最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六百三十八話 合作的惡魔
艾戈爾與里納雷斯正和各自的側近勢均力敵地交戰著。
エゴールやリナレスが側近たちと互角の戦いをしている中。
傑克和無名被迫攜手作戰。
ジャックとノーネームは共闘を余儀なくされていた。
「喂!配合一下!」
「おい! 合わせろ!」
「你那邊來配合!」
「そっちが合わせなさい」
兩人邊爭吵邊與那兩個惡魔戰鬥著。
二人は言い争いをしながら、二人の悪魔と戦っていた。
一位以矮小少年為依代的惡魔,巴爾巴托斯。
一人は小柄の少年を依代とした悪魔、バルバトス。
另一位以美青年為依代的惡魔,賽爾。
もう一人は美青年を依代とした悪魔、セイル。
對惡魔來說罕見,這兩位竟然協力行動。
悪魔にしては珍しく、この二体は協力して行動していた。
巴爾巴托斯放聲大笑,說:「你們的關係越來越糟了呢!」
「はっはっはっ!! 仲が悪くなってきたね!」
「你們沒有勝算。」
「君たちに勝ち目はないよ」
巴爾巴托斯天真地笑著,賽爾則冷酷地說道。
無邪気に笑うバルバトスに、冷徹に告げるセイル。
就連傑克也找不到可行的突破口。
攻略の糸口はジャックでも見つけられていなかった。
可見,兩人權能的合體技有多麼凶惡。
それほど、二人の権能の合わせ技は凶悪だったのだ。
「傑克,只要你能讓那個獵人閉嘴,我會想辦法的。」
「ジャック、あなたがあの狩人を黙らせてくれれば、私がどうにかします」
「能做到的話我早就做了!」
「やれるならやってるっての!」
傑克一邊說著,一邊向巴爾巴托斯射出箭矢。
言いながらジャックはバルバトスに対して矢を放つ。
那是一支相當認真的箭。
相当本気の矢だ。
要避開或攔截都很難。
避けるのも迎撃するのも大変だろう。
不過,巴爾巴托斯也同時放箭迎擊。
だが、バルバトスは同じく矢を放って迎撃した。
「切!這傷了我的自尊!」
「ちっ! プライドが傷つくぜ!」
同為弓手。
同じ弓使い。
傑克在弓術上向來自信不輸任何人,然而巴爾巴托斯粉碎了他的自尊心。
弓に関しては誰にも負けない自信があったのだが、そんなジャックのプライドをバルバトスは砕く。
就連傑克也覺得他相當了得。
ジャックからみても大した腕だった。
「弓神的名號要哭了?」
「弓神の名が泣きますよ?」
「讓它哭去吧!那種名號!來了!」
「泣かせとけ! そんな名前は! 来るぞ!」
與傑克不相上下的弓手。
ジャックと同等の弓使い。
光是這點就夠麻煩了,而巴爾巴托斯還有一項權能。
それだけでも厄介なのに、バルバトスには権能があった。
那是「必中」能力。
それは〝必中〟。
要避開巴爾巴托斯的攻擊是不可能的。
バルバトスの攻撃を避けることは不可能。
只能迎擊。
迎撃するしかない。
但賽爾的權能也加入其中。
だが、そこにセイルの権能が加わる。
「下一箭會從哪裡來呢?」
「次はどこから来るかな?」
賽爾這麼說著,揮了揮手指。
セイルはそう言って、指を振る。
巴爾巴托斯射出的箭被空間中出現的洞口吞沒了。
バルバトスが放った矢が空間に空いた穴に飲み込まれた。
一瞬之後,傑克往身後射出箭矢。
一瞬の後、ジャックは背後に矢を放った。
結果,那裡正好出現了剛才巴爾巴托斯放出的箭。
すると、そこにはさきほどバルバトスが放った矢があった。
賽爾的權能是「轉送」。
セイルの権能は〝転送〟。
那些必中之矢會被轉送過來。
必中の矢が転送されてくる。
由於那種棘手的能力,傑克和無名不得不被迫聯手。
その厄介さから、ジャックとノーネームは共闘せざるをえなかった。
然而。
だが。
「真麻煩。我來斬掉兩個,想辦法讓他們停下腳步。」
「面倒ですね。私が二人を斬ります。どうにか足を止めてください」
「他們一靠近就會逃走,當然不可能!動點腦子!」
「近づいたら逃げるんだから、無理に決まってんだろ! ちょっとは頭を使え!」
「那要怎麼辦?」
「じゃあ、どうしろと?」
無名一靠近,兩者就立刻用傳送拉開距離。
ノーネームが接近すると、二体はさっさと転送で距離を取ってしまう。
然後大量箭矢傾瀉而下。
そして大量の矢が降り注ぐ。
那就是剛才的套路。
それがさきほどまでのパターンだ。
如果不想點辦法就沒有勝算。
何か工夫しなければ勝ち目はない。
「得趕快解決。如果有辦法就快點拿出來。」
「さっさと片付けなければいけないんです。案があるならさっさと出してください」
說著時,無名瞥了眼聯合軍的方向。
言いながらノーネームはチラリと連合軍の方を見た。
惡魔們正在壓著聯合軍。
悪魔たちが連合軍を押していた。
想盡辦法去支援那邊。
どうにか、その援護に向かいたい。
無名心裡確實有那份想法。
その気持ちがノーネームにはあった。
「我能理解你想幫那位讓你取回名字的皇帝的心情……但現在專注眼前的事。」
「自分の名前を取り戻させてくれた皇帝を助けたい気持ちはわかるが……今は目の前に集中しろ」
「你有資格說別人嗎?以為我沒發現嗎?你一直在偷偷看冒險者那邊吧?」
「人のことを言えますか? 気づかないと思ったのですか? チラチラと冒険者のほうばかりを見ていますよね?」
被戳到痛處,傑克皺起了臉。
痛いところを突かれて、ジャックは顔をしかめる。
傑克同樣也沒辦法完全集中。
なかなか集中しきれてないのはジャックも同じだった。
因此,傑克深深吐了口氣。
だから、ジャックは深く息を吐いた。
對手是惡魔。
相手は悪魔。
而且還是難纏的組合。
しかも厄介な組み合わせだ。
必須集中精神、讓頭腦清醒,否則沒有勝算。
集中し、頭を冴えさせなければ勝ち目はない。
「快點結束這場戰鬥,來幫我一把,無名。」
「さっさと終わらせる。手を貸せ、ノーネーム」
「要看你的計畫做得如何。」
「あなたの案の出来具合によります」
「總是讓別人替你想,還裝得一副很了不起的樣子?」
「人に考えさせてばかりのくせに、偉そうだな?」
「這就是所謂的適材適所。」
「適材適所というやつです」
面對催促快點出方案的無名,傑克露出一抹挑釁的笑容。
さっさと案を出せと促すノーネームに対して、ジャックは不敵な笑みを浮かべた。
然後。
そして。
「就用狩獵戰術。你當獵犬。」
「狩りでいこう。お前は猟犬だ」
「……」
「……」
「你看起來很不情願,不看臉我也看得出來。」
「嫌そうだな。顔を見なくてもわかるぞ」
雖然臉被面具遮住,但不管怎麼看都很不情願。
仮面に隠されているが、どう考えても嫌そうだった。
不過。
だが。
「失敗的話就斬了你,懂嗎?」
「失敗したら斬りますよ?」
「正合我意。那就照我的指示行動。」
「望むところだ。それじゃあ、俺の指示通り動け」
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「向左!」
「左だ!」
前衛是無名,後衛是傑克。
前衛はノーネーム。後衛はジャック。
在那樣的陣形下,兩人發起了攻勢。
その状態で二人は攻勢に出た。
聽從傑克的指示,無名一口氣衝了過去。
ジャックの指示を聞き、ノーネームが一気に突っ込む。
那裡有賽爾和巴爾巴托斯。
そこにはセイルとバルバトスがいた。
然而,兩人帶著嘲弄的笑容,乾脆利落地用傳送逃走了。
しかし、二人は馬鹿にしたように笑いを浮かべながら、さっさと転送で逃げていく。
從剛才就一直都是那樣。
さきほどからそればかり。
接著,仿佛當作伴手禮般,箭襲向無名。
さらに、土産とばかりに矢がノーネームを襲う。
用劍擋開一支箭,另一支則以反手一拳擊飛。
一本を剣で弾き、もう一本は裏拳で弾き飛ばす。
感覺到手指陣陣發麻,無名瞪著傑克。
ビリビリと手がしびれるのを感じながら、ノーネームはジャックを睨む。
然而。
だが。
「從右側突進!」
「右から突っ込め!」
「說得真輕鬆啊!」
「簡単に言ってくれますね!」
無名只好按照傑克的指示衝了過去。
ノーネームは仕方なく、ジャックに言われたとおりに突っ込む。
然而,發生的情況與剛才並無二致。
とはいえ、起きる事象はさきほどと変わらない。
面對衝過去的無名,兩人以傳送逃走。
突っ込むノーネームに対して、転送で逃げる二人。
接著,箭再次襲向無名。
そして矢がノーネームを襲う。
一邊彈開它們,無名的惱怒愈發積累。
それを弾きながら、ノーネームは苛立ちを募らせていた。
即便如此也忍了下來。
それでも耐える。
既然已經託付了,就會託付到底。
一度任せた以上、最後まで任せる。
他想著這其中大概也有什麼意義,於是無名等待下一個指示。
これも何か意味があることなのだろうと思い、ノーネームは次の指示を待つ。
然而在這期間,傑克朝著不尋常的方向射出箭矢。
だが、その間にジャックはあらぬ方向に矢を放っていた。
看到那舉動差點喊出聲,卻還是忍住了。
その行動に思わず、叫びそうになるが、何とか堪える。
「傑克,我可是認真的……?」
「ジャック、私は真面目にやっているんですが……?」
「我也很認真。接下來從上方攻擊!」
「俺だって真面目だ。次は上から攻撃だ!」
內心雖然掙扎,無名仍遵從指示。
心の中で葛藤しながらも、ノーネームは指示に従う。
兩個惡魔見狀笑了起來。
その様子を二体の悪魔は笑う。
『我到底在做什麼呢……』但無名還是把它當成自己的本分,繼續遵從傑克的指示。
自分は何をしているのだろうかと思うが……それでもノーネームは自分の役目と割り切り、ジャックの指示に従い続けた。
不管被人怎麼嘲笑,他仍執拗地追著那些惡魔。
どれだけ笑われようと、執拗に悪魔たちを追い続けた。
然後。
そして。
「應付笨蛋真累啊」
「馬鹿の相手は疲れるなぁ」
「別這麼說,巴爾巴托斯。就陪他一下吧」
「そう言うな、バルバトス。付き合ってやれ」
看著兩人互相開玩笑,傑克露出了一抹狡黠的笑。
軽口をたたく二人を見て、ジャックはニヤリと笑った。
因為終於出現在他想要的位置上。
ようやく望む場所に出現したからだ。
「魔弓奧義……魔天光矢之籠」
「魔弓奥義……魔天光矢ノ檻」
傑克朝奇怪方向射出的箭。
ジャックがあらぬ方向に放っていた矢。
那些箭,都是為了在指定位置出現時而事先射出的。
それらはすべてその場に現れた時のために放った矢だった。
本來,箭一旦射出就結束了。
本来、矢は放ったら終わりだ。
弓手無法再次操控它們。
弓使いにコントロールはできない。
但是,剛才傑克射出的箭不一樣。
けれど、先ほどジャックが放った矢は違う。
插在地上的箭忽然浮起,停在上空的箭則開始降下。
地面に刺さっていた矢はいきなり空に浮かび、さらに上空で止まっていた矢が降下してくる。
形成的,是一座箭之牢籠。
出来上がったのは矢の檻。
四面八方,盡是箭。
四方八方、すべてが矢だ。
無處可逃。
逃げ場はない。
因此賽爾打算用傳送逃走。
だからセイルは転送で逃げることを考えた。
然而,傑克射出的箭不允許他這麼做。
しかし、ジャックの放った矢がそれを許さない。
傑克除了那個牢籠外,還射出了箭矢。
檻以外にもジャックは矢を放っていた。
那些箭矢精準地瞄準了賽爾。
それは正確にセイルを狙っていた。
不得不閃避。
避けざるをえない。
因此閃開了。
だから避けた。
因此,賽爾與巴爾巴托斯之間產生了距離。
そのせいで、セイルとバルバトスの間に距離ができてしまった。
「組成搭檔作戰的惡魔倒是罕見……若是為了補強那不太強的權能,倒也說得通。」
「組んで戦う悪魔なんて珍しいと思ったが……大して強くない権能を補うためなら納得だ」
賽爾與巴爾巴托斯總是同時透過傳送逃走。
常にセイルとバルバトスは同時に転送で逃げていた。
每次巴爾巴托斯都會觸碰賽爾。
そのたびにバルバトスはセイルに触れていた。
所以傑克提出了一個假設。
だからジャックは一つの仮説を立てた。
賽爾的傳送能傳送任何東西,但或許一次無法同時處理多個。
セイルの転送は何でも転送できるが、一度に複数は無理なのではないか、と。
所以無法分別傳送。
だから別々に転送できない。
逃走的瞬間。
逃げる瞬間。
只要能把他們分開就能證明這點。
分断できればそれを証明できる。
而賽爾那慌張的表情,正好證明了傑克的假設是正確的。
そして、セイルの焦った顔がジャックの仮説が正しいことを証明していた。
箭之牢籠已經完成。
矢の檻はもう完成している。
已經沒有除傳送之外的逃路。
もはや転送以外の逃げ道はない。
「自己想辦法吧,巴爾巴托斯!」
「自分でなんとかしろ! バルバトス!」
說完後,賽爾只身一人用傳送移到了別處。
そう言ってセイルは自分だけ転送で別の場所に移った。
留在箭籠裡的只剩下巴爾巴托斯。
矢の檻の中に残されたのはバルバトスだけ。
「啧!真是任性!!」
「ちっ! 勝手なことを!!」
巴爾巴托斯一邊抱怨,一邊使出神技。
バルバトスは文句を言いながら、神技を見せた。
他朝包圍自己的箭矢,射出等量的箭矢。
自分を囲む矢に対して、同じ数の矢を放ったのだ。
憑藉必中的權能,全都命中。
必中の権能により、そのすべてが当たる。
「活該!這下你沒招了吧!」
「ざまぁみろ! これで打つ手はなくなったぞ!」
「一模一樣地還給你!」
「そっくりそのままお返しするぜ」
面對得意洋洋的巴爾巴托斯,傑克開口道。
勝ち誇るバルバトスに対して、ジャックは告げる。
就在得意忘形的巴爾巴托斯懷裡。
そんなバルバトスの懐。
那裡潛入了名為無名的傢伙。
そこにノーネームが潜り込んでいた。
「終於抓到你了」
「やっと捕まえました」
「什、什麼……!?」
「まっ……!?」
「不會等。冥神啊,聽我之聲——汝以冥府之寶劍『影』為衣,毀滅一切;汝之主現在渴望冥滅!」
「待ちません。冥神よ、我が声を聴け――汝は冥府の宝剣・影を纏いてすべてを滅する・汝の主が今、冥滅を望む!」
黑色的影子將冥神包裹住。
黒い影が冥神を包み込む。
「冥影集斬!!」
「冥影集斬!!」
黑影的奔流被釋放,吞噬了巴爾巴托斯。
黒い影の奔流が放たれ、バルバトスを飲み込んだのだった。