最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六百二十八話 光之柱
這是聯合軍成立時就已預想的萬一事態。
連合軍が結成された時点で想定された、万が一の事態。
也就是說,為了防備惡魔的出現,王國所屬的SS級冒險者傑克已在待命。
即ち悪魔の出現に備えて、王国所属のSS級冒険者のジャックは待機していた。
他待命的地點是附近的冒險者公會支部。
待機していたのは近くの冒険者ギルド支部。
傑克在那裡聽到賢王會議的決定後,率先奔向戰場。
そこで賢王会議の決定を聞いたジャックは、戦場へ真っ先に駆け付けた。
此外還有許多冒險者被部署在王國,但王都支部失去聯絡,其他地區的冒險者無法像傑克那樣迅速行動。
ほかにも多くの冒険者が王国に配置されていたが、王都支部は音信不通。他の場所にいる冒険者たちはジャックほど速く動けない。
因此,傑克成了第一個到達的。
そのため、ジャックが一番乗りという形になった。
然而,本來應該以歡呼迎接他的,但等著傑克的卻是粗暴的語氣。
だが、本来なら歓声でもって受け入れられるはずなのに、ジャックに待っていたのは乱暴な口調だった。
「真是的……這世上的大人們都是這樣嗎?」
「まったく……世の中年はみんなこんな思いをしてるのかねぇ」
被一位和自己女兒年齡差不多的少女以粗暴的口吻命他幫忙,傑克嘆了口氣。
自分の娘と大差ない少女に乱暴な口調で手を貸せと言われ、ジャックはため息を吐く。
對方是這一代的勇者,但在傑克看來那並不足以成為特殊對待的理由。
相手は今代の勇者だが、ジャックからすればそこは特別扱いの理由にはならない。
無論出身如何、擁有什麼力量,她也只是個正值年華的少女。
どんな出自、どんな力を持っていようと年頃の娘だ。
因此,他不禁把她和自己的女兒聯想在一起而感到沮喪。
だから、自分の娘と重ねて落ち込む。
雖然心裡覺得幹勁大減,傑克還是朝覆蓋王都的結界射出箭矢。
だいぶやる気がなくなってきたな、と思いつつ、ジャックは王都を覆う結界に向かって矢を放った。
然而,本應與他配合攻擊的艾爾娜並沒有出手。
だが、合わせるはずのエルナから攻撃はない。
抬頭一看,原本應對付空中戰力的偽人兵正蜂擁而向艾爾娜湧去。
見れば、航空戦力が相手をしていたはずの偽人兵がエルナに群がっていた。
其中一部分以身擋下了傑克的攻擊。
その一部がジャックの攻撃をその身で受け止める。
威力衰減的箭矢並未對結界造成太大的傷害。
威力が減衰した矢は、結界に大したダメージを与えない。
看見那情況,艾爾娜低聲嘀咕道。
それを見て、エルナは呟く。
「真沒用啊……!!」
「使えないわね……!!」
「喂!?我聽見了喔!?」
「おい!? 聞こえてんぞ!?」
他從未如此後悔自己耳朵太靈敏。
耳が良いことをこれほど後悔したことはない。
傑克不小心聽到了艾爾娜的嘀咕。
エルナのつぶやきをジャックは拾ってしまった。
一邊受到打擊,傑克一邊對艾爾娜瞄準並搭上了箭。
ショックを受けながら、ジャックはエルナに向かって矢を構える。
當然,他並不是因為被說了難聽的話就打算攻擊艾爾娜。
もちろん、ひどいことを言われたからエルナを攻撃するつもりではない。
他的目標是那些蜂擁在艾爾娜周圍的偽人兵。
狙いはエルナに群がる偽人兵だ。
總之數量太多,艾爾娜根本沒有空檔去攻擊王都。
とにかく数が多いため、エルナは王都を攻撃する隙がないのだ。
「對魔弓使來說,數量的優勢沒什麼用吧?」
「魔弓使いに数の利は通じないんだぜ?」
傑克一邊說著,一箭射了出去。
ジャックは言いながら一本の矢を放つ。
那支箭飛上空中後瞬間分散,將偽人兵們紛紛擊落。
その矢は空に舞い上がると、一気に拡散して、偽人兵たちを打ち落としていく。
一見此景,聯合軍發出一陣大歡聲。
それを見て、連合軍から大歓声がわいた。
就在他為那歡呼感到滿足時,從偽人兵群中解放出來的艾爾娜降落在傑克身旁。
その歓声に満足していると、偽人兵の群れから解放されたエルナがジャックの傍に降り立った。
「不錯嘛,弓手」
「やるわね? 弓使い」
「放肆的小姑娘。我是傑克……SS級冒險者傑克,記住了,阿姆斯貝爾格」
「生意気な小娘だ。俺はジャック……SS級冒険者のジャックだ。覚えておけ、アムスベルグ」
「若你有些表現,我會記住你的。」
「それなりに活躍したら覚えておくわ」
「哼,希望如此吧」
「ふん、だといいがな」
兩人邊說著這些話邊進入了攻擊姿態。
そんな会話をしながら二人は攻撃態勢に入っていた。
敵人用結界守護著王都。
相手は結界で王都を守っている。
想要拖延時間這點不言自明。
時間を稼ぎたいことは明白。
也就是說,裡面一定有人在做什麼事。
つまり、中で何かやっているということだ。
人類這一方的戰力也未能齊備。
人類側も戦力はそろっていない。
等待也是一個選擇。
待つという選択もあった。
但兩人並沒有選擇那種消極的方針。
けれど、二人はその消極的な選択は取らなかった。
「別躲躲藏藏了……給我出來!!」
「こそこそ隠れてないで……出てきなさい!!」
艾爾娜從上方揮下聖劍,傑克則射出光之箭。
エルナは上段から聖剣を振り下ろし、ジャックは光の矢を放った。
兩人的攻擊朝守護王都的結界襲去。
二人の攻撃が王都を守る結界に向かう。
但,就在攻擊要命中的瞬間。
だが、その攻撃が当たる瞬間。
結界炸裂開來。
結界ははじけ飛んだ。
因為從內側爆發出了龐大的魔力。
内側から膨大な魔力の放出があったからだ。
一根巨大的光柱直衝天際。
巨大な光の柱が天まで上る。
魔力量之強大,連艾爾娜與傑克的攻擊都被彈開。
あまりの魔力量にエルナとジャックの攻撃も弾かれてしまう。
「那是什麼!?」
「あれはなに!?」
「誰知道啊!總之先讓軍隊撤下!」
「知るか! とにかく軍を下げさせろ!」
「別來指揮我們!聯合軍!!全軍撤退!!」
「指図しないで! 連合軍!! 全軍後退!!」
彼此爭論之際,艾爾娜還是命令包圍王都的聯合軍後撤。
言い合いながらもエルナは王都を囲う連合軍に後退を命じた。
因為這種異常事態不是一介士兵所能解決的。
この異常事態は一介の兵士では解決できないからだ。
「要不要試著攻擊看看?」
「試しに攻撃してみるか?」
「那是浪費力氣。現在應該保存實力。」
「力の無駄よ。今は温存するべきね」
傑克對艾爾娜的意見也表示贊同。
エルナの意見にジャックも同感だった。
王都裡發生了什麼事。
王都で何かが起きた。
這一點無可置疑。
それは間違いない。
若對那道光柱全力衝刺,也許有機會將其打破。
あの光の柱を全力で破りにいけば、もしかしたら破れるかもしれない。
但如果那麼做,之後就什麼也做不了了。
けれど、そうなればその後は何もできなくなる。
在這裡能夠對抗惡魔的戰力是有限的。
この場で悪魔に対抗できる戦力は限られている。
「只能等了嗎……」
「待つしかないか……」
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在藩國的城堡裡等待冒險者公會到來的米亞,感覺到了來自王國方向的巨大魔力。
藩国の城で冒険者ギルドの到着を待っていたミアは、王国側で巨大な魔力を感じていた。
「似乎有什麼正在發生呢……」
「何かが起きているですわ……」
「就連我也能察覺到……」
「自分にもわかるくらいであります……」
兩人從陽台凝望著王國那一方。
二人はバルコニーから王国方面を見つめていた。
不只是米亞,就連特勞戈特也能感覺到異變。
ミアだけでなく、トラウゴットですら異変を感じることができた。
民眾似乎也有同樣的感覺,城裡一片騷動。
それは民も同じようで、街はざわついている。
天空陰沉,氣氛有些詭異。
空は曇り、どうもおどろおどろしい。
彷彿是世界末日。
この世の終わり。
這樣的念頭在特勞戈特腦中一閃而過。
そんな言葉がトラウゴットの頭によぎる。
那是因為他對情勢有著很好的把握。
それは状況をよく把握しているからだった。
一種莫名的惶恐。
漠然とした不安。
然而。
だが。
有人劃破了那陰沉的天際。
その曇り空を割る者たちがいた。
「哎呀啊啊啊啊!?這、這是怎麼回事!?」
「ええええええぇぇぇぇですわ!?」
天空。
空。
確實是天空。
間違いなく空。
那裡漂浮著一艘巨大的帆船。
そこに一隻の巨大な帆船が浮いていた。
帆船靠近城堡後停在原地。
それは城に接近すると、その場で停止した。
「我是冒險者公會的會長,克萊德!藩國代表米亞大人在嗎!?」
「冒険者ギルドのギルド長、クライドだ! 藩国代表のミア殿か!?」
「是、是的!」
「そ、そうですわ!」
「快上來!我們在各地撿到了冒險者,耽誤了些時間!現在就直接前往王國!」
「早く乗れ! 各地の冒険者を拾っていて、時間を食った! このまま王国へ向かうぞ!」
「實在是……令人驚訝啊……」
「さすがに……驚いたでありますよ……」
特勞戈特原本決定無論什麼都不會驚訝,但對於會在天空中飛行的帆船還是難掩驚訝。
何が来ても驚かないと決めていたトラウゴットだが、さすがに空を飛ぶ帆船には驚きを隠せなかった。
克萊德向特勞戈特說明道。
そんなトラウゴットに向けて、クライドは告げる。
「公會的創始者阿納克雷特將無數遺產封印在總部地下,這艘也是其中之一。若大陸發生萬一,好讓公會的人能立刻趕到現場。」
「ギルドの創設者であるアナクレトは無数の遺産を本部地下に封印した。これもその一つだ。大陸に万が一のことが起きたとき、冒険者ギルドの面々がその場に駆け付けられるように、な」
聽了克萊德的話,特勞戈特輕笑了一下。
そんなクライドの言葉にトラウゴットはフッと笑う。
原本喧鬧不安的市民都安靜下來。
ざわついていた街の人々が静かになっている。
掛著冒險者公會旗幟的空飛帆船奪走了大家的目光。
冒険者ギルドの旗を掲げた空飛ぶ帆船。それに目を奪われているのだ。
「好!起航!」
「よし! 出航!」
「祝各位武運亨通!」
「武運を祈るであります!」
「承蒙厚愛!」
「かたじけない!」
聽到特勞戈特的話,克萊德苦笑起來。
トラウゴットの言葉を聞き、クライドは苦笑する。
那不過是些心安的話,他很清楚這點。
それが気休めなのを知っているからだ。
但總比沒有好。
けれど、ないよりはましだ。
而且我們自己也一樣。
そして自分たちも。
「全速前往王國!不要落後於SS級冒險者!替他們開路正是我們的職責!」
「全速力で王国へ向かえ! SS級冒険者たちに後れを取るな! 彼らの露払いこそ、我々の役目だからな!」
說完這話,冒險者公會的帆船劃破雲層,消失在天空中。
そう言って冒険者ギルドの帆船は、雲を切り裂き、空へと消えていったのだった。