最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六百四十七話 第二之權能
被我的『銀白裁決』擊中的阿斯莫德烏斯,竟像什麼事都沒發生似的從裡頭走了出來。
俺のシルヴァリー・ジャッジメントを食らったアスモデウスだが、何事もなかったかのようにそこから出てきた。
明明被我處於強化狀態時施放的銀之滅魔術吞沒,真是不容小覷的對手。
フォース状態の俺の銀滅魔法に飲み込まれたというのに、大した相手だ。
看來他果然做了防禦,但那股威力本來就足以從護盾外直接摧毀一般的防護。
さすがに防御はしたようだが、並みの防御なら防御の上からでも破壊できる程の威力だったのだが。
「挺有趣的突襲呢?」
「なかなか面白い不意打ちだったぞ?」
「受寵若驚。那麼,這個如何?」
「光栄だな。では、こういうのはどうだ?」
說著,我直直衝向阿斯莫德烏斯。
言いながら、俺は真っすぐアスモデウスへ突っ込む。
出乎意料的選擇。
意外な選択。
看來他沒料到,身為魔導師的我竟會發起近身戰。
魔導師である俺が接近戦を仕掛けるとは思わなかったようだ。
阿斯莫德烏斯似乎覺得有趣,停下腳步迎擊。
アスモデウスは面白いとばかりに足を止めて、迎え撃つ。
我對那樣的阿斯莫德烏斯連續射出魔力彈,遮蔽他的視野。
俺はそんなアスモデウスに連続で魔力弾を放ち、視界をふさぐ。
「接下來打算用什麼攻擊?」
「次はどんな攻撃をするつもりだ?」
「還能這麼從容到何時呢?」
「いつまで余裕でいられるかな?」
我張開雙手。
俺は両手を広げた。
然後把雙手帶到胸前。
そのまま両手を胸の前に持ってくる。
感覺到大招的預兆,阿斯莫德烏斯露出訝異的表情。
大技の予兆を感じ、アスモデウスは怪訝な表情を浮かべた。
因為特意靠近再使出大招本就不合常理。
わざわざ近づいて、大技を撃つのは不自然だからだ。
那份不自然感很快便被消解。
その不自然さはすぐに解消された。
在我面前浮現出一扇轉移門,我走了進去。
俺の前に転移門が浮かびあがり、俺はそれに入る。
那扇門是出現在我和艾爾娜位置間的短距離轉移門。
その門は俺とエルナの位置に出現した短距離の転移門。
一瞬間,我和艾爾娜的位置就互換了。
一瞬で、俺とエルナの場所が入れ替わった。
「要做就說一聲啊!!」
「やるなら、言いなさいよ!!」
嘴上這麼說著的艾爾娜,其實早已隨時準備攻擊,便向阿斯莫德烏斯發起了攻勢。
口ではそう言いつつも、いつでも攻撃できる準備をしていたエルナはアスモデウスに攻撃を仕掛けた。
阿斯莫德烏斯對我還能顯得從容不迫,但面對艾爾娜就沒那麼回事了。
俺相手には余裕を見せていたアスモデウスだが、エルナが相手ではそういうわけにはいかない。
他立刻防住了艾爾娜的聖劍,但可以看出他把相當多的力量投入防禦上。
咄嗟にエルナの聖剣を防御するが、かなり防御に力を割いているのがわかる。
其間我開始吟唱。
その間に俺は詠唱を開始した。
≪我乃知銀之理者,我為真銀所選之者≫
≪我は銀の理を知る者・我は真なる銀に選ばれし者≫
阿斯莫德烏斯的防禦非比尋常。
アスモデウスの防御は破格だ。
一般的銀之滅魔術對他無效。
並みの銀滅魔法では効果がない。
≪銀星自星海而來,照耀大地,使蒼天顫慄≫
≪銀星は星海より来たりて・大地を照らし天を慄かせる≫
無效的攻擊無法成為援護。
効果がない攻撃では援護にはならない。
必須讓他把意識分攤到這邊。
こちらに意識を割かせる必要がある。
≪那銀之光輝為神之真理,那銀之光耀為天之庇佑≫
≪其の銀の輝きは神の真理・其の銀の煌きは天の加護≫
此刻,阿斯莫德烏斯的意識正指向艾爾娜。
今、アスモデウスの意識はエルナへ向いている。
他把艾爾娜的聖劍視為威脅。
エルナの聖剣を危険視しているのだ。
≪剎那之銀閃・無窮之銀輝≫
≪刹那の銀閃・無窮なる銀輝≫
讓他對我也抱持同等的警戒。
それと同等の警戒を俺へ向けさせる。
若能做到那點,艾爾娜的攻擊便能貫通。
それができれば、エルナの攻撃が通るようになるだろう。
≪銀光,寄宿於我之手;為了滅盡傲慢者——≫
≪銀光よ我が手に宿れ・不遜なる者を滅さんがために――≫
看著與艾爾娜激烈攻防的阿斯莫德烏斯,我靜靜低聲念道。
エルナと熾烈な攻防を繰り広げるアスモデウスを見ながら、俺は静かに呟いた。
≪銀白光束≫
≪シルヴァリー・レイ≫
胸前。
胸の前。
壓碎那顆發出強烈光芒的銀色球體後,我的周圍出現了巨大的光球。
激しい光を発する銀の球を押しつぶすと、俺の周囲に巨大な光球が出現する。
在強化狀態下,以完全詠唱施放的銀光射線。
フォース状態での完全詠唱でのシルヴァリー・レイ。
銀光之力是種綜合型的強化魔法。
シルヴァリー・フォースは総合的な強化魔法だ。
我的移動速度和攻擊力也會大幅提升。
俺自身の移動速度や攻撃力も飛躍的にアップする。
然而,面對阿斯莫德斯,這樣的增幅也只是讓我勉強站上擂台而已。
しかし、アスモデウスが相手ではその上昇値で、ようやく土俵に立てた程度。
對於不熟悉的戰法沒有效果。
不慣れな戦い方では効果がない。
畢竟我是魔導師。
あくまで俺は魔導師だ。
我最擅長的還是用大魔法殲滅對手。
大魔法で相手を撃滅するのが最も得意とするスタイル。
七顆光球對準了阿斯莫德斯。
七つの光球がアスモデウスに照準を合わせる。
注意到那一點的阿斯莫德斯試圖與艾爾娜拉開距離。
それに気づいたアスモデウスは、エルナから距離を取ろうとする。
不過,艾爾娜可不是會任由那種事發生的人。
しかし、それを許すようなエルナではない。
艾爾娜緊貼阿斯莫德斯,將戰局壓成互相推擠的局面。
アスモデウスと密着し、押し込み合いに持ち込む。
「不會放你走的!」
「逃がさないわよ!」
「靠這麼近,應該沒法射擊吧?」
「ここまで近ければ撃てないのではないか?」
「是嗎?」
「どうかしらね?」
艾爾娜這麼說著,仍不從阿斯莫德斯身邊離開。
エルナはそう言ってアスモデウスから離れない。
趁那個空隙,我將七顆光球移到阿斯莫德斯周圍。
その隙に俺はアスモデウスの周りに七つの光球を移動させた。
然後。
そして。
「辛苦你牽制,換我來。」
「足止めご苦労。代わろう」
隨著我的話語,七顆光球放射出銀光。
俺の言葉と共に七つの光球から銀光が放たれる。
銀光沿著一條細微的射線射出,只照到阿斯莫德斯身上。
その銀光はギリギリの射線を通し、アスモデウスだけに照射された。
原本與艾爾娜纏鬥的阿斯莫德斯,右手壓住聖劍,左手張起結界,轉而防禦銀光射線。
エルナと押し込み合いをしていたアスモデウスだが、右手で聖剣を抑え、左手で結界を張って、シルヴァリー・レイの防御に回る。
但這兩招都不夠充分。
だが、どちらも不十分。
半吊子的狀態下,兩者都無法擋下。
半端な状態ではどちらも防げない。
阿斯莫德斯瞬間判斷後,撥開艾爾娜的聖劍,趁隙拉開距離。
一瞬でそう判断したアスモデウスは、エルナの聖剣を逸らし、その隙に距離を取る。
為了不讓他逃走,我移動光球。
逃がすまいと、俺は光球を動かす。
或許覺得追來的光球是阻礙,阿斯莫德斯張開雙手。
追跡してくる俺の光球を邪魔と判断したのか、アスモデウスは両手を広げた。
「怒吼一聲──!!!」
「はぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
他使用破壞的權能,粉碎了周圍展開的七顆光球。
破壊の権能を使い、周囲に展開していた七つの光球を粉砕する。
真是個一點也不退讓的傢伙。
どこまでも強気なやつだ。
不是去硬接,而是乾脆破壞掉。
受けきるのではなく、さっさと破壊とは。
不過,也因此出現了破綻。
しかし、おかげで隙はできた。
「差不多該讓你嚐嚐聖劍的滋味了吧?」
「そろそろ聖剣の味を楽しんだらどうだ?」
不放過因破壞光球而出現的空隙,艾爾娜鑽進了阿斯莫德斯的懷裡。
光球を破壊したことで生じた隙を逃さず、エルナはアスモデウスの懐に潜り込む。
阿斯莫德斯本能地想動右手,卻被我創造出的銀色鎖鏈阻止。
アスモデウスは咄嗟に右手を動かそうとするが、俺が作り出した銀鎖がそれを阻止する。
那條鎖鏈只能拘束他片刻,但對艾爾娜來說已足夠。
それは少しの時間しかアスモデウスを拘束できなかったが、エルナにはそれで十分だった。
「星之聖劍啊!釋放你的力量……為了毀滅我的敵人!!」
「星の聖剣よ! その力を解放せよ……我が敵を打ち滅ぼすために!!」
金色光芒在劍刃上匯聚。
黄金の光が刃に集束する。
然後艾爾娜自上方將聖劍斬下。
そしてエルナは聖剣を上段から振り下ろした。
「光天集斬!!」
「光天集斬!!」
迄今為止最大的一股光之奔流吞噬了阿斯摩迪烏斯。
これまでで最大の光の奔流がアスモデウスを飲み込む。
這是第三階段的全力一擊。
第三段階での全力攻撃だ。
其威力驚人,餘波震盪了大氣。
その威力はすさまじく、余波で大気が震える。
已非靠防禦就能擋住的層次。
防御がどうこうのレベルではない。
那股光量堪比太陽。
その光量は太陽に匹敵する。
刺眼到無法直視。
眩しくて見ていられないほどだ。
接著光芒漸漸平息。
そして光が収まった。
「果然……」
「さすがに……」
不會就這麼沒事的。
無事じゃ済まないわよ。
艾露娜本想那麼低聲說,但最後沒發出聲音。
エルナはそう呟きかけたが、最後は声にならない。
確實被命中了。
確実に食らった。
確實被吞沒了。
確実に飲み込まれた。
然而,那裡卻有阿斯摩迪烏斯。
なのに、そこにはアスモデウスがいた。
不過,他當然不是毫髮無傷。
とはいえ、さすがに無事ではない。
應該是瞬間用右手接住了全部。
咄嗟にすべてを右手で受け止めたのだろう。
右手已不復原形,儘管如此全身仍滿是傷痕。
右手が原型をとどめておらず、それにもかかわらず体中に傷を負っている。
「呼……呼……呼……真以為會死掉了……」
「はぁはぁはぁ……さすがに死を覚悟したぞ……」
說罷阿斯摩迪烏斯咧嘴一笑。
そう言ってアスモデウスはニヤリと笑う。
『可惡的怪物。』
化け物め。
不由自主地在心裡低語。
思わず心の中で呟く。
竟然有人能在那樣的攻擊下不死。
あれで死なない奴がいるとは。
但是,確實受到了一些傷害。
だが、ダメージはあった。
要是再重複幾次,就連阿斯摩迪烏斯也會死去。
これを繰り返せば、さすがのアスモデウスも死ぬ。
我已經確信了。
その確信には至った。
然而,看著阿斯摩迪烏斯的笑容,那不祥的預感揮之不去。
なのに、アスモデウスの笑みを見ていると嫌な予感が止まらない。
而且,很快那預感就被證實是對的。
そして、すぐにそれが間違っていないことが証明された。
「原來如此……難怪魔王會敗北。威力不凡……照這樣下去劣勢難以逆轉。吾也要全力以赴了。」
「なるほど……魔王が敗北したのもわかる。大した威力だ……このままでは劣勢は覆せまい。余も本気でやろう」
說完,阿斯摩迪烏斯一口氣向下俯衝。
そう言うとアスモデウスは一気に降下していく。
我和艾露娜也跟著追了下去,下降而去。
俺とエルナもそれを追い、降下する。
王都的中心。
王都の中心。
在那裡阿斯摩迪烏斯舉起了一隻手。
そこでアスモデウスは片手をあげていた。
那隻手上聚集著四面八方匯來的能量。
その手にはあちこちからエネルギーが集まっていた。
是巨大的能量。
膨大なエネルギーだ。
持續地膨脹擴大。
どんどん膨れ上がっていく。
「是在集聚已被消滅的惡魔力量嗎……?」
「消滅した悪魔の力を集めているのか……?」
「糟糕!要是那種東西被釋放出來的話!」
「まずいわ! あんなもの放たれたら!」
聯合軍會遭到全滅。
連合軍は全滅する。
我們試圖阻止,卻察覺到不對勁。
俺たちは阻止しようとするが、異変に気付く。
因為正與聯合軍戰鬥的惡魔們,也開始被吸取力量。
連合軍と戦っていた悪魔たちも力を吸い取られはじめたからだ。
「哇啊啊啊啊!!!」
「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
「阿斯莫德斯大人!!??」
「アスモデウス様!!??」
就連惡魔們也沒料到,四處驚叫起來。
悪魔たちにも予想外だったのか、あちこちで叫んでいる。
剩下的僅有數名狀態完好的惡魔。
そして残ったのは万全の状態だった数名の悪魔のみとなった。
其餘的全部化作盤踞在阿斯莫德斯頭頂的巨大能量球。
残るすべてはアスモデウスの頭上にある巨大なエネルギー球へ変わってしまった。
「向曾讓我受傷的你們致敬,現在讓你們見識我的第二項權能『吸收』。」
「余に手傷を負わせた貴様らに敬意を表し、余の第二の権能〝吸収〟を見せてやろう」
「第二項權能……?」
「第二の権能だと……?」
「你們怎麼能斷定惡魔的權能只有一種?」
「悪魔の権能が一つだけだと、どうして決めつけていた?」
阿斯莫德斯這麼說著,將頭頂的巨大能量球吸入體內。
アスモデウスはそう言うと頭上にある巨大なエネルギー球を自分の内へ吸収した。
過於龐大的能量引發爆風,在周圍炸裂開來。
巨大すぎるエネルギーによって、爆風が周囲に発生する。
當那一切平息之時。
それが収まった時。
籠罩著漆黑氣場的阿斯莫德斯出現在那裡。
真っ黒なオーラを纏ったアスモデウスがそこにいた。
「那麼,讓你們見識我的真面目吧。」
「さて、貴様らに余の真の姿を見せてやろう」
阿斯莫德斯說完,笑了起來。
そう言ってアスモデウスは笑う。
怦然,包裹住阿斯莫德斯的氣場開始脈動。
ドクンと、アスモデウスを包むオーラが脈打つ。
隨之,阿斯莫德斯的身形發生了巨大的變化。
それに合わせて、アスモデウスの姿が大きく変化していく。
彷彿再也不需要被宿主束縛般。
もはや依代に縛られる必要はないとばかりに。
「真的假的……」
「マジか……」
情不自禁地脫口而出。
思わず素の言葉が出てくる。
那裡有一隻體長數十公尺的怪物。
そこには体長数十メートルの化け物がいた。
上半身是人形,下半身則完全是龍。
上半身は人間体、下半身は竜そのもの。
那是一個充滿不祥氣息、配得上地獄惡魔的怪物。
禍々しい地獄の悪魔にふさわしい化け物がそこにはいた。