吸引別人的目光。
なおも食い下がろうとするフィーネに俺は呆れてため息を吐く。どうやらこの少女は自分が美人で人目をおおいに惹くということに気づいていないらしい。
被贈與那枚藍色海鷗的髮飾時,差不多就等於有人在說『妳是全國第一的美人』了吧。
蒼い鴎の髪飾りを贈られた時点で、あなたは国一番の美人ですと言われたようなもんなんだがなぁ。
「我不想做會引人注目的事。要是妳能更低調一些,我可以考慮。」
「目立つようなことをしたくはない。もっと目立たないようにしてきたら考えてもいいぞ」
心裡暗自嘀咕反正也不可能,我便拒絕了菲妮的請求。
どうせ無理だろうと心の中で呟きつつ、俺はフィーネの願いを退けた。
這個時候和我一起外出並不妥當。關於菲妮和雷奧的話題才剛開始熱起來,若讓那個沒什麼用的皇子摻和進來可不妙。
この時期に俺と外出しているというのはあまりよろしくない。ようやくいい感じにフィーネとレオの話で盛り上がってきたんだ。そこに出涸らし皇子が絡むのはよろしくない。
帶著那樣的想法度過上午後,到了中午,菲妮帶著自信滿滿的表情走進房間。
そんなことを思いつつ、午前中を過ごしていると昼時になってフィーネが自信満々な顔で部屋に入ってきた。
「請帶我遊覽帝都!」
「帝都を案内してください!」
「太顯眼,我才不要。」
「目立つから嫌だ」
「我要變裝!」
「変装します!」
像剛才一樣,菲妮自信滿滿地拿出一件衣服。
さきほどと同じようにフィーネは自信満々に一つの服を取り出した。
那是一件帶帽的灰色斗篷,完全是旅行者的裝束。
フードつきの灰色のマントだ。完全に旅人用。
菲妮把它罩在頭上,臉幾乎被完全遮住,乍看之下沒人會認出她來。
それをフィーネは被るように着る。完全に顔まで隠れているためパッと見でフィーネだと気づく者はいないだろう。
「誰的主意?」
「誰のアイディアだ?」
「塞巴斯先生告訴我的!」
「セバスさんが教えてくださいました!」
「塞巴斯那傢伙……護衛的事也得考慮,這個就留到下次吧。」
「セバスの奴め……護衛も考えなきゃいけないからそれはまた今度にしよう」
「塞巴斯先生說,只要阿爾諾特大人在就不需要護衛!」
「セバスさんが護衛はアルノルト様がいればいらないと言っていました!」
「……」
「……」
那個執事是不是只會來添亂?
あの執事は俺の邪魔しか考えてないのか?
我本想在今天之內把那些可能會向這邊靠攏的中立貴族拉攏起來……。
今日中にこちらへ靡きそうな中立貴族をまとめたかったんだが……。
被她那雙閃亮的眼睛盯著,我嘆了口氣,便妥協了。
キラキラとした目で見つめられて俺はため息を吐いて、折れる。
「知道了。出去吃點東西吧。」
「わかった。外に出て食事でも取ろう」
「好!」
「はい!」
「別待太久喔?妳應該也會接到很多會面邀請吧?」
「あんまり長い時間は無理だぞ? 君だって色んな人から会談の申し込みが来ているだろ?」
「不,現在還沒收到那類邀請喔?」
「いえ、今のところそう言った申し込みは来ていませんが?」
「……畢竟是父皇鍾愛的人,沒人會那麼輕易對她動手。」
「……父上のお気に入りだからな。そう簡単に手を出そうとする奴はいないか」
皇帝並沒有要把菲妮立為妃的打算,他只是像疼女兒一樣喜歡這位美麗的菲妮。但反而更麻煩,若有人輕率地靠近,皇帝可能會像保護女兒的父親一樣勃然大怒。
皇帝は別にフィーネを妃にとか考えているわけじゃない。ただ美しいフィーネを娘のように気に入ってるだけだ。しかし、そちらのほうが厄介だ。下手に近づけば娘に近寄られた父のごとく皇帝が怒りだしかねない。
而且她與雷奧有牽連這點,也讓其他貴族退縮;接近菲妮等於接近雷奧,似乎還沒有人敢做出那樣的判斷。
またレオと関係があるというのもほかの貴族が腰を引かせている理由だろうな。フィーネに近づけば、必然的にレオに近づくことにもなる。まだそこまでの判断ができる貴族はいないみたいだな。
「算了,那我們走吧。不過如果我說要回去就必須回去,知道嗎?」
「まぁいい。じゃあ行こうか。ただし、俺が帰るといったら帰るからな?」
「好!麻煩你了!」
「はい! よろしくお願いします!」
菲妮露出燦爛的笑容,高興地回答道。
弾ける笑顔を見せて嬉しそうにフィーネは答えたのだった。
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帝都的街道總是熱鬧非凡。
帝都の街はいつもにぎわっている。
菲妮興高采烈地在這熱鬧的街市裡四處觀覽。
そんな街をフィーネは楽しそうに見て回っていた。
「阿爾諾特大人,那邊是什麼?」
「アルノルト様。あちらはなんですか?」
「那是鑑定行。若有那裡的鑑定證書,東西能賣個好價錢。還有,叫我阿爾就可以了。」
「あれは鑑定屋だ。あそこの証明書があると高く売れる。それとアルでいい」
「真的可以嗎?用暱稱?」
「よいのですか? 愛称では?」
「萬一被發現就麻煩了,叫我阿爾就好。」
「万が一にも気づかれても困るし、アルでいい」
「……以後也可以這麼稱呼您嗎?」
「……今後もそうお呼びしても?」
菲妮朝我投以探詢的眼神。
こちらを窺うような眼差しをフィーネは向けてくる。
直呼阿爾和我的人並不多。不過,只要當事人想那麼稱呼,也沒理由阻止吧。
アルと俺を呼ぶ人間は少ない。しかし、本人が呼びたいなら止める理由もないか。
「隨妳便」
「好きにしてくれ」
「是!阿爾殿下!」
「はい! アル様!」
真不知道她到底在高興什麼。
何が嬉しいのやら。
我一邊對連小事都會高興的菲妮感到欽佩,一邊帶她遊覽帝都。
些細な事でも喜ぶフィーネに感心しつつ、俺はフィーネに帝都を案内していく。
途中我們在常去的料理店用餐,並把帝都的主要設施大致看了一圈。
途中、行きつけの料理屋で食事をし、帝都の主要施設をとりあえず一通り見ていく。
雖然說不能花太久時間,但帶她逛帝都還是耗了不少時間。
長い時間は無理だといいつつも帝都を案内しているとそれなりに時間を食ってしまった。
正當我覺得該回去了,菲妮卻發現了一家賣小飾品的店。
そろそろ帰らなきゃと思った矢先、フィーネが小物を売ってる店を見つける。
「唉……別逗留太久喔?」
「はぁ……あんまり長居するなよ?」
「好!」
「はい!」
她用目光示意想進去看看,我只好無奈地許可。
中を見たいと視線で訴えてきたため、仕方なく許可を出す。
菲妮似乎有自己的顧忌,並不會任性撒嬌;不過正如俗話所說『眼睛比嘴巴還會說話』,她那用眼神的訴求絕非等閒。
本人なりに遠慮があるのかフィーネは我儘を言わない。しかし目は口ほどに物を言うという言葉どおり、目での訴えが半端じゃない。
這已經是第幾回了。
これで何度目やら。
我實在累了,沒有進店,而是靠在外頭的柱子上休息。
さすがに疲れた俺は店に入らず、店の外で柱に背中を預けた。
然而,那位客人並不讓我好好休息。
しかし、客人が俺を休ませてはくれなかった。
「喔喔?那邊的莫非就是那個沒出息的皇子?」
「おやおや? そこにいるのはもしかして出涸らし皇子じゃないか?」
聽到那刺耳又帶諷刺的聲音,我皺起了眉頭。
嫌味ったらしく耳障りな声を聞いて、俺は眉を顰める。
老實說,遇到了一個我不想遇見的人。
正直、出会いたくない奴に出会ったな。
簇擁著一群跟班出現的,是一個留著棕色波波頭的青年。
ぞろぞろと取り巻きを連れて現れたのは茶色の髪をおかっぱにした青年だった。
他身形瘦長,衣著和髮型的品味極差;不過他自己似乎覺得很帥,自信滿滿。
ひょろ長で服と髪型のセンスがとにかく悪い。しかし、自分ではかっこいいと思っているらしく自信満々だ。
他叫吉德·馮·霍爾茲瓦特,是貴族中歷史第二悠久的霍爾茲瓦特公爵的兒子,且不情願地是我的兒時玩伴。
名前はギード・フォン・ホルツヴァート。貴族の中では二番目に古い歴史を持つホルツヴァート公爵の息子にして不本意ながら俺の幼馴染だ。
霍爾茲瓦特公爵在帝都附近擁有領地,因此在帝都有宅邸,他也常來王城。因為同年齡,周遭的大人常把我和雷歐安排到一起,我們也常一起上課與練習。
ホルツヴァート公爵は帝都の近くに領土を保有している。そのため、帝都に居を構えており、こいつもよく城に来ていた。同い年だったため、周りの大人たちは俺やレオをこいつとくっつけた。授業や稽古もよく一緒に受けた仲だ。
但他只對雷歐擺出好臉色,對我卻不停欺負。周圍的跟班也是從那時起就成了欺凌我的同夥。我既沒報復也沒告狀,周遭的大人也把我放棄了,大概被當成了好欺負的目標吧。
ただし、こいつが良い顔をしたのはレオのみ。俺のことはイジメまくっていた。周りの取り巻きもその頃からのいじめっ子仲間だ。仕返しもせず、告げ口もしない。しかも周りの大人からも見放されている。恰好の的に見えたんだろう。
也許他們就是藉由欺負像我這樣的皇族來滿足優越感吧。
自分より位の上の皇子をイジメることで優越感を満たされていたのかもしれない。
即便長大了,每次見到我還是會來找碴。
成長した今もこうして見かける度に絡んでくる。
「是吉德啊……真少見,在這種地方遇到你。」
「ギードか……珍しいな。こんなところで」
「我在馬車上看到一張看起來既貧相又寒酸、完全不像皇子的臉,身為帝國貴族覺得應該上前打招呼。」
「馬車で走っていたらとても皇子とは思えない貧相でみすぼらしい顔を見つけてね。帝国貴族として声をかけねばと思ったのだよ」
「多謝了」
「そりゃあどうも」
「怎麼?那是什麼態度?」
「なんだ? その態度は?」
吉德用手上的手杖在我的腳背上狠狠地按了好幾下。
ギードは手に持っていたステッキで俺の足の甲をグリグリと押す。
接著他一臉惱怒地說道。
そして苛立った表情で告げた。
「你以為有公眾在看就打不成嗎?就算我揍你也不會成為話題,知道嗎?誰會在意你的臉?」
「公衆の目があるから殴れないと思ってるのか? お前を殴ったところで話題にもなりはしないんだぞ? お前の顔なんて誰も気にしたりしない」
「怎麼說呢。最近雷歐很有名,我的樣子說不定也已經被認出來了喔。」
「どうだろうな。最近はレオが有名だし、俺の顔も割れているかもしれないぞ」
即便是帝都的百姓,也不可能記住所有皇族的長相。就算我的惡名廣為流傳,人們也頂多只知道『黑髮黑眼』罷了。出席典禮時會在民眾面前露面,但因為距離遠,無法看清具體容貌。
帝都の民でもすべての皇族の顔を覚えているわけじゃない。俺の悪名は広まっていても、黒髪黒目くらいしか把握していないはずだ。式典とかで民の前に姿を現すが、遠目だからしっかりとした容姿はわからない。
但最近雷歐愈來愈有名,如果長得跟他一樣的我被打,必定會鬧大。
しかし、最近はレオが有名になってきた。同じ顔の俺が殴られたりしたら大事になることは間違いない。
「你不是雷歐納爾特。一看就知道。你駝背,總把衣服穿得邋遢,目光永遠往下,這都是沒自信的表現。誰會把你當皇族?光從舉止看你就離皇族很遠!」
「お前はレオナルトじゃない。見ればわかる。猫背でいつも服を着崩しているし、目線は常に下だ。自信のなさの表れだな。誰がお前を皇族と思う? 立ち振る舞いからしてお前は皇族とは程遠いんだよ!」
說著,吉德用手杖狠狠敲打我的小腿。刺痛讓我皺起臉,但我並沒有倒下。
そう言ってステッキでギードは思いっきり俺の脛を叩いた。鋭い痛みに顔をしかめるが、倒れこむようなことはしない。
不能在這種地方引人注目。現在大家還只會以為有人在跟貴族起衝突,但要是吸引到注意,被發現我長得像皇族就會鬧出騷動。那樣一來,不管結果如何都會很麻煩。
こんなところで目立つわけにはいかないんだ。今はまだ誰かが貴族に絡まれているとしか思われてないが、注目を集めて俺の顔が皇族に似ているとわかれば騒ぎになる。そうなったらどういう結果であれ面倒だ。
那麼,該怎麼辦呢?
さて、どうするか。
「有何事?」
「何事ですか?」
差點忍不住咂舌。
思わず舌打ちしそうになった。
竟然會在這裡出現。
まさかここで出てくるとは。
別把事情弄得更複雜。
事態をややこしくしないでほしい。
菲妮看到吉德又用手杖打我的腳,怒火立刻浮現。
フィーネはギードがステッキで再度俺の足を殴ったのを見て、怒りを露わにした。
「無禮之徒!!」
「無礼者!!」
「嗯?怎麼?你是他的侍從嗎?」
「ん? なんだ? お前の従者か?」
「真是接二連三地無禮呢。」
「重ねて無礼な方ですね」
說著,菲妮摘下了兜帽。
そういってフィーネはフードを取った。
吉德一瞬被她的美貌吸引,隨即察覺到她是誰,露出驚訝之色。
一瞬、ギードはその美貌に見惚れたが、その人物が誰かを察して驚いた様子を見せた。
「啊、您是……菲、菲妮小姐!?」
「あ、あなたは……ふぃ、フィーネ嬢!?」
「是的,我是菲妮·馮·克萊奈爾特。請問您是哪位?」
「ええ、私はフィーネ・フォン・クライネルトです。あなたは?」
「我、我是吉德·馮·霍爾茲瓦特,霍爾茲瓦特公爵的長子。」
「ぼ、僕はギード・フォン・ホルツヴァート。ホルツヴァート公爵の長男です」
「出身名門的霍爾茲瓦特公爵之子?真令人失望。我還以為你會更懂禮節。」
「由緒正しきホルツヴァート公爵のご子息? 残念です。もっと礼儀を弁えた方かと思っていました」
面對露出失望神色的菲妮,吉德慌忙開始辯解。
失望した表情を浮かべたフィーネにギードは慌てた様子で弁解し始める。
那模樣極為難堪。對於重視體面的吉德來說肯定不甘心。被這麼多人當眾指責,恐怕他的傲氣無法接受。
その様子は非常にみっともないものだった。体面にこだわるギードからすれば不本意だろうな。こんな大勢の前で批判されるなんて、たぶんギードのプライドが許さない。
「不、不對!這傢伙是——」
「ち、違うんです! こいつは」
「阿爾諾特·雷克斯·阿德勒皇子。你覺得可以對那位被稱為『落魄皇子』的皇子為所欲為嗎?對皇族就沒有尊重和忠誠嗎?」
「アルノルト・レークス・アードラー皇子。出涸らし皇子と呼ばれている皇子になら何をしてもよいと? 皇族への尊重や忠誠はないのですか?」
「不、不是那樣的……」
「い、いえ、そういうわけでは……」
我瞪了菲妮一眼。
俺はフィーネを睨む。
在這裡讓菲妮當眾毀了吉德的面子可不妙。菲妮是蒼鷗姬(布勞·梅維),在帝都有壓倒性的人氣,且深得皇帝寵愛。像她要幫我雖然容易,但不能用損害吉德面子的方式。
ここでフィーネがギードの面子を潰すのはまずい。フィーネは蒼鴎姫(ブラウ・メーヴェ)。帝都で圧倒的な人気を誇るうえに、皇帝のお気に入りだ。そんなフィーネなら俺を助けるのは簡単だろうが、ギードの面子を潰すようなやり方ではいけない。
沒必要因為這種無聊的事結下敵人。任由他發洩,吉德也會心滿意足,而他若一味打我,只會讓自己的名聲受損。
こんなしょうもないことで敵を作る必要はない。好きにやらせておけばギードも満足するだろうし、向こうが一方的に俺を殴れば向こうの評判が落ちるだけなんだ。
我繼續瞪著她示意她停止,但菲妮毫不在意。
やめろという意味で睨み続けるが、フィーネは意に介さない。
接著菲妮說了句令人難以置信的話。
そしてフィーネはとんでもないことを言いだした。
「根本就……你以為我會和阿爾諾特皇子一同外出嗎?」
「そもそも……私がアルノルト皇子と出かけるとお思いですか?」
「咦……?」
「え……?」
菲妮直直地盯著我看。
フィーネが俺をまっすぐ見つめてくる。
看透菲妮的用意後,我嘆了口氣。
フィーネの意図を察して、俺はため息を吐く。
既然如此也沒辦法了,只能配合菲妮的計畫。
こうなったらもうしかたない。フィーネの考えに乗るしかない。
「這可麻煩了,菲妮小姐。因為你不想被傳出緋聞,我才會假扮成你兄長……」
「困りますよ、フィーネさん。あなたが噂になるのが嫌だというから、兄さんのふりをしていたんですから……」
「很抱歉,雷歐殿下。」
「申し訳ありません。レオ様」
「欸、啊、雷、雷歐納爾特……?」
「え、あ、れ、レオナルト……?」
「是的,吉德先生。」
「ええ、そうですよ。ギードさん」
整理了髮型與衣著,挺直背脊。語調模仿雷歐,表情也變得溫和。
髪と服装を整え、背筋を伸ばす。口調もレオの真似をして、表情も柔和なものへ変えた。
吉德被這番變化驚得瞪大眼睛,但立刻想起自己的行為,臉色頓時慘白。
その変貌っぷりにギードは目を見開くが、すぐに自分がしたことを思いだしたようだ。顔が一気に青くなる。
「雷、雷歐納爾特……不是的。這、這是那個……」
「れ、レオナルト……違うんだ。これはその……」
「不用擔心,吉德先生。我知道你對我兄長做過那些事,既然兄長沒有說什麼,我也不打算做出任何行動。只是今天請你先離開,因為我正在陪菲妮小姐遊覽帝都。」
「平気ですよ。ギードさん。あなたが兄さんにああいうことをしているのは承知してますし、兄さんが何も言わない以上、僕が何かする気はありません。ただ今日はお引き取りを。フィーネさんに帝都を案内している最中ですので」
「啊、啊……我、我會的……」
「あ、ああ……そ、そうするよ……」
吉德一臉不自在地離開了。
ギードは居心地悪そうにして帰っていく。
換作是我倒無所謂,但若是對雷歐下手,正如菲妮所言,恐怕會被視為不尊皇族、不忠誠。畢竟雷歐在皇位競爭中排在第四,是有可能成為下一任皇帝的皇子,和我完全不同。
俺ならともかくレオに何かしたとなれば、フィーネの言ったとおり皇族への尊重や忠誠を失ったとみなされかねない。なにせレオは帝位争いの四番手。次期皇帝になるかもしれない皇子だ。俺とはわけが違う。
吉德也明白再把事情弄複雜下去不妙,匆匆忙忙離去的樣子完全就是個小人的模樣。
ギードとしてもこれ以上、事態をややこしくするのはまずいとわかっているんだろう。そそくさと帰る姿は小物そのものだ。
不過。
しかし。
「你竟然這樣做了嗎?」
「やってくれたな?」
「對不起……」
「すみません……」
「唉……先走吧」
「はぁ……とりあえず行くぞ」
總之必須離開這裡,已經太引人注目了。
とにかくこの場を離れないといけない。注目を集めすぎた。
我加快腳步走到城附近,然後停下來看著菲妮。
早足で移動して、城の近くまで行く。そこで俺は立ち止まって、フィーネを見る。
菲妮帶著快要哭的表情看著我。
フィーネは泣きそうな顔で俺を見ていた。
「……你擅自行動了吧?」
「……勝手をしたな?」
「非常抱歉……」
「申し訳ありませんでした……」
「如果就那樣放任不管,他的名聲只會受損。但這次的事件,多少會讓他對你和雷歐生出敵意。而且因為有人說雷歐可能偽裝成我,我的行動也會變得受限。」
「あのまま放っておけばあいつの評判が下がるだけだった。しかし、今回のことであいつは少なからず君やレオに敵意を持っただろう。しかも、レオが俺のふりをしているかもしれないという情報のせいで俺も動きづらくなる」
「……」
「……」
菲妮的眼眶湧滿淚水,幾乎要哭出來。
このまま泣き出しそうな勢いでフィーネの瞳に涙が溜まっていく。
看到那情景,我移開了視線。
それを見て、俺は視線を逸らした。
在這裡對菲妮說什麼也改變不了。責怪已經發生的事也沒用。
ここでフィーネに何かいっても何も変わらない。起きてしまったことを責めても仕方ない。
「如果你從這次吸取教訓,之後不要再擅自行動。你的安全可能會受到威脅,別做輕率的事。」
「これに懲りたら次からはあまり勝手をするな。君の身に危険が及ぶこともある。安易なことはしないでくれ」
「是的……」
「はい……」
她快要哭的表情沒有改變。
泣き出しそうな顔は変わらない。
看著低頭的菲妮,我猶豫著不知道該怎麼辦,最後只能無奈地說了幾句話。
俯くフィーネを見てどうするべきか迷い、結局はどうすることもできずに言葉だけを投げかけた。
「只是……我知道你是為了我才那樣做的。謝謝你。」
「ただ……俺を想っての行動なのはわかってる。ありがとう」
「……阿爾大人……」
「……アル様……」
「真抱歉,明明大家正玩得開心,卻把結局弄得令人不快。」
「すまなかったな、せっかく楽しんでいたのに後味の悪い形にしてしまって」
「不、不!阿爾大人不是您的錯!是我太輕率了!下次我會好好注意的!所、所以……您能再帶我逛逛嗎?」
「い、いえ! アル様のせいではありません! 私が軽率でした! 次はちゃんと気を付けます! な、なので……また案内していただけますか?」
「嗯,下次我也會變裝的。」
「ああ、次は俺も変装することにするよ」
我這麼一說,菲妮的表情頓時明亮起來,綻放出閃耀的笑容。
そういうとフィーネはパッと表情を明るくして輝くような笑みを浮かべた。
光是看到那樣的笑容,就覺得特地帶她逛帝都是值得的,我便帶著菲妮回到了城裡。
そんな笑みを見れただけでも、わざわざ帝都を案内した甲斐があったなと思いつつ、俺はフィーネをつれて城へと戻った。
那麼,感謝您讀到這裡。
さて、ここまでお読みくださりありがとうございます。
總之,第一章到此結束,接下來是第二章。
とりあえず第一章は終わり、次が第二章です。
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