最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第三百七十一話 雷神
攻勢共進行了四次。
攻勢は四度に渡って行われた。
我們穩紮穩打地持續攻克防禦據點,海納山的防線幾乎已被瓦解。
こちらは地道に防御拠点を攻略し続け、ほぼハイナ山の防御拠点は無力化した。
不過,遭遇頑強的抵抗,我方也被迫消耗許多兵力。
しかし、粘り強い抵抗にあってこちらも消耗を強いられた。
「聽說戈登皇子受了致命傷……」
「ゴードン皇子の傷は致命傷という話ですが……」
「雷歐說有把握。戈登受了若放任會致命的傷,但敵方士氣仍未下滑,想必已出現替代的指揮官。」
「レオが手ごたえがあったというんだ。放っておけば死ぬ程度の傷は負っているはず。それでも敵の士気が落ちないのは代わりの指揮官が出てきたんだろう」
沒看到人影。
姿は見えない。
然而,從某個時候起龍騎士們又恢復了生氣,開始積極行動。
だが、途中から竜騎士たちが息を吹き返し、積極的に動くようになった。
也就是說。
つまり。
「把戈登弄倒了,但威廉應該重新站出來了吧。」
「ゴードンはダウンさせたが、ウィリアムが復活したんだろうさ」
「真令人意外,威廉王子竟然還會站在戈登皇子這邊。」
「意外ですな。ウィリアム王子がいまだにゴードン皇子につくとは」
「我倒是不意外。那傢伙向來不會違背自己的話。」
「俺は意外でもないけどな。奴は自分の言葉は曲げんよ」
無論發生什麼,他大概都會站在戈登這邊吧。
何があってもゴードンの味方でいる気だろう。
說他缺乏柔軟性也沒錯,但作為盟友,沒有比他更可靠的人了。
柔軟さに欠けるといえばそこまでだが、味方ならこれほど頼りになる相手はいない。
真是可惜。
惜しいことだ。
「敵方只剩下山頂的據點,本想一舉收尾。」
「敵に残されているのは山頂の拠点のみ。一気に仕留めにいきたいところだがな」
但我們這邊有無法那麼做的情況。
できない事情がこちらにはあった。
正這麼想時,傳令來到我這裡。
そんな風に思っていると俺のところに伝令がやってきた。
終於到了嗎。
いよいよか。
「我先去了。」
「行ってくる」
「一路平安。」
「行ってらっしゃいませ」
在賽巴斯的護送下,我出發了。
セバスに送り届けられ、俺は向かう。
前往羅恩施坦公爵的帳篷。
ローエンシュタイン公爵がいる天幕へ。
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「來了嗎……」
「来たか……」
「嗯。希望沒有打擾到你們才好。」
「ああ。お邪魔じゃないといいんだが」
「是我叫你們來的……怎會是打擾之事……」
「儂が呼んだのだ……邪魔なものか……」
羅恩施坦公爵這麼說著,躺在床上。
そう言うローエンシュタイン公爵はベッドで横になっていた。
周圍有夏爾和北部的貴族們。
周りにはシャルや北部貴族たちがいる。
這就是無法攻擊的原因。
攻撃できない理由はこれだ。
北部諸侯聯合軍的中心。
北部諸侯連合軍の中心。
因為羅恩施坦公爵正處於臨終之際。
ローエンシュタイン公爵が今際の際にいたからだ。
「讓攻勢被迫中斷……抱歉……」
「攻勢を中断させてしまい……申し訳ない……」
「敵人瀕死,再也沒有翻盤的機會了。就算要把最後一擊留到明天也沒關係。」
「敵は瀕死だ。もう挽回のチャンスはない。止めを刺すのが明日になっても気にしないさ」
「……我的命還有用處嗎……?」
「……儂の命は役に立ったか……?」
「當然,我很感激。」
「もちろん。感謝している」
「應該感謝的是我……能在最後打出一場好戰役……甚至一度想過還想活下去……作為武人,能在戰場上心滿意足地死去……我無怨無悔……」
「感謝するのは儂のほうだ……最期に良い戦いができた……まだ生きていたいとすら思えた……武人として戦場にて満足して死ねるのだ……悔いはない……」
說完,羅恩施坦公爵招我靠近。
そう言ってローエンシュタイン公爵は俺を近くに呼び寄せた。
我默默地照做。
俺は黙ってそれに従う。
羅恩施坦公爵虛弱地抬起手。
ローエンシュタイン公爵は弱弱しい動きで手を上げる。
「不過……我還有一件掛心的事……能不能請你幫我解決掉它……?」
「だが……心配事はある……どうか取り除いてくれないだろうか……?」
「不用擔心。我在此發誓,必定會為北部貴族贏得應有的尊重。我將賭上我的一切。」
「何も心配することはない。ここに誓おう。北部貴族への尊重は必ず勝ち取ってみせる。俺のすべてを賭けて」
「……真是對不起,從頭到尾都麻煩你了……」
「……何から何まですまない……」
「從頭到尾承蒙照顧。這是理所當然的。」
「何から何まで世話になった。当然だ」
「……那麼,我可以說最後一個任性請求嗎……?」
「……ならば最後のわがままを言ってもよいだろうか……?」
「什麼事?」
「なんだ?」
「請照顧夏洛特……拜託了……那是我珍貴的孫女……」
「シャルロッテを……頼む……大切な孫娘だ……」
「我一定會守護她。這樣可以嗎?」
「必ず俺が守ろう。それでいいか?」
「呼……那就好……啊……臨終前能做個好夢了……」
「ふっ……それならそれでいい……ああ……最期に良い夢を見れた……」
說完那句話後,羅恩施泰因公爵的手鬆了下來。
そう言ってローエンシュタイン公爵の手から力が抜けた。
就在那一瞬間,北部的貴族們放聲痛哭起來。
その瞬間、北部貴族たちが声をあげて泣き始めた。
「爺爺……!爺爺啊……!!」
「お爺様……! お爺様ぁ……!!」
夏洛特也在羅恩施泰因公爵身旁不停哭泣。
シャルもローエンシュタイン公爵の横で泣き続けている。
我悄悄站起,什麼也沒說便離開了那裡。
俺はそっと立ち上がると何も言わずにその場を後にした。
走出帳篷,稍微走了幾步,雷歐在那裡等著我。
天幕を出て少し歩くと、レオが俺のことを待っていた。
「怎麼樣?」
「どうだった?」
「那正是他的作風。直到最後還在惦記著周遭的人。」
「あの人らしい最期だった。最期まで周りを心配していたよ」
「是啊。我本想讓他教我們許多事,可惜無緣了呢。」
「そっか。色んなことを教えてほしかったけど、叶わなかったね」
雷歐帶著遺憾低聲嘆道。
レオは残念そうにつぶやく。
但他很快便將視線投向了山那邊。
だが、すぐに視線を山へと向けた。
「我們已經疲憊不堪。」
「僕らは疲弊している」
四次攻勢。
四度の攻勢。
也就是說,已經四度登上那座山了。
つまり四度も山を登ったのだ。
在與戈登軍的戰鬥之後,又是山地攻略戰。
ゴードン軍との戦いのあと、山の攻略戦だ。
沒有一個人不感到疲憊。
疲れていない者などどこにもいない。
此時又傳來羅恩施泰因公爵的訃聞。
そこにローエンシュタイン公爵の訃報。
士氣已經無法振作。
士気はもはや上がらない。
現在強攻的話,很可能會遭到痛烈的反擊。
今、無理に攻めれば手痛いしっぺ返しを食らいかねない。
「敵方殘存戰力約有一萬人,其中半數以上是負傷兵。可依賴的指揮官們都身受重傷。照目前情勢,他們已無翻盤之法。」
「敵残存戦力は一万ほど。半分以上は負傷兵だ。頼みの綱の指揮官たちは重傷を負っている。ここから向こうが逆転する方法はない」
「嗯,我也這麼認為。」
「うん。それは僕も思う」
不過,我們有個理由想在今天之內把他們徹底擊潰。
だが、今日中に仕留めたい理由がある。
正當我以為差不多該到了,一名少年在哈尼許將軍的帶領下走到我們面前。
そろそろ来る頃だろうと思っていると、一人の少年がハーニッシュ将軍に連れられて俺たちのところにやってきた。
「失禮了。我是霍爾茲瓦特公爵家的萊納。」
「失礼いたします。ホルツヴァート公爵家のライナー殿です」
「向兩位殿下問安。我是萊納·馮·霍爾茲瓦特。」
「両殿下にご挨拶を。ライナー・フォン・ホルツヴァートです」
「啊,萊納。好久不見了。」
「やぁ、ライナー。久しぶりだね」
「好久不見,雷歐納特殿下。」
「お久しぶりです。レオナルト殿下」
「有什麼事嗎?」
「どんな用件かな?」
「是的。從現在起,霍爾茲瓦特公爵家將進攻敵軍。我來此是要報告此事。」
「はい。これよりホルツヴァート公爵家は敵を攻めます。その報告に参りました」
萊納厚顏無恥地說道。
いけしゃあしゃあとライナーは告げた。
明明以前對我們的請求完全不回應,現在竟說要在敵人最脆弱的時刻攻擊,真是厚顏無恥。
こちらの要請には全く反応を示さなかった癖に、敵が最も弱体化した瞬間に攻め込むと言ってくるとはな。
分明就是打算搶功勞。
手柄をかすめ取る気満々というわけだ。
「在那之前,為何不答應我們的請求?若記憶無誤,你們本該站在我們這邊才對?」
「その前にこちらの要請に応じなかったのはどういうことかな? 記憶が正しければ君たちはこちら側についたはずだけど?」
「非常抱歉。有部分騎士反抗,花了時間才平息。背叛的部隊常有此事,請見諒。」
「申し訳ありません。一部の騎士から反発がありまして、それを収めるのに時間がかかりました。裏切った部隊ではよくあることです。お許しを」
是指揮官一意孤行地背叛,騎士才會反抗嗎?
指揮官の独断で裏切ったから騎士が反発?
在軍隊或許說得通,但在騎士團就不可能。
軍隊ならまだしも騎士団でそれはない。
他們不是投向弱勢方,而是站在有利的一邊。
劣勢側についたわけじゃない。優勢側についたんだ。
他們對戈登並沒有什麼大恩大德,哪會有騎士反抗?
ゴードンには大した義理もないんだ。反発する騎士なんているわけがない。
霍爾茲瓦特公爵家一向不常上戰場,向來如此。
ホルツヴァート公爵家はあまり戦場には出ない貴族だ。昔から。
然而在政爭上他們卻是背叛的常客,總把自保放在第一位。這種貴族的騎士,會去譴責主君的背叛嗎?
だが、政争では裏切りの常習犯。常に自らの保身を第一とする貴族。そんな貴族の騎士たちが主君の裏切りを咎めるものか。
「那麼我們也派精銳出來吧。」
「ではこちらからも精鋭を出そう」
「不必如此。恐怕無法配合,若要戰鬥就分開行動吧。」
「それには及びません。連携も取れないでしょうし、戦うなら別々に戦いましょう」
他們大概想趁亂讓精銳去討伐戈登和威廉,但雷歐的提議被拒絕了。
どさくさに紛れて精鋭にゴードンとウィリアムを討てというつもりだったんだろうが、レオの申し出は断られる。
準備派出精銳倒是沒問題,但若要組成整支軍隊又是另一回事。
精鋭を出す用意はあるが、軍となると別だ。
可以動員疲憊的士兵湊成一支,但那只會增加傷亡。
疲弊した兵士を動員すれば用意できるが、それでは犠牲が増えるだけだ。
另一方面,霍爾茲瓦特公爵家幾乎未參戰。
一方、ホルツヴァート公爵家はほとんど戦に参加していない。
在此情勢下,一支完備的軍隊能成為致勝的王牌。
この状況で万全の軍は切り札になりえる。
因為敵人比我們還要疲憊。
こちら以上に敵は疲れているからだ。
能贏是能贏。既然是對方提議,也沒理由拒絕。
勝てることは勝てる。向こうからの申し出だし、断る理由もない。
若此刻拒絕,會被說雷歐只顧著爭功。
ここで断るとレオは手柄にこだわっていると言われかねない。
但要是任由其行,可能會讓他們搶走戈登與威廉的首級。
かといって好きにやらせるとゴードンとウィリアムの首級を持っていかれかねない。
就算戈登被雷歐的一擊致命,他們也會主張是他們取了人頭。畢竟對方是霍爾茲瓦特公爵家。
たとえゴードンがレオの一撃で致命傷を受けていたとしても、首を取ったのは自分達だと主張するだろう。相手はホルツヴァート公爵家だ。
那麼,該怎麼辦呢?
さて、どうするか。
正在思考時,忽然從山頂傳來一陣歡呼聲。
考え事をしていると突然、山頂から大歓声が聞こえてきた。
哪裡來的那麼大幹勁?
どこにそんな元気があるのか。
不過,士氣那麼高倒也沒問題吧。
だが、あれだけ士気が高いなら問題ないだろう。
「有本事就來試試看!」
「やれるものならやってみろ」
「……敵人似乎還有些餘力。要不要採取夾擊的方式?」
「……敵はどうやらまだ余力を残している様子。どうでしょうか? 挟撃という形を取っては?」
「羅恩斯坦公爵的訃聞讓我們無法行動。要做的話就由你們那邊單獨去做。」
「ローエンシュタイン公爵の訃報でこちらは動けん。やるならそちらだけでやれ」
「……您是要叫臣下去送死嗎?」
「……臣下に死んでこいと仰せですか?」
「臣下?你們從何時開始成為我們的臣下了?」
「臣下だと? いつからお前たちが俺たちの臣下になった?」
「我們是皇族的臣下。」
「我々は皇族の臣下です」
「說得好!那就命令你們!立刻上山,取下敵將戈登與威廉的首級!取不回來的話就以遲到為由處罰。雖說是遵照埃里克兄上的指示,但你們實在太見風轉舵了!」
「よく言った! ならば命じよう! 今すぐ山に登って敵将ゴードンとウィリアムの首を取ってこい! 取ってこれない場合は遅参を理由に罰を与える。エリク兄上の指示があったとはいえ、あまりにも日和見がすぎるのでな」
一下子加緊攻勢,不給對方主導權。
一気に畳みかけて主導権を与えない。
萊納似乎在想怎麼說服我們。
ライナーはどうやってこちらを言いくるめるか考えているようだ。
但那完全徒勞無功。
だが、それは無駄に終わる。
因為山頂的聲音回蕩到整個戰場。
山頂から戦場全体に声が響いたからだ。
「諸位,至今辛苦了!這是最後一戰!跟著戈登前進!追上我的背影!只要還能看到我的背影,就絕對不要倒下!我將永遠站在你們面前!不允許落後!跟我跑!!衝鋒——!!!!!」
「皆、これまでよく戦ってくれた! 最後の戦いだ! このゴードンに続け! 俺の背を追え! 俺の背が見えているうちは決して倒れるな! 皆の前には常に俺がいる! 遅れは許さん! 俺と共に駆けろ!! 突撃ぃぃぃぃ!!!!」
全軍一陣騷動。
全軍が騒がしくなる。
不過被衝鋒的並不是我們這邊。
だが、突撃をかけられたのはこちらではない。
「挑選能動的部隊,繞到山的另一側。霍爾茲瓦特公爵家牽制敵人,我們趁機包圍,務必不讓敵人逃脫!」
「動ける部隊を選抜し、山の向こう側に回る。敵はホルツヴァート公爵家が食い止める。僕らはその間に敵を逃がさないように包囲する!」
雷歐準確地下達指示,決定向山的另一側移動。
レオは的確に指示を出し、山の反対側への移動を決断する。
敵軍突破了霍爾茲瓦特公爵家的防線後,強行撤退。
敵はホルツヴァート公爵家を突破しての撤退を敢行したのだ。
他們不是來攻我們這邊,而是試圖突破元氣十足的霍爾茲瓦特公爵家,這點和以往的戈登有些不同。
こちらではなく、元気なホルツヴァート公爵家を突破しようとするあたり、今までのゴードンとは少し違う。
「先發制人……果然是戈登皇子的戰法啊,好久沒見了。」
「敵の機先を制す……ゴードン皇子らしい戦法ですな。久しぶりに」
「沒錯。我們也出發。北部諸侯聯合軍在此待命,不可讓敵人逃脫。」
「そうだな。俺たちも行くぞ。北部諸侯連合軍はこの場で待機。敵を逃がすな」
說完這話後,我們便開始朝山的另一側移動。
そう言って俺たちは山の反対側に移動し始めたのだった。