最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第七百五十一話 最後的暗中行動
「還能動嗎,雷歐?」
「動けるか? レオ」
「勉強還行……」
「なんとかね……」
雷歐苦笑著聳了聳肩。
苦笑しながらレオが肩を竦める。
我和雷歐都遍體鱗傷。
俺もレオも満身創痍。
我們一直在逞強。
無理に無理を重ねている。
不過,現在還得再撐一會兒。
けれど、今はもう少しだけ働かないといけない。
「走,清理空域。」
「行くぞ、空を片付ける」
「嗯」
「うん」
我把聖劍交給雷歐,然後一口氣衝上天空。
俺は聖剣をレオに手渡すと、一気に空へ上がる。
門的周圍正展開激烈的戰鬥。
門の周辺では激戦が繰り広げられていた。
接二連三出現的惡魔與魔界巨龍。
次々に出てくる悪魔や魔界の竜。
就算是大陸最精銳也吃不消。
大陸の最精鋭でも荷が重い。
所以。
だから。
≪――銀光射線≫
≪――シルヴァリー・レイ≫
決定一口氣清除它們。
一気に片付けることにした。
銀光灼燒惡魔,拿著聖劍的雷歐將巨龍斬成兩半。
銀光が悪魔を焼き、聖剣を持ったレオが竜を両断する。
從門裡出來的那些就被清除了。
門から出てきている分はそれで片付いた。
不過,還會再湧出來吧。
けれど、また出てくるだろう。
「辛苦了,阿諾爾特!」
「ご苦労! アルノルト!」
說完這句,織姬就在門上布下結界。
そう言ってオリヒメが門に結界を張る。
這樣可以多爭取一些時間,但無法根本解決問題。
これで少しは時間が稼げるだろうが、根本的な解決にはならない。
「阿爾!雷歐!」
「アル! レオ!」
落在織姬的結界上,艾爾娜衝了過來。
オリヒメの結界に降り立つと、エルナが駆け寄ってきた。
我和雷歐想要露出笑容,但膝蓋先一步軟了下來。
俺もレオも笑顔を浮かべようとするが、その前に膝が崩れた。
看來是逞強的反作用同時襲來了。
互いに無茶の反動が来たようだ。
「果然……累壞了啊……」
「さすがに……疲れたな……」
「是啊……」
「そうだね……」
「沒事吧!?受傷了嗎!?」
「大丈夫!? 怪我したの!?」
「沒事的……只是累了而已……」
「平気だ……ただ疲れただけだ……」
「暫時不想再戰鬥了呢……」
「しばらく戦闘はごめんだね……」
兩人苦笑著,在艾爾娜的攙扶下總算站起來。
二人で苦笑しつつ、俺たちはエルナに支えられてどうにか立つ。
「先回帝都……在那裡決定方針吧」
「とりあえず帝都へ……そこで方針を決めるぞ」
■■■
■■■
降落到帝都時迎接我們的,是父上和菲妮等人。
帝都に降り立った俺たちを出迎えたのは、父上やフィーネたちだった。
「首先……做得好,兩位。」
「まずは……よくやった、二人とも」
「還沒結束呢……」
「まだ、終わってませんよ……」
「是啊……那道門怎麼辦?」
「そうだな……どうする? あの門を」
「恐怕只能以全力攻擊將其封住了吧。」
「全力攻撃で塞ぐしかないじゃろうな」
我一邊對埃戈爾翁這麼說,一邊抬頭望向天空。
エゴール翁をそう言いつつ、空を見上げる。
門比起最初已經擴張了許多。
最初の頃よりも門はだいぶ広がっている。
恐怕比五百年前還要龐大。
おそらく五百年前よりもでかい。
要封堵那種規模的門,得做相當的準備。
あの規模の門を塞ぐとなると、それなりの準備が必要となる。
只是。
ただ。
「時間不多了,應該馬上採取行動。」
「時間がありません。すぐに手を打つべきかと」
英格莉特這麼說著,催促我們儘快決定。
イングリットがそう言って決定を急かす。
織姬的結界不會永遠撐下去。
いつまでもオリヒメの結界が持つわけじゃない。
「可惜,妾的結界也沒那麼持久。」
「悔しいが、妾の結界はそれほど持たぬからな」
「那種洞通常對內部攻擊較為脆弱,但一旦進去就沒保證能回來。我們只能從外側攻擊了吧。」
「ああいう穴は内側からの攻撃には弱いってのが相場で決まってるが、入ったら戻ってこれる保証もないからな。外から攻撃するしかねぇか」
「既然如此,就由全員從外側攻擊。」
「それなら全員で外側から攻撃といきましょう」
艾爾娜一說,SS級冒險者們點頭附和。
エルナの言葉にSS級冒険者の面々が頷く。
不過,我一直在沉思。
ただ、俺はずっと考えこんでいた。
每個人都傷痕累累。
全員が満身創痍。
尤其是雷歐的身體已經到極限了。
とくにレオの体はもう限界だ。
再這樣拼下去,會危及性命。
これ以上の無茶は、命に関わる。
本來就不是那種真正具備SS級實力的人。
元々、SS級冒険者級の実力者というわけじゃない。
是靠強行用道具強化的結果。當然,對身體的負擔遠非我等可比。
無理やりアイテムで強化した結果だ。当然、体への負担は俺たちの比じゃない。
現在仍被蕾蒂西亞扶著,才勉強站著的狀態。
今もレティシアに支えられて、ようやく立っているような状態だ。
但是,要把那個關閉的話,雷歐也得算作戰力。麻煩的是,即便把他逼得那麼拼也沒保證能把它關上。
けれど、あれを閉じるとなるとレオも戦力として数えなくちゃいけない。厄介なのは、それほど無理をさせたとしても閉じられる保証がないという点だ。
而且。
それに。
「……」
「……」
我凝望著荒廢的帝都,靜靜陷入沉思。
荒れ果てた帝都を見渡し、俺は静かに物思いにふける。
惡魔與人類。
悪魔と人類。
延續自五百年前的恩怨。
五百年前から続く因縁。
這次或許總算撐過去了,但惡魔的威脅仍會持續。
今回はなんとかなったかもしれないが、これからも悪魔の脅威は続く。
曾經淡去的惡魔恐懼,再度刻在了人類心上。
薄れてきた悪魔の恐怖は、また人類に刻みつけられた。
阿德拉會更進一步淬鍊自家血脈,勇爵家也會嘗試繼承力量。
アードラーはさらに血を磨き、勇爵家は力を受け継ごうとするだろう。
因為如果不這麼做,人類會有危險。
それをしなければ人類が危険だから。
正因為有了明確的目的,才使得近乎瘋狂的行為得以成立。
明確な目的があればこそ、狂気ともいえる行為は成立する。
帝位之爭從五百年前起便改變了它的意義。
帝位争いは五百年前から意義を変えた。
起初人們認為繼承帝位的人必須優秀;然而,五百年前惡魔襲來後,這觀念變成了:皇帝必須是能對抗惡魔的傑出人物。
最初は帝位を継ぐ者は優秀でなければいけないという考えだった。けれど、五百年前の悪魔襲来により、それは悪魔に対抗するために皇帝は傑物でなければいけない、というものになった。
這是一個詛咒。
これは呪いだ。
束縛人類的詛咒。
人類を縛る呪い。
更確切地說。
もっといえば。
這是束縛皇帝家阿德拉與勇爵家阿姆斯貝爾格的詛咒。
皇帝家であるアードラーと勇爵家であるアムスベルグを縛る呪い。
「阿爾大人?」
「アル様?」
「阿爾?」
「アル?」
或許是他們察覺到我有異狀吧。
俺の異変に気付いたからだろうか。
菲妮和艾爾娜同時叫了我的名字。
フィーネとエルナが同時に俺の名を呼んだ。
胸口一陣刺痛。
胸がズキンと痛んだ。
然而。
けれど。
「……總得有人得去做才行」
「……誰かがしなくちゃいけないことだよな」
我喃喃自語,緩緩嘆了一口氣。
呟き、俺はため息を吐く。
因為惡魔的威脅存在,阿德拉無法放棄磨練血脈。
悪魔の脅威が存在するから、アードラーは血を磨くことを諦められない。
因為惡魔的威脅存在,阿姆斯貝爾格無法放棄作為勇者的使命。
悪魔の脅威が存在するから、アムスベルグは勇者であることを諦められない。
即使雷奧成為皇帝,也不能對造成如此慘重災害的惡魔掉以輕心吧。
レオが皇帝になったとしても、これほどの被害を出した悪魔への対策を疎かにはできないだろう。
艾爾娜必須時刻以聖劍召喚者的身分保持備戰。
エルナは常に聖剣召喚者として備える必要がある。
詛咒還會持續下去。
呪いは続く。
即便關上門,也不會改變這一點。
門を閉じたところで、それは変わらない。
只要惡魔的威脅存在。
悪魔の脅威が存在するかぎり。
「您在打算些不妙的事情嗎?」
「なにか良からぬことを考えておりますな?」
「……要阻止嗎?」
「……止めるか?」
「請隨意吧。您一直都是這麼做的。」
「お好きになさいませ。あなたはいつもそうしてきたのですから」
對一向跟隨在側的執事塞巴斯的話,我點了點頭。
いつも付き従ってくれた執事、セバスの言葉に俺は一つ頷く。
他或許不知道我打算做什麼,但仍然在背後推我一把,真的很感激。
なにをしようとしているのかまではわからないだろうに、それでも背を押してくれるのはありがたい。
我慢慢地浮上空中。
俺はゆっくりと空に浮かんだ。
「我一定會回來……我保證。」
「必ず帰ると……約束する」
「哥?」
「兄さん?」
「阿爾?」
「アル?」
「阿爾大人?」
「アル様?」
不知道會是什麼時候。
いつになるかはわからない。
但是,我一定會回來。
けれど、必ず帰る。
我把那份決心說了出來。
その決意を込めて、言葉に出した。
對著困惑的雷奧他們苦笑,我把聖劍、聖杖和聖符召了過來。
困惑するレオたちに苦笑しながら、俺は聖剣、聖杖、聖符を自分のほうに呼び寄せる。
再加上我佩戴著的聖輪,四寶聖具就齊備了。
そして俺がつけている聖輪を加えれば、四宝聖具が揃う。
最初由隕石打造出聖劍,之後用剩餘的隕石素材製成另外三件道具。
最初に流星から聖剣が作り出され、その後、あまった流星の素材で三つの道具が作られた。
那就是四寶聖具。
それが四宝聖具。
是現代科技無法複製的古代遺物。
現代の技術では再現不可能なオーパーツ。
以此為核心能夠張起強大的結界。事實上,瑞穗仙國就是靠它構築起強力的結界。
それを軸とすれば強力な結界が張れる。実際、ミズホ仙国はそれで強力な結界を張っていた。
只要把四者全都按照要點配置,就能張起連惡魔也無法通過的結界。
四つすべてを要として配置すれば、悪魔でも通れない結界を張れる。
應該可以把大陸與魔界切斷隔離。
大陸と魔界を切り離すことができるだろう。
只是,不知道要花多久時間才能讓它完美運作。
ただ、それが完璧に機能するようになるのに、どれほどの時間が掛かるかわからない。
但我卻說出「一定會回來」這種話,真是說得太隨便了。
それなのに必ず帰るだなんて、いい加減な言葉。
可是,如果不說出來,我也無法做出決斷。
けれど、言わなきゃ俺も決断できない。
「抱歉」
「すまない」
我簡短道了歉,然後微微一笑。
一言謝り、微笑む。
那一瞬間,我與父上對上了目光。
その瞬間、父上と目があった。
父上伸出一隻手臂,喊道。
片腕を伸ばして、父上が叫ぶ。
「住手!阿爾諾特!!」
「よせ! アルノルト!!」
真是個沒用的兒子。
駄目な息子だ。
總是讓父上操心不已。
いつも父上を困らせてばかりだった。
這次又會給大家添麻煩吧。
今回もまた、困らせるだろう。
不過,沒關係。父上身旁有母上在。
けれど、大丈夫。父上の傍には母上がいる。
她一定會支持他的。
きっと支えてくれるだろう。
伸出援手的,不只有父上一人。
手を伸ばしたのは、父上だけじゃない。
雷歐和艾爾娜也伸出手,但我已經跳進了在身後出現的傳送門。
レオとエルナも手を伸ばすが、俺はすでに背後へ出現した転移門に身を投げていた。
「等一下!阿爾!」
「待って! アル!」
「不行!哥哥!」
「駄目だ! 兄さん!」
就在那時,看見了菲妮的身影。
そんな中、フィーネの姿が目に映る。
菲妮沒有伸手,而是向我行了一禮。
手を伸ばすことはせず、フィーネは俺に一礼する。
「祝您武運昌隆……」
「ご武運を……」
一如往常的話語。
いつもの言葉。
故意保持如常的態度,正是菲妮的作風。
あえていつも通り振る舞うのはフィーネらしい。
所以我也照常應對。
だから俺もいつも通り振る舞った。
「嗯,我走了」
「ああ、行ってくる」
在傳送門處瞬移到門旁,直接突破織姬的結界,沖進門內。
転移門で門のすぐそばに転移すると、そのままオリヒメの結界を破って門の中へ突入する。
這種門對從內部的攻擊很脆弱。
こういう門は内側からの攻撃に弱い。
因為向外擴散的力量強大。
外に広がる力が強いからだ。
從外側嘗試推回會被反彈,所以從內部崩壞會比較容易。
外から押し戻そうとしても反発される。だから内側から崩壊させたほうが楽なのだ。
然而,剛踏入的瞬間。
ただ、入った瞬間。
被強大的力量拖拽,往裂縫深處拉去。
強い力で穴の奥へと引きずり込まれていく。
一邊抵抗那股力量,我啟動了希爾瓦莉之力,開始吟唱魔法。
それに抵抗しつつ、シルヴァリー・フォースを発動させて、俺は魔法を唱えた。
「──希爾瓦莉之光」
≪――シルヴァリー・レイ≫
在這裡不必顧慮周遭。
ここでは周りに配慮する必要がない。
我全力釋放希爾瓦莉之光,試圖關閉傳送門。
全力のシルヴァリー・レイを放ち、門を閉じにかかる。
受到內側龐大魔力攻擊的傳送門,開始迅速閉合。
内側から膨大な魔力攻撃を受けた門は、急速に閉じ始める。
同時我開始構築以四寶聖具為要的結界。
同時に俺は四宝聖具を要とした結界を構築しにかかった。
這裡是連接兩個世界裂縫的正中央。
ここは二つの世界を繋ぐ穴の真ん中。
世界與世界之間的夾縫。
世界と世界の狭間。
一片漆黑的空間。
真っ暗な空間。
在那裡建立一個無法往來的結界。
そこに行き来できない結界を作り上げる。
發出強大力量的四件聖具擁有壓倒性的魔力。
強い力を発する四つの聖具は圧倒的な魔力を有している。
以它們為要,出現了巨大無比的魔法陣,將我的身體固定住。
それを要として、途方もなく巨大な魔法陣が出現し、俺の体を固定した。
「那麼……該開始大事了」
「さて……大仕事といくか」
這個結界才剛啟動沒多久。
この結界はまだ発動したばかり。
我要從現在起構築一個不會崩壞、如同永久機關般運作的結界。
これから崩壊しない永久機関の結界を作り上げる。
讓惡魔再也不會出現在大陸上。
二度と悪魔が大陸に現れないように。
在此斬斷禍根。為了未來。
禍根はここで断つ。未来のために。
無論需要多少時間。
どれだけ時間がかかろうと。
我會達成的。
俺は成し遂げよう。
自私又任性。
身勝手で、我儘で。
不顧周遭的意見。
周りの意見を聞くこともせず。
按自己的意思行動。
自分のやりたいように動いたのだ。
正因為如此。
ならばこそ。
就得把它做完。
やり遂げなければ。
這是最後的——暗中行動。
これが最後の――暗躍だ。