最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百十六話 殲滅戰
「賽巴斯……原來如此。哥哥想把兵力部署在帝都外頭啊……」
「セバス……そうか。兄さんは帝都の外に戦力を出しておきたかったんだね……」
「看來是這樣。嘛,多半也是因為擔心雷歐納爾特大人吧。」
「そのようですな。まぁレオナルト様が心配だったというのも多分にあるでしょうが」
賽巴斯說完後,凝視著包圍城堡的軍勢。
セバスはそう言ったあとに城を囲む軍勢を見つめた。
雖然已經擊潰了指揮官,但那股軍勢仍超過千人,且以魔導師為主,其破壞力相當於數倍兵力的軍隊。
指揮官は潰したものの、千を超える軍勢。しかも魔導師を中心としている。その破壊力は数倍の数の軍勢に匹敵する。
「那麼,要如何行動呢?」
「さて、どうなさいますかな?」
「雷歐要是真有幹勁,直接殲滅也行喔?」
「レオがやる気なら殲滅でもいいわよ?」
「隊長,請別煽了。附近有村莊和主要幹道,不能使用聖劍。沒有聖劍,面對那種人數實在太困難了。」
「隊長。煽るのはやめてください。付近には村や主要街道もあるんです。聖剣なんて使えませんよ? 聖剣なしであの数はさすがに骨が折れます」
馬爾克這麼說著,制止了艾爾娜。
そう言ってマルクがエルナを制止する。
主要目標蕾蒂西亞與雷歐納爾特的救援已完成,接下來只要撤退即可。
目的であるレティシアとレオナルトの救助はできた。あとは撤退するだけ。
馬爾克作出了這樣的常識性判斷。
そう常識的な判断をマルクは下していた。
然而。
しかし。
「即便如此──也不能放任那支軍隊不管。就在這裡將其殲滅。」
「それでも――あの軍勢を放置はできない。ここで殲滅する」
「欸!?殿下!您還清醒嗎!?我們匆忙趕來,只有大約十人而已啊!?」
「はい!? で、殿下! 正気ですか!? こっちは急いできたので十名ほどしかいないんですよ!?」
為了追趕先行的艾爾娜,第三騎士隊分成了兩隊。
先行するエルナを追うために第三騎士隊は二つに分かれていた。
不可能把馬匹和糧食全部丟下不管,追趕艾爾娜的是馬爾克與五名成員。其餘只剩賽巴斯和齊格。
馬や食料をすべて捨てていくわけにもいかず、エルナを追ったのはマルクと五名。あとはセバスとジークだけだ。
包含雷歐在內也只有十一人。向大約百倍的敵軍挑戰,未免太魯莽了。
レオを含めても十一名。およそ百倍の相手に挑むのは無謀すぎた。
「以雷歐來說,還真好戰呢?」
「レオにしては好戦的ね?」
「只要附近有村落,就不能放任不管。要是失去秩序,就會變成一群無法無天的人。趁他們還集中時把他們清理掉。」
「付近に村がある以上、放置はできない。頭を失ったら無法者たちの集まりと化すからね。固まっているうちに片付ける」
「那倒是令人敬佩,但我們的戰力不足!」
「それはご立派ですが、戦力が足りません!」
「我知道。不過援軍應該不只你們吧?不是嗎,賽巴斯?」
「承知しているよ。けど援軍はたぶん君たちだけじゃない。そうだよね? セバス」
「是的。琳菲亞已作為傳令前往維恩大人那裡,內爾貝·里特現在應該也已接近這片區域了吧。」
「はい。リンフィア殿がヴィン殿の下へ伝令として向かっていました。今頃、ネルベ・リッターが近くまで来ている頃でしょう」
「那就大打出手,讓他們現出蹤跡吧。嘛,不過維恩大概即便不用這招也會來,畢竟是他告訴我們這座古城的位置。」
「なら派手に戦って居場所を教えればいい。まぁヴィンならそうじゃなくてもこの場に来るだろうけどね。この古城の場所を教えてくれたのはヴィンだし」
說罷,雷歐深吸一口氣,把力量注入全身。
そう言ってレオは深呼吸をして体に力を入れる。
離真正的全力還差得很遠。腦中不停地閃過『要是現在就能倒下就好了』的念頭。
全力とは程遠い。今すぐにでも倒れられるなら倒れてしまいたい。そんな欲求が頭を駆け巡る。
即便如此,雷歐還是把力氣凝聚在身上。
それでもレオは体に力を入れた。
撤退既簡單又合理。
退くことは簡単で、常識的でもある。
不必特意交戰,也可以先與內爾貝·里特會合後再討伐。
わざわざ戦わずともネルベ・リッターと合流してから討伐という流れでもいい。
不過,那樣會妨礙『之後』的安排。
しかし、それでは〝その後〟に差し支える。
「那股軍勢對我們來說是阻礙。在帝國境內只要他們還存在,我們就無法隨心所欲行動。若在這裡放走他們,我們之後就會被迫去追擊,那樣不行。」
「あの軍勢は僕らにとって邪魔だ。帝国国内であの軍勢がいる内は僕らは好きには動けない。ここで逃せば、あの軍勢を追いかけることになる。それではいけないんだ」
「那有什麼不行,殿下?」
「それの何がいけないんです? 殿下」
「賽巴斯是哥哥的王牌。既然把他派走,代表哥哥此刻處於無防備。他故意讓自己曝露以引誘對手,那是哥哥拿手的伎倆。我想……他是在帝都裡要把叛徒揪出來。他對我們的期待,是從外部討伐那些帝都中的叛徒。我們是哥哥的遊擊隊。為了讓我們作為棋子浮現,眼前這股軍勢就是障礙。由少數人突擊,阻止他們的行動。一刀接一刀,斬個不停。就在這裡把那股軍勢殲滅!」
「セバスは兄さんの切り札だ。それを送り出したってことは兄さんは今、無防備だ。あえて晒して引き付ける。兄さんが得意な手だよ。きっと……帝都で裏切り者を炙り出す気だ。そして僕らに期待しているのはその帝都の裏切り者を外から討つこと。僕らは兄さんの遊撃隊。駒として浮くために目の前の軍勢は邪魔なんだ。少数で突撃し、足を止める。斬って斬って斬りまくれ。ここであの軍勢は殲滅する!」
說完,雷歐高高舉起劍。
そう言ってレオは剣を高く掲げた。
看到那身影,馬爾克回想起某次阿爾說過的話。
その姿を見てマルクはいつぞやのアルの言葉を思い出した。
在阿爾巴特羅公國的港口,阿爾不顧眾人勸阻決定進港的那次,馬爾克曾對阿爾說,那是雷歐做不到的決斷。
アルバトロ公国の港で、周りの制止を振り切って入港を決めたとき。マルクはアルに対してレオにはできない決断だと言った。
阿爾則這樣回答。
それに対してアルはこう言った。
「他是我的弟弟。我能做到的事,沒有一件是他做不到的……吧?」
「俺の弟だ。俺にできてあいつにできないことなんて何一つとしてない……か」
「怎麼了?騎士馬爾克。你還有不滿嗎?」
「どうした? 騎士マルク。まだ不満があるかな?」
「不……我隨行。」
「いえ……お供します」
那日阿爾的身影在馬爾克心頭與現在的雷歐重疊。
あの日のアルの姿に今のレオの姿が重なった。
雖然是勉強又冒險的舉動,但其中確實隱含著勝算。
無理で無茶な行動だが、そこにちゃんと勝算を持ってくる。
阿爾所塑造的理想弟弟形象。當時那頂多只是個理想,然而如今卻在雷歐身上重疊起來。
アルが演じた理想の弟。あの時点ではあくまで理想だった。しかし、それが今のレオには重なる。
馬爾克低聲嘆道「原來如此」,接著拔出佩劍。
なるほど、と呟き、マルクは剣を抜いた。
「真叫人不寒而慄啊。你們這些人,小時候誰也沒想到會變成這般莽撞的皇子。」
「末恐ろしいですな。あなた方は。子供の頃はこんな無茶な皇子たちになるとは思いもよりませんでしたよ」
「連累你們真不好意思。不過你曾救過我哥哥一命,這樣太不公平了,我也想被救一次啊。」
「付き合わせて悪いね。けどあなたは兄さんの命を一度救ってる。ずるいじゃないか。僕も救ってほしいね」
「救了我哥哥的恩人竟不是說聲謝謝而是說『不公平』,真是這樣啊。說實話,我本不希望再第二次面對皇子的危機。」
「兄を救った恩人にありがとうではなくて、ずるいと来ましたか。できれば皇子の危機なんて二度も直面したくはなかったんですがね」
馬爾克一邊說著,一邊扭動肩膀,讓關節發出咔嚓的聲音。
そう言いながらマルクはポキポキと肩を鳴らす。
他一邊抱怨,那眼神卻銳利地盯向軍勢。其他近衛騎士也都是如此。
ぼやきながらその目は軍勢に鋭く向けられていた。ほかの近衛騎士も同様だった。
雷歐見狀點了一下頭,將視線移向塞巴斯與齊克。
それを見てレオは一つ頷き、セバスとジークに視線を移す。
「能幫我一把嗎?」
「手伝ってくれるかい?」
「當然沒問題。」
「もちろんでございます」
「我可沒那麼好用。到這裡為止我已累得半死了。要我再出一份力,就得像跟齊克大人低頭請求似的來求我才行啦。」
「俺はそんなに安くないぜ。ここに来るまででヘトヘトだからな。もう一働きしてほしいなら、お願いします、ジーク様と頭を下げてだなぁ」
「你只是坐在塞巴斯肩上而已。現在就該你動手了。不願意的話我就把你丟去當誘餌,懂嗎?」
「あんたはセバスの肩に乗っかってただけでしょ。今こそ働きなさい。嫌ならあそこに囮として放り投げるわよ?」
「哼……沒辦法啊。我也是個漢子。真漢子可不會拒絕真漢子的請求。就交給我吧!」
「ふっ……仕方ねぇな。俺も漢だ。真の漢は真の漢の頼みは断らねぇ。引き受けた!」
齊克說完,腿微微顫抖著,猛然將長槍挺向前方。
そう言ってジークは足を震わせながら槍を突き上げる。
看到齊克那模樣,雷歐苦笑了一下。
そんなジークの様子にレオは苦笑する。
「齊克真有趣。我喜歡你這種樣子。」
「ジークは面白いなぁ。僕は好きだよ。君のそういうところ」
「別鬧了。被男人說喜歡我可沒那種興趣。話說你似乎也長大了點,我就幫你一把吧。」
「よせやい。男に好きと言われて喜ぶ趣味はねぇ。まぁ少しは成長したみたいだしな。手を貸してやるよ」
「成長?是指我嗎?」
「成長? 僕が?」
「你沒自覺嗎?那就記住吧。男人一旦有了明確要守護的東西,就會變得更強。現在的你,看起來就像脫了一層皮一樣。」
「自覚はねぇか? んじゃ覚えておけ。男は守るモノが明確になると強くなるんだ。一皮剥けた面してるよ、今のお前さんは」
齊克的話讓雷歐稍微睜大了眼,接著把視線轉向塞巴斯。
ジークの言葉にレオは少し驚いたように目を見開き、そのままセバスに視線を向ける。
塞巴斯依舊保持著平靜沉著的神情開口回應。
セバスはいつもと変わらず落ち着いた様子で告げる。
「是啊。我覺得你確實有些改變了。」
「そうですな。少しお変わりになられたかと」
「是嗎……?你覺得我變成什麼樣了?」
「そうかな……? どう変わったと思う?」
「變了什麼嗎……?說來難以言明。簡單說,無論好壞,你多少有點像阿爾諾爾特大人了。要不要把這當作稱讚,就見仁見智。」
「どう変わったか、ですか。難しいですな。まぁ簡単に言うなら良くも悪くもアルノルト様に少し似てきましたな。これを褒め言葉として取るかどうかは人によりますが」
說完,塞巴斯輕輕地笑了一下。
そう言ったセバスはフッと笑う。
就在那瞬間,敵軍又一次釋放魔法。
その瞬間、敵の軍勢が再度魔法を放ってきた。
艾爾娜衝到前面,把大部分魔法都擊落,隨即衝向敵陣。
エルナが前に出てほとんどを打ち落とし、そのまま敵に突撃していく。
緊隨其後的雷歐等人一邊擊落殘餘魔法,一邊往前衝去。
後から続くレオたちも残る魔法を撃ち落としながら前に出た。
就在那樣的混亂中,雷歐把視線投向塞巴斯。
そんな中でレオはセバスに視線を向ける。
「剛才那句話是真的嗎?」
「今の言葉は本当かい?」
「嗯,是的,我說的沒錯。不過,你看起來很高興呢?」
「ええ、私が言うので間違いないでしょう。しかし、嬉しそうですな?」
「當然了。對我來說,那是最好的讚美。」
「もちろん。僕にとってはそれは最高の褒め言葉だからね」
「你依舊與眾不同呢。」
「相変わらず変わっておりますなぁ」
「也許吧。我想我大概是個怪人。所以才需要大家的幫助。能把我的後背託付給你們嗎?」
「そうかもね。僕はきっと変わり者なんだと思う。だからみんなの助けが必要なんだ。背中を任せても?」
「請放心交給我們。」
「お任せくださいませ」
話音剛落,雷歐等人便跟著艾爾娜衝向敵軍。
そう言ってレオたちはエルナに続いて敵の軍勢に突撃したのだった。
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十來個人衝向千人的軍勢。
千の軍勢に対して十人ほどで突撃してくる。
對於失去指揮官的軍勢來說,這舉動極為不可理解。
指揮官を失った軍勢にとって、それは不可解極まりない行動だった。
不過既然他們要衝過來,那就只能迎頭攔截。
しかし突っ込んでくるなら迎撃するまで。
他們迎上了雷奧一行人。
彼らはレオたちを迎え撃った。
然而,那道防線終究被徹底突破。
しかしその防衛線は見事に食い破られた。
「大喝一聲!!」
「はぁぁぁぁぁぁっっ!!」
隊首的艾爾娜一口氣將眼前的對手斬倒。
先頭のエルナは目の前の相手を一気に切り伏せていく。
她毫無花巧,根本不需使出什麼技巧,只要迅速斬過,敵人的頭便會應聲落下。
そこに技巧はない。技を使うまでもなくただ素早く斬るだけで相手の首が飛んでいくからだ。
緊隨其後的是雷奧與他的近衛騎士們。
その後ろからはレオが近衛騎士たちと共に続く。
即便不如艾爾娜,面對這群強者敵人也不禁心生畏懼。
エルナほどではなくても、強者である彼らに対して敵は恐れおののく。
一靠近就會被斬首。正因為對方人數稀少,他們才會畏縮不前。
近づけば首が飛ぶのだ。相手が少数であるからこそ、腰が引けていた。
遲早會陷入消耗,這一點顯而易見;趁對方還精力充沛去硬碰硬,無異於自討苦吃。
いずれ消耗するのは目に見えている。元気なうちに相手をするのは貧乏くじもいいところだった。
正因為彼此退讓,雷奧他們得以更加肆意橫掃;像這種軟弱的對手根本不是他們的對象。
そんな譲り合いが発生していたため、レオたちはさらに暴れることができた。弱腰の相手などレオたちの敵ではないからだ。
「吉克,能去支援艾爾娜嗎?」
「ジーク。エルナの援護にいけるかい?」
「我覺得沒必要吧?那條龍反而還比較安分耶。」
「必要ねぇと思うんだが? 竜のほうがまだ大人しいぞ?」
「拜託了。」
「頼むよ」
「沒辦法啊。那就你了,老頭子,麻煩一下。」
「仕方ねぇな。んじゃ爺さん。ちょっと頼むわ」
「好吧。那就一路順風。」
「いいでしょう。では良い旅を」
說完,賽巴斯拾起掉落的長槍,吉克便落在那根槍上。
そう言ってセバスは落ちていた槍を持ち、その槍の上にジークが着地する。
接著賽巴斯使勁一甩長槍,將吉克彈向艾爾娜那邊。
そしてセバスは思いっきり槍を振り回し、ジークをエルナのほうに飛ばした。
吉克利用身法在半空微調,像是朝在艾爾娜附近搭弓的敵兵臉上一腳將他踹飛般落地。
身軽さを利用して空に浮いたジークは、微調整をしながらエルナの近くで弓を構えていた敵兵の顔を蹴り飛ばすようにして着地した。
「喔,抱歉喔。看你那張臉挺適合當落腳點的。」
「おっと、悪いな。着地しやすそうな顔だったんで」
「熊!?」
「熊!?」
「這些傢伙到底是什麼!?」
「なんなんだ!? こいつらは!」
「很可愛吧?小孩子超喜歡我的。我不僅可愛,還很強啊。」
「愛らしいだろ? 子供に大人気だぞ、俺は。なにせ可愛いだけじゃなくて強いからな」
說罷吉克揮動長槍,將那群試圖從遠處狙擊艾爾娜的傢伙震開。
そう言ってジークは槍を振り回して、エルナを遠目から狙おうとしていた一団を吹き飛ばす。
吉克就那樣把敵兵的頭一個個當踏腳點蹦過,朝艾爾娜走去;當然,成為踏腳點的敵兵在擦身而過時都成了吉克長槍的獵物。
そのままジークは敵兵の頭をポンポンと足場にしながらエルナの下へと向かった。もちろん足場になった敵兵はすれ違いざまにジークの槍の餌食になっている。
抵達正在奔跑的艾爾娜下方後,吉克落在了她的肩上。
そして走るエルナの下へたどりついたジークはエルナの肩へ着地した。
「呼……總算幹完一件事了。」
「ふー……一仕事したぜ」
「礙事,給我下來。」
「邪魔よ。降りなさい」
「喂喂,人也太壞了吧。我可是幫了你耶?對於累壞的我就沒一點慰勞嗎?」
「おいおい、ひでーな。助けてやったんだぜ? 疲れた俺に対してもうちょっと労いはねぇのかよ?」
「我可沒說你救了我。」
「助けてなんて言ってないわよ」
「好啦好啦。但不討喜的話可不會有人喜歡喔?你胸前一點風情都沒有,該多點撒嬌才行。」
「へいへい。しかし可愛げないとモテねーぞ? 胸に色気がないんだからもうちょっと可愛げをだな」
說著吉克從肩上湊過頭去偷看艾爾娜的胸口。
そう言ってジークが肩からのぞき込むようにしてエルナの胸元を覗く。
那瞬間,艾爾娜一把抓住吉克的頭,把他拋向空中。
その瞬間、エルナの手がジークの頭を掴み、宙に放り投げていた。
「我不是說過你礙事……」
「邪魔だって……」
「哇啊啊啊!!等等、等等!!」
「うわぁぁぁぁ!!?? 待て待て!!」
「我說過了吧!」
「言ってるでしょ!」
艾爾娜帶著怒氣,用劍腹把半空中的吉克彈飛出去。
エルナは怒りを込めながら剣の腹の部分で宙に浮いたジークを吹き飛ばした。
被彈飛到沒有人幫忙的空地後,吉克一邊尖叫一邊撞向敵兵。
味方が誰もいない場所に吹き飛ばされたジークは悲鳴をあげながら敵兵に衝突した。
「啊啊啊啊啊!!好痛!?」
「あああああああ!!?? 痛い!?」
他先撞到一個敵兵的頭,之後又連串撞上好幾個敵兵,最後在地上滑行出去。
敵兵の頭にぶつかり、その後はいろんな敵兵にぶつかったあと、地面を滑っていく。
然後吉克帶著怒氣大叫起來。
そしてジークは怒った様子で叫んだ。
「那個女人!就因為說了實話就發火!把我的毛皮都弄壞了!全身都是泥……這樣根本不能進城了!」
「あの女! 本当のことだからってキレやがって! 俺の毛並みが台無しじゃねぇか! 泥だらけだ……これじゃ城に入れねぇじゃねぇか」
齊格看著自己的身體,低聲抱怨著。
自分の体を見ながらジークはぶつくさと呟く。
敵兵把齊格團團包圍了起來。
そんなジークの周りを敵兵が囲む。
察覺到這一點的齊格瞪著周圍的敵兵,低聲嘀咕。
それに気づいたジークは周りの敵兵を睨みつけながらつぶやく。
「怎麼?要動手嗎?你們以為可愛的我就能贏嗎!?」
「なんだ? やろうってのか? 愛らしい俺様なら勝てると思ってんのか!?」
說著,齊格四處尋找應該在附近的長槍。
そう言ってジークは近くにあるはずの槍を探す。
然而,被吹飛前應該拿著的長槍卻不在身旁。
しかし吹き飛ばされる前に持っていたはずの槍が傍にはなかった。
察覺到是空中掉落的,齊格不禁冒出冷汗。
空中で手放したのだと察し、ジークは冷や汗をかく。
就算是齊格,變成熊的樣子卻空手也十分吃虧。
さすがのジークも熊の状態で無手は厳しい。
「……等一下,我去找找看。」
「……ちょっと待ってろ。探してくる」
「才不會等你呢!!」
「待つわけねぇだろうが!!」
話音未落,敵兵撲向齊格,卻有一人被飛來的長槍刺穿。那把槍正是齊格的槍。
そう言って敵兵がジークに襲い掛かろうとするが、一人が飛んできた槍によって串刺しにされた。その槍はジークの槍だった。
「喔!?我的槍!」
「おお!? 俺の槍!」
「既然那麼想,就別在戰場上把武器放掉。」
「そう思うなら戦場で手放さないことですね」
說罷,一道冷冽的聲音在現場響起。
そう言って冷たい声がその場に響く。
接著,一種催人入眠的奇妙旋律開始在場中流淌。
そして眠りへと誘う不思議な音色がその場に流れ始めた。
落在音波範圍內的敵兵開始感到昏昏欲睡,然後在一瞬之間失去意識。
その音の範囲にいた敵兵たちはその音色によって眠気を覚え始めてしまった。そして一瞬、意識を切った瞬間。
他們的首級全都飛了出去。
彼らの首はすべて飛んでいた。
「真是的,真讓人操心呢。」
「まったく。世話が焼けますね」
「……(打著鼾)」
「……グー」
「起來。」
「起きなさい」
「好痛!?太過分了,林菲亞小姐!我剛剛還在後宮裡啊!?」
「痛い!? 酷いぜ! リンフィア嬢! 今、ハーレムの中にいたのに!?」
「說不定還是別把他叫醒比較好呢。」
「そのまま覚まさないほうがよかったかもしれませんね」
說著,林菲亞對自己用槍柄敲擊對方這件事感到後悔。
そう言ってリンフィアは槍の柄部分で叩いたことを後悔した。
齊格聽到那冰冷得讓人起雞皮疙瘩的話,冒著冷汗轉移了話題。
ぞっとするほど冷たい声で言われたジークは、冷や汗をかきながら話題を変える。
「為、為什麼你會在這裡呢?」
「ど、どうしてここにいるのかな?」
「這麼說來也是呢,判斷真是精準。不愧是維恩弗里特大人。」
「そう言えばそうですね。お見事な読みでした。さすがはヴィンフリート殿です」
「沒什麼了不起的。我只是覺得雷歐應該會記得我說過的事而已。」
「別に大したことはない。レオならオレの話を覚えていると思っただけだ」
說著,從林菲亞身後出現的是維恩。其旁還有奈爾貝·里特的團長拉斯。
そう言ってリンフィアの後ろから現れたのはヴィンだった。その傍にはネルベ・リッターの団長であるラースもいた。
突如其來的援軍使敵兵們不由自主地後退幾步。
いきなりの援軍に敵兵たちが後ずさる。
「我們就突擊,沒問題嗎?軍師大人?」
「我々は突撃ということでよろしいかな? 軍師殿」
「嗯,拜託了。」
「ああ、頼む」
「喂喂,逼得太緊會讓他們跑掉啊!皇子的命令是殲滅啊!?」
「おいおい、追い詰めると逃げられちまうぞ! 皇子の命令は殲滅なんだが!?」
「不用擔心,半包圍已經形成了。」
「心配ない。もう半包囲はできてる」
說完維恩揮了揮右手。
そう言うとヴィンは右手を振る。
拉斯隨即率領部下衝鋒。
それに合わせてラースが部下たちを率いて突撃していく。
這樣的情況並不只發生在此處,各處部隊紛紛衝鋒,把敵軍半圍成半圓。
その現象はそこだけのモノではなかった。あちこちから部隊が突撃していき、敵の軍勢を半円状に包囲していく。
敵人唯一的退路只有往城裡,但城那邊正被艾爾娜等人壓上來,敵軍一時間失去了所有退路。
逃げ道は城のほうしかないが、城のほうからエルナたちが押し寄せてきており、敵の軍勢は一気に逃げ道を失った。
為了不讓成了烏合之衆的敵人逃脫,維恩迅速下令傳令,將包圍徹底封死。
そして烏合の衆と化した敵を逃がさないために、ヴィンは手早く伝令を出して包囲を完全に閉じる。
與艾爾娜等人一道被困的敵人,只有像猛獸的獵物般任人蹂躪。
エルナたちと共に閉じ込められた敵は猛獣の餌のようにただ蹂躙されるしかなかった。
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「嗨,文,真是多虧你了。」
「やぁヴィン。助かったよ」
「下次可沒有了。下次要做蠻幹的事就事前說一聲。聽到報告時我差點昏過去。」
「次はないぞ? 次から無茶をするなら事前に言っておけ。報告を聞いたときは意識が飛びそうになった」
文帶著不悅的表情和語氣這麼說道。
ヴィンは不機嫌そうな表情と口調でそう告げる。
敵人已被徹底殲滅,雷歐等人返回古城。
敵は完全に殲滅され、レオたちは古城へと戻っていた。
在主要人物們於古城集合之際,蕾蒂西亞醒了過來。
主要な人物たちが古城に集まる中、レティシアが目を覚ました。
「蕾蒂西亞大人!您醒來了嗎!?」
「レティシア様! お気づきですか!?」
「……我們贏了嗎……?」
「……勝ったのですね……?」
「多虧了妳,蕾蒂西亞。」
「あなたのおかげです。レティシア」
「不……造成麻煩的是我……真的很抱歉。這一切都是我的責任。」
「いえ……ご迷惑をかけたのは私ですから……本当に申し訳ありません。すべて私の責任です」
蕾蒂西亞說著向聚集的人們鞠躬。
そう言ってレティシアは集まった面々に頭を下げた。
對此雷歐搖了搖頭。
それに対してレオは首を横に振る。
「我想聽的不是那種道歉,蕾蒂西亞。」
「聞きたい言葉はそんな謝罪ではないんです。レティシア」
「……是啊。謝謝你,雷歐,還有帝國的各位騎士。多虧你們救了我的命,真的很感謝。」
「……そうですね。ありがとうございます。レオ、そして帝国の騎士方。命を助けていただきました。ありがとうございます」
蕾蒂西亞道了謝,鷲獅子騎士們隨即也深深鞠躬。
そう言ってレティシアはお礼を言い、それに続いて鷲獅子騎士たちも深く頭を下げた。
雷歐看著那一幕,笑容加深,走到蕾蒂西亞身旁。
それを見たあとレオは笑みを深めながらレティシアの傍による。
「如果能就此解決一切就太簡單了……事實並非如此。帝國從今以後恐怕會陷入大混亂。」
「これですべて解決といえたら簡単なんですが……そういうわけにもいきません。きっとこれから帝国は大混乱に陥るでしょう」
「雷歐……」
「レオ……」
「妳是王國的人。妳可以選擇不去帝都、回王國,選擇由妳決定。但我希望妳能來帝都,與我一同。」
「あなたは王国の人間だ。このまま帝都に向かわずに王国に向かう道もあります。選択は任せます。ただ僕はあなたに帝都に来て欲しい。僕と共に」
說罷雷歐握住了蕾蒂西亞的手。
そう言ってレオはレティシアの手を握った。
蕾蒂西亞仍有以聖女身分解決王國問題的選擇。
聖女として王国の問題を解決するという選択がレティシアには残っていた。
在帝國與王國正面衝突之前,也許能在王國內先把所有問題壓下去。
帝国と王国がぶつかり合う前に、王国内で問題をすべて抑えることもできるかもしれない。
但那樣一來,王國會被一分為二。
だがそうなれば王国を二つに割ることになる。
在這緊繃的國際情勢中,很可能成為代理戰爭的導火線。說到底,聖女這個存在無論生還或死亡,都是火種。
このぴりついた国際情勢の中では代理戦争の舞台にされかねない。結局、聖女という存在はすでに生きていても死んでいても火種なのだ。
而且偏偏有個少年願意接下這把火。
そして物好きなことにその火種を引き取りたいという少年がいる。
蕾蒂西亞沉默片刻後輕聲說道。
レティシアは少し黙ったあとに静かに告げた。
「──是的。我會在您身旁。雖然我是個讓人困擾的女人,請您原諒我。」
「――はい。私はあなたのお傍にいます。迷惑な女ですが、そこはお許しください」
「請放心。連那份麻煩我也一併奪走了。」
「ご安心を。その迷惑も含めて奪ったのですから」
說著雷歐微微一笑。
そう言ってレオはニコリと笑った。
兩人相互凝視。
二人が見つめ合う。
就在那時,有人在不顧氣氛的情況下插話。
そんな中で空気を読まずに発言する者がいた。
「那就決定往帝都前進了吧?我看這裡完全是個誘敵之計。」
「じゃあ帝都に向かうということでいいな? おそらくだがここは完全に陽動だぞ」
「真不敢相信……你就不能看氣氛嗎?文?」
「信じらんない……空気を読むってことができないの? ヴィン」
「氣氛不是用來讀的,是用來吸的。」
「空気は読むものじゃなくて吸うものだ」
「是喔。說不定你的前世是種不需要空氣的奇特生物吧,所以你才能在那種時機開口……」
「あっそ。きっとあなたの前世って空気を必要としない奇特な生物だったのね。だからあのタイミングで喋ることができるんだわ……」
「愛說就說吧。我是軍師,擬定下一步戰略是我的工作。接下來要處理的問題是帝都。」
「言ってろ。オレは軍師なんでな。次の戦略を立てるのが仕事だ。そして次の問題は帝都だ」
「嗯……我知道。帝都人手變少了,一旦有事,我們就是可以自由行動的珍貴戰力。現在就回帝都吧,把剩下的近衛騎士隊也帶上。哥哥應該會在等我們。」
「うん……わかってる。帝都は手薄になった。有事の際には僕らは自由に動ける貴重な勢力だ。だから今すぐ帝都に戻ろう。残る近衛騎士隊も加えてね。きっと兄さんが待ってる」
「也是呢,阿爾身邊果然沒有人。」
「そうね。アルの周りには誰もいないもの」
「我不覺得哥哥會沒為菲妮小姐安排護衛吧?賽巴斯,你怎麼看?」
「どうかな? 兄さんがフィーネさんの護衛を用意していないとは思えないけど? どうなの? セバス」
「嗯,我有些頭緒。但在帝都內能調動的戰力極為有限,阿爾諾特大人能做的事應該不多。」
「まぁ心当たりはありますな。とはいえ帝都内で動かせる戦力はごくわずか。アルノルト様にできることは少ないでしょう」
塞巴斯這麼一說,雷歐便點了點頭。
そうセバスが告げるとレオは頷く。
巧妙運用有限兵力正是阿爾擅長的事。
少ない戦力を上手く使うというのはアルの得意とすることでもある。
然而,僅靠那樣還無法將對方擊倒。
しかし、それで相手を倒すことはできない。
最後一擊必須有人出手。
止めは誰かがしなければいけない。
「向帝都前進!準備!」
「帝都へ向かう! 準備を!」
雷歐便這樣下達了號令。
そうレオは号令をかけたのだった。