最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第三百五十四話 總大將
「真是的……計畫被搞砸了吧,萊納」
「まったく……計画が台無しだぞ? ライナー」
「不不,既然兄上被塑造成忠義者,我們早就不得不上前線了。」
「いやいや、兄上が忠義者に仕立て上げられた時点で前線には出る羽目にはなっていましたよ」
「就算那樣,如果在威廉王子面前哭一哭之類的話,或許就不會被交付先鋒吧?」
「そうであってもウィリアム王子の前で泣くなりしておけば、先鋒は任されることはなかったのではないか?」
「威廉王子一直在警戒我們。與其被暗中提防,倒不如上前線比較好。」
「ウィリアム王子はボクらを警戒していました。こっそり警戒されるより、前線に出たほうがマシでしょう」
「可是,要怎麼行動?」
「だが、どう動く?」
戈登軍的最前線。
ゴードン軍の最前線。
被配置為先鋒的霍爾茲瓦特公爵家的羅爾夫與萊納,邊看著對陣的雷歐軍,邊討論接下來的打算。
先鋒に配置されたホルツヴァート公爵家のロルフとライナーは、対陣するレオの軍を見ながら今後のことについて話し合っていた。
原本的計畫是,在吉德失誤後被配置於後方,趁著雷歐與戈登爭鬥之際,奪取戈登的統治領地。
元々の計画では、ギードの失態を受けて後方に配置され、レオとゴードンが争っている間にゴードンの支配領域を制圧する予定だった。
然而,被威廉的策略操作,吉德被定為忠義者,霍爾茲瓦特公爵家也就這樣被委以先鋒。
しかし、ウィリアムの策略でギードは忠義者とされ、そのままホルツヴァート公爵家も先鋒を任されてしまった。
既然後方是友軍,就難以做出多餘的動作。
後ろが味方である以上、余計な動きはしづらい。
「只能正面作戰了吧。」
「普通に戦うしかないでしょうね」
「對手可是英雄皇子啊?」
「相手は英雄皇子だが?」
「不用跟他正面硬碰。他們的目標是戈登皇子的首級,根本不會把我們放在眼裡。只要露出破綻,他們就會突破那裡。」
「まともに戦わなきゃいいんですよ。向こうの狙いはゴードン皇子の首。ボクらなんて眼中にありませんよ。隙を見せればそこを突破してくれます」
「原來如此。雖然接下先鋒,但並沒有說要拚死奮戰嘛。」
「なるほど。先鋒を引き受けたが、奮戦するとは言っていないからな」
「正是如此。因地形關係,戈登皇子不會離開山地。會發起攻擊的是雷奧納爾特皇子。我們的騎士團配置在山側,其他騎士團配置在河邊。如果我們的陣形堅固,雷奧納爾特皇子會選擇從河邊突破。」
「そのとおりです。地形の関係上、ゴードン皇子は山から離れない。仕掛けてくるのはレオナルト皇子です。ボクらの騎士団は山側に配置して、そのほかの騎士団を川側に配置しましょう。ボクらの陣形が固ければレオナルト皇子は川側を突破します」
貴族軍約有五千人,其中三千為霍爾茲瓦特公爵家的騎士。
貴族軍はおよそ五千。そのうちの三千がホルツヴァート公爵家の騎士たちだった。
無論訓練度或人數,都無法與其他貴族相比。
練度も数も他の貴族たちとは比べ物にならない。
雷歐幾乎肯定會攻擊其他貴族的騎士團。
ほぼ間違いなくレオは他の貴族の騎士団を狙うだろう。
如此一來,霍爾茲瓦特公爵家的任務就結束了。
そうなればホルツヴァート公爵家の役割は終わる。
「暫時繞向北側,展開到敵軍側面吧。那樣我們就變成第三勢力了。」
「一時的に北側に逸れて、敵側面に展開するか。そうすれば我々は第三勢力だ」
北方有海娜山,但不往山上爬而是繞向北方。作為先鋒才做得成的事。
北にはハイナ山があるわけだが、そこを登らずに北に逸れる。先鋒ゆえに可能なことだ。
若爬上山,就會被威廉好好利用。
山を登ればウィリアムに良いように使われてしまう。
若出現在敵側面上,還可以藉口說受到敵方警戒而無法行動。
敵の側面に出れば、敵の警戒を受けて動けないと言い訳もできる。
等到戈登處於劣勢時再背叛就好。
ゴードンが劣勢になった段階で、裏切ればいい。
「若我們輕易被突破,戰局就會轉向雷奧納爾特皇子有利。我們明知不利卻來到這裡。他們應該也有手段。戈登皇子恐怕贏不了吧。」
「ボクらがあっさり突破されれば戦況もレオナルト皇子優勢になります。不利を承知でこの場に出てきたんです。向こうも手があるんでしょう。ゴードン皇子は勝てないでしょうね」
「不過,萊納。別忘了。既然無法奪取敵方領地,就需要一個被削弱的戈登或是威廉的首級。那樣雷奧納爾特皇子的戰功就不會那麼出眾。」
「だが、ライナー。忘れるな? 敵の領地を制圧できない以上、弱ったゴードンかウィリアムの首が必要だ。そうすればレオナルト皇子の戦功は飛びぬけたものでなくなる」
「我知道。好好處理吧。」
「わかってますよ。上手くやりましょう」
兩父子這樣說著,嗤笑起來。
そう言って親子は嗤う。
在霍爾茲瓦特公爵家的後方。
そんなホルツヴァート公爵家の後方。
總指揮的戈登盯著敵軍的動向。
全体の指揮を執るゴードンは、敵軍の様子をじっと見つめていた。
有一人朝那樣的戈登出聲。
そんなゴードンに声をかける者がいた。
那人並非軍人。
それは軍人ではなかった。
「敵方似乎有些計策。我方該登場了嗎?戈登殿下?」
「敵は何やら策がある様子。我々の出番ですかな? ゴードン殿下」
「你們要是有用,那也是最後最後的時候。只作為萬一的保險,別多管閒事。」
「貴様らの出番があるとしたら最後の最後だ。万が一の保険。出しゃばるな」
戴著黑色兜帽的魔導師。
黒いフードを被った魔導師。
戈登對那個帶著可疑氣息的魔導師毫不掩飾他的厭惡。
怪しげな雰囲気を持つその魔導師にゴードンは嫌悪感を隠さない。
然而仍把他放在身邊,是因為他有利用價值。
それでも傍に置いているのは、利用価値があるからだ。
「我等也希望如此。那可不是輕易就能製造出來的東西。」
「我々もそうであってほしいですな。そう簡単に作れるものでもありませんので」
「我知道。最好別動用王牌。戰鬥還會繼續。」
「わかっている。切り札を切らないに越したことはない。戦いはこれからも続くからな」
「嘛,萬一時請隨時呼喚。本隊已經準備就緒。」
「まぁ万が一のときはいつでも声をかけてください。準備はできておりますので」
說罷那魔導師退回到專屬的帳篷。
そう言って魔導師は自分専用の天幕に下がっていく。
連戈登的近侍也不知道那裡進行著些什麼。
そこで何が行われているのか、ゴードンの側近ですら知らなかった。
戈登瞪著那魔導師,然後又把視線移回雷歐的軍隊。
ゴードンはそんな魔導師を睨みつけ、そしてまたレオの軍に視線を戻した。
這時敵軍露出似乎要行動的氣息。
すると敵軍が何やら動き出す雰囲気を見せていた。
「要來了嗎……雷奧納爾特!」
「来るか……レオナルト!」
敵軍發動攻擊。
敵軍の攻撃。
戈登察覺到後,下令前衛準備防守。
それを察知して、ゴードンは軍の前衛に防戦準備を通達したのだった。
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「雷奧納爾特是從正面發動攻擊嗎?」
「レオナルトは正面から攻撃を仕掛けてきたか」
居於山中陣地的威廉看見雷歐開始攻擊,便派遣傳令向中腹部隊傳達。
山中の陣にいたウィリアムはレオが攻撃を開始したのを見て、中腹にいる部隊へ伝令を走らせていた。
山中已被威廉打造為要塞,中腹配置了大量弓箭部隊。
山中はすべてウィリアムによって要塞化されており、中腹には多数の弓矢部隊を配置していた。
雷歐的先鋒不只要面對眼前的敵人,還得對抗從山上射下的弓箭。
レオの先鋒は目の前の敵と同時に、山から降り注ぐ弓矢とも戦わなければいけない。
準備萬全。
備えは万全。
雷歐應該也知道這點。
それはレオも承知のはずだった。
「殿下,您有什麼煩惱嗎?」
「殿下、何かお悩みですか?」
「是羅傑嗎……我在擔心敵方有什麼計策。」
「ロジャーか……敵の策が気になってな」
「殿下您想也想不出來的話,我可就完全想不通了啊。」
「殿下が考えてもわからないなら、自分にはさっぱりですな」
羅傑豪爽地大笑。
わっはっはとロジャーは豪快に笑う。
威廉看著那模樣苦笑,放鬆了下來。
その姿にウィリアムは苦笑しつつ、肩の力を抜いた。
既然想也想不透,只能將萬事做好準備以應對一切。
考えてもわからない以上、何にでも対応できるようにするしかない。
「回報!敵方航空部隊!正朝這裡飛來!」
「報告! 敵航空部隊! こちらを目指しています!」
「喔喔!來了嗎!殿下!出擊!」
「おお! 来たか! 殿下! 出ます!」
「小心。那根魔導杖本來就不適合龍騎士。上次試射的感覺,大概能發射多少發?」
「気を付けていけ。元々、あの魔導杖は竜騎士には向かない武器だ。この前の試運転で掴んだ感じでは、何発が限度だ?」
「大概十五發左右。對方好像能無限射擊。」
「十五発と言ったところでしょうな。向こうはいくらでも撃てるようですが」
「簡直就是怪物。」
「化け物だな。まさしく」
「但若不阻止,制空權就會被搶走。請放心,羅傑會阻止他們。」
「ですが、止めなければ制空権を取られてしまいます。ご安心を。このロジャーが止めてみせます」
說罷羅傑咧嘴一笑,朝準備迎敵的方向奔去。
そう言ってロジャーはニヤリと笑うと、敵に備えるために走っていった。
戰鬥於各處同時爆發。
そのまま各地で戦闘が起きていく。
天上交給羅傑,威廉依據戈登軍的動向指揮山中的部隊。
空はロジャーに任せ、ウィリアムはゴードン軍の動きに合わせて山中の軍を指揮していく。
雷歐的先鋒部隊在上下協同上苦戰,但最終擊中貴族軍的薄弱處,成功突破戈登軍的先陣。
上下での連携に苦労していたレオの先鋒部隊だが、貴族軍の脆弱な部分をついて、ゴードン軍の先陣を突破することに成功した。
霍爾茲瓦特公爵家的騎士團見狀,暫時離開戰場,側翼並靠攏到敵軍一側。
ホルツヴァート公爵家の騎士団はそれを見て、一時戦場を離脱して敵軍の横につく。
威廉見狀咂了咂舌。
それを見てウィリアムは舌打ちをした。
若是徹底抵抗,本應能將敵方擊退,但因為不抵抗,先陣被輕易突破了。
徹底抗戦すれば敵を押し返すこともできたはずだが、それをしないため容易く先陣を抜かれた。
「本來就沒把他們當真靠得住……竟然沒處理乾淨嗎。」
「元々アテにはしてないが……始末しそこねたか」
要是全滅了,這個隱患就會消失的說。
全滅してくれれば不安材料が消えたというのに。
威廉嘆了口氣,正想調動部分軍隊。
ウィリアムはため息を吐きながら、軍の一部を動かそうとする。
然而,就在那一瞬間。
しかし、その瞬間。
一陣惡寒沿著威廉的脊背竄起。
ウィリアムの背中に悪寒が走った。
屢次上陣的威廉直覺在警告著他。
幾度も戦場に出たウィリアムの勘が告げていた。
不妙。
まずいと。
「!!??待命中的龍騎士給我升空!跟上!向後方前進!!」
「っっ!!?? 待機中の竜騎士は空に上がれ! ついてこい! 後方に向かう!!」
帶著作為預備戰力待命的龍騎士們,威廉移向戈登軍的最尾端。
予備戦力として待機していた竜騎士たちを連れて、ウィリアムはゴードン軍の最後方に移動した。
就在那時,威廉耳中傳來角笛之音。
そんなウィリアムの耳に角笛の音が聞こえてきたのだった。
那聲音不只傳入威廉耳中,而是回蕩在整個戰場。
それはウィリアムだけでなく、戦場全体に響いた。
「可惡……!果然後方是個死穴啊!」
「くそっ……! やはり後方が鬼門だったか!」
這麼說著,威廉急忙降下。
言いながらウィリアムは急いで降下したのだった。
他眼前映出超過萬人的騎士隊伍。
その目には万を超える騎士が映っていた。
高舉的旗幟五顏六色,乃北部諸侯的戰旗。
掲げる旗は色とりどり。北部諸侯の戦旗だ。
「迎擊陣型!!騎士要衝進去了!弓隊前移!」
「迎撃体勢!! 騎士たちが突っ込んでくるぞ! 弓隊を前に出せ!」
一邊向陷入混亂的戈登軍後方發號施令,威廉迅速整備防守。
混乱するゴードン軍の後方に指示を出しながら、ウィリアムは迅速に防衛準備を整える。
就在這時。
そんな時。
敵軍正中央立起了一面格外巨大的旗幟。
敵軍の中央にひときわ大きな旗が立った。
紅底上交叉的黑白雙劍。
赤地に黒と白の交差した双剣。
「雙劍旗!看來北部貴族站到雷奧納爾特那邊了!」
「双剣旗です! 北部貴族はレオナルトについたようですね!」
附近飛行的龍騎士如此回報,但威廉對那面旗感到違和。
近くを飛ぶ竜騎士がそう言うが、ウィリアムはその旗に違和感を覚えた。
那份違和很快釐清。
すぐにその違和感は解消される。
劍的配色是反過來的。
剣の配色が逆なのだ。
其餘一切都相同。
それ以外はすべて同じ。
這不是失誤。
ミスではない。
他確信無疑。
その確信があった。
「不對……劍的配色反了。」
「違う……剣の配色が逆になっている」
「欸?是匆忙做的嗎……?」
「え? 慌てて作ったのでしょうか……」
「帝國做不出那種粗糙的東西。那是刻意為之。而使用與雷奧納爾特旗幟極為相似的,只有一個人!」
「帝国がそんなお粗末なことをするものか。あれは意図的だ。そしてレオナルトの旗と酷似している旗を使う者などただ一人!」
威廉急速降下,命身後的魔導師施放擴音魔法。
ウィリアムは一気に降下すると後方にいた魔導師に拡声の魔法を使わせる。
然後向整個戰場告知。
そして戦場全体に告げた。
「後方有北部諸侯聯合軍!其率軍總大將為帝國第七皇子,阿爾諾特·雷克斯·阿德勒!!凡輕蔑稱他為『枯竭皇子』者,我必斬之!振作精神!帝都的敗北,正因雙黑皇子已齊聚!絕不能讓他們會合!我們要在帝都討回一切!!」
「後方に北部諸侯連合軍! 率いる総大将は帝国第七皇子! アルノルト・レークス・アードラー!! 出涸らし皇子と侮る者はこの私が斬る! 気を引き締めろ! 帝都での敗戦は双黒の皇子が出揃ったからだ! 決して合流させるな! 帝都での借りを返すぞ!!」
威廉這麼喊著,提振了後方軍的士氣。
そう言ってウィリアムが後方軍の士気を上げる。
然而,北部諸侯聯合軍勢如破竹地高喊號子,開始衝鋒,彷彿吞沒了後方軍的士氣。
だが、そんな後方軍の士気を飲み込むような勢いで、北部諸侯連合軍は雄たけびを上げながら突撃を開始したのだった。