最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六百二十九話 皇劍
Twitter那邊有我在直播時寫的『枯竭皇子』情人節短篇,如果有興趣請去看看m(__)m
Twitterのほうに配信で書いた出涸らし皇子のバレンタインSSがありますので、興味があれば見てみてくださいm(__)m
我把聯合軍總司令阿爾諾特·雷克斯·阿德勒這個身份交給了亨里克,自己則傳送到了帝都。
連合軍総司令アルノルト・レークス・アードラーという役をヘンリックに任せた俺は、帝都に転移していた。
因為一定會需要西爾弗。
必ず、シルバーが必要になるからだ。
「——回來了嗎」
「――帰ってきたか」
傳送到的是爺爺的房間。
転移したのは爺さんの部屋。
房間裡只有爺爺一個人。
部屋にいるのは爺さんだけ。
塞巴斯不在,是因為跟著菲妮與母上當護衛吧。
セバスがいないのは、フィーネと母上の護衛についているからだろう
「終於要決戰了,爺爺」
「いよいよ決戦だ、爺さん」
「與惡魔五百年來的戰鬥啊……阿德勒這些年來磨練實力總算派上用場了」
「悪魔と五百年ぶりの戦か……アードラーが血を磨いてきた甲斐があったというもんじゃな」
我對爺爺的話點頭。
爺さんの言葉に俺は頷く。
惡魔出現並非頭一遭。
悪魔が現れるのは初めてのことじゃない。
偶爾會出現一兩個。
一人や二人なら、たまに現れていた。
但那種程度是SS級冒險者能應付的。
けれど、それはSS級冒険者たちが対処できるレベル。
像這次一樣不知道會出現多少惡魔的情況還是頭一回。
今回のように何人、悪魔が出てくるかわからないという事態は初めてだ。
為了應對這種整個大陸的危機,阿德勒才會磨練實力。當然,不只是這點原因。
そういう大陸全体の危機に備えて、アードラーは血を磨いてきた。もちろん、それだけではないが。
現在,這些努力即將結出果實。
今、それが実ろうとしている。
只是。
ただ。
「帝國會以大陸強國的身分派出最強戰力。也就是說……」
「帝国は大陸の強国として最強戦力を派遣する。つまり……」
「也就是說帝都會空無一人了啊」
「帝都が空になるということじゃな」
「是那樣。雖然會做防備……但萬一有個萬一,能拜託你照顧菲妮和……我的家人嗎?」
「そういうことだ。備えはするが……万が一のときはフィーネや……家族のことを頼んでも?」
「我會盡力而為。」
「できることはやろう」
爺爺如此說著點了點頭。
爺さんはそう言って頷く。
我聽了那句話安心下來,便離開了房間。
俺はその言葉に安心すると、そのまま部屋を後にしたのだった。
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菲妮的房間。
フィーネの部屋。
菲妮和塞巴斯在裡面。
そこにフィーネとセバスはいた。
當然是在用魔法確認過後才以傳送現身於那裡。
もちろん魔法で確認してから、そこに転移で現れる。
「歡迎回來」
「お帰りなさいませ」
菲妮沒有露出驚訝的樣子,淡淡一笑並行了一禮。
驚いた様子もなく、フィーネはフッと微笑み一礼する。
她大概早已知道我差不多會來了吧。
俺がそろそろ来るだろうことはわかっていたんだろう。
我正要說明情況,但還沒開口,菲妮先開口了。
俺は状況を説明しようとするが、その前にフィーネが告げた。
「先前昏倒的三葉大人目前病情已經穩定。雖然身體還有些倦怠,但日常生活應該沒有問題。」
「倒れられたミツバ様ですが、今は容態も安定しております。まだ体はだるいようですが、日常生活には問題ないかと」
「……謝謝你」
「……ありがとう」
菲妮大概判斷出那是我最想聽到的吧。
それが一番聞きたいことだろうと、フィーネは判断したんだろう。
對她的體貼我表達了感謝。
その配慮に俺は礼を言う。
我已知道他平安無事,因為有那樣的傳令。
無事だとは知っていた。そういう伝令が来ていたから。
只是,從菲妮口中聽到會讓人更安心。
ただ、フィーネの口から聞くと安心できる。
因為有信賴在。
信頼があるからだ。
「皇帝陛下已經前往帝都支部了,是去參加賢王會議嗎?」
「皇帝陛下は帝都支部へ向かわれました。賢王会議ですかな?」
我對塞巴斯的話點頭。
セバスの言葉に俺は頷く。
接著。
そして。
「惡魔會出現。賢王會議應該會決定派遣最強戰力。我會把父上他們送到王國去。」
「悪魔が現れる。そのうち賢王会議で最強戦力の派遣が決まるだろう。俺は父上たちを王国へ送り届ける」
「皇帝陛下也會出陣嗎……?」
「皇帝陛下も出陣されるのですか……?」
「聽說是這樣。恐怕……陛下打算使用皇劍。」
「そのようだ。おそらく……皇剣を使う気なんだろう」
因為能使用的只有他一人。
使えるのが自分しかいないから。
所以父上會出陣,為了履行身為皇帝的責任。
だから父上は出陣する。皇帝としての責務を果たすためだ。
「皇劍到底是何等東西?」
「皇剣というのは……どんなものなんでしょうか?」
「……那是從前的皇帝所製造出來的兵器。這座帝劍城……是帝國的象徵。透過大地,帝國各地的人們所自然散發的微弱魔力都會匯聚到這裡。憧憬或好奇,或者是憎恨與憤怒,伴隨情緒流動的細小魔力在此堆積。那被蓄積的魔力……使用皇劍的人可以任意操縱。既能用於自身,也能分給他人。」
「……かつての皇帝が作ってしまった兵器だ。この帝剣城は……帝国の象徴だ。ここには帝国中から大地を通じて魔力が集まる。人々が自然と発している僅かな魔力だ。憧れや興味、あるいは憎しみや怒り。感情と共に動く小さな魔力がここには蓄積されている。その蓄えられた魔力を……皇剣を使う者は自由に使える。自分に使うこともできるし、他者に分け与えることも可能だ」
個別來說,每個人擁有的魔力都不多。
一人一人は大した魔力を持っていない。
然而,一旦帝國中所有人的魔力匯聚起來,那就是龐大的能量。這些能量經過長年累積而儲存著。
けれど、帝国中の人々の魔力が結集すればそれは膨大なものになる。それが長い時を経て、溜められている。
多得用不完。
とても使いきれない量だ。
因此事實上,使用皇劍的人能獲得近乎無限的魔力。
だから事実上、皇剣を使う者は無限の魔力を得る。
某種意義上,它的性質比聖劍還要更可怕。
ある意味、聖剣より性質が悪い。
絕不是用於人類對人的武器。因此它被封印了。
とても人間相手に使う代物じゃない。だから封印されていた。
之所以沒有被銷毀,是因為存在著惡魔這樣明確的威脅。
破棄されなかったのは、悪魔という明確な脅威がいたからだ。
要是沒有惡魔,它恐怕會成為帝國史上最糟糕的發明。
悪魔がいなければ、帝国史上最悪の発明になっていただろう。
只要帝國還擁有廣闊的領土與眾多的民眾,皇劍就不會失去效力。要想阻止它,唯一的辦法恐怕就是滅亡整個帝國。
帝国が広大な領地と、多くの民を抱えるかぎり、皇剣は効力を失わない。止めようと思ったら、帝国を滅ぼすしかないのだ。
這是一項可能引來那種結果的發明。
それを招きかねない発明。
然而,現在那把劍也成為了人類一方的王牌。
けれど、今はその剣は人類側の切り札でもある。
「竟然有那樣的兵器……如果有了它,就能對抗惡魔……」
「そんな兵器があったのですね……それがあれば悪魔にも……」
「可沒那麼好打贏。對手的數量也不得而知。」
「それで勝てるほど甘い相手じゃないさ。相手の数もわからないしな」
或許該撒謊說沒問題,但對手畢竟是那樣的存在。
嘘でも大丈夫だと言うべきだろうが、相手が相手だ。
並不能斷言一定能勝利。
必ず勝てるとは言い切れない。
正因為對手那麼棘手,才會聚集大陸的最強戰力。
それだけまずい相手だからこそ、大陸の最強戦力が集まるのだから。
「是這樣嗎……」
「そう、ですか……」
「能做的就去做。嗯……也不覺得會輸。」
「やれることはやる。まぁ……負ける気もない」
這是目前能做出的最大逞強。
今、できる精一杯の強がり。
聽到這話,原本陰鬱的菲妮表情稍微明朗了些。
それを聞き、曇っていたフィーネの表情が少しばかり晴れる。
對著那樣的菲妮,我說道。
そんなフィーネに対して、俺は告げる。
「菲妮……問題不在於現在,而是在勝利之後。」
「フィーネ……問題なのは今じゃない。勝ったあとだ」
「勝利之後……?」
「勝ったあと……ですか?」
「即便贏了也只是勉強取勝,人類會因此被削弱。再者,帝國內部預計會爆發艾利克兄上與雷歐之間的決戰。大陸從未像這樣動盪過。已返回魔界的韋帕爾肯定正在伺機尋找再侵略的機會,像這樣的絕佳時機恐怕再難得。而我……將為了推波助瀾而從台面上退下。」
「勝てたとしても辛勝。人類は弱体化する。そこに加えて、帝国ではエリク兄上とレオの決戦が起きるだろう。これほど大陸が荒れることはない。魔界へ帰ったウェパルはきっと、再侵攻のチャンスをうかがっているはず。これほどの好機はほかにない。そして、俺は……その状況に拍車をかけるために表舞台から退場する」
「退場是……打算怎麼做?」
「退場するとは……どうされるのですか?」
「會佯裝被暗殺。變得薄弱的不只是帝國,總司令部也同樣人手不足。要暗殺的話正是絕佳時機。也已經充分誘導了敵人的注意,十之八九會有人行刺。那個刺客……就會由偽裝成我的亨里克去承受。」
「暗殺されたように装う。手薄になるのは帝国だけじゃない。総司令部も手薄だ。暗殺するなら絶好の機会だろう。敵の注意も十分ひきつけた。十中八九、暗殺者は来る。それを……俺に扮したヘンリックが受ける」
「……是說亨里克大人要代身受難嗎?」
「……ヘンリック様が身代わりになるということですか?」
「當然我已告訴他不要死,並做了防備,但還是看對手如何。藉此把阿爾諾特當成被暗殺,讓雷歐與艾利克兄上的勢力相互制衡。」
「もちろん死ぬなとは伝えているし、備えもしているが……相手次第だ。これでアルノルトは暗殺されたことにして、レオとエリク兄上の勢力を拮抗させる」
「……如果刺客沒來怎麼辦?」
「……暗殺者が来ない場合は?」
「就算自導自演也會退場。總之……我要被當成遭暗殺。到時候……你能不能好好配合?知道這件事的只有……我、亨里克,以及你和塞巴斯。」
「自作自演でもって退場する。とにかく……俺は暗殺される。そのとき……上手くやってくれるか? 知っているのは……俺とヘンリック、そして君とセバスだけだ」
我和亨里克沒問題。
俺とヘンリックは問題ない。
而且塞巴斯也會把戲演好。
そしてセバスもしっかりと演技をするだろう。
問題在於菲妮。
問題なのはフィーネだ。
「……要不要告訴艾爾娜大人和雷歐大人……?」
「……エルナ様やレオ様には……?」
「不會告訴他們。不能讓這成為一個被識破的計策。」
「伝えない。策だとバレるわけにはいかないからな」
「……要我演出悲傷的話,應該沒問題。想到他們兩位……我現在都快要落淚了。」
「……悲しむ演技をしろというなら問題なくできるかと思います。お二人のことを思えば……今にも涙が出てきそうです」
菲妮咬著唇。
フィーネは唇をかみしめる。
看著她,我閉上眼。
それを見て、俺は目を瞑る。
我明白。兩人會被傷得多深。
わかっている。二人がどれほど傷つくか。
但是。
けれど。
「……我已決定了。會把這件事完成。塞巴斯,拜託你照顧菲妮了。」
「……やると決めた。だからやり遂げる。セバス、フィーネのフォローを頼んだぞ?」
「遵命。」
「かしこまりました」
「……往後的事再說。現在……必須先戰勝那個巨大的敵人。願您戰運亨通……阿爾大人。」
「……先のことは先のことです。今は……巨大な敵に勝たなければ。ご武運を……お祈り申し上げます。アル様」
「嗯,我一定會回來。」
「ああ、必ず……戻る」
與惡魔交戰的主力是SS級冒險者。
悪魔と戦う主力はSS級冒険者。
就算是SS級冒險者,面對的仍是五百年前被稱為奇蹟才可能獲勝的惡魔。
いくらSS級冒険者でも相手は五百年前、勝てたのが奇跡と言われる悪魔が相手だ。
可能會死。
死ぬかもしれない。
不過。
けれど。
不能死。
死ぬわけにはいかない。
我有自己的目標。
俺には目的がある。
縱使會讓重要的人悲傷……我也決定無論如何要守護他們。
大切な人たちを悲しませても……必ず守ると決めた。
沒空在戰場上送命。
戦場なんかで死んでいる暇はない。
「菲妮……我出發了」
「フィーネ……行ってくる」
「請平安回來」
「行ってらっしゃいませ」
在菲妮的送行之下,我飛往冒險者公會帝都支部。
そうフィーネに送り出されて、俺は冒険者ギルド帝都支部に飛んだ。
那裡有全副武裝的父上,以及留在帝都的所有近衛騎士隊長。
そこには完全装備の父上と帝都に残るすべての近衛騎士隊長がいた。
「來了嗎」
「来たか」
「皇帝陛下您要往哪裡去?」
「どこに向かわれる? 皇帝陛下」
「當然是去王國。」
「無論、王国だ」
父上這麼說著露出了一抹笑。
そう言って父上はニヤリと笑うのだった。