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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第二百六十話 最強的青梅竹馬與最棒的弟弟

12點更新。

12時更新分。

總算走到這一步了,累死了——(唉)

やっとここまできたぁ。疲れたー( 一一)

「提出你的要求吧,阿爾諾特皇子」

「要求を聞こう、アルノルト皇子」

「不愧是龍王子,通情達理」

「さすがは竜王子。話がわかる」

威廉壓制著怒火中燒的戈登與贊朵拉,走到我面前坐下開始交涉。

怒り心頭なゴードンとザンドラを抑えつつ、ウィリアムが俺との交渉の席についた。

我向這樣的威廉提出了條件。

俺はそんなウィリアムに条件を伝える。

「條件只有一項:放過皇帝一方撤出帝都,暫時解除天球,讓我們離開帝都。」

「条件はただ一つ。皇帝派の帝都撤退を見逃すこと。天球を一時解除し、俺たちを帝都の外に出してくれ」

「別開玩笑了啊啊啊啊啊!!!」

「ふざ……けるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

戈登激怒不已。

ゴードンは激昂する。

把人追到這種地步卻要放走,生氣是理所當然的。

ここまで追い詰めたのに、見逃せというわけだし、怒って当然だろう。

討伐皇帝需要虹天球,但為了獲得它而放走皇帝,手段與目的就會顛倒。

皇帝を討つために虹天球が必要なのに、それを得るために皇帝を逃がしたら手段と目的が逆になってしまう。

不過。

だが。

「我不能允許全員撤退。沒有你會遵守承諾的保證。」

「全員の撤退は認められない。君が約束を守る保証がないからな」

「果然如預期。我只是說說看而已。那麼,你能接受到哪一步?」

「でしょうね。言ってみただけです。それじゃあ、どこまでだったら認められますか?」

我故作輕鬆地向威廉詢問。

俺はおどけてみせながら、ウィリアムに訊ねる。

談判的鐵則是自己絕對不能先說條件,應該讓對方說出來。

交渉事の鉄則として、自分から条件を言ってはいけない。条件は言わせるモノだ。

所以我先提出了一個絕對不可能的條件,主導權就落在對方手中。

だから俺は絶対に無理な条件を最初に提示した。すでに主導権は向こうにある。

若對方不提出可接受的底線,談判便無法推進,只會消耗時間。

向こうが許容ラインを提示しなければ話は進まず、時間だけが過ぎていく。

那樣也無妨。

それならそれで構わない。

「……至少你要留在這裡。你拿哥哥和妹妹當誘餌,你不會說你不願做人質吧?」

「……最低でも君はこの場に残ってもらう。兄や妹を囮にしたんだ。自分が人質になるのは嫌だとは言うまい?」

「說中痛處了。好吧,那就由我留下,其他人全部撤出帝都。」

「痛いところを突きますね。まぁそれはいいでしょう。それじゃあ俺が残り、それ以外は全員帝都の外に逃がすということで」

「那也不能接受。」

「それも容認できない」

「哎呀哎呀,什麼都不願意,這樣談判就沒法進行了吧?」

「おやおや、あれも嫌、これも嫌では交渉になりませんよ?」

「把那點討論清楚不就是談判嗎?」

「そこを煮詰めるのが交渉というものではないかな?」

懷抱著隨時可能向我動手的戈登與贊朵拉這兩枚炸彈,竟能冷靜地和我談判,真不簡單。

今にも俺に攻撃しそうなゴードンとザンドラという爆弾を抱えながら、よくもまぁ冷静に俺と交渉できるもんだ。

正常人會太過關注那兩人,在談判時露出破綻才對。

普通なら二人に意識が行きすぎて交渉事でボロがでそうなもんだが。

身為王子卻能騎上龍在戰場馳騁,果然有過人的意志力。

王子の身分でありながら竜に跨り、戦場を駆けるだけはある。大した精神力だ。

「那麼,重新確認可接受的底線。你能接受到哪裡?」

「では、改めて認められるラインを確認しましょう。どこまでだったら認められますか?」

「只允許皇帝與宰相撤離。」

「皇帝と宰相のみなら認められる」

「別開玩笑了。把那兩人放出去之後,你們會強化天球抹殺其他皇族,然後趁父親失去側近時把他除掉,對吧?」

「ご冗談を。二人を外に逃がしたあと、あなた方は天球を強化して他の皇族を抹殺する。そして側近を失った父上を仕留める気でしょう?」

「遺憾的是,我們也想取得勝利。」

「残念ながら我々も勝ちたいのでね」

威廉輕輕一笑。

ウィリアムがフッと笑う。

我也跟著笑了。

それにつられて俺も笑った。

真是可惜的人才。如果他沒站在戈登那邊,通過他說不定能讓聯合王國倒戈呢。

惜しい人だ。ゴードン側についていなければ、この人を通じて連合王国を離反させることもできただろうに。

正當我這麼想時,戈登不耐煩地顫了顫肩膀喊道。

そんな風に思っているとゴードンが痺れを切らしたように肩を震わせて告げる。

「阿爾諾特……要命就快把虹天玉交出來……!」

「アルノルト……命が惜しければ早く虹天玉を渡せ……!」

「我想要保命,所以不能交出。」

「命が惜しいので渡せないんですよ」

「好吧。我們會離開這裡,所以把它交給威廉王子吧。」

「わかったわ。私たちはこの場を離れる。だからウィリアム王子に渡しなさい」

「別逗了,你臉上寫著要從遠處用魔法瞄準的表情吧?」

「笑わせないでください。遠くから魔法で狙うって顔に書いてありますよ?」

我朝提出妥協案的贊朵拉笑著回應。

妥協案を提示してきたザンドラに対して、俺は笑いながら返す。

贊朵拉咂舌瞪了我一眼。果然就是那樣打算啊,真是個顯而易見的傢伙。

ザンドラは舌打ちをして俺を睨む。やはりそういう気だったか。わかりやすい奴だな。

「我希望戈登與贊朵拉皇女先退下。與他的交涉由我來處理。」

「ゴードンとザンドラ皇女は下がっていてほしい。彼との交渉は私がする」

「我就是看不慣那種交涉!為什麼要被阿爾諾特這種人擺布,我們還得示弱!?」

「その交渉というのが気に食わんのだ! なぜアルノルトごときに翻弄され、俺たちが下手に出ねばならん!!」

「那是因為我手上有虹天玉吧。」

「俺が虹天玉を持っているからでしょうね」

「荒唐透頂!你自己根本沒什麼力量,光憑一顆寶玉就敢來跟我們談判!?別笑死人了!被雷歐納爾特榨乾一切的廢皇子!什麼也做不了、只會被人嘲笑的存在別再放肆!!」

「ふざけた話だ! 自分では何の力も持っていない癖に、たかが宝玉を持っているだけで俺たちと交渉だと!? 笑わせるな! レオナルトにすべてを吸い取られた出涸らし皇子! 自分では何もできず、他者に笑われるだけの存在が調子に乗るな!!」

戈登說完拔出了劍。

そう言ってゴードンは剣を抜き放った。

克莉絲塔緊緊抓住我的手臂。

クリスタが俺の腕をギュッと掴む。

但我毫無動搖,直視戈登。

しかし、俺は動揺を見せず、ゴードンを真っすぐ見据える。

「那麼?你要斬我嗎?之後要怎麼辦?沒有虹天玉想討伐父親很難吧。討伐之前勇爵或艾爾娜會來,屆時處於劣勢的就是你們。」

「それで? 俺を斬りますか? その後どうするんです? 虹天玉がなければ父上を討つのは難しいでしょう。討つ前に勇爵かエルナがやってくる。そうなれば劣勢に立たされるのはあなた方だ」

「戈登……阿爾諾特皇子說得沒錯,把劍放下。」

「ゴードン……アルノルト皇子の言ってることは正しい。剣を収めろ」

「我不受任何人指揮!談判是懦夫才做的事!沒有力量的卑鄙者只會使出小伎倆拖累強者!你頂多能拖延一些時間!你這個一無所有的愚蠢東西!怎麼樣!?能否反駁!?」

「俺は誰の指図も受けん! 交渉など臆病者のすることだ! 力のない卑怯者が力ある者の足を引っ張るための小細工にすぎん! お前にできることは足止め程度だ! お前は何も持たない愚か者だ! どうだ!? 否定できるか!?」

「不,我不否認。或者說,你是想藉此挑釁?以為我會生氣然後跟兄長決鬥?別傻了。我一生中超過一半時間都被整個帝國嘲笑了,現在再被兄長說什麼我才不在乎呢。」

「いいえ、否定しませんよ。というか、それで挑発のつもりですか? 俺が怒って兄上と決闘でもすると? 馬鹿言わないでください。俺は人生の半分以上を帝国中から馬鹿にされてきたんですよ? 今更兄上に何を言われても気にしませんよ」

「可惡……!想到你這種人居然是血親就讓人生厭!皇族的恥辱!!」

「この……! お前のような者が血縁者だと思うと虫唾が走る! 皇族の面汚しめが!!」

「總比叛亂者好吧。」

「反乱者よりはマシでしょう」

我毫不動搖,因為我笃定自己擁有絕對優勢。

俺は余裕を崩さない。自分の絶対的優位を確信しているからだ。

戈登因此不滿而咆哮,但單靠咆哮無濟於事。

それが気に入らないからゴードンは吠えている。しかし吠えるだけでは効果はない。

戈登本該把事交給威廉處理,可他連這點也辦不到,既無法控制自己,也不肯把難事交給他人。

ここはウィリアムに任せるべきだろうに、それすらできない。自らをコントロールできず、難事を他者に任せることもできない。

這是典型戈登的反應:極度崇拜自身的力量,總想憑一己之力解決問題。

自分の力を絶対視し、自分の力で物事を解決したがるゴードンらしい反応だ。

「閉上你的嘴!我現在就可以斬下你的頭!」

「その口を閉じろ! いますぐ首を刎ねてもいいのだぞ!?」

「能做就來吧。我想威廉王子會阻止你。」

「やれるものならどうぞ。たぶんウィリアム王子が止めますから」

「結果還是靠別人嗎!真是可鄙的男人!你和魯伯特,為何同是我的血脈卻如此!?卑鄙又膽小,連面對的勇氣都沒有!你們存在的意義到底是什麼!?皇族應該是絕對強者!為何會有你們這種弱者存在!?」

「結局は他人頼みか! つくづく見下げ果てた男だな! お前といい、ルーペルトといい、なぜ俺と同じ血が流れていながらそうなのだ!? 卑怯で臆病で、立ち向かう勇気すら持ち合わせていない! お前たちの存在価値は一体なんだ!? 皇族は絶対的強者だ! お前らのような弱者がいるのはなぜだ!?」

「是嗎……魯伯特跑了啊。」

「そうか……ルーペルトは逃げたか」

「沒錯!魯伯特跑了!當克莉絲塔快被抓住時,他明明有能力去救,卻逃走了!哪有那樣懦弱的人!」

「ああそうだ! ルーペルトは逃げた! クリスタが捕まりそうになっている中で、助ける戦力を持ちながら逃げたのだ! あれほどの臆病者はそうはいまい!」

「你一輩子也不會懂的吧……魯伯特是帶著怎樣的心情逃走的。」

「あんたには一生わからんだろうさ……ルーペルトがどんな思いで逃げたかなんてな」

明明能救人卻選擇不救,那有多麼痛苦啊。

助けられるのに助けないというのはどれほど辛かっただろうか。

逃跑比起迎頭面對困難難上好幾倍;考慮到之後會承受的指責,反而還是選擇迎戰比較容易理解。

立ち向かうことの何倍も逃げるほうが難しい。その後の非難も考えれば、安易に立ち向かったほうがいいに決まってる。

大多數人認為迎戰才是勇氣,逃避是懦夫、卑鄙者會做的事;這樣的認知已成為常識。

立ち向かうことが勇気だと思う人のほうが大半だからだ。逃げるのは臆病者のすること。卑怯者のすること。そういう認識が常識だ。

但魯伯特肯定不是因為懦弱才逃走的。

だけど、きっとルーペルトは臆病だから逃げたわけじゃない。

他是鼓起勇氣選擇逃跑的,因為我那麼對他說過。

勇気を振り絞って逃げることを選んだんだ。俺にそう言われたから。

「我才不想知道!那種懦夫的心情我才不想理解!也不想了解你們這些一無所有的人!我是強者、是王者!和你們這些弱者不同!」

「知りたくもない! あんな臆病者の気持ちなど! 何も持たぬお前らのことなどわかりたくもない! 俺は強者であり、王者だ! お前ら弱者とは違う!」

「哼……『我與眾不同』這種說法我聽膩了。是因為血統優越嗎?還是能力比別人強?如果憑這些就能決定一切,現在大陸早就被SS級冒險者統治了。」

「ふん……自分は特別で、他人とは違う。そういうのは聞き飽きた。血筋が優れているから? 他者より能力があるから? それですべてが決まるなら今頃、大陸はSS級冒険者が制覇しているだろうさ」

「閉嘴!那些人不是帶領群眾的材料!我因為地位和力量才站在這裡!我不同於其他人!我就是至高!有這麼多將士跟隨我就是證明!那才是正道!弱者就該服從強者!你也好好當個弱者,服從我!!」

「黙れ! 奴らは人を率いる器ではない! 俺は立場に恵まれ、力に恵まれてここにいる! その他大勢とは違う! 俺こそが至高! その証拠に多くの将兵が俺についてきた! それこそが正しい在り方だ! 弱者は強者に従えばいい! お前も弱者なりに考え、俺に従え!!」

「荒謬的論點。再說下去也沒用。你我彼此無法理解。我不承認不尊重他人的人成為皇帝。不只有我這樣想,很多人也會這麼認為。」

「暴論だな。これ以上は話しても無駄だろうさ。あんたと俺は分かり合えない。俺は他者を認めない者を皇帝とは認めない。俺だけじゃない。多くの人がそうだろうさ」

「不服從就把他們粉碎!弱者贏不了強者!」

「従わぬなら粉砕するまでのこと! 弱者は強者には勝てん!」

「是嗎……確認一下,我和魯伯特真的是弱者嗎?」

「そうか……確認しておくが俺やルーペルトは弱者なんだな?」

「就是這麼說的!」

「そうだと言っている!」

「那麼,如果我們在這裡贏了,你的理論就會崩潰。我很期待──你接下來會用什麼理論來維持你的優勢?」

「なら、ここで俺たちが勝てばあんたの理論は破綻する。楽しみだよ。一体、次はどんな理論で自分の優位性を確保するのか」

「什麼!?」

「なにぃ!?」

我退後一步。

俺は一歩下がる。

我們原本就在廣場邊緣,現在已經沒有後路了。

元々広場の端にいた俺たちだが、もう後はない。

再往後退就會直直跌落到地面。

ここより後ろに下がれば地面に真っ逆さまだ。

克莉絲塔帶著害怕抱住了我。

クリスタが怖がるように俺に抱きついてきた。

我對這樣的克莉絲塔問道。

そんなクリスタに俺は訊ねる。

「克莉絲塔,你能相信我嗎?」

「クリスタ、俺を信じられるか?」

「……我一直都相信你。」

「……いつも信じてる」

「是嗎……戈登兄上,不,戈登。你說我一無所有。沒錯,我是那個一無所有的廢皇子,是個沒有資產的人。但在我眼裡,你反而更是個沒有的人。你缺少這世上最強的東西。」

「そうか……ゴードン兄上、いやゴードン。あんたは俺は何も持たないと言った。たしかにそうだ。俺は何も持たない出涸らし皇子だ。持たざる者だろう。けどな、俺からすればあんたのほうが持たざる者だ。あんたはこの世で一番強いものを持っていない」

「沒有什麼能勝過個人力量!」

「個人の力に勝るモノなどない!」

「不,有的。人無法單獨生存。每個人都有擅長和不擅長之處,性格也各不相同,這就成了個性。自己不足的地方要靠他人來補足而活。於是人們建立社會、建立國家,凝聚成一體。那時所需要的力量,就是人與人之間的連結,人們稱之為『羈絆』。以此來否定你這種說法。雖然我一無所有……但我擁有誰都比不上的東西。牢記在心。我的青梅竹馬是最強的──我的雙胞胎弟弟是最棒的。」

「いや、あるさ。人間は一人じゃ生きてはいけない。得意なことや不得意なことはそれぞれで、性格もみんな違う。それが個性になっていく。自分の足りないところは他者に補ってもらって生きていく。だから社会を作り、国を作って、一つにまとまるんだ。その時に必要な力。それは人と人の繋がり。それを人は〝絆〟という。それで否定してやるよ。あんたをな。何もない俺だけど……俺は誰にも負けないモノを持っている。よく覚えておけ。俺の幼馴染は最強で――俺の双子の弟は最高だ」

說完我向後一躍。

そう言って俺は後ろに飛んだ。

感覺身體短暫懸空,隨即開始下墜。

体が一瞬浮き上がる感覚があり、そして落下し始める。

同時外面傳來一陣轟鳴。

それと同時に外から轟音が響く。

一道光的奔流包覆整個天球,天球被那道光流像玻璃破裂般粉碎。

天球全体を光の奔流が包み込み、その光の奔流によって天球はガラスが割れたように砕け散った。

而在那碎裂的天球之外,

そしてその砕けた天球の先。

在高高掛起、刺眼的太陽光背影下,一隻黑色的格里芬朝這裡急速俯衝而來。

天高く上がった眩しい太陽の光を背に、黒いグリフォンがこちらに向かって急降下してきていた。

「抱歉,但我決定把麻煩事推給我弟了。」

「悪いが、面倒事は弟に押し付けると決めているんだよ」

我這麼說著,看向以極速接近的雷歐,露出一抹狡黠的笑容,伸出右手。

そう言って俺は猛スピードで迫るレオを見て、ニヤリと笑って右手を伸ばしたのだった。