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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第七百二十五話 大逆者威爾海爾姆

「殿下請退到後方」

「殿下は後ろにお下がりを」

南部諸侯聯合軍出現了。

現れた南部諸侯連合軍。

突擊前。

突撃前。

向克莉絲塔下令退後的是施泰亞特劍爵。

クリスタに下がるように告げたのはシュタイアート剣爵だった。

正與艾梅爾特劍爵對峙的施泰亞特劍爵本想與另一個劍爵家——赫爾穆特家會合,藉此扭轉局勢,但帝都周邊到處都是敵人。

エメルト剣爵と対峙していたシュタイアート剣爵は、もう一つの剣爵家、ヘルムート家と合流して状況を打破しようとしたが、帝都周辺は敵だらけ。

只能四處奔走以免被包圍。

包囲されないように動き回ることしかできなかった。

不斷重複快打快撤的戰術。雖然無法造成重大傷害,卻仍讓人覺得相當惱人。

ヒットアンドアウェイを繰り返し続けた。大した被害は与えられないが、それでも鬱陶しいとは思わせられた。

本可以撤退,但他們特意沒有那麼做。

逃げることもできたが、あえてそれはしなかった。

因為在敵方根據地附近有一定的勢力存在,這點非常重要。

敵の本拠地近くにそれなりの勢力がいるということが大切だったからだ。

情勢終將改變。

いずれ状況は変わる。

幸運的是,應對劍爵家的任務交由艾梅爾特劍爵負責,而艾梅爾特堅持要親手討伐那兩位劍爵。

幸いなことに剣爵家への対応はエメルト剣爵に任されており、エメルト剣爵は自らの手で二人の剣爵を討つことに拘った。

結果。

その結果。

在守備軍被突破後,艾梅爾特劍爵遭南部諸侯聯合軍與劍爵家軍夾擊,喪命。

守備軍を突破してきた南部諸侯連合軍と剣爵家の軍に挟まれ、エメルト剣爵は命を落とした。

他直到最後都相信援軍會來。

最期まで助けが来ると信じて。

「……就算退後也一樣」

「……下がっても一緒」

「可是……」

「ですが……」

對於克莉絲塔的回應,施泰亞特劍爵皺起了眉頭。

クリスタの返答にシュタイアート剣爵は顔をしかめた。

仍然是未成年的皇族。

まだ成人前の皇族。

光是帶著軍勢做到這一步就已經是超出預期的功績。

ここまで軍勢を引き連れてきただけで十分すぎる働きだ。

他們真心想把戰場上的行動交給自己處理。

戦場での働きは自分たちに任せてほしい。それが本音だった。

然而。

しかし。

「……如果在這裡敗了,一切都結束了」

「……ここで負けたらすべて終わり」

「決不會敗」

「負けませぬ」

「是啊……所以我必須留在這裡」

「そう……だから私はここにいないと」

克莉絲塔向在旁待命的內爾貝·里特等人使了個眼色。

クリスタは傍に控えるネルべ・リッターたちに目配せする。

於是,內爾貝·里特揚起了旗幟。

すると、ネルべ・リッターは旗を掲げた。

皇族的旗幟。

皇族の旗。

看到那面旗幟,南部諸侯聯合軍的士氣高漲。

それを見て、南部諸侯連合軍の士気が上がる。

「金梅爾侯爵」

「ジンメル侯爵」

「是!」

「はっ」

士氣高昂。

士気は十分。

視線所及,是正在與魔物苦戰的雷歐等人。

視線の先にはモンスターたちに手こずるレオたちがいる。

說實話我也想親自趕去。

本当なら自分が駆けつけたい。

不過,那做不到。

けれど、それは叶わないから。

「先鋒就交給你們」

「先陣を任せる」

「請交給我」

「お任せください」

接到命令的阿洛伊斯走上前去。

指示を受けたアロイスは前へ出る。

克莉絲塔對著阿洛伊斯的背影開口說話。

そんなアロイスの背中にクリスタは声をかけた。

「……阿洛伊斯」

「……アロイス」

「是!」

「はっ」

「……別死」

「……死んじゃ駄目」

「遵命,殿下」

「殿下の仰せのままに」

阿洛伊斯微笑著,舉劍向南部諸侯下達號令。

アロイスは微笑むと、剣を掲げて南部諸侯に号令をかけた。

「克莉絲塔殿下的命令!!把帝都奪回到我們手中!!現在正是回報雷歐納爾特殿下恩情的時候!!突擊開始!!」

「クリスタ殿下の命である!! 帝都を我らの手に取り戻す!! 今こそ!! レオナルト殿下に恩を返す時!! 突撃開始!!」

南部諸侯發起了突擊。

南部諸侯が突撃を開始する。

如此一來,帝都將從四面受到攻擊。

これで帝都は四方から攻撃を受けることになる。

然而,對手是怪物。

しかし、相手はモンスター。

而且數量眾多。

数も多い。

要驅除這些怪物還需要相當的時間。

モンスターを排除するにはまだまだ時間がかかる。

在這期間,也可能會出現惡魔。

その間に悪魔が出てくることも考えられる。

「……劍爵家內的內爾貝·利特先待命。惡魔若現身……就讓他們去迎戰」

「……剣爵家、ネルべ・リッターは待機。悪魔が現れたら……向かってもらうから」

「……遵命」

「……かしこまりました」

他們十分明白與惡魔戰鬥的可怕之處。

悪魔と戦うことの恐ろしさは十分わかっている。

這等於是在叫人去送死。

死んで来いと言うようなものだ。

克莉絲塔卻故意把那樣的話說了出來。

それをクリスタがあえて口にした。

這位年幼的皇女也是帶著覺悟出陣的。

この幼い皇女も覚悟をもって出陣してきている。

施泰亞特劍爵改變了看法,靜靜退後了一步。

シュタイアート剣爵は認識を改め、静かに一歩下がったのだった。

因為他發現她也是阿德拉。

彼女もアードラーなのだとわかったから。

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「這樣下去真沒完沒了啊……!」

「このままだとキリがないな……!」

雷歐握緊皇劍,低聲喃喃道。

レオは皇剣を握りしめながら呟いた。

帝國軍的王牌是皇劍與蕾蒂西亞的聖杖。

帝国軍の切り札は皇剣とレティシアの聖杖。

此外,雷歐也備好了聖符。

さらにレオは聖符の準備もしていた。

若情勢緊迫,就會再次同時使用以破壞結界。

いざとなればまた同時使用で結界を壊す。

再用一次,不知道會給身體帶來多大負擔。

もう一度使えば、体にどれほど負担があるかわからない。

儘管如此。

それでも。

「總比慢慢被消耗好吧……」

「ジリ貧よりはマシか……」

太多兵力被分散去對付怪物。

モンスターに戦力を割かれすぎた。

如果就這樣被拖延時間,將落入敵人的圈套。

このまま時間を稼がれたら敵の思う壺。

是時候大舉行動了。

大きく動く時だ。

可是。

だが。

「殿下!左翼情勢不利!」

「殿下! 左翼が劣勢です!」

「派近衛騎士團前去!」

「近衛騎士団を向かわせるんだ!」

這些怪物既不知疲倦,又數量龐大。

疲れを知らないうえに数の多いモンスター。

應對牠們耗費了大量時間。

対処に時間を取られる。

若雷歐離開此處,這裡毫無疑問會陷入劣勢。

レオがここを離れたら、間違いなくこの場が劣勢となるだろう。

就算想大舉行動,只要一動,戰局就會改變。

大きく動きたくても、大きく動こうとするだけで戦局が変わってしまう。

動彈不得。

身動きが取れない。

就在雷歐的身後。

そんなレオの背後。

怪物正在逼近。

モンスターが迫っていた。

雷歐回頭想要一擊將牠擊倒,卻在動作之前那隻怪物就消失了。

振り返りながら倒そうとするレオだったが、その前にモンスターは消滅した。

不只是那隻怪物。

そのモンスターだけではない。

周圍的怪物在一瞬間全部消失了。

周囲のモンスターが一瞬で消滅した。

「如果有什麼想做的事就去做吧,敵人我來承擔。」

「何かやりたいことがあるならやればいい。敵は引き受ける」

披著漆黑披風、圍著紅色圍巾的男人,正是亨里克。

真っ黒なマントに赤いマフラーを巻いた男、ヘンリックだ。

以兩根杖發動攻擊,瞬間替雷歐清理了周遭。

二本の杖による攻撃でレオの周辺を一瞬で掃除してみせた。

老手。

手練れ。

雷歐這麼判斷後,便把後防交給了亨里克。

そう認識し、レオはヘンリックに背中を預けた。

「多虧了你。你叫什麼名字?」

「助かるよ。君の名は?」

「不打算自報姓名。」

「名乗る名はない」

說罷,亨里克便接連掃蕩周圍的怪物。

そう言うとヘンリックは周辺のモンスターを次々に倒していく。

援軍接著湧現。

さらに援軍は続く。

「齊克大人,華麗登場!!」

「ジーク様、華麗に参上!!」

「嗨,齊克,真是幫大忙了」

「やぁジーク、助かるよ」

「交給我吧!既然齊克大人來了!咦?事情已經結束……」

「任せておけ! このジーク様が来たからには! あれ? 終わってる……」

周圍的怪物大多已被亨里克處理掉了。

周囲のモンスターはあらかたヘンリックが片付けてしまった。

雖然很快會有新怪物到來,但會有一段短暫的空檔。

じきに新たなモンスターは来るだろうが、少しの空白。

對雷歐來說,這短暫的片刻非常重要。

それがレオには大事だった。

「可以把這裡託付給你們嗎?」

「ここを任せてもいいかい?」

「要把這裡交給那個看起來可疑的圍巾男?真的假的……」

「この胡散臭いマフラー男とか? マジかよ……」

「我才不想被一隻熊教訓呢。」

「熊に言われたくはない」

「什麼!?你看不見我這可愛的模樣嗎!?看!看這邊!」

「なんだと!? この愛くるしい姿が目に入らねぇのか!? 見ろ! こっち見ろ!」

對於連看都不想看的亨里克,齊克一邊跳躍一邊炫耀自己的存在。

見ようともしないヘンリックに対して、ジークは飛び跳ねながら自分の存在を誇示する。

然而,亨里克毫不在意地持起兩根杖。

だが、ヘンリックは興味なさそうに二本の杖を構えた。

「要去就去吧」

「行くなら行け」

「……謝謝。能不能告訴我你的名字呢?」

「……ありがとう。名は名乗ってくれないのかい?」

「不打算自報姓名。」

「名乗る名はない」

「是嗎……」

「そうかい……」

短暫的交談。

短いやり取り。

然而,不知為何雷歐覺得可以信任他們,所以把現場交給兩人了。

けれど、なぜか信頼に足ると判断できた。だからレオはその場を二人に任せた。

總之,只要有他們倆,戰線應該能維持。

とりあえず二人がいれば戦線は維持できるはずだから。

「我要破壞結界!雷蒂西亞!!」

「結界を破壊する! レティシア!!」

「……」

「……」

雷歐騎上獅鷲升空,擎起皇劍。

鷲獅子に乗り、空に上がったレオは皇剣を構えた。

當然也準備好了聖符。

もちろん聖符の準備もしている。

被叫到的雷蒂西亞稍微猶豫了一下。

声をかけられたレティシアは少しためらった。

兩件四寶聖具,以及皇劍。

二つの四宝聖具に、皇剣。

那會帶來絕大的力量,卻也對雷歐的身體造成負擔。

それは絶大な力をもたらすかわりにレオの体に負担を与える。

對上惡魔時這或許說得過去,但為了破壞結界而這麼做,意味著之後仍得繼續戰鬥。

対悪魔ならわかるが、結界の破壊のためにそれをするということは、その後も戦い続けるということ。

究竟會把他的身體侵蝕到多嚴重呢。

一体、どれほど体を蝕むか。

但是。

だが。

「沒事,相信我」

「大丈夫、僕を信じて」

「……好」

「……はい」

在雷歐的催促下,雷蒂西亞舉起了聖杖。

レオに促され、レティシアは聖杖を掲げる。

她以最大威力的一擊破壞了結界。

最大威力の一撃で結界を破壊する。

這不在預定之中。

予定にはない。

照理來說,本應在掃討怪物之後,由全軍一同摧毀結界。

本来ならモンスターの掃討後、全軍で結界を破壊するはずだった。

但是,沒有時間可以耽擱。

しかし、時間を掛けている暇はない。

確實會對身體造成負擔。

たしかに体への負担はあるだろう。

不過,換句話說,也就只有那樣的代價而已。

とはいえ、逆に言えばそれだけ。

「只要能在這裡破壞結界,形勢就會傾向我們……!!」

「ここで結界を破壊できれば形勢は傾く……!!」

能否破壞還不確定。

壊せるかどうか。

情況很微妙。

微妙なところだ。

目前在帝都展開的是大結界·天球(菲爾馬門特·庫格爾)。

現在、帝都に展開されているのは大結界・天球(フィルマメント・クーゲル)。

守護帝都的最後防線。

帝都を守る最後の砦。

只要全力啟動,就會成為不容任何人侵入的絕對防護。

全力発動状態であれば何人の侵入も許さない絶対防御。

就算用聖劍也難以突破。

聖剣での突破も難しい。

是否能突破它還不得而知。

それを突破できるかはわからない。

但是,別無選擇,得做了。

けれど、やるしかない。

現在,最高火力就是我。

現在、最高火力は自分だ。

「只要破開結界,接下來就……!?」

「結界さえ破れば後に……!?」

會連結起來。

繋がる。

正要那麼說的雷歐,突然被從結界伸出的細線纏繞住。

そう言おうとしたレオは突然、結界から伸びてきた糸に絡め取られた。

然後一瞬間就被拉入結界之中。

そして一瞬で結界の中へと引きずり込まれたのだった。

球體狀的天球。

球体状の天球。

在那之上,甚至形成了一個方形的空間。

そのうえに四角い空間が作り出されていた。

雷歐被拖入其中。

そこにレオは引きずり込まれた。

「我在天球上稍微做了點手腳,弄成了個除了阿德拉以外無法進入的決鬥場。」

「天球に少し手を加えて作ってみた。アードラー以外は侵入できない決闘場といったところだな」

「……該說是好久不見嗎?維爾海爾姆兄上?」

「……お久しぶりというべきですか? ヴィルヘルム兄上」

那個方形的空間。

その四角い空間。

維爾海爾姆就在由結界形成的決鬥場中。

結界で形成された決闘場にヴィルヘルムがいた。

然後維爾海爾姆拔出腰間的劍。

そしてヴィルヘルムは腰の剣を抜く。

「阿德拉的數量減少了,能戰之人寥寥。若消滅你,他們的戰意也會瓦解吧。」

「アードラーの数は減った。戦える者はわずか。お前を消せば戦意も挫けるだろう」

「我也會以同樣的方式回敬你。」

「同じことをそのままお返ししますよ」

聲音與容貌完全和記憶中的長兄一模一樣。

声も顔も完全に記憶通りの長兄。

雷歐則握起皇劍。

それに対してレオは皇剣を構えた。

「只要在這裡討伐你,戰鬥就會結束。大逆者維爾海爾姆,作為帝國皇子,我在此……討伐你……!!」

「ここでお前を討てば戦いは終わる。大逆人ヴィルヘルム、帝国皇子として僕はここで……お前を討つ……!!」