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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第二百四十一話 價值

把敵人清理乾淨後,米亞立刻望向菲妮。

敵を片付けたミアはすぐにフィーネのほうを見た。

「妳沒受傷吧?」

「怪我はありませんかですわ?」

「是的,多虧妳。米亞妳沒事嗎?」

「はい。おかげ様で。ミアさんは大丈夫ですか?」

「那種程度輕而易舉。我習慣一次應付很多人。」

「あの程度なら楽勝ですわ。私、一度に大勢を相手にするのは慣れていますから」

面不改色說出那樣誇張話的米亞,讓菲妮苦笑不已。

さらりととんでもないことを言うミアにフィーネは苦笑する。

在藩國當義賊的米亞,數量上總是處於劣勢。

藩国で義賊をするミアは常に数の上では劣勢だ。

一次對付大批人對她來說並不稀奇。

一度に大勢を相手にするのは珍しいことではない。

她不只會擊倒大群敵人,也懂得走位和佈局,讓對方無法發揮人數優勢。

大勢を倒す術はもちろん、できるだけ大勢の利が活かせない立ち回りも心得ている。

在這四周盡是敵人的當下,她可說是正合適的人選。

周りが敵だらけの今の状況にはうってつけの人材といえた。

菲妮再次明白阿爾為何會斥鉅資把她招入陣營。

アルが大金を使って陣営に引き込むわけだとフィーネは改めて納得した。

「蜜葉大人、吉安娜大人,妳們平安無事真是太好了。」

「ミツバ様、ジアーナ様。ご無事でなによりです」

「菲妮……妳怎麼會來這裡?」

「フィーネさん……どうしてここへ?」

「當然是為了救妳們兩位。」

「もちろんお二人を助けるためです」

「我們當人質沒什麼價值。我們只是累贅。立刻兩人一起撤離。妳該更認清妳自己的價值。」

「私たちに人質の価値はないわ。私たちは足手まとい。すぐに二人で移動しなさい。あなたはあなたの価値をもっと知りなさい」

蜜葉說的話是事實。

ミツバの言うことは事実だった。

就算蜜葉和吉安娜被當作人質,也動搖不了皇帝。

ミツバとジアーナが人質になったところで皇帝は揺るがない。

若雷歐在帝都,蜜葉作為人質的價值或許會提高;但雷歐並不在帝都,阿爾根本不被認為需要人質。

帝都にレオがいるならばミツバの人質の価値は上がっただろうが、レオは帝都の外。アルは人質が必要だとすら思われていない。

正因如此,兩人的價值才低。菲妮作為人質的價值反而高得多。

だからこそ二人の価値は低い。よほどフィーネのほうが人質としての価値は高い。

因此蜜葉告訴阿爾不用去保護她,現在也仍在叮囑菲妮少人行動快點撤離。

ゆえにミツバは自分を守らなくていいとアルに告げたし、今もフィーネに少ない人数で逃げろと告げている。

菲妮覺得那是作為阿爾之母理所當然的判斷。

アルの母らしい判断だとフィーネは思った。

她能客觀看待自己,給自己貼上價值標籤,並在當下冷靜做出決斷。

自分のことを客観的に見れてしまい、価値をつけてしまう。そしてその場で冷静な判断ができてしまう。

或許有人會說這很了不起,但菲妮卻感到悲傷。

素晴らしいと言う人もいるだろうが、フィーネは悲しかった。

無論是阿爾還是蜜葉,她都希望他們能更珍惜自己。對他人溫柔卻對自己不寬容,某種程度上是不合理的。

アルにしろ、ミツバにしろ、もっと自分を大事にしてほしかった。他者には優しいのに自分には優しくないのはある意味、理不尽だと思えたからだ。

而不只菲妮這麼想。

そしてそう思ったのはフィーネだけではなかった。

「有其母則有其子呢。寵愛自己什麼都願做的人有問題,但不重視自己的人也有問題哦?」

「この母にしてあの皇子ありですわね。わが身が可愛くて何でもする人も問題ですが、我が身が大事でない人も問題ですわよ?」

「……現在應該看大局。快走。」

「……今は大局を見るべきなの。行きなさい」

「不行。既然都到了這裡,無論如何也要帶走他們。妳想當然自作主張地定義自己的價值就隨妳去。我們只會照自己的意願去救人!我也剛剛對妳的兒子說了同樣的話!」

「お断りですわ。ここまで来たなら何が何でも連れていきますわ。勝手に自分の価値を決めるならご自由に。私たちも勝手に助けるだけですわ! あなたの息子にも同じことを言ってきたところですもの!」

聽到米亞的話,蜜葉露出困擾的表情。

ミアの言葉を聞いて、ミツバは困った表情を浮かべた。

她露出一副不知道該怎麼說服,又覺得沒時間慢慢說服的表情。

どう説得するべきか。説得する時間ももったいないのに。そんな表情だ。

菲妮對那樣的蜜葉微笑著提出建議。

そんなミツバにフィーネはニコリと笑って提案した。

「邊走邊談會比較好吧。」

「歩きながら話したほうがよいかと」

「……看起來是這樣。」

「……みたいね」

蜜葉放棄在此處說服對方。

この場の説得をミツバはあきらめた。

她不希望菲妮在這裡多停留。

この場にフィーネを長く留まらせることを嫌ったのだ。

於是在場所有人開始一同撤離。

そしてその場にいる全員で移動を開始する。

當然,人多一同移動難免會被士兵發現。

当然ながら大人数で移動すれば兵士たちの目に触れる。

不過米亞一看到那些士兵進入視線,便用魔弓將他們一一擊飛。

しかし、ミアはその兵士たちが視界に入ると同時に魔弓で吹き飛ばしていった。

甚至她發現這些士兵的速度比士兵發現他們還快。

むしろ兵士が見つけるより、ミアが見つけるほうが早いほどだった。

「哎呀!範圍太廣了!隱藏通道不能用了嗎!?」

「ええい! 広すぎですわ! 隠し通路は使えないんですの!?」

「阿爾殿下不在,所以不行。只能跑出去突圍。」

「アル様がいないので無理です。走って抜けるしかありません」

「這種時候那個皇子到底在做什麼!?」

「こんなときにあの皇子は何をしているんですの!?」

穿過錯綜複雜的後宮十分費力。

広く入り組んでいる後宮を抜けるのは一苦労だった。

對於抱怨的米亞,菲妮沒有回答。

それに対して文句を言うミアに対して、フィーネは何も答えない。

因為這時阿爾應該正在城內暗中活動。

今頃、アルは城で暗躍している頃だからだ。

就在這樣交談間,菲妮等人終於抵達通往城的那條單行道。

そんな風に喋っていると、城に繋がる一本道までフィーネたちはたどり着いた。

「過了這裡就是城!但別大意!城裡的士兵應該更多!」

「ここを抜ければ城です! でも油断しないでください! 城のほうが兵士は多いはずですから!」

「明白了!」

「了解ですわ!」

米亞這麼說著率先要奔跑,卻在察覺到什麼後停下腳步。

そう言ってミアは先頭を切って走ろうとするが、何かに気づいて立ち止まる。

然後她低聲說道。

そして静かに告げた。

「是設置型的詛咒陣。絕不是十幾個、二十幾個能比的……」

「設置型の呪いですわ。十や二十どころじゃないですわね……」

將整條單行道填滿的魔法。

一本道を埋め尽くした魔法。

那是理應被列為禁術的詛咒。

それは禁術に指定されているはずの呪いだった。

看破這點的米亞緩緩回頭望去。

それを見破ったミアはゆっくりと後ろを振り向いた。

「心性真壞呢?」

「ずいぶんと性根が悪いですわね?」

「是嗎?既然必定會經過,那設陷阱不是理所當然嗎?」

「そうかしら? そこを必ず通るのだから罠を仕掛けるのは当然だと思うのだけど?」

「不是的。我是說妳會在後方一邊笑著看人被陷阱困住這件事。」

「そうではありませんわ。後ろで罠に引っかかるのを笑いながら見ていることを言ってるのですわ」

米亞這麼說著,瞪向從後方現身的人。

そう言ってミアは後ろから現れた人物をにらむ。

一位有著顯眼綠髮的女子。

特徴的な緑の髪を持つ女性。

看見那名女子,蜜葉低聲道。

その女性を見てミツバがつぶやく。

「祖珊……」

「ズーザン……」

「妳好,蜜葉。妳打算往哪去?首先不先向因妳兒子而被軟禁的我道歉嗎?」

「ごきげんよう、ミツバ。どこに行こうというのかしら? まずはあなたの息子のせいで軟禁された私に謝罪すべきじゃない?」

「妳被軟禁是妳自己的責任,跟我的兒子們沒關係。」

「あなたが軟禁されたのはあなたの責任であって、私の息子たちのせいじゃないわ」

「是嗎?我可不這麼認為。若不是妳的兒子抓了我兄長,我就不必受那種屈辱,我的女兒也更有機會接近王座。」

「そう? 私の見解は違うわ。あなたの息子が私の兄を捕らえたりしなければ、私はみじめな思いをしなくて済んだし、私の娘は玉座に近づくことができたわ」

「如果是那樣的見解,那我們無法達成共識了。妳說妳兄長兵敗,所以這次又去幫助戈登的叛亂?真沒節操。」

「そういう見解なら分かり合えないわね。それで兄が反乱に失敗したから、今度はゴードンの反乱に加担したの? 節操がないわね」

「閉嘴。這一切都是妳的錯。妳的教養有問題。早該教導他們——既然出身卑微,妳的兒子們也該知恥;妳沒有讓他們明白與其他皇族根本不同的價值,才會變成這樣,對吧?」

「黙りなさい。すべてあなたのせいよ。あなたの育て方が悪かった。教えるべきだったわね。自分の身分が卑しい以上、息子たちも卑しいのだと。周りの皇族とは根本的に価値が違うのだと教えないからこんなことになるのよ?」

聽到祖珊的話,菲妮皺起眉頭。

ズーザンの言葉にフィーネが眉をひそめた。

不是挖苦的語氣,而是她真心認為如此的口吻。

嫌味ではなく、本気でそう思っている声色だったからだ。

菲妮討厭那種把貴族地位視為天賦特權的人。

貴族という地位を特別視する人間がフィーネは嫌いだった。

她從小就被教導:貴族是因祖先留下配得上特權的功績而存在。貴族的責任是守護那些功績,不讓它們受辱,並努力留下無愧於身分的業績。

先祖が特別な地位にふさわしい功績を残したがゆえの貴族。そう幼き頃から教わってきたからだ。その功績を汚さぬよう、そしてその地位に恥じない功績を残せるように努力するのが貴族の責務。

若貴族只是為了炫耀特權,那麼她甚至認為最好別有這種階級存在。

自らの特権階級を誇るのが貴族なのだとしたら、そんなものは存在しないほうがマシだとさえ思っていた。

「臉色那麼兇做什麼,蒼鷗姬。話說妳也會有那種眼神啊?說實話,挺意外的。」

「怖い目をしてどうしたの? 蒼鴎姫。というか、あなたもそんな目ができたのね? 正直、意外だわ」

「如果可以……我想永遠保持笑容。如果世界能讓我一直笑該有多好……但現實沒有那麼溫柔。我來到帝都後看得很清楚,也學到了:為了能笑,有時候也必須戰鬥。第五妃祖珊,我不承認妳,也不承認妳的女兒贊德拉皇女。作為克萊內爾特公爵家的成員,我無法接受一個抱持那種想法會成為皇帝的未來。」

「できるなら……私は常に笑っていたい。笑っていられることばかりだったらどれほど素晴らしいか……けれど世の中はそんなに甘くはない。帝都に来てよくわかりました。そして学んだんです。笑っているためには戦うことだって必要なのだと。第五妃ズーザン。私はあなたを認めない。あなたの娘であるザンドラ皇女も認めない。そんな考え方をする者が皇帝になる未来など、クライネルト公爵家の者として認めません」

「光說漂亮話嗎?不承認就要怎麼做?要打起來嗎?」

「口だけは立派ね? 認めないならどうするの? 戦うのかしら?」

祖珊這麼說著,輕輕揚了揚手。

そう言うとズーザンは軽く手をあげる。

隱藏著的大批士兵隨即現身。

すると潜んでいた大勢の兵士が現れた。

由於無法通過那條單行道,已沒有退路。

一本道を通れない以上、逃げ場はなかった。

即便如此,菲妮也沒有退縮。

そんな中でもフィーネは怯むことはなかった。

「米亞!」

「ミアさん!」

「明白,交給我!」

「かしこまりましたですわ!」

米亞說完後朝單行道射出箭矢。

そう言うとミアは一本道に向かって矢を放つ。

分散開來的箭矢直中佈下的魔法陣,一個接一個被摧毀。

分散した矢は設置された魔法に直撃していき、どんどん破壊していく。

祖珊對自己的陷阱被一舉全數摧毀感到驚訝,隨即皺眉下令。

一撃で自分が用意した罠がすべて破壊されたことにズーザンは驚くが、すぐに顔をしかめながら指示を出した。

「突擊!絕對不准讓他們逃走!」

「突撃しなさい! 絶対に逃がさないで!」

「快跑!我來阻擋他們!」

「走ってですわ! 私が足止めを!」

「不,是上方!」

「いいえ! 上です!」

說完菲妮一邊沿著單行道跑,一邊示意米亞朝上方。

そう言ってフィーネは一本道を走りながらミアに上を示す。

米亞僅憑這個動作就明白了菲妮的意圖。

ミアはそれだけでフィーネの考えを理解した。

「妙計!」

「妙案ですわ!」

米亞便朝上方連發無數箭矢。

そのままミアは上に向かって無数の矢を放ち始めた。

無數箭矢的攻擊讓天花板無法承受,逐漸開始崩塌。

無数の矢による攻撃に天井は耐え切れず、徐々に崩れ始める。

即便如此,米亞仍不停止射擊。

それでもミアは攻撃をやめない。

然後——

そして。

「要倒塌了!?」

「く、崩れるぞ!?」

「快、後退!」

「ひ、退け!」

逼近菲妮等人的士兵只能退後,免得被崩落的天花板壓到。

フィーネたちに迫っていた兵士たちは崩れる天井の下敷きにならないように、退かざるをえなくなった。

天花板轟然崩塌。

そして天井はガラガラと崩れ去った。

通往城的單行道出口被那些瓦礫堵住,無法通行。

城に繋がる一本道の出口はその瓦礫で封鎖されてしまったのだった。

祖珊見狀大怒。

それを見て、ズーザンは激昂した。

「你們在做什麼!?立刻撤退!絕對不准讓她們逃走!蜜葉!!」

「何をやっているの!? すぐに退かしなさい! 絶対に逃がさないわよ! ミツバ!!」

「她吼得好兇……」

「すごい叫んでますですわ……」

「應該能暫時拖住他們。蜜葉大人、吉安娜大人。接下來得不停奔跑,妳們還行嗎?」

「しばらく足止めになるはずです。ミツバ様、ジアーナ様。これから走り続けることになります。大丈夫ですか?」

「說到體力的話我有些不安,但也不能在這時候抱怨。我會努力的。」

「体力の話なら不安だけれど、泣き言も言ってはいられないでしょう。頑張るわ」

「我、我也會努力的。」

「わ、私も頑張ります」

聽了蜜葉和吉安娜的回應,菲妮轉向米亞點了點頭。

ミツバとジアーナの言葉を受けて、フィーネはミアのほうを向いて頷く。

「樓梯大概被封鎖了。我們就硬闖上去。」

「階段はきっと封鎖されています。強行突破で行きましょう」

「這個作戰簡單明瞭,很好!」

「わかりやすくて良い作戦ですわ!」

米亞說完興高采烈地搭弓備戰。

そう言ってミアはウキウキと弓を構えたのだった。