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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第四百九話 有意志的魔劍

被追趕的米亞一行人搶過敵方的騎馬,就這樣衝出樹林。

追われるミアたちは、敵の騎馬を奪い、そのまま森を脱出していた。

也就是說,他們已進入帝國領地。

つまり帝国領に入ったのだ。

但既然出了樹林,就沒有藏身之處可言。

しかし、森を抜けた以上、身を隠す場所はない。

「就一直往前跑!」

「そのまま真っすぐ走ってですわ!」

米亞騎在馬上,同時朝後方射出箭矢。

馬に乗りながらミアは、後方に矢を放つ。

艾布拉罕等人死命追了上來。

エイブラハムたちはしつこく食い下がって来ていた。

在樹林中,米亞能牽制艾布拉罕,不讓他接近,勉強應付過去。

森の中では、ミアはエイブラハムを接近させずにやり過ごせた。

可是,一出樹林就沒有任何遮蔽物。

だが、森を抜ければ遮る物がない。

無處可藏,敵人又能自由活動。

身を隠す場所がないうえに、相手は自由に動ける。

這對米亞來說相當不利。

ミアにとっては不利だった。

「真是死纏不放!」

「しつこいですわ!」

米亞一邊這麼喊,一邊用魔弓攻擊艾布拉罕。

そう言ってミアは魔弓でエイブラハムを攻撃する。

乍看像是射偏了,箭矢卻在飛行中猛然轉彎,攻向艾布拉罕的死角。

一見すると外れたように見えるが、それは急激に曲がってエイブラハムの死角を突く。

但艾布拉罕連看都沒看,就將從死角飛來的魔法箭彈開。

だが、エイブラハムは見もせずに死角から飛んできた魔法の矢を弾いた。

「又來了……!」

「またですわ……!」

艾布拉罕的反應已經超出常理。

エイブラハムの反応は常軌を逸していた。

彷彿那把魔劍在自行運動一般。

まるで魔剣が勝手に動いているような反応だ。

如果是普通人,視線會移動,但他的目光一直死死鎖定在米亞身上。

人間ならば視線が動くはずだが、視線はずっとミアに固定されている。

那份詭異令米亞心生慌亂。

不気味さにミアの中で焦りが生まれた。

本能告訴她:絕不能讓那個男人接近瑪莉安娜。

あの男をマリアンヌに近づけてはいけないと本能が告げていた。

因此米亞勒住馬的腳步。

だからミアは馬の足を止めた。

「米亞小姐!」

「ミアさん!」

「別管了!給我阻止那個男人!」

「構わず! あの男を止めるですわ!」

說著,米亞迎上了與艾布拉罕的戰鬥。

そう言ってミアはエイブラハムとの戦いに臨んだのだった。

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弓與劍。

弓と剣。

本來,在近身交鋒時劍占壓倒性優勢。

本来、接近戦なら剣が圧倒的に優位である。

但米亞是魔弓使。

だが、ミアは魔弓使い。

常識在這裡不適用。

常識は当てはまらない。

「就算舉國之力也捉不到的義賊……原來如此,真不簡單。」

「国をあげても捕まえられない義賊……なるほど。大したものだ」

「那麼你是藩國的軍人嗎?」

「そういうあなたは藩国の軍人ですの?」

「現在是。以前在帝國軍服役。」

「今は、な。前は帝国軍にいた」

「就知道。你的軍服穿法不太像樣!」

「だと思いましたですわ。軍服の着こなしがなってませんわよ!」

話未落,米亞躲開靠近的艾布拉罕的劍,立刻回射魔法箭作為反擊。

そう言ってミアは距離を詰めてきたエイブラハムの剣を躱し、お返しとばかりに魔法の矢を放つ。

近距離的連續射擊。

至近距離での連射。

然而艾布拉罕全都彈開擊落。

しかし、エイブラハムはすべて弾き落とした。

「亡命的軍人追著想亡命的公主,你不覺得相當諷刺嗎?」

「亡命した軍人が亡命しようとする王女を追う。なかなか皮肉が効いているとは思わんか?」

「我不覺得。我實在不懂會被魔劍『操縱』那種人的品味。」

「思いませんですわ。やはり魔剣に〝操られる〟ような人のセンスはわかりませんですわ」

米亞說完,艾布拉罕沒有說話,只是笑了。

ミアの言葉にエイブラハムは何も言わず笑う。

有些魔劍確實擁有自己的意志。

魔剣の中には意思を持つ物もある。

創造者的人格會在不知不覺間被轉移過來,或寄宿著持有者的怨念。

作り主の人格が知らぬ間に転写されていたり、持ち主の無念が宿ることもある。

這種魔劍總體上確實強大,但有時會越過作為道具的界線。

そういう魔剣は総じて強力ではあるが、道具としての一線を越えてくる場合もある。

會把持有者支配起來。

所持者が支配されてしまう場合だ。

一旦如此,危險的就是持有者本身。

そうなると危険なのは所持者だった。

因為魔劍不會體諒持有者的身體。

魔剣は所持者の体を思いやったりはしないからだ。

「剛才那種異常反應是被魔劍操縱的動作吧?再那樣下去你的身體會壞掉喔?」

「先ほどからの超反応は魔剣に操られての動きですわね? あんなことを続けていたら体が壊れるですわよ?」

「呵呵呵……只要我能將血獻給我的友人,那便足夠了!」

「ふっふっふ……私は我が友に血を捧げられればそれでいいのだ!」

「你已經失去理智了吧!」

「正気ではありませんわね!」

說著,米亞再次發射魔弓。

言いながらミアはまた魔弓を放つ。

正面攻擊無效。

正面からの攻撃は通じない。

她明白這一點。

そんなことはわかっていた。

儘管如此,米亞仍然持續發射。

それでもミアは放ち続ける。

因為在這裡阻止艾布拉哈姆,直接關係到瑪莉安娜的安全。

ここでエイブラハムを止めておくことがマリアンヌの安全に直結するからだ。

然而。

だが。

「看來時間到了。」

「時間切れのようだ」

「你在做什麼……?」

「なにを……」

「看來我的手下出乎意料地很優秀。」

「私の部下たちは意外に優秀らしい」

說完,艾布拉哈姆望向米亞的後方。

そう言ってエイブラハムはミアの後方を見た。

那裡被束縛著的是瑪莉安娜。

そこには拘束されているマリアンヌがいた。

是被先行進入帝國領地的手下給搶先了。

先に帝国領へ入っていた部下たちに先回りをされたのだ。

隨從不在,想必是被斬殺了吧。

供回りがいないのは斬られたからだろう。

「(咬緊牙關)」

「くっ!」

就在一瞬間,趁艾布拉哈姆被瑪莉安娜牽走注意的空隙,艾布拉哈姆的魔劍襲向米亞。

一瞬、マリアンヌに気を取られた隙にエイブラハムの魔剣がミアを襲う。

米亞立刻跳下馬,拉開距離。

咄嗟に馬から飛び降り、ミアは距離を取る。

但艾布拉哈姆像貼著地面般接近米亞。

だが、エイブラハムは地を這うようにしてミアに接近した。

然後艾布拉哈姆的雙手抓住了米亞的雙手。

そしてエイブラハムの両手がミアの両手を捕らえる。

「這樣一來你那引以為傲的弓就沒法用了吧。」

「これで自慢の弓は使えまい」

「倒不如說,你那把引以為傲的魔劍才沒法用了吧?」

「そちらこそ自慢の魔剣が使えないのでは?」

「我這裡有人,無妨,放箭。」

「こちらには部下がいる。構わん、放て」

「!?」

「!?」

米亞一看四周,發現艾布拉哈姆的手下已經架好弓。

ミアが周りを見たとき、エイブラハムの部下たちが弓を構えていた。

隨後晚了一拍,無數箭矢襲向兩人。

そして一拍遅れて無数の矢が二人を襲う。

米亞中了六支箭,而艾布拉哈姆則中了十支以上。

ミアが受けた矢は六本、対してエイブラハムが受けた矢は十本以上。

但艾布拉哈姆毫不在意地將魔劍指向米亞。

だが、エイブラハムは気にした様子もなく魔剣をミアに向けた。

「我已經感覺不到痛楚了……!」

「もはや痛みも感じませんの……!」

她急忙舉弓防禦,但刃從弓與身體之間滑入,刺入米亞的肩膀。

咄嗟に弓を構えるが、その弓の間に刃が潜り込んでミアの肩に食い込む。

米亞皺著臉,忍著疼痛發射魔弓。

痛みに顔をしかめながらミアは魔弓を放つ。

但那箭卻從艾布拉哈姆上方掠過而去。

だが、それはエイブラハムの上を通り過ぎていった。

「你輸了。」

「お前の負けだ」

「(忍著痛)」

「ぐっ!」

艾布拉罕拔出插在肩上的魔劍,一舉刺入米婭的右足。

肩に刺さった魔剣を引き抜き、エイブラハムはミアの右足を突き刺した。

米婭忍不住當場倒下。

耐えきれずにミアはその場で倒れこんだ。

「啊啊……我的朋友啊……果然強者之血還是這麼甘美嗎……」

「ああ……我が友よ……やはり強者の血は美味いか……」

部下們望著陶醉的艾布拉罕,不敢靠近。

陶酔するエイブラハムをみながら、部下たちは近づかない。

無法靠近。太詭異了。

近づくことができないのだ。あまりに不気味で。

米婭試圖站起來,但艾布拉罕不會允許她這麼做。

その間にミアは立ち上がろうとするが、それを許すエイブラハムではなかった。

「喔」

「おっと」

「嗚……」

「ぐっ……」

在試圖站起時被踢倒,米婭再次摔回地面。

立ち上がろうとしたところを蹴られ、再度、ミアは地面に倒れる。

瑪莉安娜見狀大喊。

それを見てマリアンヌが叫んだ。

「住手!目標應該只有我一個人!」

「やめなさい! 狙いは私だけのはず!」

「即便她沒戴面具,若論魔弓使的強者,便可斷定此少女是朱月的騎士(ヴァーミリオン)。可以說她比妳更有價值。」

「仮面はつけておらずとも、魔弓使いの強者となればこの娘が朱月の騎士(ヴァーミリオン)であることは決定的だ。あなた以上の価値があると言える」

「那就別再折磨她!你們身為軍人就沒有一點自尊嗎!?」

「ならば嬲るのはやめなさい! 軍人としての誇りはないのですか!?」

「有自尊的人不會背叛。妳與我都與自尊無緣。」

「誇りある人間は裏切ったりしない。あなたも私も誇りとは無縁の人間だ」

「可惡……!」

「くっ……!」

瑪莉安娜因為悔恨咬得嘴唇滲出血來。

マリアンヌは悔しさに血が滲み出るほど唇を噛んだ。

她悔恨不已。

悔しかった。

既是拖累的自己,又是無法回嘴的自己。

足手まといの自分も、言い返すことができない自分も。

她被無力感籠罩,連掙脫被士兵抓住的手臂、反抗也做不到了。

無力感に包まれ、兵士に掴まれた腕を振りほどく抵抗もできなくなった。

無法止住滑落的淚水。

零れ落ちる涙を止められない。

然而。

だが。

「別低下頭……就連背叛者也有自尊……」

「下を向くのはやめなさい……裏切り者にだって誇りはありますわ……」

「米婭……」

「ミアさん……」

「如果妳相信自己沒有錯……就抬起頭來……不要否定自己的行為……那樣會連那些相信妳、跟隨妳的人也會被認定為錯誤的……」

「間違っていないと信じているなら……顔を上げなさい……自分の行いを否定しては駄目ですわ……あなたを信じてついてきた人たちまで間違っていることになってしまいますですわ……」

米婭站起身,將弓對準艾布拉罕。

ミアは立ち上がり、弓をエイブラハムへ構える。

左肩與右足都受了傷。

左肩と右足をやられている。

而且箭還插在她的背部和側腹。

しかも矢が背中やわき腹に刺さっていた。

離萬全狀態還很遠。

万全とは程遠い。

儘管如此,米婭仍以全力射出魔法箭矢。

それでもミアはありったけの力で魔法の矢を放った。

「真是個只會耍同一招的笨蛋」

「馬鹿の一つ覚えが」

艾布拉罕果然彈開了那支箭。

エイブラハムはやはりその矢を弾いた。

然而,同時又有另一支箭從天而降。

だが、同時に空から別の矢が降ってきた。

那箭穿過艾布拉罕的自動防護,精準命中後頭部。

それはエイブラハムの自動防御を掻い潜り、的確に後頭部へ命中した。

就在那一瞬,米婭回頭瞄準,射中了站在瑪莉安娜身旁的士兵們。

その瞬間、ミアは後ろを振り向いてマリアンヌの傍にいる兵士たちを射抜いた。

「快跑……!!」

「走って……!!」

瑪莉安娜明白那是要她逃命的意思。

逃げろという意味だとマリアンヌにはわかった。

即便如此,瑪莉安娜還是不想逃走。

それでもマリアンヌは逃げたくなかった。

她覺得在此拋下米婭是極大的罪過。

ここでミアを見捨てることがとても罪深いことに思えた。

然而,冷靜的理智告訴她,像自己這樣的人毫無用處。

しかし、冷静な部分が自分など役立たずだと言っていた。

逃走是為了米婭。

逃げることがミアのため。

她明白了。

わかっていた。

但腳步無法動彈。

けれど、足が動かない。

就在這時,傳來一聲微弱的鳴叫。

そんな中、小さな鳴き声が聞こえた。

那不是在藩國能聽到的聲音。

それは藩国では聞こえない鳴き声だった。

聽到那聲音的瞬間,瑪莉安娜動了腳步。

それを聞いた瞬間、マリアンヌは足を動かした。

向前。

前へと。

「王女殿下……」

「王女様……」

「對不起。」

「ごめんなさい」

瑪莉安娜一邊道歉,一邊站到米亞和亞伯拉罕之間。

マリアンヌは謝罪しながらミアとエイブラハムとの間に立った。

蹣跚站起身的亞伯拉罕以憤怒的目光瞪著米亞和瑪莉安娜。

よろよろと起き上がったエイブラハムは怒りに満ちた目でミアとマリアンヌを睨む。

「真是狡猾的招數……把射偏的箭先留在空中待機嗎……可惜,沒能徹底取勝。」

「小賢しい手だ……外した矢を空に待機させていたか……だが、仕留めきれなかったな」

「要不是你想放我走,米亞小姐早就讓你送上最後一擊了。你已經輸了。」

「私を逃がそうとしなければ、ミアさんはあなたに止めをさせた。あなたの負けです」

「一對一的話或許如此……但這是戰鬥。我的任務是阻止王女的亡命。你一旦朝這邊跑過來,便等於我們勝利了。」

「一騎打ちならそうかもしれないが……これは戦闘だ。我々の目標は王女の亡命阻止。あなたがこちらに走った時点で、我々の勝利ということだ」

亞伯拉罕放聲大笑,揚起魔劍擺出攻擊姿態。

高笑いしながら、エイブラハムは魔剣を構える。

「看來我的同伴對高貴的血很有興趣。那血會是什麼味道呢?」

「我が友は高貴な血に興味があるようだ。その血はどんな味かな?」

「如果你渴望我的血,我就給你;但代價是你的性命。」

「私の血をお望みなら差し上げましょう。ですが、代償はあなたの命です」

「真可怕真可怕。你打算怎麼奪走我的性命?」

「怖い怖い。どうやって私の命を取るつもりで?」

「這是戰鬥。正如你有同伴一樣,我方也可能會有同伴前來。」

「これは戦闘です。あなたに味方がいるように、こちらにも味方が来ることもある」

亞伯拉罕嘲笑瑪莉安娜的一廂情願,但就在那一瞬間。

エイブラハムはマリアンヌの希望的観測を嘲笑うが、その瞬間。

從空中傳來一聲格外響亮的鳴叫。

空からひときわ大きな鳴き声が聞こえてきた。

亞伯拉罕抬頭一看,天空中有一隻白色飛龍在盤旋。

エイブラハムが見上げた空には白い飛竜が舞っていた。