最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四百九十話 規則說明
「諸位,準備已就緒,現在起開始舉行御前比試」
「お集まりの皆さん。準備が整ったようなので、これより御前試合を開催させていただきます」
宰相弗朗茲用魔法把話語傳遍整個鬥技場。
宰相であるフランツが魔法を使って、闘技場全体に伝える。
瞬間,鬥技場陷入死寂。
一瞬、闘技場がシーンとなった。
畢竟兩人終於要登場了。
いよいよ二人が登場するからだ。
有人提議先進行幾場前哨戰,但父上否決了那個提案。
前哨戦として何試合か行うべきという案もあったが、父上がそれを却下した。
誰去當前座都會黯然失色,根本起不了襯托的作用。
二人の前座となると誰がやっても霞む。引き立て役にもならないだろう、と。
觀眾們是來看兩人的一對一的,這判斷應該沒錯。
観客も二人の一騎打ちを見に来ている。その判断は正しいだろう。
像這樣大張旗鼓地讓SS級冒險者現身於眾人面前實屬罕見。
ここまで大々的にSS級冒険者が表舞台に出てくることはない。
況且還是以挑戰勇爵家之姿出場。
ましてや勇爵家に挑むという形だ。
皇族這種特殊身分,以及上前線的軍人和冒險者,
皇族という特殊な立場や、前線に出る軍人、冒険者。
這些人和帝都的百姓不同。
これらの人間と帝都の人間は違う。
平時很少能見到勇爵家的人或SS級冒險者,更別說與同等級對手交手。
滅多なことでは勇爵家の者も、SS級冒険者も見られない。ましてや同格の相手との勝負。
民衆迫不及待想一睹為快。
民は見たくて仕方ない。
甚至連習慣各種奢華的父上也興致盎然。
なんだったら、大抵の贅沢に慣れている父上も興味津々だ。
不過,觀眾們卻都沉默了。
だが、そんな観客たちが黙り込んだ。
因為他們被兩人同時現身所帶來的戰意所吞沒。
同時に歩いて出てきた二人の戦意に飲み込まれたからだ。
一人是櫻色髮、翡翠色瞳孔,帝國所驕傲的勇爵家神童,艾爾娜。
一人は桜色の髪に翡翠色の瞳。帝国が誇る勇爵家の神童。エルナだ。
另一人則是白衣黑面具的神祕人物,大陸上僅有五名的SS級冒險者之一——無名。
もう一人は白装束に黒い仮面をつけた謎の人物。大陸で五人しか存在しないSS級冒険者。ノーネームだ。
兩人兩手空空。
二人とも無手。
劍由帝國方面準備。
剣は帝国側が用意することになっている。
在眾人沉默之際,宰相平靜地宣告道。
誰もが黙る中、静かに宰相が告げた。
「……皇后陛下,為了陛下,兩位劍士已自薦上場。一人為帝國近衛騎士團第三騎士隊隊長,艾爾娜·馮·阿姆斯貝爾格;另一人為冒險者公會所屬、SS級冒險者無名。兩位皆為大陸頂尖的劍士」
「……皇后陛下。陛下のために二人の剣士が名乗りをあげてくださいました。一人は帝国近衛騎士団第三騎士隊隊長、エルナ・フォン・アムスベルグ。もう一人は冒険者ギルド所属、SS級冒険者のノーネーム。どちらも大陸最高峰の剣士です」
「……感謝兩位」
「……両名に感謝を」
皇后簡短地回應。
短く皇后が告げた。
不需要冗長的言語。
長い言葉は不要だからだ。
接著在兩人面前擺放了數把劍。
そして二人の前に何本もの剣が用意された。
「武器請從這些中選取。我以帝國之名擔保,保證此間無不正之事」
「武器はこの中から選択すること。帝国の名誉にかけて、不正がないことをここに保証しましょう」
聽了宰相的話,兩人伸手去取劍。
宰相の言葉を受けて、二人が剣に手を伸ばす。
只要被他們兩人使用,再普通的劍也會立刻變成名劍。
二人が使えば何の変哲もない剣でも、名剣に早変わりだ。
不過──
だが。
「西爾瓦」
「シルバー」
「怎麼了?阿爾諾特皇子?」
「何かな? アルノルト皇子」
「事後若有人挑剔就麻煩了。我不想聽輸了的藉口」
「後から難癖をつけられても困る。負けた言い訳は聞きたくないのでな」
「那是在說青梅竹馬的事嗎?」
「それは幼馴染のことかな?」
「當然是指無名」
「もちろんノーネームのことだ」
「有趣。不過,確實把一切交給帝國也不見得公平。宰相閣下!」
「面白い。だが、たしかに帝国側にすべて任せるのもフェアではないだろう。宰相閣下!」
西爾瓦把聲音擴散出去。
シルバーが声を拡散させる。
這是一次未經預告的插入。
予定のない乱入だ。
但宰相並不慌張。
だが、宰相は慌てない。
「怎麼了,西爾瓦?」
「何かな? シルバー」
「身為一名SS級冒險者,這次就由我來準備。我並非懷疑帝國,但也可能有人不希望勇爵家落敗,基層的不正很難完全防範不是嗎?」
「SS級冒険者の一人として、ここは俺が用意しよう。帝国を疑うわけではないが、勇爵家に負けてほしくない者がいるかもしれない。末端の不正は防げまい?」
「這倒有幾分道理。那麼,要怎麼決定?」
「それは確かに一理ある。では、どう決めると?」
「讓他們用我弟子的劍。場所是帝國提供的,應該沒有人會抱怨吧?」
「俺の弟子の剣を使わせる。場所は帝国が用意したのだから、文句はないだろう?」
最後那句話是向父上說的。
最後の言葉は父上に向けられていた。
父上點了點頭。
父上は一つ頷く。
接著,
そして。
「無妨,隨你去做。但責任由你承擔」
「構わん。好きにせよ。しかし、責任はお前が取れ」
「好吧。我以過往功績發誓,不會讓這場比賽蒙羞。克洛艾!」
「いいだろう。俺のこれまでの功績に誓って、この勝負に泥は塗らせん。クロエ!」
被喊到的克洛艾從無名出場的通道露出臉來。
声をかけられたクロエは、ノーネームが出てきた通路から顔を出した。
克洛艾此次是無名的支援兼護衛。
クロエは今回、ノーネームのサポート兼護衛だ。
不過所謂護衛,不過是驅散麻煩的擋箭牌罷了。
まぁ護衛という名の虫除けだが。
克洛艾將自己的雙劍投向兩人。
そんなクロエが自分の双剣を二人に投げた。
「這是東方水穗仙國的仙醫透依所鍛造之作!耐用性由我擔保!」
「東方、ミヅホ仙国の仙医トウイの作品です! 丈夫さは保証します!」
被拋出的雙劍插在兩人身旁。
投じられた双剣は二人の傍に突き刺さる。
兩人伸手確認了手感之後,
二人は手を伸ばし、感触を確かめたあと。
無名往左,艾爾娜往右。
ノーネームは左に、エルナは右に。
各自揮出一擊。
一振りした。
僅憑這一下,左右擺放的那些劍便被劈成兩半,震得飛散。
それだけで左右に用意されていた剣たちが真っ二つになって吹き飛ばされた。
那對雙劍本來就是為了承受克洛艾的黑暗力量而重鍛過的。
元々、あの双剣はクロエのダークネス・フォースに耐えられるように鍛え直されたモノだ。
應該也足以承受兩人的力量。
二人の力にも十分耐えられるだろう。
「應該沒問題吧?」
「問題はないかな?」
「沒問題」
「問題ないわ」
「沒問題」
「問題ありません」
「那就好。武器條件相同。差距只在雙方的實力。我很期待」
「それは良かった。武器の条件は一緒だ。差をつけるのは双方の実力だけだな。楽しみにさせてもらおう」
「高處旁觀可真是好身分。如果你願意,之後我也可以和你較量看看?」
「高みの見物とは良いご身分ね。なんならこの後にあなたと勝負してもいいのよ?」
「我就不勉強。不過……」
「遠慮しておこう。ただ……」
西爾瓦瞬間看向我這邊。
シルバーが一瞬、俺のほうを見た。
為了不被發現,我面無表情,也沒有任何反應。
バレないように俺は顔色を変えないし、反応もしない。
接下來是早已安排好的台詞。
これからは決められていた台詞だ。
看了我的樣子,西爾瓦低聲說道。
俺の様子を見て、静かにシルバーは告げた。
「如果無名敗北,就請視為SS級冒險者整體的敗北。就如同你代表帝國,無名也代表冒險者出現在此。帝國之名固然重大,但無名背負的是整個大陸。別太小看我的同僚」
「ノーネームの敗北はSS級冒険者全体の敗北と受け取ってくれて結構。君が帝国を代表しているように、ノーネームも冒険者を代表してこの場にいる。帝国の名もさぞや重かろうが、ノーネームは大陸全体を背負っている。あまり俺の同僚を舐めないほうがいい」
「那真令人期待」
「それは楽しみだわ」
聽到艾爾娜的回答後,西爾瓦看向宰相。
エルナの返事を聞き、シルバーは宰相のほうを見る。
剩下的就只有規則說明了。
あとはルール説明だけだ。
「最後由我來說明規則。限制時間充足。雙方不得使用魔劍與聖劍。因不可抗力造成的殺人不追究罪責。以上」
「最後にルール説明をさせていただきます。制限時間は十分。双方、魔剣と聖剣の使用は不可。不可抗力での殺人は罪には問いません。以上です」
規則很簡單。
シンプルなルール。
只要非故意,就不會被追究;畢竟兩人的攻擊幾乎都是必殺技。
故意じゃなければ殺してもいい。これは殺しちゃ駄目といっても、二人の攻撃はだいたい必殺だからだ。
束縛他們的只有武器與時間。
二人を縛るのは武器と時間のみ。
說明結束後,宰相看向父上。
説明を終えて、宰相が父上を見た。
父上站起身,舉起一隻手。
父上が立ち上がり、片手をあげる。
「以帝國皇帝約翰尼斯之名——」
「帝国皇帝ヨハネスの名において――」
艾爾娜與無名同時舉劍。
エルナとノーネームが同時に剣を構えた。
並未顯露出任何緊繃或用力的樣子。
力みはない。
然而,
だが。
「開始!!!!」
「始めっ!!!!」
在皇帝的手揮下的瞬間,
皇帝の手が振り下ろされた瞬間。
兩人的劍相互撞擊在一起。
二人の剣がぶつかり合ったのだった。