最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四百七十七話 仲裁
意外的闖入者。
予期せぬ乱入者。
那是個不該出現在這裡的人。
それはここにいるはずのない人間だった。
「你到底在幹什麼,莉納雷斯?」
「一体、何の真似だ? リナレス」
「就是這樣。我是來仲裁的。」
「そのままよ。仲裁に来たの」
闖入者是SS級冒險者莉納雷斯。
乱入者はSS級冒険者のリナレスだった。
莉納雷斯基本不會離開特異點,她出現在這裡很不尋常。
基本的に特異点を出ないリナレスが、ここにいるというのは異常だ。
莉納雷斯能夠行動本身就很異常,而能在這個時機出現在這裡更是罕見。
リナレスが動いたということも異常だが、このタイミングでここに現れることができたというのも異常だ。
「仲裁?你究竟和這兩個人是什麼關係?」
「仲裁だと? 一体、この二人とどんな関係だ?」
「關係?……我和現任無名是師徒關係。這裡曾是我們的修行場。那間小屋充滿回憶,可是你們把它給毀了。」
「関係ねぇ……今代ノーネームと私は師匠と弟子の関係よ。ここは私たちの修行場だったの。思い出深い小屋だったのだけど、壊してくれちゃって」
看著被毀的小屋,莉納雷斯嘆了口氣。
壊れた小屋を見て、リナレスはため息を吐く。
從沒聽說過現任無名和莉納雷斯是師徒。
今のノーネームとリナレスが師弟関係なんて聞いたことはない。
「你和無名是師徒關係?也就是說你也是同夥嗎?」
「お前とノーネームが師弟関係だと? つまりお前も仲間ということか?」
「失禮了。我沒有放棄作為冒險者的矜持。當然,我也沒把徒弟教成會把強化武器放在民眾安全之前的人。」
「失礼ね。私は冒険者としての矜持を捨てた覚えはないわ。もちろん、民の安全より自分の武器の強化を優先するように育てた覚えもないわ」
莉納雷斯將目光轉向現任無名。
リナレスは今代ノーネームに目を向ける。
無名靜靜地垂下了臉。
ノーネームは静かに顔を伏せる。
大概是覺得無顏見人吧。
会わせる顔がないといったところか。
「那樣的話,就沒有理由阻止了吧?」
「そうなると、止められる謂れはないのだが?」
「要我放任SS級冒險者互相爭鬥嗎?我要提醒你,這裡是皇國境內喔。即便先被對方動手,只要在皇國領內惹出事端,你也會同罪。」
「SS級冒険者同士が戦うのを放置しろと? 言っておくけれど、ここは皇国内よ? 先に手を出されたからといって、皇国内で問題を起こせばあなたも同罪よ」
「那你是要我放過他們?他們的計畫就是讓帝都陷入混亂。奪取炎神,甚至打算拿幾名近衛騎士隊長當餌,這一點很明顯。」
「ならば見逃せとでもいうつもりか? こいつらの計画は帝都を混乱に陥れること。炎神を奪い、なんなら近衛騎士隊長を何人か餌にしようという魂胆があったのは明らかだ」
「處分交給公會去決定吧。說到底……你真的知道那個計畫嗎?或許那是前任的獨斷吧?」
「処分はギルドに任せなさいな。そもそも……本当に計画を知っていたの? 先代の独断ではないかしら?」
無名什麼也沒說。
ノーネームは何も言わない。
莉納雷斯的語氣並不像在懷疑無名。
リナレスの言い方はノーネームを疑ってはいないような言い方だ。
然而。
だが。
「持有冥神的是你的弟子,若非如此就會拿炎神當餌。你與他同罪。」
「冥神を持っているのはお前の弟子で、何もなければ炎神を餌にしていた。同罪だ」
「我理解你為自家地盤被踐踏而憤怒,但能不能冷靜點?結果上損害已是最小,對SS級冒險者來說,這理由不足以讓他們動真格。」
「自分の庭を荒らされて怒るのはわかるけれど、もう少し落ち着いてくれないかしら? 結果的に被害は最小。SS級冒険者同士が本気で戦うには理由が弱いわよ」
我正想反駁莉納雷斯的話,卻閉上了嘴。
リナレスの言葉に反論しようとして、俺は口を閉ざす。
如莉納雷斯所言,無名的所作所為作為SS級冒險者不可饒恕,但還不足以成為把這裡夷為平地的理由。
リナレスの言う通り、ノーネームの行いはSS級冒険者として許されるモノではないが、ここを更地にする理由にしては弱い。
若因此讓帝都陷入危險,帝國可能會站在我這邊,但皇國會支持無名。
帝都を危険に晒したとして、帝国は俺に加担するだろうが、皇国はノーネームの肩を持つ。
到時候人們會問:為何沒有交由公會來做判斷?
その時に言われるだろう。なぜギルドに判断を任せなかったのか、と。
「……憑什麼來仲裁?」
「……何をもって仲裁するつもりだ?」
「總之,為了顧全我的面子請避免戰鬥。先代,把那把魔劍交出來吧。那是以置百姓於危險換來的東西,如果你還有作為前冒險者的矜持,應該能交出來。」
「とりあえず、私の顔を立てて戦いは避けて頂戴。先代はその魔剣を渡しなさいな。それは民を危険に晒して手に入れた物。元冒険者としての矜持があるなら、渡せるはずよ」
聽了莉納雷斯的話,前任無名猶豫了一下後,將炎神拋向莉納雷斯交給她。
リナレスの言葉を受けて、先代ノーネームは少し悩んだ後、炎神をリナレスに投げ渡した。
「不是出於前冒險者的矜持,而是因為對妳的義理,我在此退讓。」
「元冒険者としての矜持ではなく、あなたへの義理でここは引き下がりましょう」
「我寧可你是出於矜持而非義理。我能理解那股心急,但不要用錯方法。」
「私は義理より、矜持であって欲しかったわ。焦る気持ちもわかるけれど、やり方を間違えてはいけないわ」
「免了說教。我們最重要的是實現我們的悲願。」
「説教は結構。私たちにとって一番大切なのは悲願を達成することです」
「別牽連我的弟子。」
「私の弟子を巻き込まないでほしいわね」
「在你的弟子之前,是我們一族。」
「あなたの弟子の前に、私たちの一族です」
說完,前任帶著現任無名離開了現場。
そう言って先代は今代のノーネームを連れてその場を去る。
我看著他們離開,沒有阻攔。
俺はそれを見逃した。
因為若莉納雷斯真的要有所行動,她已露出那種彷彿在說『要是你們動手,就由我來對付』的戰意。
リナレスが何かしようものなら、自分が相手になると言わんばかりの戦意を見せていたからだ。
「……我算是替你顧了面子,但你不覺得這樣的仲裁對我毫無利處嗎?」
「……お前の顔を立てたわけだが、俺には何の旨味もない仲裁だと思わないか?」
「我知道。事後到公會本部再談吧。我想也能給你一份你會喜歡的酬禮。」
「わかっているわ。話はギルド本部でしましょう。あなたが好みそうなお礼もできると思うわ」
莉納雷斯這麼說著聳了聳肩。
リナレスはそう言って肩を竦める。
也就是說,叫我把人傳送到公會本部去。
それはつまり、俺にギルド本部まで転移させろということだ。
雖然覺得她厚顏無恥,我還是開啟了傳送門。
厚かましい奴だと思いつつ、俺は転移門を開くのだった。
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公會本部的公會長室。
ギルド本部のギルド長室。
看到被傳送來的我和莉納雷斯,克萊德噴出了嘴裡的紅茶。
そこに転移した俺とリナレスを見て、クライドは飲んでいた紅茶を吹き出した。
「咳咳……」
「ごほっごほっ……」
「真噁心呢」
「汚いわねぇ」
「在你忙的時候打擾了。」
「忙しいところ失礼する」
「……既然你這麼認為,就從門進來。要不然來之前先聯絡一下。」
「……そう思うなら扉から入ってこい。なんなら来る前に連絡を寄こせ」
克萊德說了句極其理所當然的話。
至極当然のことをクライドは言う。
當然那是理想,但有事的時候通常匆忙,無法事先聯絡,也不可能從門進來。
もちろんそれが理想だが、用がある時は大抵、急だ。事前に連絡もできないし、扉から入ってくることも無理だ。
「好啦好啦,既然阻止了西爾弗與無名的衝突,就饒了我們吧。」
「まぁまぁ、シルバーとノーネームの激突を防いだんだから、大目に見てちょうだい」
「什麼?這是怎麼回事?」
「なにぃ? どういうことだ?」
「無名和前任聯手,派出一名強大的魔劍使進入帝都。目的是與近衛騎士團對撞,奪取那把魔劍。甚至還可能拿近衛騎士當作冥神的餌料。」
「ノーネームが先代と組んで、帝都に強力な魔剣使いを送り込んできた。狙いは近衛騎士団とぶつけ合って、その魔剣を奪うこと。なんなら近衛騎士を冥神の餌にしようとも思っていただろうさ」
「……被害情況如何?」
「……被害は?」
「帝都有一名劍士死亡。其他大概只有近衛騎士團的團長與副團長疲憊不堪。」
「帝都で剣士が一人死亡した。あとは近衛騎士団の団長と副団長が疲弊したくらいだろう」
「簡直是奇蹟……」
「奇跡的だな……」
「魔劍已回收。是件如同古董般的古代魔劍。我認為它與冥神同類,好好管理。」
「魔剣は回収したわ。骨董品並みの古代の魔剣ね。冥神と同類だと思うわ。しっかり管理しておきなさい」
說完,莉納雷斯把炎神放在桌上,坐到房間的沙發上。
そう言ってリナレスが炎神を机に置くと、部屋にあるソファーに座った。
我也坐在對面,等著莉納雷斯開口。
その対面に俺も座り、リナレスがしゃべり出すのを待った。
克萊德對我們盤踞在那兒擺出不悅的表情,但決定權在莉納雷斯那邊。
クライドは居座る俺たちに顔をしかめるが、決めたのはリナレスだ。
我無能為力。
俺にはどうすることもできない。
「首先,該從哪裡開始說起?」
「まず、何から話すべきかしらね」
「你打算說到哪裡,莉納?」
「どこまで話す気だ? リナ」
「全部都說吧。既然你知道前任無名的事,直接說比較快。」
「すべてよ。先代ノーネームのことを知ったなら、話したほうが早いわ」
看來克萊德也知道,包含前任無名在內的那些事。
どうやら先代のノーネームのことを含めて、クライドは承知のようだ。
畢竟這是莉納雷斯所知道的事。
まぁリナレスが知っていることだ。
作為公會長能掌握這些也是理所當然的吧。
ギルド長として把握しているのは当然か。
莉納雷斯靜靜地抬頭望向天花板,然後開口說道。
静かにリナレスは天井を見上げたあと、告げた。
「五百年前,有位與初代阿姆斯貝爾格勇爵並駕齊驅的劍士,那正是無名的祖先。那位劍士在對抗惡魔時的功績可與勇者比肩,卻未曾在史書留名。只因他相信只要有聖劍,就能討伐魔王,因而向勇者挑戰,結果被視為全人類的敵人。」
「五百年前、初代アムスベルグ勇爵と競った剣士。それがノーネームの祖先よ。勇者と双璧を成すほど悪魔に対して戦果をあげたその剣士は、歴史には名が残ってないわ。聖剣さえあれば、自分は魔王を討てると信じて勇者に挑んだから、人類の敵とされたのよ」