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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第六百二話 龍王

天空。

空。

有一支隊伍在雲層之上飛行。

雲のさらに上を飛行する一団があった。

在隊伍前頭飛行的是一名跨坐在赤紅飛龍上的英挺男子。

その先頭を駆けるのは赤い飛竜に跨った精悍な男。

「陛下,應該快能與雷奧納爾特殿下會合了。」

「陛下、もう少しでレオナルト殿下に合流できるかと」

「已經到那個地步了嗎……希望我們沒來晚,還沒分出勝負才好。」

「もうそんなところまで来たか……遅れてしまい、決着がついていないといいが」

「對手是那個安瑟姆,恐怕不會那麼簡單。」

「相手はあのアンセムです。そう簡単にはいかないかと」

聽了身為側近的羅傑的話,威廉苦笑。

側近であるロジャーの言葉にウィリアムは苦笑する。

然後他緩緩撫摸愛龍的脖頸。

そしてゆっくりと愛竜の首を撫でた。

明明即將作戰,愛龍卻很放鬆。

これから戦闘だというのに愛竜はリラックスしている。

這一點對威廉也成立。

それはウィリアムにもいえた。

威廉比想像中放鬆得多。

想像していたより、よほどリラックスできていた。

大概是因為已經下定決心吧。

きっと、覚悟が決まっているからだろう。

對於這次出征,威廉並不猶豫。

この出陣にウィリアムは迷っていなかった。

■■■

■■■

聯合王國。

連合王国。

瑪莉安娜很久以前就來到威廉麾下,那時威廉已憑藉龍騎士團的力量奪取了王座。

玉座を竜騎士団の力で奪い取ったウィリアムの下に、マリアンヌが来たのはだいぶ前のことだった。

「龍王陛下,請務必協助帝國。」

「竜王陛下。どうか帝国に協力を」

瑪莉安娜的訴求完全合理。

マリアンヌの訴えは至極当然のことだった。

威廉曾在帝國危機時向皇帝保證過,必定會提供援助,雖然那是在非正式會談中的發言。

ウィリアムは帝国の危機に際して、必ず助けると皇帝に約束していた。非公式な会談での発言ではあるが。

當然,威廉也沒有忘記那番話。

当然、ウィリアムもその言葉を忘れてはいない。

不過。

ただし。

「會提供協助。然而,只要國內不穩定,我便難以出征。」

「協力はする。しかし、国内が安定しない以上、私の出陣は難しい」

「那樣就沒有意義。皇帝陛下所要的是強力的龍騎士團援軍,帝國需要的是由您率領的龍騎士團。」

「それでは意味がありません。皇帝陛下が求めているのは強力な竜騎士団の援軍。あなたが率いる竜騎士団が帝国には必要なのです」

「我們曾入侵帝國,對當時寬大待我們的帝國深感恩義,但我國並非附庸,無法事事照做,實在抱歉。」

「我らは帝国に攻め入った身。それに対して寛大だった帝国に恩義があることはわかっている。だが、我が国は属国ではない。すべて言う通りにすることは、申し訳ないができない」

帝國與聯合王國。

帝国と連合王国。

兩國的關係建立在微妙的均衡上。

両国の関係は微妙なバランスで成り立っていた。

支持戈登的聯合王國無疑敗給了帝國。

ゴードンに与した連合王国は間違いなく、帝国に敗北した。

然而,本國的戰力未受損傷,而且因為隔著海,要像藩國那樣逆襲並不容易。

けれど、本国の戦力は無傷。さらには海を挟んでいるため、藩国のように逆侵攻するのは容易ではない。

海這道天然的要害,即使是帝國也難以越過。

海という天然の要害は帝国をもってしても越えがたいのだ。

不過,敗就是敗。是否追擊則取決於帝國的心意。

しかし、負けは負け。追撃をするかどうかは帝国の気分次第。

接著發生了威廉的政變。威廉採取親帝國的姿態,因此帝國停止把聯合王國視為敵人。

そこで起こったのがウィリアムのクーデター。親帝国の姿勢をウィリアムが取ったため、帝国は連合王国を敵に回すことをやめた。

因為眼下的敵人是藩國與王國。

目下の敵は藩国と王国だったからだ。

威廉向皇帝承諾了全面合作,因為他知道,一旦遭到攻擊,在不穩定的聯合王國中無勝算。

ウィリアムは皇帝に対して全面的な協力を約束した。攻め込まれれば、不安定な連合王国では勝ち目がないとわかっていたからだ。

這樣的聯合王國提出了援軍請求。威廉原本打算派遣龍騎士團,但瑪莉安娜的請求比預期更強硬。

そんな連合王国にやってきた援軍要請。ウィリアムは竜騎士団を派遣するつもりだったが、マリアンヌの要請は想像以上に強気だった。

「半吊子的態度對聯合王國無濟於事,不覺得嗎?」

「半端な姿勢は連合王国のためにはならないと思いますが?」

「瑪莉安娜王妃,您這般舉止簡直像是帝國的正式使者,但從談話來看,您應該只是被請來罷了。為何要表現得如此強硬?」

「マリアンヌ王妃。まるで帝国からの正式な使者のような振る舞いだが、話を聞くかぎり、あなたは頼まれただけのはず。どうしてそこまで強気に振る舞うのですか?」

「因為我認為該如此行事。我被皇帝陛下託付的僅是請求援軍,這是我親口所言。身為藩國之王妃,我希望聯合王國能做出明智的判斷。即便隔著海,我國與聯合王國仍是鄰國,我希望未來能建立更好的關係。所以請順應時勢,龍王陛下。」

「私がそうするべきだと思ったからです。私が皇帝陛下から頼まれたのは、援軍を要請するだけ。これは私自身の言葉です。藩国の王妃として、私は連合王国の賢明な判断を求めます。海を挟んでいても、我が国と連合王国は隣国。これからもより良い関係を築きたいと思っています。ですから、時流をお読みください。竜王陛下」

威廉與瑪莉安娜的會談就此結束。

ウィリアムとマリアンヌの会談はそれで終わった。

威廉清楚明白瑪莉安娜的用意。

マリアンヌの言いたいことはよくわかっていた。

此時若吝於出兵是錯誤,而且半吊子的援軍對帝國也無濟於事。

ここで援軍を出し渋るのは悪手、そして半端な援軍では帝国の助けにならない。

帝國不需要走過場的援軍。

形だけの援軍を帝国は求めてないのだ。

然而,在聯合王國內,威廉被視為篡位者。

しかし、連合王国内でウィリアムは簒奪者と見られていた。

許多貴族勉強服從威廉;一旦離開國境,沒人知道會發生什麼事。

多くの貴族はウィリアムに嫌々従っているのだ。国を離れれば、何が起きるかわからない。

既然成了國王,讓國家安定才是最優先之事;就連帝國也應該能體諒這一點。

王になった以上、国を安定させることこそ最優先。帝国とてそれはわかってくれるはず。

威廉心裡懷抱著那樣的想法。

そんな思いがウィリアムの心にはあった。

然而,瑪麗安娜王妃一句強硬的話將那念頭粉碎了。

けれど、マリアンヌの強い言葉がそれを打ち砕いてしまった。

若在此處判斷錯誤,聯合王國必將遲早遭受報應。

きっと、ここで判断を誤れば連合王国はいずれ報いを受ける。

「羅傑,請召集主要的貴族來。」

「ロジャー、主要な貴族たちを招集してほしい」

■■■

■■■

被召集來的貴族們彼此對看,不禁疑惑發生了什麼事。

集められた貴族たちは何事かと顔を見合わせていた。

表面上,貴族們仍尊重威廉的地位。

表面上、貴族たちはウィリアムのことを立てていた。

如果威廉沒有採取政變這等手段,他們原本會欣然接受威廉為王。

ウィリアムがクーデターという手段に出なければ、ウィリアムという王を喜んで受け入れていただろう。

可政變就是政變。不管他多麼稱職,大家仍然認為他是仰賴武力的篡位者。

しかし、クーデターはクーデター。どれだけ良き王であろうと、力に頼った簒奪者であるいう認識があった。

大家很清楚事情的來龍去脈:前任國王本打算把與帝國交戰的一切責任都推到威廉身上。

事情はよくわかっている。前王は帝国との戦の責任をすべてウィリアムに押し付けるつもりだった。

威廉從一開始就主張不應該援助戈登,然而並未被採納。

ゴードンに力を貸すべきではないと、ウィリアムは最初から訴えていたのに、だ。

正因為大家明白這些,貴族們的心情才格外複雜。

よくわかっているからこそ、貴族たちの心境は複雑だった。

威廉向這些貴族宣布。

そんな貴族たちにウィリアムは告げる。

「收到來自帝國的援軍請求。看來他們打算與王國一戰。」

「帝国より援軍要請が入った。王国と一戦交えるつもりのようだ」

「陛下,我們一直奉行與帝國協調的方針,是否應該出兵援助?」

「陛下、帝国とは協調路線を取っています。援軍を出すべきかと」

「我們也這麼認為。」

「我々もそう思います」

沒有人反對派遣援軍。

援軍を出すことに反対する者などいない。

原本與王國有同盟關係,卻已成為過去。

元々、王国とは同盟を結んでいたが、もはや過去の話。

當聯合王國與藩國越過邊境與帝國軍交戰時,王國軍卻無法跨越邊界援出。

連合王国や藩国が国境を越えて、帝国軍と戦っている時、王国軍は国境を抜くことができなかった。

結果,聯合王國與藩國遭受了重大的損失。

結果、連合王国と藩国は多くの損害を出すことになった。

如今再對那樣的國家講義氣也無濟於事。

そんな国に今更義理立てしても仕方ない。

問題就在於,應該派出多少援軍。

だから問題はどの程度の援軍を出すべきか。

那些看出是為此事而被召集的貴族們,開始思索各自的對策與主張。

そのために集められたと察した貴族たちは、次の意見を考え始めた。

然而。

しかし。

「我就知道你們會這麼說。那麼,留守就交給各位,我將率領龍騎士團親自前往援軍。」

「そう言ってもらえると思っていた。では、留守は任せる。援軍には私が竜騎士団を率いて向かう」

「哎、陛下您親自要去嗎!?」

「へ、陛下自らですか!?」

「那也太……」

「それはさすがに……」

威廉的話對貴族們而言是意料之外的。

ウィリアムの言葉は貴族たちにとって予想外なものであった。

一直以來威廉致力於國內安定,如今竟然要為了帝國親自前去向王國出兵援助。

これまでウィリアムは国内の安定に注力してきた。そのウィリアムが突然、帝国のために王国まで援軍に行くという。

貴族們對他這種缺乏一致性的做法感到困惑。

一貫性のなさに貴族たちは困惑した。

然而。

しかし。

「瑪麗安娜王妃曾囑咐我要順應時勢。確實,形勢偏向帝國,應該與帝國站在一起。只是,我心中一直有國內安定這個課題,那是我的錯。我發現自己不知不覺開始只想守住王座。這固然重要……但在諸位眼裡,我恐怕看起來只是個執著王座的篡位者。對此,我深感抱歉。」

「マリアンヌ王妃に時流を読めと言われた。たしかに流れは帝国にある。帝国につくべきだろう。だが、私の頭には国内の安定という課題があった。それが間違いだと気づいた。知らず知らずのうちに、私は玉座を守ることを考えていた。大事なことだが……貴公らには簒奪者が玉座に執着しているようにしか見えなかっただろう。申し訳ない」

說完,威廉便從王座上站起。

そう言うとウィリアムは玉座を立った。

然後。

そして。

「我要把聯合王國的武勇示於帝國與王國面前。我會暫時離開這個王座……要奪就去奪,要守就去守。我要在乎的是聯合王國的安危。比起我的王位,讓帝國看見聯合王國對他們更有益,對聯合王國更為有利。因此我要出征,留守之事就交給諸君了。」

「私は連合王国の武勇を帝国、そして王国へ示しにいく。この玉座は空けていくが……奪うも、守るも好きにせよ。私が拘るのは連合王国の無事だ。私の王位よりも、連合王国は帝国にとって有益な相手だと示すほうが連合王国のためだろう。ゆえに行く。留守は任せた」

說完,威廉穿過貴族們,轉身走出房間。

そう言ってウィリアムは貴族たちの前を通って退室していく。

貴族們向他行禮,目送他離去。

それに対して貴族たちは一礼して見送った。

「留守就交給我們吧」

「留守はお任せを」

沒有人因此暗自得意。

しめしめと思う者はいなかった。

因為他能那般毫不猶豫地放棄王座,貴族們也沒膽量去搶奪;再加上威廉向他們示以信任,他們對他是篡位者的印象也因此淡了許多。

あそこまで躊躇なく玉座を捨てられては、それに飛びつく度胸など貴族たちにはなかったというのと、自分たちに信頼を示すウィリアムに対して、簒奪者という意識が薄れたからだった。

於是威廉與特勞戈特合作,派遣龍騎士團前往大陸。

そしてウィリアムはトラウゴットと協力して、竜騎士団を大陸に渡らせたのだった。

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「報告!帝國軍與王國軍似乎正在前方的城鎮香塔爾交戰!」

「報告! 帝国軍と王国軍はこの先の都市、シャンタルで交戦中の模様!」

「奇怪。是守城戰嗎?」

「妙だな。籠城戦か?」

「不!帝國軍似乎在與王國軍操控的魔物作戰!」

「いえ! 帝国軍は王国軍が操るモンスターと戦っているようでした!」

「竟然動用魔物?即便被逼到絕境,實在愚蠢。不過我國也沒資格譏笑他們。」

「モンスターを使ったのか? 追い詰められたとはいえ、愚かなものだ。我が国は笑えんがな」

說完,威廉便命令全軍前進。

そう言ってウィリアムは全軍に前進を命じた。

當然,率先衝鋒的是威廉。

先頭を駆けるのはもちろんウィリアムだ。

穿過雲層,將香塔爾納入視野。

雲を抜け、シャンタルを視界に収める。

正如報告所言,確實帝國軍正在與魔物交戰。

報告のとおり、たしかに帝国軍はモンスターと戦っている。

「羅傑,前去支援帝國軍!小隊跟上!我前往香塔爾!」

「ロジャー、帝国軍の援護に向かえ! 小隊はついてこい! 私はシャンタルに向かう!」

一定有人在操控這些魔物。

モンスターを操る者がいるはず。

他瞬間做出判斷,率領龍騎士們朝香塔爾急速俯衝下去。

瞬時にそう判断し、ウィリアムは竜騎士たちを率いてシャンタルに急降下する。

但威廉卻看到一名女子正被魔物圍住、即將被擒。

だが、そんなウィリアムの目にモンスターに捕らえられようとしている女性が目に入った。

一名金髮青年朝那名女子大喊。

そんな女性に向かって、金髪の青年が叫んだ。

「姊上!快逃!!」

「姉上! お逃げを!!」

威廉立刻察覺出對方的身分。

すぐにウィリアムは相手がどういう身分なのか察した。

因為他對那名女子有印象。

女性のほうに見覚えがあったからだ。

只見過一次。但因她非常美麗,我記得十分清楚。

会ったのは一度だけ。しかし、美しい女性だったからしっかりと覚えていた。

威廉撇下部下不顧,繼續往下俯衝。

部下を置き去りにして、ウィリアムはさらに降下していく。

腦中閃過的是摯友說過的話。

脳裏によぎるのは親友の言葉。

『拜託你照顧我的家人』

〝家族を頼む〟

那時,為何不只交代照顧妻子與女兒呢?我不太明白。

あの時、どうして妻と娘だけではないのか。よくわからなかった。

但現在我明白了。

けれど、今ならわかる。

大概是希望我幫助將來可能會遭遇更多困難的家人,應該就是那樣的期望吧。

きっとこれからさらに困難に見舞われる家族を助けてほしい。そういう願いだったのだろうと。

所以威廉才會來到這裡。

だからウィリアムはやってきた。

因為有國家利益在其中,這是理所當然的。

国益があったから。それはもちろんだ。

但不僅如此。

けれど、それだけではない。

「『你』的替代,就讓我來完成給你看。」

「〝お前〟の代わりは私がこなして見せよう」

說完這話,威廉瞬間擊落了向女子撲來的兩具偽人兵。

そう言ってウィリアムは女性に迫るモンスター、二体の偽人兵を瞬時に〝撃ち落とした〟。

這是一件參考帝國魔導杖改良,使聯合王國的龍騎士也能使用的試製品。

帝国の魔導杖を参考に、連合王国の竜騎士でも使えるように改良された試作品。

『龍魔槍』。

〝竜魔槍〟。

對那股力量感到滿意,威廉降落在女子面前。

その力に満足しつつ、ウィリアムは女性の前に降り立った。

「法蘭西妮王女殿下……您還好嗎?」

「フランシーヌ王女殿下……ご無事ですか?」

「……威廉王子……!?」

「……ウィリアム王子……!?」

「現在有些不同。我是帝國同盟國、聯合王國的龍王『威廉』。」

「今は少し違います。帝国同盟国、連合王国の竜王〝ウィリアム〟です」

說完,威廉露出笑容。

そういうとウィリアムは笑みをこぼした。

能以這種方式自我宣告,一直是我的夢想。

この名乗りをするのが夢だった。

總有一天,我想衝到朋友身邊,對他這麼說。

いつか、友の下へ駆けつけてそう言ってやりたかった。

雖然形式稍有不同。

少し形は違うが。

現在,那個夢想實現了。

今、それが叶った。

「威廉……!別妨礙!你這個叛徒!!」

「ウィリアム……! 邪魔をするな! この裏切り者が!!」

馬哲蘭對突然出現的威廉勃然大怒。

マゼランは突然現れたウィリアムに激高する。

然而。

しかし。

「與你們結盟的是我的父親。我從來沒把你們當作同伴。我所站的,唯有那位發自內心的『朋友』。別再因為誤會就稱我為叛徒。」

「貴様らと手を組んだのは父だ。私は仲間などと思ったことは一度もない。私が味方したのは心からの〝友〟だけだ。勘違いで裏切り者呼ばわりはやめてもらおう」