最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百十八話 繪者
讓大家久等了!
大変長らくお待たせいたしました!
從今天起正式進入第七部!
今日から第七部開始です!(`・ω・´)ゞ
另外還有件消息!
そしてお知らせです!
『出涸らし皇子』第二卷決定於1月1日發售!
出涸らし皇子の第二巻が1月1日の発売に決まりました!
此外從12月25日起,『出涸らし皇子』的漫畫版將在《YoungAceUP》開始連載!!
さらに12月25日からヤングエースUP様で出涸らし皇子のコミカライズが連載開始です!!( *´艸`)
年末真是忙碌啊!!
年末は忙しいぜ!!
在蕾蒂西亞被擄、雷歐啟程的那夜。
レティシアが攫われ、レオが旅立った日の夜。
我一個人來到了後宮。
俺は一人で後宮を訪れていた。
「──總之,請準備好在緊急時能與克莉絲塔等人一同撤離。」
「――というわけですので、有事の際にはクリスタたちと避難できるようにしておいてください」
「話是這麼說,但也不是那麼簡單啊」
「というわけでと言われてもねぇ」
我把話告訴了我和雷歐的母親──第六妃ミツバ,她的回應有些為難。
俺とレオの母である第六妃ミツバにそう伝えると、微妙な返事が返ってきた。
「你不相信我的話嗎?」
「俺の話を信じてませんか?」
「我相信的。戈登發動叛亂並非不可能。如果要下手,目標大概會是祭典的最後一天,也就是明天。」
「信じているわよ。ゴードンが反乱を起こすというのはない話じゃないわ。狙うなら祭りの最終日、つまり明日でしょうね」
「沒錯,明天在鬥技場有武鬥大會。包括父上在內,許多人會離開城裡。若是叛亂,那時便是好時機。若能佔領城池,就能大幅限制父上的選擇。」
「ええ、明日は闘技場で武闘大会です。父上も含めて、多くの者が城を離れます。反乱ならそのときが狙い目でしょう。城を占拠できれば父上の選択肢を大きく制限できますからね」
帝劍城是帝都防衛的要地。
帝剣城は帝都防衛の要だ。
首先,它是一座堅固的城堡。若奪下可堅守數月的帝劍城,就能避免父上採取拖長戰線的策略。關鍵在於戈登掌握軍隊的程度,他未必掌控全部兵力;若戰事拖延,援軍就會趕來。
まず一つに強固な城である。籠れば数か月は余裕で耐えられる城である帝剣城を奪えば、父上に長期戦という手段を取られずに済む。ゴードンがどこまで軍を掌握しているかだが、すべての軍を掌握しているわけではない。長引けば援軍が来てしまう。
再者,帝劍城也是啟動覆蓋帝都巨大結界的關鍵。
そして二つ目に帝剣城は帝都を覆う巨大結界を発動させるカギでもある。
大結界·天球《フィルマメント・クーゲル》。
大結界・天球《フィルマメント・クーゲル》。
這是一種以帝劍城為中心、用巨大球狀結界覆蓋整個帝都的魔法。
帝剣城を中心に巨大な球状結界で帝都全体を覆う魔法だ。
此魔法在分類上接近古代魔法,因為它是再現古代書籍中記載的術式。不過本該由人施展的魔法,卻以巨大建築與高純度寶玉代替,因此若說有所退化也不為過。
この魔法は分類としては古代魔法に近い。古代の書物にあった魔法を再現したものだからだ。といっても、本来は人が行使する魔法を巨大建造物と高純度の宝玉で代用しているわけだから劣化といえば劣化だ。
即便如此,一旦啟動,外界絕無可能侵入──當然,這指的是全力發動的情況。
それでも発動すれば外からの侵入は決して許さない。まぁ全力発動の場合だが。
為了製造這個結界,帝國匯聚了大量關於古代魔法的書籍。爺爺和我便是利用那些書習得古代魔法。當中有些是爺爺蒐集的,但大多數是當時匯集而來的藏書。
この結界を作る過程で大量の古代魔法に関する書物が帝国には集められた。爺さんや俺はその書物を使って古代魔法を会得したわけだ。中には爺さんが集めたものもあるが、大半は当時集められた物ばかりだ。
若這個天球被啟動,即便是我也無法與外界來往。因此帶著這個憂慮,我才留在帝都。
この天球を発動させられると俺でも外部との行き来ができない。その懸念があったため、帝都に残ったわけだ。
「會那麼順利嗎?」
「そう上手くいくかしら?」
「以目前的混亂狀況來說,是有這個可能性的。」
「現在の混乱状態なら可能性はあります」
「我同意。不過我擔心的是戈登能否把計畫成功做到位。」
「そうね。それは同意よ。私が問題にしているのはゴードンが成功させられるかしら? ってことよ」
「那是什麼意思?」
「どういう意味ですか?」
「若是以前還不一定,但現在那孩子根本不聽他人意見。他偏好蠻幹,與縝密計畫無緣。光靠他一人,恐怕有些勉強。」
「昔ならいざ知らず、今のあの子は他人の言うことに耳を貸さないわ。力押しを好み、綿密な計画とは無縁でしょう? あの子だけではいささか無理があるわ」
「……是說有參謀嗎?」
「……参謀がいると?」
「這我不清楚。但我覺得戈登單獨行動幾乎不可能成功。他不是能做到那麼縝密運作的類型。既然如此,就一定有人在幕後策劃。」
「それは私にはわからないわ。けれどゴードンの単独犯ではほぼ成功しないと思うわ。そこまで緻密に動けるタイプではないもの。そうなると裏で絵を描いた者がいるわ」
雖然那樣的評價聽起來苛刻,但說的卻句句中肯。
散々な評価と言えなくもないが、すべて的を射ている。
她從小就認識戈登,不會看錯他的性格。
この人もまた子供の頃からゴードンのことを知っているのだ。性格を読み間違えたりはしないだろう。
「這次的計畫大概牽扯到王國或聯合王國。戈登也和聯合王國的龍王子是朋友。也許是他們在幕後動手?或者是王國方面的某人。無論如何,現在再討論也無益。」
「今回の計画にはおそらく王国や連合王国が絡んでいます。ゴードンは連合王国の竜王子とも友人関係です。彼らが裏で動いたのでは? もしくは王国側の誰かでしょうか。どちらにせよ、今考えても仕方ありません」
「那種可能性確實高,但我覺得帝國內部也有人牽涉其中。」
「その可能性はたしかに高いけれど、私は帝国の人間が関わっていると思うわ」
「除了戈登之外是誰?別跟我說是艾利克啊?」
「ゴードン以外の人間が? エリクとか言わないでくださいよ?」
「他不會的。他沒那麼好心到會把自己的東西交給別人。」
「あの子は違うわ。自分の物を他人に与えるほどお人よしではないもの」
也是。對艾利克而言,帝國就是他的產業。他覺得能確實掌握,也一定在考慮自己成為皇帝後的安排。
そうだろうな。エリクにとって帝国は自分の物だ。確実に手に入ると思っているし、自分が皇帝になったあとのことを今も考えているはずだ。
那樣的艾利克不會特意讓外國介入他的帝國。
そんなエリクがわざわざ自分の帝国に他国を介入させるはずはない。
既然如此。
となると。
「雖然難以置信……是那兩個人嗎?」
「まさかとは思いますが……あの二人だと?」
「我不認為完全沒有可能。」
「なくはないと思わないかしら?」
聽到母親的話,我皺起了眉頭。
母上の言葉に俺は顔をしかめる。
確實,帝國裡有兩個喜歡惹麻煩的傢伙。
たしかに帝国にはこの手の面倒なことを好む奴らが二人ほどいる。
不過,那兩人目前行動受限,無法自由活動。
しかし、その二人は身動きが取れない状況だ。
「祖珊和贊德拉被父上關在房內,處於無法會見的軟禁狀態。我不認為她們能參與戈登的計畫。」
「ズーザンとザンドラは父上によって部屋に閉じ込められています。面会もできない軟禁状態です。ゴードンの計画に噛めるとは思えません」
「既然無法接觸外人,一般來說是不可能的。不過,有一名祖珊的女僕尚未被抓到。」
「たしかに他人と接触できない以上、普通は不可能でしょうね。けど、ズーザンのメイドが一人捕まっていないわ」
「……祖珊的女僕失蹤並不罕見,所以被當作一般案件放過了吧。」
「……ズーザンのメイドがいなくなるなんて珍しいことではないから見逃された案件ですね」
祖珊的所有女僕都被抓走了,只有一人例外。
ズーザンのメイドたちは全員捕らえられた。一名を除いて。
但這並未造成大問題。
しかし大きな問題にはならなかった。
祖珊和贊德拉常常對女僕很苛刻。在後宮裡女僕消失並不稀奇。
ズーザンやザンドラはメイドに辛く当たることが多々あった。メイドが消えるなんて後宮では珍しくない。
大概是逃跑了,或是被祖珊殺害,便如此判定。
おそらく逃亡したか、ズーザンに殺されたか。どちらかだろうと判断されたのだ。
那是罪,但優先調查她們與南部叛亂有何關聯更為重要。
それは罪ではあるが、南部の反乱にどんな関わりを持っていたかを調べるほうが優先だったのだ。
「您覺得祖珊的那名女僕在幕後活動嗎?」
「そのズーザンのメイドが裏で動いていると母上は思うのですか?」
「我就是這麼認為。」
「そう思っているわ」
「順便問一下,有什麼根據?」
「ちなみに根拠は?」
「我本想說是女人的直覺,但那樣你應該不會信吧?」
「女の勘と言いたいけれど、それじゃあ納得しないでしょう?」
「當然不會吧?」
「当たり前じゃないですか」
「好,那我就提出明確根據。戈登曾攻入王國。如果沒有人居中牽線,戈登和王國聯手實在難以想像。而且祖珊是南部起事的克魯格公爵的妹妹。克魯格公爵在南部長期韜光養晦,若沒有援軍的把握,他不會起兵,你覺得呢?」
「そう。じゃあ明確な根拠をあげるわ。ゴードンは王国に攻め入った経歴があるわ。誰かが間に入らないとゴードンと王国が手を組むのは考えづらいわ。そしてズーザンは南部で反乱を起こしたクリューガー公爵の妹。南部で長らく雌伏の時を経ていたクリューガー公爵が援軍のアテもなく反乱はしないと思わない?」
「原來如此。克魯格公爵與祖珊原本就和王國有聯繫。若那場叛亂再拖下去,王國本應會出手,但事實並未如此。」
「なるほど。元々はクリューガー公爵やズーザンと王国は繋がっていた。あの反乱が長引けば王国は動いたはずだった。しかし、そうはならなかった」
「沒錯。原本應由克魯格公爵進行的計畫,現在改由戈登執行。這樣想來很自然,如果祖珊的側近居中牽線也說得通。」
「そう。元々はクリューガー公爵と行うはずだった計画をゴードンと行っている。そう考えると自然だし、間にズーザンの側近が入っているなら不自然ではないわ」
逃走的女僕是受祖珊指示行動的側近。
逃げたメイドはズーザンの命令で動いている側近。
大概相當於我身邊的賽巴斯那類地位吧。
俺にとってのセバスに近い立場か。
那人把王國和戈登連在一起了。
そいつが王国とゴードンをつなげた。
牽涉利害關係的多國協調很困難。戈登沒有那種調整能力,他的陣營裡應該也沒有合適人選。
利害関係が絡まる複数の国との連携は難しい。そういう調整能力はゴードンにはないし、ゴードンの陣営にも適任者はいないはずだ。
但若是習慣幕後運作的祖珊側近,應該能做到。
だが、裏で動くことに慣れたズーザンの側近なら可能だろう。
如此一來,事態的棘手程度便大幅升高。
そうなると事態の厄介さはさらに跳ね上がる。
「也就是說,祖珊與贊德拉母女和戈登聯手?」
「ズーザン・ザンドラの親子とゴードンが手を組んでいるということになりますが?」
「按性格來說不太可能。但祖珊她們沒有選擇。如果戈登明白這點,彼此利用是有可能的。當然,雙方都可能打算在某處背叛對方。」
「性格的にはありえないわね。けど、ズーザンたちに選択肢はないわ。それをゴードンが理解していれば利用しあうことはありえると思うの。もちろんどちらもどこかで裏切る腹積もりでしょうけど」
「帝位候補的兩人聯手……王國、聯合王國,還有大概是藩國,
「帝位候補者の二人が手を組んでいる……王国と連合王国、そしておそらく藩国。
這樣便能說明為何有這麼多外國合作吧」
これだけの他国が協力している理由にも説明はつきますね」
因為覺得有勝算,才會建立合作關係。
勝算があるから協力関係を作っている。
既然其他國判斷有利可圖,本來我以為他們是看上戈登;但若如妳所說另有附加價值,那也說得通。
利があると他国が判断したというからには、ゴードンを高く買っているのかと思っていたが、そこに付加価値があったというなら納得できる。
「回到最初的話題,若祖珊和贊德拉涉入,後宮幾乎會成為最前線。而且她們會把我也當作目標。我是你和雷歐的母親啊。」
「それで最初の話に戻るのだけど、ズーザンとザンドラが関わっているとなると後宮はほぼ最前線よ。そしてあの二人は私も狙ってくると思うわ。あなたとレオの母親だもの」
「那倒也是……」
「それはその通りでしょうね……」
祖珊和贊德拉的失勢,或多或少可以說是因為雷歐和我。
ズーザンとザンドラが失脚したのはレオと俺のせいといえなくもない。
兩人目前被關在後宮深處,但若與戈登有合作關係,他們會想辦法脫困。
あの二人は現在、後宮の奥に閉じ込められているが、ゴードンと協力関係にあるなら脱出してくるだろう。
到那時後宮就是危險地帶了。
後宮はその時点で危険地帯だ。
「克莉絲塔是莉澤的妹妹。祖珊會把她當作首要人質。我讓她和我一起行動並不明智。」
「クリスタはリーゼの妹。ズーザンなら真っ先に人質として扱おうとするわ。私と行動させるのは得策とは言えないわね」
「……那麼母上也請撤離。」
「……では母上も避難を」
「未經允許不能離開後宮。明日的武鬥大會皇后大人會出席,其他妃嬪則決定待命在後宮。」
「許可なく後宮は出れないわ。明日の武闘大会には皇后様が出席して、ほかの妃は後宮待機ともう決まっているしね」
坐在皇帝身旁的只有皇后。其他妃若在民前露面,會引發更多帝位爭奪的流言。
皇帝の横に座るのは皇后だけだ。他の妃が民の前に姿を現すと帝位争いで余計な噂が飛び交う。
在這點上,皇后無需擔心。太子已故,而特勞兄並無意爭位,這是眾所皆知的事。
その点、皇后にはその心配がない。皇太子は亡くなり、トラウ兄さんにその意思がないことは周知の事実だからだ。
可以理解他們不願在不穩定時期被更多謠言牽累。
不安定な時期に余計な噂を流されたくないというのはわかる。
但現在我只想責怪那個做出決定的父上。正因為那個決定,母上會被留在危險的後宮之中。
だが、今はその決定を下した父上を恨みたい気分だ。その決定のせいで母上が危険な後宮に取り残される。
「那我就加強護衛。」
「では護衛を強化します」
「杯水車薪。你要為克莉絲塔著想,我會想辦法的。」
「焼石に水よ。あなたはクリスタのことを考えなさい。私は私でどうにかするわ」
「可是!」
「ですが!」
「我沒問題的。我是你和雷歐的母親。而且,需要幫助的不是我。」
「私は大丈夫よ。あなたとレオの母親なのだから。それに、助けが必要なのは私ではないわ」
說完母上便望向通往側室的門。
そう言って母上は横の部屋につながる扉を見る。
「出來吧。」
「出ていらっしゃいな」
「……是。」
「……はい」
「你是……」
「あなたは……」
從側室走出來的是一位棕髮的女性。
横の部屋から出てきたのは茶色の髪の女性だった。
那名女性是第七妃,同時也是第十皇子的母親。
その女性は第七妃にして、第十皇子の母親。
「吉亞娜大人……」
「ジアーナ様……」
「阿爾諾爾殿下……請務必救救我的兒子……」
「アルノルト殿下……どうか息子をお助けください……」
她如此說著,向我低下了頭。
そう言って彼女は俺に頭を下げたのだった。