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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第四百四十七話 劍聖之技

一名老人追趕著逃跑的少年。

逃げる少年を追う老人。

看似和平的一幕,竟在王國領內上演。

平和な一幕でもありそうなシチュエーションが、王国領内で繰り広げられていた。

不過在規模與認真程度上,與一般人相比差距實在太大。

規模と真剣度合いがあまりにも一般人とは差があったが。

「可惡!!!」

「このっ!!!!」

少年朝追來的老人噴出一陣綠色煙霧。

少年は追いかけてくる老人に向かって、緑色の煙を放射する。

那是只要吸入便無法倖免的劇毒。

それは吸えば一たまりもない強毒だった。

然而,那股毒霧卻被輕易斬開。

しかし、それはあっさり斬り払われる。

「不可能吧……居然能斬斷權能……」

「嘘だろ……権能を斬るなんて……」

「怎麼了,小童……不打算再逃了嗎?」

「どうした小童……逃げるのはおしまいか?」

老人艾戈爾緩緩走到卡西莫拉爾面前,如此說道。

ゆらりと少年、カーシモラルの前に迫った老人、エゴールがそう告げた。

從那之後,艾戈爾幾度將卡西莫拉爾放出的毒一一斬落,並以壓倒性的速度追逼著在空中逃竄的卡西莫拉爾。

あれから幾度もカーシモラルが放った毒を切り伏せ、空を飛んで逃げるカーシモラルを圧倒的速度で追い詰めてきた。

若是小孩玩的捉迷藏,或許會因為這種糾纏而喊停,但在這場捉迷藏裡,喊停就等於死亡。

子供たちがやる鬼ごっこならば、そのしつこさに音をあげるところだが、この鬼ごっこで音をあげるというのは、つまり死を意味する。

「……最古的SS級冒險者……劍聖艾戈爾……看來『沒有斬不斷的東西』這話是真的呢」

「……最古のSS級冒険者……剣聖エゴール……斬れないものはないっていうのは本当だったみたいだね」

「誇張了。我也有斬不動的東西。不過話說回來,對我而言大多數東西確實都挺柔弱的。」

「誇張じゃよ。わしにも斬れんものはある。まぁわしにとって大抵のものは柔いことは事実じゃがな」

邊說著這些,艾戈爾緩緩靠近卡西莫拉爾。

そんなことを言いながらエゴールはゆっくりとカーシモラルに近づいていく。

到目前為止,是空中逃竄的卡西莫拉爾與在大地上追趕的艾戈爾這樣的對峙。

これまでは空を飛んで逃げるカーシモラルと、大地を駆けるエゴールの図式だった。

但卡西莫拉爾判斷無法再逃,便配合艾戈爾落地站穩。

しかし、逃げることは不可能と判断したカーシモラルは、そんなエゴールに合わせて大地に足をつける。

既然逃不掉,那就只能迎戰。

逃げきれないならば迎撃するしかない。

「沒想到人類之中竟然有這樣的怪物……」

「人類にここまで化け物がいたとは思わなかったよ……」

「怪物嗎……嘛,那也是事實。」

「化け物か……まぁそれも事実じゃな」

「你擁有那樣的力量,卻能當冒險者數百年嗎?在大陸的人眼裡,你比怪物更可怕吧」

「よくそんな力があるのに数百年も冒険者なんてやってられるね? 大陸の人類からすれば、モンスターよりもあんたのほうが怖いだろうさ」

「要感謝惡魔啊……在這點上我倒是心存感激。像我們這種超規格的存在,能在一定程度上自由行動,正是因為你們惡魔的存在。人類為了對抗惡魔的威脅,始終備有這些超規格者,那就是SS級冒險者。」

「悪魔が言いよるわい……その点については感謝しておるよ。わしらのような規格外がそれなりの自由の下で動けているのは、お主ら悪魔の存在があったからこそ。人類は悪魔の脅威に立ち向かうために、規格外を常に用意してきた。それがSS級冒険者じゃ」

按理說,這些擁有超凡力量的存在,如果力量轉向人類,遭到整個人類社會的迫害與討伐也不足為奇。

本来ならばその力が自分たちに向くことを恐れた全人類によって、迫害し、討伐されてもおかしくはない規格外たち。

但因為有惡魔這個明確的威脅,人類才允許把他們視為『戰力』。

だが、悪魔という明確な脅威が彼らを〝戦力〟とみなすことを許した。

擁有超乎常人的力量,卻不屑於服從他人的異端者們;為了把他們當作戰力而設立的制度,就是SS級冒險者。

桁外れな力を持ちながら、他者には傅かない異端児たち。それを戦力とするための制度がSS級冒険者なのだ。

「那樣討伐我們就糟了吧?下一個會被討伐的就是爺爺們哦?」

「それじゃあ僕らを討伐するのはまずいんじゃないかな? 次は爺さんたちが討伐されるぞ?」

「別小看我們SS級冒險者。為了不讓那樣的事發生,我們數百年來以SS級冒險者之姿屹立;助人為民,作為人類的守護者行動。即便同胞的國家被滅,也不會介入人類的對立。如今SS級冒險者已成為希望的象徵。即便沒有惡魔,我們的立場也不會改變。」

「……あまりわしらSS級冒険者を舐めるでないぞ? そうならぬように数百年、SS級冒険者として君臨してきた。他者を助け、人類の守護者として立ち回ってきた。同胞の国が滅ぼされようと、人類の対立には干渉しなかった。いまやSS級冒険者は希望の象徴。悪魔がいなかろうと、その立ち位置は変わらぬじゃろうて」

隨著時代推移,SS級冒險者的成員名單也大幅改變。

時代によってSS級冒険者の顔ぶれは大きく変わってきた。

但艾戈爾依然穩居其中,未曾改變。

それでもエゴールは変わらずにその中にあった。

作為萬一SS級冒險者轉向人類時的反制力量。

SS級冒険者たちが万が一でも、人類に牙を向いたときのカウンターとして。

一直以來都保持著威懾的目光。

常に睨みをきかせてきた。

可以說,正是艾戈爾塑造了SS級冒險者這一形式。

SS級冒険者という形を作り上げた張本人ともいうべきが、エゴールだったのだ。

「辛苦了呢,我若是你的話會自由自在地活著。」

「ご苦労なことだね、僕なら自由に生きるけど」

「你們是不懂的吧。力量伴隨責任,我們自我承擔那份責任。若把責任拋開當然輕鬆,但正是那背負的責任產生了與人的羈絆。你們像惡魔那樣想怎麼活就怎麼活,和野獸無異。」

「わからんじゃろうて、貴様らにはな。力には責任があるのだと、わしらは自ら責任を背負う。放り出せば楽じゃろうが、その背負った責任が人との絆を生む。貴様ら悪魔のように好きに生きれば獣と変わらん」

「我不懂啊,為了像羈絆這種看不見的東西,為什麼要受這麼多苦呢?」

「わからないなぁ、絆なんて目に見えないもののために、どうして苦労するのかな?」

「正因不懂,你才會被追到絕境。嘛,就當作給你冥府的手信,我告訴你一件事:帥氣,不是挺好的嗎?世間上,帥的人比較強。」

「わからぬからお主は追い詰められておる。まぁ冥土の土産に教えておいてやろう。かっこいいじゃろ? そっちのほうが。世の中、かっこいい奴が強いんじゃよ」

「胡說!」

「ふざけたことを!」

卡西莫拉爾像是已經到了極限,將先前慢慢散出的毒一口氣朝艾戈爾傾注。

もう十分とばかりにカーシモラルは少しずつ放出していた毒を一気にエゴールへと向ける。

在卡西莫拉爾周圍浮動的細小毒霧瞬間朝艾戈爾匯聚而去。

カーシモラルの周りに漂っていた微細な毒が、一気にエゴールへと向かう。

艾戈爾周遭被毒霧完全覆蓋。

エゴールの周りが完全に毒によっておおわれた。

無處可逃。

逃げ場はない。

「笨蛋!就算吸一點也會送命!」

「馬鹿が! 少しでも吸えばあの世行きだ!」

「笨蛋,不吸就好了嘛。」

「馬鹿が、吸わねば良いだけじゃ」

毒霧籠罩著,但艾戈爾卻面不改色。

毒に覆われながら、エゴールは平然としている。

他的手高速揮動,舞動著刀。

その手は高速で動き、刀を振るっている。

將靠近自己的毒全都斬落,形成一種護罩。

自分に近づく毒をすべて斬り落とし、一種の結界を作っているのだ。

卡西莫拉爾驚愕,不知道自己到底看到了什麼。

一体、自分は何を見ているのかとカーシモラルは愕然とする。

人類的超常者。

人類の規格外。

卡西莫拉爾也有這方面的知識,曾看過幾次SS級冒險者的戰鬥。

その知識はカーシモラルにもあった。幾度かSS級冒険者の戦闘も見たことがある。

然而,眼前的艾戈爾與他所見過的任何一位都不同。

だが、そのどれとも今のエゴールは一致しない。

「什麼……?你是……?」

「なんだ……? お前は……?」

「我是SS級冒險者,艾戈爾。來討伐你。」

「SS級冒険者、エゴール。貴様を討伐する者じゃ」

艾戈爾穿過毒霧,迫近卡西莫拉爾。

完全に毒を潜り抜け、エゴールはカーシモラルと肉薄する。

現在或許能讓對方吸入毒素。

今なら毒を吸わせられるかもしれない。

但若露出那個動作,便肯定會被斬。

だが、その動きを見せたら確実に斬られる。

他有那樣的預感。

その予感があった。

但是,不這麼做就會死。

しかし、やらなければ死ぬ。

自從附身成人類後,卡西莫拉爾一直為所欲為。

人間に憑依してから、カーシモラルはやりたいようにやってきた。

對自由的渴望讓卡西莫拉爾壓下了死亡的預感。

その自由への欲求がカーシモラルに死の予感を乗り越えさせた。

「哇啊啊啊啊啊!!!」

「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

卡西莫拉爾在全身積蓄毒素。

カーシモラルは体中に毒をため込む。

若以此被斬,最後艾戈爾也會沾到毒。

これで斬れば最後、エゴールも毒を浴びることになる。

惡魔的再生能力非人類可比。

悪魔の再生能力は人の比ではない。

他還有存活的機會。

生き残る確率はある。

基於這樣的判斷而採取的行動。

そう判断しての行動だった。

然而,他的判斷仍舊太過膚淺。

だが、それでも認識は甘かった。

「劍聖流北之型――斬界」

「剣聖流北の型――斬界」

艾戈爾很少會為自己的劍術命名。

エゴールが自らの剣術に名をつけることは滅多にない。

因為僅僅揮一刀便已是必殺。

ただ振るうだけで必殺となるからだ。

而斬界是艾戈爾所擁有為數不多的招之一。

そんなエゴールが持つ数少ない技の一つが、斬界だった。

以斬擊進行包圍。

斬撃による包囲。

說起來就是這樣,但無數從四面降下的斬擊讓卡西莫拉爾瞬間化為塵埃。

言葉に表せばそれだけだが、全方位から降り注いだ無数の斬撃によってカーシモラルは一瞬で塵と化した。

連體內積蓄的毒一起被徹底斬除,乾淨利落。

内にため込んだ毒ごと完全に斬り殺されたのだ。

「……太沒勁了啊」

「……ぬるいのぉ」

五百年前。

五百年前。

曾讓人類感受到滅絕威脅的惡魔。

人類に全滅を意識させた悪魔。

將其擊敗的,是被視為奇蹟,並被後世傳頌的傳說級存在。

勝ったのは奇跡と、後世に語り継がれる伝説の存在だ。

話說回來,還是太沒勁了。

それにしてはぬるい。

艾戈爾把刀變回杖,沉吟了一會兒。

エゴールは刀を杖に戻しながら、しばし考えこむ。

然而,並沒有答案浮現。

しかし、答えは出なかった。

正想著沒辦法,只好回到原來的地方時,

仕方がないので、元の場所に戻るとしようと考えた時。

艾戈爾卻發現了什麼。

エゴールは気づいてしまった。

「這是……哪裡?」

「どこじゃ? ここ」

在追趕卡西莫拉爾的過程中,他來到了不熟悉的地方。

カーシモラルを追っているうちに、知らない場所に来てしまった。

反正走著總會碰到人的吧。

まぁ歩いていればそのうちだれかと出会うだろう。

抱著這想法,艾戈爾朝著那股仍然存在的巨大氣息跑去。

そう思いながら、エゴールはいまだに存在する大きな気配に向かって走り出したのだった。