首頁 目錄

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第一百十四話 小小的希望

以流浪軍師格拉烏的身分進入蓋爾斯後,我向少年領主阿洛伊斯要求說明經過。

流れの軍師グラウとしてゲルスに入った俺は、少年領主であるアロイスに経緯の説明を求めた。

「先把為何會變得如此緊張的原因告訴我可以嗎?」

「とりあえずどうしてここまで緊張が高まっているのか教えてもらえるか?」

「您不知道嗎?」

「ご存知ないのですか?」

「他們在騷擾軍方派出的隱密部隊,之後飛來時局面相當慌亂。我去打聽時,正好遇到剛才的場面。」

「軍が放った隠密部隊に嫌がらせをしていてな。その後に飛んで来たらかなり慌ただしい状況だった。事情を訊きに来たら、先ほどの場面だったというわけだ」

「原來如此……簡單來說,是敵軍的一名將軍被我方某人狙擊暗殺。」

「なるほど……簡単にいえば敵軍の将軍をこちら側の誰かが狙撃し、暗殺しました」

看來是兩段式的作戰吧。對戈登來說有些小氣,對索尼婭則太粗糙。應該是別人出主意的。

二段構えの作戦か。ゴードンにしては小癪だし、ソニアにしては雑だ。別の誰かの進言だな。

不過要強行把局勢推向開戰這點,顯示戈登已經開始徹底無視父上留下的形象了。

しかし強引に開戦に持ち込もうとするあたり、ゴードンは本格的に父上からの印象を度外視し始めたな。

他在與南部的戰爭結束後打算採取何種行動?這次的事讓意圖暴露不少。

南部との戦争が終わったあとにどういう行動に出ようとしているのか。今回のでだいぶ透けたな。

「有趣,安排狙擊手的是你叔父嗎?」

「面白い状況だな。狙撃手を用意したのは叔父上かな?」

「很可能。」

「おそらく」

如此一來,責任就在我們這邊。

そうなると非はこちらにある。

將軍被暗殺了,自然會出手反擊。雖說相當強硬,但若說是現場判斷,也說得過去。倘若因此讓此城被突破,就會與南部爆發全面戰爭。

将軍を暗殺されたため、反撃に出る。まぁ中々に無理やりだが、現場の判断と言われればそこまでだ。それにその行動でこの都市が突破されれば南部とは全面戦争になる。

那樣就無法回頭了,唯一能做的就是全力擊潰南部。

そうなれば後戻りはできない。本腰いれて南部を叩く以外に手はなくなる。

對戈登而言,這無疑是最理想的劇本吧。

ゴードンとしては最高のシナリオだろうな。

但若是此城守得住,情況又不同。即便此地爆發戰鬥也只會是小規模衝突。克魯格的總部收到情報要晚一些,屆時雷歐等人應該會到達並收尾。

ただし、この都市が落ちないならば話は別だ。ここで戦闘が起きたところで小競り合い。クリューガーの本拠地まで情報が届くのは少し後だ。それまでにおそらくレオたちはたどり着き、決着をつける。

若能撐住數日,將戰鬥止於此地,情勢就能扭轉。

数日持ちこたえて、戦闘をこの場だけに収めればどうにかなる。

就算是戈登,只要把事告到帝都,馬上就會被勒令停止,所以情報不會傳到帝都。雙方都不想洩漏情報,情況就是如此。

ゴードンとしても帝都に知らせれば即座に中止を言い渡されるから、帝都に情報はいかない。こちらも情報を漏らしたくないように、向こうも情報を漏らしたくない状況ということだ。

「軍隊行動很順利,可能正如預想。戰鬥已無法避免。這裡的兵力有多少?」

「軍の動きはスムーズだった。予想通りだからだろうな。もう戦闘は避けられない。ここの兵力は?」

「騎士五百、步兵五百,共一千。不過……那些士兵並非受過訓練……」

「騎士が五百に、兵士が五百。合わせて一千です。ただ……兵士は訓練されたわけではなく……」

「臨時徵召的兵嗎。雖然總比沒有好……敵方有一萬精兵,我方只有一千臨時兵。數量差十倍,戰力差恐怕更甚。」

「急造兵か。まぁいないよりはマシだが……敵軍は精鋭一万に対して、こっちは急造の一千。数の差は十倍だが、戦力差はそれ以上だろうな」

就算說只要撐幾天就能獲勝,但要撐過那幾天本身就因戰力差距而極為絕望。

数日持ちこたえれば勝ちといっても、その数日持ちこたえるのすら辛い絶望的な戦力差だ。

要是正面硬碰,估計一天內就會被攻下。

まともにやれば一日で落とされる。

「能贏嗎……?」

「勝てますか……?」

阿洛伊斯不安地問道。

アロイスが不安げに訊ねてくる。

為了安撫這樣的阿洛伊斯,我輕輕拍了拍他的頭。

そんなアロイスを安心させるように俺は頭をポンと叩く。

「有勝算。當然,也有很多事情需要你去做。」

「勝算はある。もちろん君にもやってもらうことはたくさんあるが」

「沒、沒問題!我會做到的!」

「だ、大丈夫です! やってみせます!」

「很好。先把我介紹給其他家臣吧。從說服他們開始。」

「よろしい。ではまずはほかの家臣に俺を紹介してくれ。そして家臣たちの説得から開始だ」

「是!」

「はい!」

我們兩人伴隨著爽朗的回答一同出發。

元気のいい返事と共に俺とアロイスは歩き出した。

■■■

■■■

「情況我已了解。」

「状況は理解いたしました」

回答的是一位年邁的騎士。

そう答えたのは年老いた騎士だった。

不過他的目光仍然銳利,行動也看不出老人味。

とはいえ、その目はいまだに鋭いし、動きにも老人っぽさは見られない。

那種老將的氣焰,是辛梅爾伯爵家騎士團團長福克特所散發的。

古強者といった雰囲気を発しているのはジンメル伯爵家の騎士団長であるフォクトだ。

「若那次狙擊是出自辛梅爾伯爵家的人,那便無可辯駁。縱使阿洛伊斯大人再怎麼說與此無關,軍隊也不會相信。為了母親、為了南部的許多人而戰的舉動令人敬佩,然而,把那種來歷不明的男子留在身邊,如何能讓人放心?」

「あの狙撃がジンメル伯爵家の者の手によるならば、弁明は不可能でしょう。アロイス様がいくら関係ないと言おうと、軍は納得いたしません。母上のため、南部の多くの者のために戦うのはご立派です。しかし、そのような得体のしれぬ男を傍に置くのはいかがでしょうか」

福克特邊說邊瞪向我。

フォクトはそう言って俺を睨む。

其他人也是相同態度。被召集來的是老臣們。

ほかの者も同様だ。集められたのは古参の家臣たち。

他們與阿洛伊斯的叔父沒有聯繫,都是在城牆上負責警戒的人。

アロイスの叔父とは通じておらず、城壁にて警戒に当たっていた者たちだ。

對他們來說,對抗阿洛伊斯是理所當然的事,但場上出現像我這樣的人,他們顯然無法接受。

彼らにとってアロイスと戦うことは当然のことだ。しかし、その場に俺のような者がいることは納得できないのだろう。

「格拉烏救過我,可以信任他。」

「グラウは僕を助けてくれた。信頼してもいい」

「縱然他曾伸出援手,能否信任卻是另一回事。」

「たとえ助けたとしても、信頼できるかどうかは別物です」

嗯,果然會是這樣。

ふむ、やはりこうなるか。

現在不是分裂內部爭執的時候,這種情況必須團結一致作戰。

一丸となって戦わなきゃ駄目な状況で内輪もめをしている暇はない。

「福克特團長,能打擾一下嗎?」

「フォクト騎士団長。少しよろしいか?」

「甚麼?流浪軍師。」

「なんだ? 流れの軍師」

「你怎麼看現在的情勢?」

「今の状況をあなたはどう捉えている?」

「是辛梅爾伯爵家存亡的關鍵時刻。」

「ジンメル伯爵家の存亡の時だ」

「哼……想得太天真了。」

「ふっ……甘い。甘すぎる認識だ」

「什麼?」

「なにぃ?」

我這麼說完,指向為作戰會議攤開的地圖。

フォクトにそういうと俺は作戦会議のために広げられた地図を指さす。

這個蓋爾斯是南部的最前線。若此處被突破,戰火將蔓延到前線各地。

このゲルスは南部の最前線。ここを抜かれるということは、前線地帯に戦火が飛び火するということだ。

「若是這裡被攻破,帝國軍便會一舉南侵,戰火蔓延各地,帝國將遭到重創。誰會被記住為扳動這個引信的人?正是辛梅爾伯爵家,縱然這場戰能保住性命,皇帝也必定會處決你一族。」

「ここが抜かれれば帝国軍は一気に南部に侵攻する。その戦火は各地に広がり、帝国をおおいに弱体化させるだろう。その引き金を引いたのは? 他ならぬジンメル伯爵家と記憶され、たとえこの戦で命が助かったとしても、皇帝は必ず一族を処刑するだろう」

「那、那個……」

「そ、それは……」

「再說現在也不能投降啊。一旦以暗殺將軍之罪被定罪,就會被處決。辛梅爾伯爵家已是岌岌可危。況且那些士兵也會懷疑為何要與帝國軍作戰?即便領主的母親被擄作人質,那也是領主的私事。要說服他們接受這點,談何容易?手下兵力薄弱,而敵方精銳環伺,問題堆積如山,這就是現實。你應該明白,有誰願意主動提出協力是多麼稀貴吧?」

「かといって今更降参もできない。将軍暗殺の罪で処刑だ。ジンメル伯爵家はすでに滅亡一歩手前だ。しかも兵士たちはなぜ帝国軍と戦わなければいけないのか? と疑問を抱くだろう。領主の母親が人質になっていても、それは領主の問題だ。彼らを納得させるのは一苦労だぞ? 抱える戦力は脆弱で、相手は精強。問題は山積み、それが現実だ。その中にあって協力を申し出る者がどれほど貴重かわからないあなたでもあるまい?」

「……即便如此,仍不能馬上信任。」

「……それでもすぐに信頼はできぬ」

「那就由你監視吧。帝國軍很快就會來攻擊的。」

「ならあなたが監視すればいい。帝国軍はすぐに攻めてくるぞ?」

「……好吧。既然你明知情況絕望,仍然選擇站在我們這邊,你是有勝算的吧?」

「……よかろう。そこまで絶望的だとわかっておりながら、こちらにつくのだ。勝算があるのだろうな?」

我對福克特的話點了點頭。

フォクトの言葉に俺は頷く。

接著將視線轉向在場所有人。

そしてその場の全員へ視線を移す。

「說到束手無策,再合適不過。但仍有一線希望。帝國正在執行一項極秘作戰。數日內,克魯格公爵會遭到奇襲。換言之,只要撐到那時就行了。」

「絶体絶命という言葉がこれほどピッタリな状況はない。しかし、希望もある。帝国は極秘作戦を展開中だ。数日以内にクリューガー公爵は奇襲を受けるだろう。つまりそれまで耐えればいい」

「我沒聽說過這種事啊?」

「そのような話は聞いていないぞ?」

「因為是極機密。回到正題,辛梅爾伯爵家雖處於絕境,但若能在此堅守,就能扭轉局勢。以一萬對一千撐住、避免內亂升級,從皇帝眼中看是值得稱讚的行為。再加上有母親被扣為人質、不得已為之的理由。此外,這次事件牽扯到帝都正在進行的帝位爭奪。只要度過這個難關,風向就會改變。」

「極秘だからな。話を戻すぞ? 絶体絶命のジンメル伯爵家だが、ここで耐えきれば状況が変わる。一万対一千で耐えきり、内乱の激化を避けた。これは皇帝から見れば称賛に値する行動だ。しかも母親を人質に取られて仕方なくという理由もある。加えて、今回のことは帝都で行われている帝位争いが色々と絡んでいる。この難局さえ乗り切れば風向きは変わる」

「……說實話,我已不再把辛梅爾伯爵家的存續放在首位。更重要的是不能讓內戰惡化。這是我的想法。我知道格拉烏難以信任,他說的話也缺乏可信度,但我們別無選擇,只能信任並請他協助。反正照常規打下去也會輸。」

「……正直、もはやジンメル伯爵家の存続については二の次だと思っている。それよりもこの内戦を激化させてはいけない。そう僕は思っている。グラウが信じられず、言うことも信ぴょう性がないことは承知だ。しかし、僕らはもう彼を信じて協力してもらうしかない。どうせ普通に戦っても負けるのだから」

聽到阿洛伊斯的話,家臣們一時露出難看的表情,但很快便如同放棄般低下了頭。

アロイスの言葉に家臣たちは一瞬、渋い顔を見せるがやがては諦めたように頭を垂れた。

阿洛伊斯看到那一幕,把視線移向了我。

それを見てアロイスが俺に視線を移す。

「那麼,請講講作戰計畫吧。」

「では作戦を聞かせてください」

「明白。帝國軍攻打這類要塞城市時,慣常先集中攻擊正門,再趁其他門防備薄弱時發動奇襲。既然事態按其計畫推進,他們很有可能會採用這一慣用手段。」

「わかった。帝国軍はこの手の城塞都市を攻めるとき、まず初めに正門を集中攻撃し、手薄になった門に奇襲を仕掛けるのが常套手段だ。予定通りに事が運んだと思っている以上、この常套手段を使ってくるだろう」

「那要把兵力分散到四面城門嗎?」

「では四方の門に戦力を分散させるんですか?」

「不,兵力本就是十倍的差距。若要抵擋正門的攻擊,我方也得調出相當的兵力。」

「いや、元々十倍の兵数差がある。正門の攻撃に耐えようとすればこちらも相応の戦力を割かなければいけない」

理論上正門應是誘餌,但雙方軍力規模相差太懸殊。誘餌可能反成為主攻,從正門抽調兵力並不明智。

本来は囮である正門への攻撃だが、そもそも軍としての規模が違いすぎる。囮が主攻になりかねんし、正門から戦力を移動させるのは賢明じゃない。

福克特對我的話眯起了眼。

俺の言葉にフォクトが目を細める。

「那是說要用計策來殲滅奇襲部隊嗎?」

「では奇襲部隊は策で倒すということか?」

「正是如此。敵軍數量龐大且為正規軍,我方兵少且非正規。對方一定會有所輕敵,縱使他們提防,也無法完全避免疏忽,正因如此他們才會落入陷阱。」

「いかにも。敵軍は数も多く、正規軍だ。対してこちらは数が少なく、正規軍でもない。向こうは間違いなく油断する。気を引き締めていても、それは避けられない。だからこそ罠にはまる」

無論奇襲部隊多麼戒備,他們終究仍然把這裡當作鄉下小城看待。

奇襲部隊がどれだけ警戒しようと、所詮は田舎都市という認識は変わらない。

既然戰力差距如此絕對,就不會畏首畏尾地小心試探。

戦力差が絶対的である以上、石橋を叩いて渡るようなことはしない。

他們的目標是盡快突破此城,掌控南部前線。

彼らにはこの都市をいち早く突破し、南部前線を制圧するという目的があるからだ。

一旦那樣發生,連皇帝都無法阻止。

そうなってしまえば皇帝とて止められない。

軍隊肯定會用慣用手段迅速取下此城。

間違いなく軍は常套手段で一気に落としに来る。

「阿洛伊斯大人,能借我一百名士兵嗎?」

「アロイス殿。兵士を百名貸してもらえるか?」

「用一百人……能夠擊敗奇襲部隊嗎?」

「百名で……奇襲部隊を倒せるのですか?」

「敵軍會攻向防守薄弱的城門。我們並非要守住三面城門,百人就足夠了。還有一件事。」

「軍が狙うのは手薄な門。三方向の門を守るわけではないし、百名いれば十分だ。それともう一つ」

「請儘管說。會立刻安排準備。」

「何でも言ってください。すぐに用意させます」

「沒什麼特別的。我想你們應該備有防禦用的油,可否借我們一些?」

「別に大したものじゃない。防衛用に油を用意しているはず。それを少しもらえるか?」

「要用火攻嗎?不過單純的火攻並不能殲滅奇襲部隊哦?」

「火攻めか。しかし、単純な火攻めでは奇襲部隊を倒せんぞ?」

「那一點我已想好,請放心。」

「そこは考えてある。ご安心を」

我如此說著,淡淡一笑。

そう言って俺は薄く笑う。

雖看不見表情,但氣勢已傳達出去了吧。

顔は見えないが雰囲気で伝わったのだろう。

福克特感到一陣毛骨悚然,不由得退了一步。

ゾワっと何かを感じてフォクトが一歩たじろぐ。

就這樣,我加入了與帝國軍的戰鬥。

こうして俺は帝国軍との戦いに参戦することになったのだった。