最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六百四十八話 結界啟動
「哎呀,真噁心呢」
「あら、やだ。ちょっとキモイわね」
「不過,既然變大了,倒是方便多了。」
「しかし、デカくなったなら好都合じゃ」
阿斯莫德斯顯露真身後,最先行動的就是埃戈爾與利納雷斯。
真の姿を現したアスモデウスに対して、真っ先に動いたのはエゴールとリナレスだった。
對原本在前線牽制大量惡魔的兩人來說,敵人集中成一個真是再好不過了。
元々、前線で大量の悪魔を引き受けていた二人からすれば、一人に集約されたのはまさしく好都合。
兩人瞬間逼近阿斯莫德斯。
二人は一気にアスモデウスに接近する。
他們判斷,巨大的身軀應該不易靈活轉向。
巨体ならば小回りが利かないだろうという判断だ。
然而。
しかし。
「小心。當初以人類為依代另當別論,但在這副形態下,我可不會手下留情。」
「気をつけろ。人間を依代としていた時ならいざ知らず、この形態では手加減はできんぞ」
說完,阿斯莫德斯迅速揮動右臂。
そう言うとアスモデウスは素早く右腕を振った。
上半身雖仍為人形,但龐大的體型遠非人類可比。
上半身は人間体とはいえ、その大きさは人間の比ではない。
正接近的埃戈爾與利納雷斯被那隻右臂彈飛。
接近していたエゴールとリナレスはその右腕によって弾かれる。
兩人被重重打飛,撞進了王都的建築物中。
二人は大きく吹き飛ばされ、王都の建物の中へ突っ込んでいく。
「……想收回『好都合』那句話嗎,埃戈爾老翁?」
「……好都合って言葉を取り消す気になったかしら? エゴール翁」
「確實如此,人多總比這樣好。」
「そうじゃな。数が多いほうがマシじゃった」
兩人從瓦礫堆中爬出來。
二人は瓦礫の山から出てくる。
看起來還算有氣力,但兩人身上多處流血。
まだまだ元気な様子だったが、二人ともあちこちから血を流していた。
光憑這一點,就能知道阿斯莫德斯是個棘手的對手。
それだけでアスモデウスが厄介な相手だということがわかる。
阿斯莫德斯就那樣朝兩人舉起右手。
アスモデウスはそのまま、二人に右手を向ける。
顯然準備發出某種攻擊。
何かを放つつもりだった。
於是,埃戈爾與利納雷斯立刻戒備。
だから、エゴールとリナレスは身構える。
然而,這個動作被阻止了。
だが、それは阻止された。
「好好配合!無名!」
「ちゃんと合わせなさいよ! ノーネーム!」
「該我說的才對。」
「こっちのセリフです」
化為巨大的阿斯莫德斯。
巨体となったアスモデウス。
不只埃戈爾與利納雷斯把這視為好機會。
それを好都合と捉えたのはエゴールとリナレスだけではなかった。
在阿斯莫德斯的正前方。
アスモデウスの正面。
無名與艾爾娜——兩名劍士正握劍待發。
ノーネームとエルナ。二人の剣士が剣を構えていた。
一方是魔劍,一方是聖劍。
かたや魔剣、かたや聖剣。
雙方同時提升魔力,準備發出強力的一擊。
互いに魔力を高め、強力な一撃を放つ準備をしていた。
「冥神啊,聽我之聲──汝為冥府的寶劍『影』,披覆暗影以滅盡一切;汝之主今欲冥滅!」
「冥神よ、我が声を聴け――汝は冥府の宝剣・影を纏いてすべてを滅する・汝の主が今、冥滅を望む!」
「星之聖劍啊!解放你的力量……為了打滅我的敵人!!」
「星の聖剣よ! その力を解放せよ……我が敵を打ち滅ぼすために!!」
兩人的聲音在戰場上迴盪。
二人の声が戦場に響く。
同時,魔劍『冥神』被黑影籠罩,聖劍『極光』則湧現出金色光輝。
同時に魔剣・冥神には黒き影が、聖剣・極光には黄金の光が。
各自的力量逐漸凝聚。
それぞれ集まっていく。
彼此都使出全力。
互いに全力。
然而,與聖劍相比,冥神果然稍顯遜色。
しかし、聖剣と比べると冥神はやはり見劣りする。
無名苦笑著,拚盡全力。
そのことに苦笑しながら、ノーネームは力を振り絞る。
若劍力不足,便由使役者的力量來彌補。
剣が及ばないならば、行使者の力量で埋めるまで。
超越極限,再度榨盡魔力。
限界をさらに超え、魔力を振り絞る。
然後。
そして。
「冥影集斬!!」
「冥影集斬!!」
「光天集斬!!」
「光天集斬!!」
影與光。
影と光。
強烈的奔流朝阿斯摩德斯湧去。
強烈な奔流がアスモデウスへ向かう。
與剛才艾爾娜所放出的一擊不相上下的攻勢。
さきほどエルナが放った一撃と遜色ない攻撃。
而且那裡還加入了無名者的一擊。
しかもそこに、ノーネームの一撃まで加わっている。
那兩道奔流。
そんな二つの奔流。
阿斯摩德斯在前方布下結界將其擋住。
それをアスモデウスは前面に結界を張ることで防いだ。
結界共有五重。
結界は五重。
前四重雖然被破壞,卻終究無法傷及阿斯摩德斯。
その四つまでは破壊できたが、結局、アスモデウスには届かない。
被完美防住了。
完璧に防がれた。
艾爾娜與無名者為此愕然不已,阿斯摩德斯卻嗤之以鼻。
そのことにエルナとノーネームは愕然とするが、アスモデウスはそれを鼻で笑う。
「別以為剛才奏效,這次也會奏效吧?吸收部下自有其理由。不僅綜合防禦力,甚至在破壞力上,也超過了把所有惡魔合起來的總和,現在的我更勝一籌。」
「先ほど効いたからといって、今回も効くとでも思ったか? 配下を吸収するからにはそれなりの理由がある。総合的な防御力はもちろん、破壊力でも全悪魔を合わせたより、今の余のほうが上だ」
說著阿斯摩德斯將雙手朝前抬起。
そう言ってアスモデウスは両手を前に向ける。
雙手中積聚起龐大能量。
両手には膨大なエネルギーが溜まっていく。
看到那一幕,艾爾娜驚叫道。
それを見て、エルナは叫んだ。
「陛下!!」
「陛下!!」
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當吉克與皇國的宮廷魔法師團抵達時。
ジークと皇国の宮廷魔法師団が到着した時。
正是阿斯摩德斯顯露真身之際。
アスモデウスがちょうど、真の姿を現したときだった。
眾人對這突如其來的情況目瞪口呆,但吉克仍為履行職責奔向戰場。
とんでもない事態に一同、呆気に取られるが、それでもジークは自分のやるべきことを果たすため、戦場を駆けた。
「喂喂,在哪裡!?」
「おいおい、どこだ!?」
吉克踩著聯合軍士兵當作踏腳,一邊尋找目標人物。
ジークは連合軍の兵士たちを足場にしながら、目当ての人物を探す。
然後是戰場後方。
そして、戦場の後方。
於是吉克找到了。
そこでジークは見つけた。
「仙姬小姑娘!找到妳了!」
「仙姫の嬢ちゃん! 見つけたぜ!」
「喔喔!吉克!又恢復成可愛的模樣了!嗯!妾倒是更喜歡那個樣子喔!」
「おお! ジーク! また愛らしい姿に戻ったな! うむ! そっちのほうが妾は好みだぞ!」
站在那裡的是織姬。
そこにいたのはオリヒメだった。
覆蓋聯合軍全體的結界被破壞後,織姬在皇帝面前布下強力結界。
連合軍全体に張った結界が破られたあと、オリヒメは皇帝の前に強力な結界を張っていた。
那是為了成為最後的據點。
最後の砦となるためだ。
「別說什麼『回來了』!話說回來,把這個還妳!真是幫大忙了!」
「戻ったって言うな! それはそうとして、これ返すぜ! 助かった!」
說完後吉克將聖符遞給織姬。
そう言ってジークは聖符をオリヒメに差し出す。
對此,織姬微笑著。
それに対して、オリヒメは微笑む。
「不需要」
「いらぬ」
「啊!?為什麼啊!?那個無論如何都太危險了吧!?」
「はあ!? なんでだよ!? あれはいくらなんでもやばいぞ!?」
說完後吉克回頭望去。
そう言ってジークは後ろを振り返る。
即便距離相當遙遠,阿斯摩德斯仍散發出只要看一眼就彷彿被攫住心臟般的威壓。
かなり距離が離れているのに、それでも見ているだけ心臓を掴まれているような威圧感を発するアスモデウス。
僅僅看著就令人窒息。
見ているだけで息が詰まる。
就連吉克也是如此。
ジークでそうなのだ。
其他聯合軍的士兵若直視,恐怕會被嚇得喪失鬥志。
ほかの連合軍の兵士は、直視したら恐ろしくて心がくじけてしまうだろう。
「聖符雖然強大,卻非妾所用。」
「聖符は強力だが、妾が使うものではない」
「說什麼不是該用的……能用就用啊!」
「使うものではないって……使えんなら使えよ!」
「把它交給別人吧。放在妾手裡只會糟蹋它的價值。」
「ほかの者に渡すがよい。妾では宝の持ち腐れだ」
「說仙姬會糟蹋寶物……那要交給SS級冒險者嗎?」
「仙姫が宝の持ち腐れって……SS級冒険者に渡せばいいってのか?」
「交給你們吧。不過有一點可以確定──不是妾。妾只會防守。縱使能阻擋威脅,也無法從根本解決。今時人類所需要的不是盾,而是劍。把它交給能成為戰力的人。」
「任せる。ただ、妾ではないことは確かだ。妾は防ぐことしかできぬ。脅威を防いだところで、根本的な解決にはならぬ。今、人類に必要なのは盾ではなく剣なのだ。戦力になる者に渡すがよい」
說完,織姬便向前邁步。
そういうとオリヒメは前へ歩き始めた。
追趕齊格而來的宮廷魔法師團見狀,也跟在織姬身後跟了上去。
ジークを追ってきた宮廷魔法師団も、そんなオリヒメを見て、その後に続く。
「已猜到妳的打算了。雖然力量微薄,我等也願助一臂之力,仙姬殿下。」
「何をする気なのか察しはつきます。微力ながら我らも助力しましょう。仙姫殿」
「哦!是宮廷魔法師團啊。確實,若是你們定會派上用場。你們不是一直在研究妾的結界嗎?」
「おお! 宮廷魔法師団か。たしかにそなたたちなら力になるだろうな。妾の結界を研究しておったのじゃろ?」
「當然。平日我們的任務就是研究您的結界。」
「もちろん。我々の普段の任務はあなたの結界の研究ですから」
「真是勤勉啊!」
「勤勉だな!」
「對我皇國而言,破解您的結界一直是宿願。不過,我等所能做到的頂多也只有模仿罷了。」
「我が皇国としては、あなたの結界を破ることが悲願ですので。ただ、我々にできたことはせいぜい、模倣ぐらいでした」
「模仿嗎……那就足夠了。就借你們之力吧!」
「模倣か……十分だ。力を貸してもらうぞ!」
「樂意效勞。儀式結界陣形!」
「喜んで。儀式結界陣形!」
宮廷魔法師團開始準備儀式魔法。
宮廷魔法師団は儀式魔法の準備に入った。
這是經年累月研究仙姬結界後開發出的結界魔法。
仙姫の結界を研究し続けた末に開発した結界魔法。
由一百名宮廷魔導師共同發動的,對仙姬結界的模仿。
百人の宮廷魔導師で発動させる、仙姫の模倣。
「儀式結界魔法!!仙威結界!!」
「儀式結界魔法!! 仙威結界!!」
在聯合軍前方,出現了一道巨大的三角形結界。
連合軍の前面に巨大な三角形の結界が出来上がる。
那結界由三層構成。
それが三層。
織姬接著展開了一道圓形結界。
さらにオリヒメは円形の結界を展開させる。
那道結界有五層。
その数は五層。
「那等龐大的力量,對單一個體而言實在過分。光是維持就會消耗,絕不可能無限。就讓他們和妾等打一場消耗戰吧!!」
「その膨大な力、一個体には過ぎたるもの。維持するだけでも消耗するはず。無限ということはありえぬ。妾たちと消耗戦に付き合ってもらうぞ!!」
在織姬話音落下的同時,阿斯摩迪烏斯發動了攻擊。
オリヒメの言葉と同時に、アスモデウスの攻撃が放たれたのだった。