最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四話 共享秘密的人
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菲涅手裡端著放有點心的托盤。大概是想來送點心,因為沒收到回音才直接進來的吧。
フィーネの手にはお菓子の乗ったお盆があった。おそらくそれを差し入れにきて、返事がないから入ったんだろう。
我已經說過不需要送膳,所以本以為不會有人來我的房間。沒想到會出現這樣的誤算。
食事はいらないと伝えてあるから、俺の部屋に来る人間はいないと思ってた。まさかこんな誤算があるなんて。
「啊,阿爾諾爾特皇子……?剛才瞬移過來了,還有那身打扮……難道不是席爾瓦大人的衣物……?」
「あ、アルノルト皇子……? 今、転移なさって、それにその恰好は……シルバー様のものでは……?」
「……」
「……」
能說成喜歡穿這種打扮以此搪塞過去嗎?不,果然不可能吧。
こういう恰好をするのが趣味とかいって誤魔化せるか? いや、さすがに無理だろうな。
那要殺了她嗎?也不行。菲涅是皇帝的寵兒,如果出事皇帝肯定會親自調查。被懷疑的一定會是我,一旦被懷疑,雷奧爭奪帝位的計畫也會結束。
じゃあ殺すか? それも無理だ。フィーネは皇帝のお気に入り。なにかあれば間違いなく皇帝が直々に捜査する。疑われるのは間違いなく俺であり、疑われた時点でレオの帝位争いも終わってしまう。
無法掩飾,也無法封口。
誤魔化しは不可能。口封じも不可能。
真是走投無路了。
八方ふさがりか。
「……為什麼進到房間來?」
「……どうして部屋に入った?」
「那、那個……我剛烤了點心,想說您也許會想吃……因為沒有回應,所以誤以為發生了什麼事……」
「あ、その……お菓子を焼いたので召し上がられるかと思い……それで返事がなかったので何かあったのかと勘違いしてしまい……」
「唉……」
「はぁ……」
看著菲涅垂頭喪氣、抱歉地縮成一小團,我的怒氣也被沖淡了。
シュンと申し訳なさそうに小さくなるフィーネを見て、俺も毒気が抜かれてしまった。
已經不想動用強硬手段了。
強硬手段に訴える気はもう失せた。
不過,也不能就這樣放著不管。
しかし、このまま放置もできない。
「妳已經知道了我的秘密。既然如此,我不能讓妳白白離開。」
「俺の秘密を君は知った。そうである以上、俺は君をただで帰すわけにはいかない」
「我、我不會告訴任何人的!席爾瓦大人的真實身分居然是皇子!」
「だ、誰にも言いません! シルバー様の正体が皇子であるなんて!」
「妳說得挺大聲的喔。」
「割と大きな声で言ってるけどな」
「啊……」
「あ……」
「放心。我在房間裡設了隔音結界。無論妳說什麼都不會傳出去。」
「安心しろ。防音の結界を張ってある。何を言っても外には漏れない」
「是、是這樣啊……謝謝您……」
「そ、そうでしたか……ありがとうございます……」
菲涅害羞地臉頰泛起紅暈。
恥ずかしそうにフィーネは頬を赤く染めた。
她似乎沒意識到自己正處於險境。外面聽不到任何聲音,也就代表不管菲涅遭遇什麼都無法呼救……。
自分がピンチだということには気づいていないらしい。外に何も聞こえないということは、フィーネは何をされても助けを呼べないということなんだが……。
「妳就不會想過我會對妳做什麼嗎?」
「俺が君に何かするとは考えないのか?」
「做什麼?」
「何かとは?」
「我可能會為了封口而襲擊妳。」
「口封じに君を襲うかもしれない」
「您會嗎?不可能。就算真的那樣,若那是不得不做的事……我會接受的。」
「あなたが? あり得ません。もしもあったとしても、それはやらなければいけないことなのでしょう? なら私は受け入れます」
「……我可沒覺得自己值得妳那麼信任啊?」
「……そこまで信用される覚えはないんだが?」
「如果您是席爾瓦,肯定已經去打倒怪物了吧?那麼您就是拯救了我們公爵領的英雄。而且您以皇子的身分前來,還做了許多精心的演技,那也是為了您的弟弟吧?所以我能夠信任您。會為他人行動的您,一定是個溫柔的人。」
「あなたがシルバーならもうモンスターを倒してきたのでしょう? ならあなたは我が公爵領を救ってくださった英雄です。それに皇子としてやってきて、色々と手の込んだ演技をなさってますが、それも弟君のためでは? だからあなたを信じられます。だれかのために動けるあなたは、きっと優しい方ですから」
說著,菲涅露出滿溢溫柔的笑容。
そう言ってフィーネは優しさに満ちた笑みを浮かべた。
她大概是個善良的人吧。竟然能那麼相信別人。
善人なんだろうな。そこまで人を信じれるとは。
既然她知道我是席爾瓦,理應會看出先前的一連串行動是為了貶低公爵家並讓他們對我們心存感激。但即便如此,菲涅仍然信任著我。
俺がシルバーであるとわかった以上、これまでの一連の流れは公爵家を貶め、こちらへの恩を感じさせるためだと気づくはずだ。それでもフィーネは俺を信じている。
那份信任實在無法辜負。
その信用はさすがに裏切れない。
「知道我秘密的只有賽巴斯一人。而賽巴斯絕對不會洩密。如果秘密被洩露,我絕不會原諒妳。不要告訴任何人。」
「俺の秘密を知るのはセバスのみだ。そしてセバスは決して口を割らない。秘密が漏れれば俺は君を決して許さない。だから誰にも喋るな」
「是!我知道了!」
「はい! 承知いたしました」
聽到菲涅那充滿活力的回應,我嘆了口氣。
フィーネの元気な返事を聞いて、俺はため息を吐く。
我曾想用幻術讓她以為自己只是做了個夢,但這類小花招總會露餡。
幻術を使って夢を見ていたと思わせようかとも考えたが、そういう小細工をすると必ずボロが出る。
那樣的破綻日後會成為致命的漏洞。不如就直接信任菲涅。
そしてそのボロは後々、致命的な隙になるだろう。ならばフィーネを信じてしまうほうがいい。
從目前的互動中大概能看出菲涅的人品。即使秘密洩漏,恐怕也只是牽涉菲涅和與她有關的人,用強硬手段也不遲。
これまでのやりとりでフィーネの人柄はだいたいわかっている。もしも秘密が漏れたとしてもフィーネとそれに関係する人々だろうし、強硬手段はそれからでも遅くはない。
「一直守護著的秘密竟會被這樣揭穿……」
「ずっと守ってきた秘密をこんなことで暴かれるとはな……」
「請振作。點心請用。啊,我去泡紅茶。」
「元気を出してください。お菓子をどうぞ。あ、紅茶を淹れますね」
看著菲涅興高采烈地把點心擺在桌上,開始準備泡紅茶,我在心裡吐槽著。
楽しそうに机の上にお菓子を並べ、紅茶を淹れる準備を始めたフィーネを見ながら俺は心の中で突っ込む。
『都是妳的錯吧……』
君のせいだろうが……、と。
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「以上是本次委託的報告。」
「以上が今回の依頼の報告となります」
回到領都的亞貝爾跪在公爵面前,報告了一連串的經過。
領都に戻ってきたアベルが公爵の前で跪き、一連の報告をしていた。
聽完一切後,公爵點了好幾下頭,向亞貝爾致以慰勞的話。
すべてを聞き終えた公爵は何度も頷いたあと、アベルにねぎらいの言葉を告げる。
「真是辛苦了。這成了一件艱難的委託,實在非常抱歉。這是除了委託報酬之外的一點心意,請拿去吧。」
「本当にご苦労だった。辛い依頼となったこと、本当に申し訳なく思っている。これは依頼の報酬とは別に気持ちだ。持って行ってほしい」
說著,公爵在亞貝爾面前放上了與人數相符的小袋。
そういってアベルの前に人数分の小袋が出された。
裡面放著相當數目的錢。
中にはそれなりのお金が入っている。
然而,亞貝爾搖頭婉拒了。
しかし、アベルはそれを首を振って断った。
「只要委託的報酬就足夠了。正如剛才所說,能將這件事帶到解決的是席爾瓦,而非我們。身為冒險者我們有自尊,還請見諒。」
「依頼の報酬のみで十分です。今回の依頼、さきほども話したとおり解決まで導いたのはシルバーであり、俺たちではありません。冒険者としてここまでやってきた矜持があります。どうかお許しを」
「是嗎……嗯,我知道了。日後若有需要還會再拜託你們,到時候請務必幫忙。」
「そうか……うむ、わかった。また何かあれば頼むことになるだろう。そのときはぜひお願いしたい」
「是!到時候我們一定會親手完成委託。」
「はっ。そのときは必ず自分たちの手で依頼を達成してみせます」
亞貝爾說完便離開了現場。
そう言ってアベルはその場を去る。
剩下的只剩我與公爵。
残されたのは俺と公爵のみとなった。
「這樣就算是一段落了嗎?」
「これで一段落か」
「確實如此。對皇子感激也感激不盡,謝謝您。」
「そうですな。皇子には感謝しても感謝したりません。ありがとうございます」
「那份感謝請讓雷奧領受。無論我來到這裡,或席爾瓦出手,都是為了雷奧。」
「その感謝はレオにしてくれ。俺がここに来たのも、シルバーが動いたのも全部レオのためだ」
「是……皇子。克萊內爾特公爵家將全力支持雷奧納特皇子,成為您的後盾。定會報答這份恩惠。」
「はい……皇子。我がクライネルト公爵家はレオナルト皇子を全面的に支持し、その後ろ盾となりましょう。御恩には報いらせていただきます」
終於聽到那句話的我長舒一口氣,向公爵伸出右手。
ようやくその言葉を聞けた俺は大きく安堵の息を吐いてから、公爵に右手を差し出す。
公爵看見後握住了我的手。
それを見て公爵は俺の手を握った。
「就拜託了。」
「よろしく頼む」
「一定要讓雷奧納特皇子登上皇帝之位。」
「必ずやレオナルト皇子を皇帝の座につけましょう」
「嗯。」
「ああ」
如此一來,雷奧在與爭奪帝位的三位兄姊之後,確立了第四勢力的地位。
これでレオは帝位を争う三人の兄姉に続き、第四勢力としての地位を確立できた。
名門克萊內爾特公爵家站到一方,繼續觀望的人也會開始向雷奧靠攏。
名門クライネルト公爵家が味方につけば、日和見を続けている者たちもレオに協力するようになるだろう。
我們的父上也會把雷奧視為有意爭奪皇位的繼承人之一,終於站上起跑線。
我らが父上もレオを帝位を狙う後継者の一人として認めるだろうし、ようやくスタートラインに立てたというわけだ。
雖然還不能放心,但正覺得總算完成一件事的我,公爵帶著些許不安開口問道。
まだまだ安心できないが、とりあえず一仕事終えた気になっていた俺に対して、公爵が少々不安そうに切り出してきた。
「皇子……那邊人手是否足夠?」
「皇子……そちらは人手が足りていますかな?」
「人手啊……本來想說應該夠,但其實完全不夠。還有許多貴族仍採取觀望,與這些貴族交涉需要更多值得信賴的人手。」
「人手か……足りているといいたいところだが、まったく足りていないな。まだまだ静観を決め込んでいる貴族もいるし、そういう貴族と交渉するには信頼できる人間がもう少しほしい」
「原來如此。那我就放心了。」
「なるほど。それは安心しました」
「可以借人手過來嗎?」
「誰か貸してもらえるのか?」
「是的,我想把我女兒託付給您。」
「はい、我が娘をお預けしたいと思っています」
「什、什麼……?」
「な、に……?」
我不禁回問了一句。
思わず聞き返してしまった。
公爵見我反應也帶著苦笑。
俺の反応に公爵も苦笑で返す。
「驚訝也是情有可原的。我昨天也被菲涅告知時嚇了一跳。她說無論如何都想向皇子們表示感謝,感謝拯救了我們的領地……那個平日不太會表現自己的孩子竟然會說出這種話,令我也十分感慨。」
「驚くのは無理もありません。私も昨日、フィーネに言われて驚きました。どうしても皇子たちに我らが領地を救ってくださったお礼がしたいそうで……自己主張のないあの子がこんなことを言うなんて……私としても感慨深いものがあります」
「不、等一下……就算這樣說我也很為難……」
「いや、待て……そんな風に言われても困る……」
「您這麼說啊,皇子。那孩子在帝都是個名人,還受皇帝陛下賞識。一定能派上用場。」
「そう仰いますな、皇子。あの子は帝都では有名人です。皇帝陛下からの覚えもめでたい。必ずやお役に立てるでしょう」
「這點我承認……不過,公爵您確定嗎?」
「それは認めるが……いいのか? 公爵は」
說實在的好處多到說不完,菲涅就是那麼有用。
メリットは正直いくつあげてもキリがない。それくらいフィーネは役に立つ。
不過,她突然想要去帝都的理由無非是因為昨天知道了我的正體。說實在的,她若留在領地乖乖待著我會比較安心。
しかし、いきなり帝都に行きたいと言い出した理由は、昨日、俺の正体を知ったからに他ならないだろう。正直、領地で大人しくしていてくれたほうが俺としては安心できる。
在帝都會接觸到很多人,根本不知道資訊會從哪裡外漏。
帝都では多くの人と接するだろうし、どこで情報が漏れるかわかったもんじゃない。
因此我本想利用公爵的父愛來阻止她。
だから公爵の親心に付け込もうとしたのだが。
「那是孩子自己的心願。請務必派她去幫忙。」
「あの子が望んだことです。どうか使ってあげてください」
「……」
「……」
我本以為公爵會因疼愛女兒而把她留在身邊,結果反而在推她一把。這人也真是個了不起的父親。
娘可愛さに引き留めるかと思ったが、むしろ後押ししている。どんだけできた親なんだ、この人は。
我終於沒有理由再拒絕了。
いよいよ断る理由がなくなってしまった。
結果,我不得不允許菲涅同行。
結局、俺はフィーネの同行を許可する羽目になった。
然後。
そして。
「那麼,我這就出發了。父上、哥哥。」
「では、行ってまいりますね。お父様、お兄様」
「嗯,好好去幫忙,回來要派上用場。」
「ああ、しっかり役に立って来なさい」
「請注意身體喔——」
「体には気をつけろよー」
在父親與哥哥的送別下,菲涅上了馬車。
父と兄に見送られてフィーネは馬車に乗り込む。
菲涅在馬車窗邊揮手了一會兒,但當兩人看不見後,她把視線轉向對面,緊緊看著坐在那裡的我。
しばらく馬車の窓から手を振っていたフィーネだが、二人が見えなくなると対面に座る俺をしっかりと見据える。
「阿爾諾爾特皇子。雖然我資質平庸,但今後還請多多指教。」
「アルノルト皇子。非才な身ではありますが、これからよろしくお願いいたします」
「唉……」
「はぁ……」
「您生氣了嗎……?」
「怒って、いますか……?」
「我是在感到無語。接下來我們要做的是帝位之爭,那是多次流血的暗鬥。若要回頭,現在就是最後的機會。」
「呆れているんだ。これから俺たちがするのは帝位争い。幾度も血が流れた暗闘だ。引き返すなら今だぞ?」
「我知道。但我仍想幫忙。而且我在身邊的話,對監視皇子的事也比較方便,您會比較安心不是嗎?」
「承知しています。それでもお役に立ちたいんです。それに私が傍にいたほうが皇子は監視がしやすくてご安心では?」
「不,我反而比較希望妳能乖乖待在領地,這樣我會比較安心。」
「いや、領地で大人しくしてくれたほうが安心できた」
「欸!?!?」
「ええぇぇ!?」
看著驚訝地揮動雙手的菲涅,我又嘆了口氣。
驚き、両手をパタパタとさせるフィーネを見て俺は再度ため息を吐く。
被這樣的孩子知道了秘密,我真的沒問題嗎……。
こんな子に秘密を知られて、俺は大丈夫なんだろうか……。