最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
外傳・第八話 仙醫
「媽媽!」
「お母さん!」
克洛伊衝進屋內,衝到倒地的母親身旁。
クロエは家に駆けこみ、倒れている母親に駆け寄った。
我在她後面追上,也立刻跑了過去。
その後ろを追っていた俺もすぐに駆け寄る。
「聽得到嗎!?妳還認得克洛伊嗎!?」
「聞こえますか!? クロエのことがわかりますか!?」
克洛伊的母親只是粗重地喘息,沒有對話語作出回應。
クロエの母はただ荒い息を吐くだけで、言葉に反応しない。
那就表示情況相當危急。
それだけ危険な状態だということだ。
克洛伊只能緊緊抓住母親的手。
クロエはただ母の手を掴むことしかできない。
「媽媽!媽媽……!!」
「お母さん! お母さん……!!」
「有給她吃藥嗎!?」
「薬は飲ませたのか!?」
「有、有……我有好好讓她吃了……」
「う、うん……ちゃんと飲ましたよ……」
「萬能藥沒效……?」
「万能薬が効かない……?」
這種病罕見得可數。
そんな病は数えるほどしかない。
而那些通常都是知名的疾病。
だが、それらは有名な病ばかりだ。
症狀特徵也很明確。
特徴もよくわかる。
因為那是我多次查證過的病症。
幾度も調べた病だからだ。
然而在克洛伊的母親身上看不到那些特徵。
だが、それらの特徴がクロエの母からは見られない。
那麼,究竟是什麼造成的?
そうなると、何が原因だ?
想想。
考えろ。
動動腦子。
頭を働かせろ。
這種時候,就會恨自己魔法偏向戰鬥用的性質。
こういうとき、自分の魔法が戦闘向きなことが恨めしくなる。
儘管如此。
それでも。
我的魔法並非毫無用處。
俺の魔法は無意味ではない。
「嗯……?」
「うん……?」
我慢慢凝視著克洛伊的母親。
俺はゆっくりとクロエの母を見つめる。
看著的是魔力的流向。
見ているのは魔力の流れ。
它明顯地紊亂不堪。
著しく乱れていた。
顯然不對勁。
明らかに不自然。
魔力或多或少地,每個人都有。
魔力は大なり小なり、誰もが持っている。
但能否操控又是另一回事,所以多數人終其一生連魔力流動都感覺不到。
だが、それを操作できるかは別問題だ。だから大抵の人は魔力の流れすら感じずに生涯を終えていく。
克洛伊的母親也沒有魔法常識。
クロエの母にも魔法の心得はない。
然而魔力卻聚集在一個點上。
だが、魔力が一か所に集まっている。
不,這個……。
いや、これは……。
「魔力被吸走了……?」
「魔力を吸収されている……?」
「這是怎麼回事……?」
「どういうこと……?」
我沒有回答克洛伊的問題。
クロエの質問には答えない。
因為我自己也還沒找到答案。
俺にも答えが出ていなかったからだ。
我把手放在魔力聚集的側腹處。
魔力が集まる横腹に手を触れる。
然後摸到某種堅硬的觸感。
すると、何か硬い感触があった。
我慢慢掀開衣服,檢查側腹。
ゆっくりと服をめくり、横腹を確認する。
那裡暗黑變色,隆起著些東西。
そこはどす黒く変色し、何か盛り上がっていた。
顯然有東西從體內突出來。
明らかに内部から何かが突き出ている。
我就想到一個可能性。
そこで俺は一つの可能性に思い至った。
「是寄生魔花(パラサイト・フラワー)……!?』
「寄生魔花(パラサイト・フラワー)か……!?」
「什麼……?那是……」
「なに……? それ……」
「是植物系魔物……寄生在宿主身上,吸收魔力然後長大……」
「植物系モンスターだ……宿主に寄生して、その魔力を吸収して大きくなる……」
算是相當罕見的魔物。
そこそこ珍しいモンスターだ。
畢竟,能成功寄生的情況很少。
なにせ、寄生に成功することがあまりない。
即使萬一寄生成功,要順利長成的機率更低。
万が一、成功しても無事に育つことはもっとない。
會被外在因素給剷除。
外的要因で排除されるからだ。
但這情況是……。
だが、これは……。
「竟然寄生在體內……?」
「体の内部に寄生していたのか……?」
「師父!能想辦法嗎!?」
「お師匠様! どうにかならないの!?」
「……應該是扎根在內臟上。如果用魔法去剿除,宿主也會跟著死去。」
「……根を張っているのはおそらく内臓だ。魔法で仕留めにいけば、宿主も死ぬ」
「怎麼會……」
「そんな……」
克洛伊淚流滿面,緊緊握住母親的手。
クロエが涙を流してクロエの母の手を握り締める。
顯然是我的失誤。
明らかに俺のミスだ。
活化大概是因為萬能藥的關係。
活性化したのは万能薬のせいだろう。
寄生物感覺到自己會被排除,於是打算即使殺了克洛伊的母親也要榨乾她的魔力。
自分が排除されると感じて、クロエの母を殺してでも魔力を搾り取ろうとしているのだ。
把『病』這兩字當真,沒去仔細確認。
病という言葉を真に受けて、確認しなかった。
真是疏忽至極……。
なんて迂闊な……。
若在活化之前就讓帝都的醫師看看,事情就不會變成現在這樣。
活性化する前に帝都の医者に見せていれば、こんなことにはならなかった。
如今只有一條路可走。
もはや方法は一つだ。
「……走吧,克洛伊。」
「……行くぞ、クロエ」
「去哪裡……?」
「どこに……?」
「這事我處理不了。要去找專門處理這類事情的人。」
「これは俺の手に余る。この手のことが専門の奴のところへ行くぞ」
要是能避免我不想去。
できれば行きたくはない。
我本來就不太喜歡那傢伙,對方也大概不喜歡我。
俺もそんなに好きじゃないし、向こうも俺のことを好きじゃないだろう。
以前為母親的病去向他求助,因為沒能解決而惱怒的我惹怒了他。
かつて、母上の病について相談しにいって、解決できないことに苛立った俺は、そいつを挑発してしまったからだ。
對方也回敬我,現場一度緊繃到一觸即發。
向こうも向こうで、俺を挑発して一触即発の空気になった。
雖然沒有真的打起來,但我心想再也不會見到他了。
さすがに戦うことはなかったが、二度と会うまいと思っていた。
但現在能依靠的只剩下他了。
だが、もう頼れるのはそいつしかいない。
他平時會說『縱使我死也不會答應你的請求』,但若眼前有病人,他應該會施治。
俺からの頼みは死んでも受けないと言いかねん奴だが、目の前に患者がいれば治療するだろう。
「就算爛掉,他仍是大陸最優秀的醫師……」
「腐っても大陸最高の医師だからな……」
我一邊低聲自語,一邊在屋外開了瞬移門,背起克洛伊的母親。
呟きながら俺は家の外に転移門を開き、クロエの母を担ぐ。
「一次瞬移不夠。走,時間有限。」
「一度の転移ではいけない。行くぞ、時間がない」
「那是說要去帝國之外嗎!?」
「それって帝国の外ってこと!?」
「不只是帝國之外,是大陸的東端。」
「外も外。大陸の東端だ」
「大陸東端……?」
「東端って……」
「水穗仙國。要去那裡的醫師那邊診治。」
「ミヅホ仙国。そこにいる医者に診てもらうぞ」
我這麼說著,帶著克洛伊和她的母親經過數次瞬移,來到了水穗仙國。
そう言って、俺はクロエとクロエの母を連れて複数の転移を経て、ミヅホ仙国へとたどり着いた。
地點位於都城的一等地段。
場所は都の一等地。
乍看不像醫館的工坊。
一見、医院に見えない工房。
裡面有個人在鍛刀。
そこで一人、刀を打っている男がいた。
最顯眼的特徵是鹿角。
特徴的なのは鹿の角。
即使在亞人眾多的水穗,也極為珍貴的『賢鹿族』。
亜人が多く集まるミヅホでも貴重な〝賢鹿族〟。
「――有何事?蒙面魔導師。我不是說過治不了的就是治不了嗎?」
「――何の用だ? 仮面の魔導師。治せんものは治せんと言ったはずだぞ?」
「不是那個。我想請你救治一位有望痊癒的人。」
「別件だ。治せる人を治してほしい」
「本想說你的請求我寧可死也不會答應,但……」
「貴様の頼みなど死んでもごめんだと言いたいところだが……」
鍛刀的男人慢慢站起,回頭。
刀を打っていた男がゆっくりと立ち上がり、振り返る。
他五官端正,金色的瞳孔和栗色的長髮。
端正な顔立ちの男だ。金色の瞳に栗色の長い髪。
他是水穗仙國、也是整個大陸首屈一指的名醫。
ミヅホ仙国にいる大陸随一の医師。
通稱『仙醫』。
通称〝仙医〟。
既是刀匠也是醫師的奇特男子。
刀鍛冶でもあり、医師でもある変わった男。
「我這個托依不會放棄眼前的病人。讓我看看。」
「このトウイ、目の前の患者は見捨てん。診せろ」
仙醫・托依這麼說著,便將我們招入了家中。
仙医・トウイはそう言って自分の家へと俺たちを招き入れたのだった。