最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第七百六十七話 枯竭的皇子
最終話
最終話
人一旦陷入無可奈何的境地,就會想要逃離。
人はどうしようもない状況になると逃げたくなるものだ。
現在,我非常想逃走。
今、俺はとても逃げたい。
在這裡逃掉一定會比較輕鬆。
ここで逃げればきっと楽だから。
不過,蓋伊的話束縛著我。
けど、ガイの言葉が俺を縛る。
「要傾聽對方的話,你並不完美。」
相手の言葉に耳を貸せ、お前は完璧じゃない。
蓋伊很認真地聽我說話,幾乎可以說是我的摯友。
ガイはしっかり話を聞いてくれたし、親友ともいえる友人だ。
所以,他說出那句話時就知道我不會逃走。
だから、俺にこう言えば逃げないとわかっていた。
我想對自己的言語保持真摯以待。
俺は言葉に真摯でありたい。
像是說要『幫助』、要『守護』,把話說出口很容易。
助けるとか、守るとか、言葉にするのは簡単で。
正因如此,我想對那些話負起責任。否則就會變得很膚淺。
だからこそ、そこに責任を持ちたい。そうじゃないと薄っぺらくなってしまうから。
一旦輕視了重要的話語,之後也會一再輕看,甚至連之前說過的話都會變得不值一提。
一度、大事な言葉を軽んじたら。その後も軽んじるし、その前の言葉まで軽くなってしまう。
因為那樣會欺騙、蒙蔽並玩弄對方。
相手を騙し、欺き、翻弄するからこそ。
不想讓對自己真心的話變成謊言。
自分の気持ちに正直な言葉を嘘にはしたくない。
因為我不想變成那樣的人。
そんな自分にはなりたくないから。
我希望能對那些充滿感情的話語真誠以待。
俺は気持ちを込めた言葉には真摯でありたいと思っている。
因此。
だから。
我錯失了可以說是唯一的逃跑機會。
俺は唯一といえる逃げる機会を逸した。
原本放在我肩上的手,繞到了我的手臂上。
肩に置かれていた手が、俺の腕に回る。
兩個人都是。
二人ともだ。
兩人的表情都寫著絕對不讓我逃走。
どっちも絶対に逃がさないという顔をしている。
啊,完了。
ああ、終わった。
帶著那樣的想法,我嘆了口氣。
そんなことを思いながら、俺はため息を吐く。
「真快啊……」
「早かったな……」
是出於無奈的話語。
苦し紛れの言葉。
對此,兩人回答道。
それに対して、二人が答えた。
「阿爾殿下說可能會很快被找到,所以我們判斷他沒有被傳送到很遠的地方。」
「アル様はすぐ見つけられるかもしれないと仰ったので、遠くに転移してないと読みました」
「所以我們想了帝都裡他可能會去的地方,去那些阿爾會信任的人那裡。」
「だから、帝都で行きそうな場所を考えたのよ。アルが心を許してそうな人のところを」
「判斷得不錯。」
「良い読みだ」
一邊回答,我抬頭望向上方。
答えつつ、俺は視線を上へ向ける。
我張開了嘴,又閉上。
そして口を開き、閉じた。
該說些什麼呢?我還理不清頭緒。
何を言えばいいのか。頭を整理できてない。
對著這樣的我,艾爾娜靠近臉說道。
そんな俺に対して、エルナが顔を近づけながら告げる。
「接下來該做什麼呢?」
「次は何をすればいいのかしら?」
「就算問我該做什麼也……」
「何をと言われてもな……」
「要怎麼做你才會帶我去?要怎麼做才能得到你的認可?」
「どうしたら連れていってくれるの? どうすれば認めてくれるの?」
聽到艾爾娜的話,我聳了聳肩。
エルナの言葉に俺は肩を竦める。
如果帶人走有條件的話,那已經滿足了。
連れていくことに条件があるというなら、それはもうクリアしている。
能力足夠,並且在這基礎上她也很了解我。
能力は十分。そのうえで俺のことをよく理解しているのだから。
接下來我將進行的暗中行動,會和過去不同。
これから俺がする暗躍は、今までとは違う。
正因如此,與我相伴的人需要理解我。
だからこそ、共に居る人たちには俺への理解が必要だ。
兩人已經滿足了這一點。
二人はそれをクリアしている。
所以問題出在我這裡。
だから問題は俺のほうだ。
「……」
「……」
「阿爾殿下……您想怎麼做?」
「アル様は……どうしたいのですか?」
菲妮靜靜地問道。
フィーネは静かに問いかけてくる。
『我到底想要什麼?』
どうしたいのか?
『不太清楚。』
よくわからない。
『我既真心希望兩人能跟著我,也真心不想把他們捲進來。』
二人についてきてほしいのも本心だし、二人を巻き込みたくないのも本心だから。
「雷歐陛下已經開始以皇帝的身分前行。阿爾殿下的家人與帝國……可以說在某種意義上得到了救贖。正因如此,現在的阿爾殿下看起來有些自暴自棄。彷彿一切都已結束,剩下的只是等待自己消失。這或許能讓殿下感到滿足,但……我們無法因此而滿足。」
「レオ様は皇帝としての道を歩み始めました。アル様の家族も帝国も……ある種救われたといえるでしょう。だから、今のアル様はどこか自暴自棄に見えます。すべてやり終えたから、あとは自分が消えるだけだ、と。それでアル様は満足かもしれませんが……私たちはそれで満足できません」
「沒錯!如果一切都結束了……接下來才是重點吧!?既然有應該做的事就去做吧。若阿爾認為那是他該做的事,那就去做。但那是『應該做的事』,並不是阿爾想做的事!稍微任性一點吧!家人之後還要為了世界做事……也太過分了!」
「そうよ! すべて終わったなら……これからでしょ!? すべきことがあるならすればいいわ。アルがするべきだと思ったなら、それはやるべきことなんだと思う。けど、それはすべきことで、アルがしたいことじゃないはず! 少しは我儘になって! 家族のためのあとは、世界のためになんて……あんまりだわ」
艾爾娜的話很有道理。
エルナの言葉はもっともだ。
也正是因為如此。
もっともだからこそ。
無言以對。
返す言葉がない。
「您確實是皇子、是SS級冒險者,也是拯救世界的英雄……身為皇子,您在帝國中或許沒有容身之處。但……那真的是您唯一的歸屬嗎?難道沒有一處可以讓您既不是皇子、也不是冒險者、只是作為阿爾殿下本人的地方嗎?如果您不知道,我來告訴您!就在這裡!我們身邊,就是您的歸屬!我們會讓您看到!我們會成為您可以歇息之所!」
「あなたは確かに皇子であり、SS級冒険者で、世界を救った英雄です……。皇子として帝国に居場所はないかもしれません。けど……あなたの居場所はそこだけですか? 皇子でもなく、冒険者でもなく、ただのアル様としていられた場所がありませんでしたか? わからないなら教えます! 此処です! 私たちの傍があなたの居場所です! そうして見せます! 私たちがあなたの止まり木になりますから!」
鳥兒無法永遠飛翔。
鳥はずっと飛んではいられない。
牠們需要一處可以歇息翅膀的所在。
羽を休める場所が必要だ。
菲妮說她會成為那個地方。
それになるとフィーネは告げた。
那句話直入心扉,菲妮一向走在正道上。
それはスッと胸に落ちる言葉で、いつだってフィーネは正道。
讓我想起她從不忘記何為正確。
正しさを見失わないのだ、と思い出させられる。
『我知道。』
わかっている。
『不需要蓋伊告訴我也明白。』
ガイに言われるまでもなく。
『我錯了,菲妮是對的。』
俺が間違っていて、フィーネが正しい。
『兩人已有覺悟。』
二人には覚悟がある。
『沒有覺悟的是我……』
覚悟がないのは俺のほうだ……。
「我……現在的我……已經失去魔力。沒有寶玉就無法施法。完全被榨乾的狀態。名副其實的『枯竭皇子』。到目前為止,我一直把『有』的東西表現成『沒有』。但從今以後,將要把『沒有』的東西表現成『有』。哪一種暗中運作比較困難,這點早已明白。你們願意接受這樣嗎……?」
「俺は……今の俺は……魔力を失っている。宝玉がなければ魔法を使えない。完全に出涸らし状態。正真正銘、〝出涸らし皇子〟だ。今までは〝ある〟ものを〝ない〟ように見せてきた。けれど、これからは〝ない〟ものを〝ある〟ように見せることになる。どっちの暗躍が難しいかなんて、わかり切っている。二人はそれでいいのか……?」
我戰戰兢兢地向兩人問道。
恐る恐る、二人に問いかける。
感受到的,是恐懼。
感じているのは恐怖。
失去力量的我已無法成為可靠的依靠。
力を失った俺では頼りにならない。
所以我害怕被拒絕和讓人失望。
だから、俺は拒絶や失望を恐れている。
即便如此,我還是發出了詢問。
それでも問いかけたのは。
因為蓋伊對我說『別讓自己孤單一人』。
ガイが一人になるな、と言ったから。
「居然為了這種事煩惱!?我從你還沒辦法使用魔法之前就是你的青梅竹馬!就算你的魔力消失了,也不會改變任何事!」
「そんなことで悩んでいたの!? 私はあなたが魔法を使えるようになる前から幼馴染なのよ! あなたの魔力が失われたからって、何も変わらないわ!」
「我也不會改變。我從領地離開跟著你,並不是因為你是皇子,也不是因為你是SS級冒險者。我是被你那顧家的一面吸引才跟過來的……!作為魔導師的你只是你的一面。若力量就是你的全部……那就不會有人圍在你身邊。正因為你除了力量之外還有許多魅力,人才會聚在你身邊。阿爾殿下就是阿爾殿下!而且……我們並不是因為你有價值才想待在你身邊!我們是想待在你身邊,因為待在你身邊讓我們感到幸福,所以我們想待在你身邊!如果我們覺得有價值……那就是與你共度的回憶,還有將來的日子!」
「私も変わりません。領地にいた私がついてきたのは、あなたが皇子だからでも、SS級冒険者だからでもありません。家族想いなあなたに惹かれたからついてきたんです……! 魔導師としてのあなたは、あなたの一側面です。力があなたのすべてなら……あなたの傍に人は集まりませんでした。あなたの中に力以外の魅力がたくさんあったから、あなたの周りに人は集まったんです。アル様は……アル様です! それに……価値があるからあなたの傍にいたいと願っているんじゃありません! あなたの傍にいたくて、傍にいることが幸せだから、傍にいたいんです! 私たちが価値を感じるなら……それはあなたとの思い出やこれからの未来です!」
並不是因為你有價值才待在你身邊。
価値があるから傍にいるわけじゃない。
因為待在你身邊,才會產生價值。
傍にいることで価値が生じる。
會成為不可或缺的存在。
欠かせない何かになる。
對於菲妮的話還帶著些驚訝時,艾爾娜說道。
そんなフィーネの言葉に少し驚きを受けていると、エルナが告げた。
「阿爾……失去聖劍的我就沒有價值了嗎?」
「アル……聖剣を失った私は価値がない?」
「不可能吧……」
「そんなわけないだろ……」
「那也是一樣。聖劍本身並不因此而有價值。我就是我,就算缺了什麼也不會動搖。我從來都是你的騎士,也一直努力成為你的騎士。你有困難時我會立刻趕來,你痛苦時我會立刻趕來,就算你在快樂時……我也會馬上出現。我想把一切都與你共享。我想看見你的笑容、想一直看著你。因為……我想成為讓你微笑的那個理由。如果能實現這個願望……無論多大的困難我都會替你斬開!」
「それと一緒よ。聖剣に価値があるわけじゃない。私は私。何かが欠けたとしても、それは揺るがないわ。私はいつだってあなたの騎士だった。そうであろうとしてきた。あなたが困ったら、私がすぐに駆け付ける。あなたが苦しかったら、私がすぐに駆けつける。あなたが楽しくても……私はすぐに駆け付ける。どんなこともあなたと共有したい。あなたの笑顔がみたい、みていたい。それで……その理由が私でありたい。それが叶うなら……私はどんな困難でも斬り裂いて見せるわ!」
兩人抓住我手臂的力道變得更緊了。
二人の腕を掴む力が強くなる。
『一定是吧。』
きっと。
我大概很沒用吧。
俺はとても情けないんだろう。
她們正真誠地想要面對我。
二人は真摯に俺と向き合おうとしている。
然而我卻怎麼也無法正視她們。
なのに、俺はどうしても二人と向き合えない。
我知道。
わかっているさ。
因為她們很重要,所以我不想把她們牽扯進來。
大切だから巻き込みたくない気持ちがあるからだ。
但是。
けれど。
那不過是我的自私吧。
それは俺の都合なのだろう。
每個人都有各自的想法。
人には人それぞれの考えがある。
我不想牽連她們。
俺は二人を巻き込みたくない。
可是,她們描繪的未來裡有我的存在。她們描繪的是和我在一起的未來。
だけど、二人の未来には俺がいる。俺と共にいる未来を二人は描いている。
那麼。
それなら。
「……失去魔力、成了個空殼的皇子……接下來要進行的暗中活動會極其棘手……必須以世界的抑止力身分行動。雙腿也會行動不便,皇子的身分也會不復存在,冒險者的身分也會消失。我會……只是個阿爾諾特。即便如此……」
「……魔力がなくなった出涸らし皇子……これからする暗躍は厄介極まりなくて……世界の抑止力として動かなきゃいけない。足だって不自由だし、皇子でもなくなるし、冒険者でもなくなる。俺は……ただのアルノルトになる。それでも……」
「我從來都是阿爾大人身邊的人!」
「いつだって私はただのアル様の下にいました!」
「在你成為任何身分之前,我就一直陪在你身邊!」
「あなたが何者になる前から、私はずっとそばにいたでしょ!」
「……」
「………」
被兩人再度逼問。
二人に追い打ちをかけられて。
我不由自主地苦笑。
思わず苦笑する。
大概是該下定決心的時刻吧。
覚悟を決めるときなんだろう。
小時候,當皇子的身份被揭穿時。
幼い頃、皇子としての地位がバレたとき。
朋友們都離我而去。
友人たちは離れていった。
留下的只有蓋伊一人。
残ったのはガイだけ。
他什麼也沒說,只是以朋友的身分對待我。
何も言わず友人として接してくれた。
那是因為蓋伊很溫柔。
それはガイが優しかったから。
可是,我卻依賴了那份溫柔。
けれど、俺はその優しさに甘えた。
我本應該做的並不是那樣。
俺がすべきことはそうじゃなかったはずだ。
我沒有用言語束縛他人的勇氣,也沒有承擔責任的覺悟。
俺には誰かを言葉で縛る勇気がなかった。責任を取る覚悟がなかった。
我就是無法說出口『請繼續當我的朋友、不要離開我』。
友達でいてくれ、離れないでくれと、どうしても言えなかった。
現在,她們說想待在我身邊。
今、二人は傍にいたいと言ってくれている。
即便如此。
それでも。
我應該說出口。
俺は言うべきなのだ。
下定決心。
覚悟を決めて。
「……請留在我身邊。無論多麼艱難……請不要離開我。一直、直到永遠……」
「……傍にいてほしい。どれだけ大変でも……離れないでほしい。ずっと、いつまでも……」
我的話讓菲內和艾爾娜睜大了眼睛。
俺の言葉にフィーネとエルナは目を見開く。
那是我的極限。
それは俺の限界で。
那是我拼盡全力說出的話。
精一杯の言葉だった。
雖然不知道那是否能讓她們感到滿足。
それが二人にとって満足できるものかはわからなかったけれど。
「好的!」
「はい!」
「嗯!」
「うん!」
兩人笑著點頭同意了。
二人は笑顔で了承してくれた。
然後。
そして。
兩人把自己的手疊在我的手上。
二人が俺の手に自分の手を重ねる。
我苦笑著,邁步向前。
苦笑しながら、俺は歩き出す。
行動不便的右腳由艾爾娜扶著。
不自由な右足のほうは、エルナが支えてくれた。
就這樣走出道場。
そのまま道場を出ると。
「準備大一點的馬車果然是正確的呢」
「――大きめの馬車をご用意して正解ですな」
塞巴斯已經準備好馬車在等候。
セバスが馬車を用意して待機していた。
這傢伙……真是的。
こいつは……まったく。
「帝都因英雄歸來而沸騰,趁還沒鬧大之前先離開帝都吧」
「英雄の帰還に帝都は湧きたっています。騒ぎになる前に帝都を出ましょう」
「原來如此,那就馬上出發吧」
「なるほど。それじゃあすぐに出してくれ」
「還有,阿爾諾爾特大人」
「それと、アルノルト様」
「什麼事?」
「なんだ?」
「左右兩邊都是美人呢」
「両手に花ですな」
「別吵了,快點出發」
「うるさい、さっさと出せ」
對於說些無聊話的塞巴斯,我如此回應後便上了馬車。
くだらないことを言ってくるセバスに対して、俺はそう告げると馬車に乗り込む。
這時,菲妮忽然像想起什麼似地說道。
そんな中、ふとフィーネが思い出したように告げた。
「說起來,阿爾大人,有人提出要賜給您爵位的事」
「そういえばアル様。アル様に爵位を与えるという話が出ていました」
「爵位?」
「爵位?」
「會和勇爵家一樣,是打算授予特別爵位,讓您留在帝國的提案」
「勇爵家と一緒よ。特別な爵位を与えて、帝国に留まってもらおうって話なの」
「原來是這樣……」
「そういうことか……」
「是啊。關於那件事,阿爾諾爾特大人,皇太子雷奧納爾特殿下寄來的信我代為保管了,放在抽屜裡喔」
「そうですな。それについて、アルノルト様、レオナルト様から手紙を預かっております。引き出しに入っておりますよ」
我按塞巴斯所說,打開了馬車裡的抽屜。
セバスの言葉に従い、馬車の中の引き出しを開く。
裡面有一封小小的信。
そこには小さな手紙が入っていた。
不過信上蓋有皇帝與皇太子的印章。
けれど、そこには皇帝の印と皇太子の印が押されていた。
也就是說,這是官方文件。
公的な文章ということだ。
打開一看。
開けてみると。
「茲以皇太子雷奧納爾特之名,任命阿爾諾爾特·雷克斯·阿德勒為銀爵。領地為皇帝領的一部分。作為一代限定的特例,賦予其與皇帝同等之特權。真是大手筆啊」
「皇太子レオナルトの名において、アルノルト・レークス・アードラーを銀爵に任じる。領地は皇帝領の一部。一代限りの特例として、皇帝と同等の特権を与えるものとする、か。大盤振る舞いだな」
「您打算怎麼辦呢?」
「どうされますかな?」
「……就回覆說若能極祕處理便接受吧。暗中活動同樣需要據點」
「……極秘裏なら引き受けると言っておけ。暗躍するにも拠点は必要だからな」
「那樣不就沒意義了嗎?」
「それじゃあ意味ないんじゃないのかしら?」
「沒關係的。平時不為人所知的上位貴族身分,正適合用來暗中活動。不想要就別接受」
「いいんだよ。普段は存在が知られていない上位の貴族。暗躍するにはぴったりだ。嫌なら引き受けない」
「陛下和雷奧殿下大概會覺得困擾吧」
「陛下やレオ様は困るでしょうね」
菲妮掩嘴輕笑。
クスクスとフィーネは笑う。
沒錯。
そうだ。
既然不能大張旗鼓宣傳,就無法成為帝國的威懾力量。
大々的に宣伝できない以上、帝国の抑止力にはならない。
在關鍵時刻也沒有保證會為皇帝挺身而出。
いざというとき、皇帝のために動いてくれる保証もない。
即便如此,若他們仍然想要賜予,我也可以收下。
それでも与えたいというなら、貰ってやってもいい。
擁有銀爵的身分確實能讓行動更方便,但被人敬重也很麻煩。最重要的是,若公開接受銀爵這種身分,會重蹈勇爵家的覆轍。我沒有打算把自己的血脈好好保留下去。
銀爵の身分があったほうが動きやすいのは事実だが、敬われるのも面倒だ。なにより表立って銀爵なんて身分を受けたら、勇爵家の二の舞になる。俺は自分の血筋を大事に残させる気なんてない。
所以我想要的只有身分。
だから欲しいのは身分だけ。
其他的煩惱就免了吧。
その他の煩わしさはごめんだ。
「要是收下來的話,會比較方便吧?」
「貰ったほうが色々とご都合がよいかと思いますが?」
「你想說什麼?」
「何が言いたい?」
「能娶多名妻子是皇帝的特權。現在的阿爾諾特陛下不是正需要嗎?」
「妻を複数娶れるのは皇帝の特権ですからな。今のアルノルト様には必要では?」
「……反正雷歐會看穿這一點,會接受我的條件的。」
「……どうせレオはそこを見越して、俺の条件を飲むさ」
「有這樣一位疼愛哥哥的弟弟,真是幸福啊。」
「兄想いの弟君をもって幸せですな」
「的確如此」
「まったくだ」
和塞巴斯談話之後。
そんなセバスとの会話の後。
我不由自主地望向窗外。
俺はふと外を見た。
統治福格爾大陸中央部的阿德拉西亞帝國。
フォーゲル大陸中央部を支配するアードラシア帝国。
以金色的鷹為象徵,是被列為大陸三強之一的強國。其帝都維爾特今日也極為繁榮。
黄金の鷲をシンボルにかかげ、大陸三強の一つに数えられる強国である。その帝都・ヴィルトは今日もおおいに栄えていた。
一輛馬車從那座帝都駛出。
そんな帝都から一台の馬車が出ていく。
「那麼……接下來就是暗中活動的時間了。」
「さて……これからは暗躍の時間だ」
聽到我的話,菲妮和艾爾娜以笑容回應。
俺の言葉にフィーネとエルナは笑顔で応じる。
我也對那兩人回以笑容。
そんな二人に俺も笑顔を返す。
我已不再是皇子,也不再是冒險者。
俺はもう皇子でもなく、冒険者でもない。
即便如此。
それでも。
——出涸らし皇子的暗中行動不會結束。
――出涸らしの暗躍は終わらない。
完
完
總之,至今日為止,《出涸らし皇子》正式完結。
とういうわけで、本日をもって出涸らし皇子は完結となります。
感謝大家五年來的支持與閱讀。
五年間のご愛読に感謝申し上げます。
我想大家心中還有許多令人在意的地方吧。
まだまだ気になることがたくさんあるかと思います。
如果能寫後日談的話我會寫,還請各位稍候(汗)。
後日談を書けたら書こうと思いますので、それをお待ちいただければ(-_-;)
能夠走到這裡,都是多虧了願意閱讀的各位。
ここまでこれたのは読んでくださる皆さんのおかげです。
正因為有大家閱讀,我才能持續寫下去。
読んでくださるから書き続けることができました。
衷心感謝各位。
心から感謝申し上げます。
有願意閱讀的各位,作者才能繼續努力。
読んでくださる皆さんがいるから、作者は頑張れます。
希望在《出涸らし皇子》結束後,大家還能找到讓自己覺得有趣的作品。
どうか出涸らし皇子が終わったあとも、楽しいと思える作品を皆さんが見つけてくれることを願っております。
能被大家閱讀,是我最大的喜悅。
読んでくれることが至上の喜びでした。
《出涸らし皇子》雖然完結,但我會繼續創作新作品。
出涸らし皇子は完結しますが、これからも新しい作品を書いていこうと思います。
若到時能再與大家相見,我會很高興。
その時、またお会いできたら嬉しく思います。
不成熟的我,是在大家的栽培下成長起來的。
未熟な僕は皆さんに育てていただけました。
再次感謝大家。
改めまして、ありがとうございました。
感謝大家一路陪伴到最後。
最後までお付き合い頂き、感謝申し上げます。
那麼,改天再見吧。
では、またどこかでお会いしましょう。
我是坦巴。
タンバでした。