最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第八十三話 無頭惡魔
第三部就快結束了喔(/・ω・)/
あともうちょっとで第三部おわりー(/・ω・)/
當帝都支部的冒險者們集合,正打算開啟傳送門的時候。
帝都支部に冒険者が集結し、そろそろ転移門を開こうとした頃。
突然,一名來自王城的使者來到支部。
突然、支部に城からの使いがやってきた。
「這是這是,二皇子殿下有何貴幹呢?」
「これはこれは。第二皇子殿下がどのような御用かな?」
「王城那邊正在就南部的異變召開協議。你們的傳送很重要,請先稍候片刻。」
「城では現在、南部の異変に対して協議がなされている。お前の転移は貴重だ。少し飛ぶのを待ってほしい」
令人意外的是,艾利克竟然低下了頭。
意外なことにエリクは頭を下げてきた。
不像我那樣,普通的皇族是不會低頭的,因為他們身居那樣的地位。
俺じゃあるまいし、普通の皇族は頭を下げない。そういう地位にいるからだ。
「到現在應該已有時間。既然到現在都還沒定,哪來保證之後就能決定?」
「これまで時間はあったはずだ。それで決まらないのに、今後決まるという保証は?」
「已經提出要把附近的軍隊調到帝都、交代城防,並派遣近衛騎士的方案。應該會通過。」
「すでに近場の軍を帝都に呼び寄せ、城の守りを任せ、近衛騎士を派遣するという策を提案している。おそらく通るだろう」
「哦?那不就會從此開始爭功嗎?」
「ほう? そこから手柄争いが始まるのにか?」
話是這麼說,但倒也相當務實可行。
そうは言いつつ、なかなかどうして現実的な策だな。
既然城防不穩,無法派出近衛騎士,那就是要以軍隊代替近衛騎士嗎?
城の守りが不安だから近衛騎士を派遣できない。では、その近衛騎士の代わりに軍を呼ぼうということか。
雖然單兵戰力不如近衛騎士,但仍足以託付守城之責。
近衛騎士ほど単体としての力はないだろうが、それでも城の守りを託すには十分だろう。
「我已推薦戈登擔任近衛騎士的統率者,應該不會拖太久。」
「近衛騎士を率いる者としてゴードンを推薦しておいた。そこまで時間はかからないだろう」
「真奇怪。別國的事還那麼想搶功,輪到自國問題時,卻把功勞讓給弟弟?」
「不思議だな。他国の問題のときはあれほど手柄を欲しがったというのに、自国の問題となった瞬間、弟に手柄を譲るのか?」
「我是皇族,也是帝國的外務大臣。別國的問題另當別論,自國之事,勢力之爭應退居其次。我首先考慮的是帝國。」
「私は皇族であり、帝国の外務大臣だ。他国の問題ならいざ知らず、自国の問題となれば勢力争いなど二の次だ。私が一番に考えるのは帝国のことだ」
說罷,艾利克直直地望向我。
そう言ってエリクは真っすぐと俺を見つめる。
這不是個壞提案。
悪い提案じゃない。
若能派來近衛騎士,確實令人安心。
近衛騎士が来てくれるなら心強い。
等待也是一種選擇。如果我也把勢力之爭放在次要的話。
待つのも手だろう。俺も勢力争いを二の次とするならば。
即便在此強行行動,也只會讓帝國高層對冒險者的印象更差。
ここで強行しても、帝国上層部の冒険者への心証が悪くなるだけな気もする。
就在我心搖擺之際,遠處傳來一陣清亮的聲音。
そう俺の心が揺れたとき、遠くから澄んだ音が聞こえてきた。
不知道那聲音從哪裡來,但奇怪地能判斷出那是由琳菲亞發出的,而且她正處於危險之中。
それはどこから聞こえてくるのかわからない。ただ、その音を発するのがリンフィアであり、危地にあるということは不思議とわかった。
琳菲亞在求救。雖然沒有明確的憑據,但我有一種確信,那清澈的聲音這樣告訴了我。
リンフィアが助けを求めている。根拠はないが、確信があった。その澄んだ音がそう伝えてきた。
「但是……在那段期間會有人成為犧牲。當國家整備出萬全防備時,會有人在拖延時間。對於那些人你打算怎麼辦?」
「しかし……その間に犠牲となる者もいる。国が万全の体勢を整える間、時間を稼いでいる者たちがいる。そんな者たちをどうするつもりだ?」
「會盡我所能。」
「できるかぎりのことはする」
「那我不能接受這提案。冒險者不同於騎士或軍人。我們是為了救那些上層找不到、或不得不放棄的受害者而存在的。離去吧。我們是冒險者,不受任何人的指揮,就讓我們隨心所欲行動。」
「なら提案は受けられんな。冒険者は騎士や軍人とは違う。上にいる者たちが見つけられない被害者や、見捨てざるをえない者を助けるためにいる。立ち去れ。俺たちは冒険者だ。誰の指図も受けない。好きにやらせてもらう」
「國家命運攸關,你不覺得應該力求確實嗎?」
「国の命運が掛かっているんだぞ? 確実を期すべきだと思うが?」
「我們不會在意國家會如何變化。我們所守護的,永遠是民眾的生命。回去把這事告訴皇帝:這件事由席爾瓦負責處理。」
「俺たちは国がどうなろうと知ったことじゃない。俺たちが守るのはいつだって民の命だ。帰って皇帝に伝えろ。この問題、シルバーが預かったとな」
「你以為可以這麼擅自行動就會被允許嗎?」
「そんな勝手が許されると思っているのか?」
「能被允許的,只有SS級冒險者。別太小看我們。帝國的冒險者,比皇族想像中強好幾倍。」
「それが許されるのがSS級冒険者だ。それにあまり舐めないでもらおう。帝国の冒険者は皇族が思っている何倍も強い」
說著我轉身,冒險者公會內出現了一道巨大的傳送門。
そう言って俺は踵を返すと冒険者ギルドに巨大な転移門が出現する。
我邁步踏入其中,一邊說道。
俺はそこに足を踏み入れながら告げる。
「來吧,去賺點錢。跟上來。」
「さぁ、稼ぎに行くぞ。ついてこい」
說完那句話,我便傳送了。
その言葉と共に俺は転移した。
傳送的瞬間。
転移した瞬間。
周遭一片都是怪物。
辺り一面がモンスターで埋め尽くされていた。
然而,在那群怪物之中,我看見一名少女站了起來。
しかし、その中にあって立ち上がる少女が見えた。
明明是絕境的危機,她卻不慌不忙,既不驚慌也不喊叫。
どう見ても絶体絶命のピンチなのに慌てず、騒がず。
她大概在思考該怎麼辦吧,一如往常。
どうすればいいかを考えているんだろう。いつものように。
我對琳菲亞那副模樣苦笑,順手把她周圍的怪物吹飛。
そんなリンフィアの姿に苦笑しつつ、俺はリンフィアの周囲にいるモンスターを吹き飛ばす。
這樣一來闖進來的冒險者們應該會輕鬆些。
これで突入してきた冒険者も少しは楽だろう。
「妳沒事嗎?就是之前那位女冒險者?」
「無事か? いつぞやの女冒険者」
我靠近琳菲亞時,她驚訝地睜大了眼睛。
リンフィアの傍によると、リンフィアは驚いたように目を見開く。
「……你為什麼會在這裡……?」
「……どうしてあなたが……?」
「聽說是團隊討伐任務,所以把其他人也帶來了。」
「レイドクエストと聞いてな。ほかの奴らも連れてきた」
我話音剛落。
俺の言葉の後。
從後方打開的巨大傳送門中,帝都支部的冒險者們一邊吵鬧一邊闖了進來。
後ろで開かれた巨大な転移門から、馬鹿騒ぎしながら帝都支部の冒険者たちが突入してきた。
真是有精神。看起來敵方主力是骷髏。
元気なことだ。見たところ、敵モンスターの主力はスケルトン。
那樣的話把這裡交給他們處理應該沒問題。
それならここは彼らに任せても平気だろう。
「能站起來就跟上,現在正是賺錢的時候。」
「立てるならついてこい。稼ぎ時だ」
「好……!西爾瓦……!」
「はい……! シルバー……!」
她這麼說著站了起來。
そう言ってリンフィアは立ち上がる。
為琳菲亞施以治癒魔法使她恢復後,我與琳菲亞一同凝視前方。
治癒魔法をかけてリンフィアを回復させると、俺はリンフィアと共に先を見据える。
目標是要去正在撥開怪物前進的雷歐和姊上那裡。
目指すはモンスターをかき分けるように進むレオと姉上のところだ。
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「西爾瓦!屍龍來了!」
「シルバー! ドラゴンゾンビです!」
接到琳菲亞的報告,我望向天空。
リンフィアの報告を受けて、俺は空を見る。
一頭超過十公尺、身體腐敗的龍以驚人的速度朝這裡衝來。
腐敗した体を持つ十メートル超えのドラゴンが猛スピードでこちらに突っ込んできた。
真是的。
まったく。
那可是只在文獻中記載的怪物啊。
文献でしか語られてないモンスターだぞ。
「果然不會讓我輕易過去啊。」
「さすがに簡単には行かせてくれないか」
我飛上天空迎擊那隻屍龍。
俺は空に上がって、ドラゴンゾンビの迎撃に当たる。
在此同時,琳菲亞和帝都支部的冒險者們把骷髏掃開,逼近雷歐他們的所在。
その間にリンフィアは帝都支部の冒険者たちと共にスケルトンを蹴散らし、レオたちのところへ迫る。
雖然在數量上仍然落後,但勢頭在我們這邊。
まだまだ数では劣っているが、勢いはこちらにある。
只要壓制住幾隻現身的高階怪物,就能到達城內吧。
何体か出てきている高ランクモンスターさえ抑えれば街まで行くことはできるだろう。
「問題就在那個黑色球體。」
「問題はあの黒い球体か」
一邊擺脫屍龍的咬擊,我看向出現在城上空的黑色球體。
噛みついてくるドラゴンゾンビをいなしながら、俺は街の上空に出現している黒い球体を見る。
那個黑色球體散發出驚人的魔力,但看不出有被用來攻擊的跡象。
あの黒い球体からはとんでもない魔力が発せられている。だが、それが攻撃に使われる形跡はない。
「得問它到底在用來做什麼。」
「なにに使われているのかって話だが」
「發出撕心裂肺的慘嚎!!」
「グギャァァァァァ!!」
「別吵了。」
「うるさいぞ」
我用結界將那頭一邊嚎叫一邊衝來的屍龍包住,然後直接摔向地面。
喚きながら突っ込んできたドラゴンゾンビを結界で包み、そのまま地面に落とす。
因為把它扔進了骷髏的大軍裡,骷髏們被衝擊吹得飛了出去,那可不關我的事。
スケルトンの大群の中に落としたから、スケルトンたちが衝撃で吹き飛ばされていくが知ったことじゃない。
我朝著就那樣落到地面的屍龍伸出右手。
そのまま地面に落ちたドラゴンゾンビに向かって俺は右手を突き出す。
≪貫穿――血槍≫
≪貫け――ブラッディ・ランス≫
縮短詠唱,立刻發動魔法。
詠唱を短縮して即座に魔法を発動させる。
巨大的血槍從魔法陣中浮現,朝被結界困住的屍龍加速刺去。
巨大な血の槍が魔法陣から浮かび出て、結界に閉じ込められたドラゴンゾンビへと加速していく。
在命中的瞬間,我解除結界,血槍貫穿了屍龍。
当たる瞬間。結界を解くと血の槍がドラゴンゾンビを貫く。
「發出撕心裂肺的慘嚎……!!」
「グギャァァァァァ……!!」
那支散發高溫的血之長槍,腐敗的軀體不斷被融化。
高温を発する血の槍によって、腐敗した体はどんどん溶かされていく。
其餘波及使周圍的骷髏也溶解。
その余波で周りのスケルトンも溶けていく。
不過,從整體來看只是少數。
だが、全体で見ればごく少数。
要想處理這麼多骷髏,只能好好吟唱,放出大招了。
これだけの数のスケルトンを始末しようと思ったら、しっかり詠唱して大技を放つしかないな。
正當我這麼想時,感覺到一股龐大的魔力湧起,我朝那邊望去。
そう思ったとき、膨大な魔力が膨れ上がったのを感じて俺はそちらを見る。
在黑色球體旁邊。
黒い球体の傍。
那裡漂浮著一個男人。
そこに一人の男が浮かんでいた。
不過,那男人把自己的頭橫抱在手中。
ただし、その男は自らの首を横に抱えていた。
「杜拉漢……?」
「デュラハン……?」
雖然相當於AAA級的不死系怪物,但那男人散發的魔力遠不止於此。
AAA級に相当するアンデッド系モンスターだが、あの男から発せられる魔力はそんなもんじゃない。
那雖然是無首的人類,但僅是外觀相似,和杜拉漢並非同類。
あれは首なし人間ではあるが、特徴として似ているだけでデュラハンとは別物だ。
抱著那份確信,我想在他動作前先發動攻擊,卻見他一口氣移到雷奧他們那裡。
その確信を抱き、俺はそいつが動く前に攻撃を仕掛けようとしたが、そいつは一気にレオたちのところへ移動してしまう。
「啧!」
「ちっ!」
啧了一聲,我瞬移到雷奧和姊姊身旁,擋下他揮起的劍擊,保護了兩人。
舌打ちをしながら俺はレオと姉上の傍に転移して、そいつが振り上げた剣の一撃から二人を守る。
「嗚!!」
「ぐっ!!」
多重設下的結界被相當破壞了。
何重にも張った結界がかなり壊された。
沒有蓄力的攻擊就有這種威力。毋庸置疑,他不是杜拉漢。
溜めのない攻撃でこの威力。間違いなくデュラハンじゃない。
「我可沒記得有拜託過什麼幫忙吧?蒙面冒險者」
「手助けなど頼んだ覚えはないぞ? 仮面の冒険者」
「不能讓大將的首被突然奪去。你得忍一忍了,元帥閣下」
「いきなり大将首を取られるわけにはいかないのでな。我慢してもらおう。元帥殿」
姊姊凝視著我,我在面具裡冒出冷汗。
ジッと俺の方を見つめる姉上に俺は仮面の中で冷や汗を掻く。
應該沒問題才對。
大丈夫なはずだ。
這面具是爺爺的秘藏。
この仮面は爺さんの秘蔵品。
不只聲音和氣味,連給人的印象都會改變。就算是親近的家人也無法認出是我。
声や匂いはもちろん、相手に与える印象まで変える優れものだ。たとえ親しい家族でも俺だと気づくわけがない。
姊姊雖然不服地低聲抱怨,但似乎也察覺到眼前這個男子很棘手,便悄悄與我拉開距離,轉而去對付其他魔物。
姉上が不服そうな言葉を口にしつつも、目の前の男がまずい相手だとは察しているらしく、すっと俺から距離を取って別のモンスターを相手にし始めた。
看來就連姊姊也沒察覺到。
どうやらさすがの姉上も気づかなかったようだ。
另一方面,雷奧仍留在我身旁。
一方、レオはまだ俺の傍に留まっている。
「西爾瓦嗎……好久不見」
「シルバーか……久々だね」
「你看起來很精神,雷奧納爾特皇子」
「元気そうだな。レオナルト皇子」
「啊,能見到你我很高興。要不是在這樣的戰場,我倒想好好聊聊天」
「ああ、会えて嬉しいよ。こんな戦場でなければゆっくり話をしたいところなんだけどね」
「可惜,那就留到下次吧」
「残念ながらそれはまた今度にしよう」
雷奧點頭,悄悄離開我身旁。
レオは頷いてそっと傍を離れた。
我確認後,盯著面前的男子。
俺はそれを確認すると目の前の男を見据える。
他只是站著,卻散發著非人類的氣息。不是有沒有頭的問題,從根本上來說他就不是人類。
ただ立っているだけだが、こいつからは人外の気配が漂ってくる。首のあるなしじゃない。根本的なところからこいつは人間じゃない。
那雙漆黑的眼眸望向我,男子輕哂一笑。
真っ黒に染まった目を俺に向けた男はフッと笑う。
「竟然有人能擋下我的攻擊,真讓人驚訝」
「私の攻撃を受け止める者がいるとはな。驚いたぞ」
「我也沒想到會有人施放這種攻擊」
「俺もこんな攻撃を放つ奴がいるとは驚いた」
「你這傲慢的人類。倒也好,久違的地上,總得找些樂子才行」
「生意気な人間だな。だがいい。久々の地上だ。これくらい楽しみがなくてはな」
「久違的地上?」
「久々の地上?」
「說起來我還沒自我介紹。我的名字是弗魯卡斯。現在借用這具身體,但我是惡魔」
「そういえば名乗っていなかったな。私の名はフルカス。今はこの体を借りているが、私は悪魔だ」
弗魯卡斯說著,笑了。
そう言ってフルカスは笑う。
那抹笑容在人類眼中無疑殘酷至極,但當事人似乎覺得自己只是單純地在笑。
その笑みは人間から見れば残虐極まりない笑みだったが、本人は普通に笑っているつもりらしい。
一提到惡魔,腦中浮現的只有一件事。
悪魔と聞けば、思い出すのは一つ。
奪走我曾祖父身軀的,也是惡魔。
俺の曽爺さんの体を奪ったのも悪魔だった。
據說那時討伐動員了近衛騎士團和勇爵家所有力量。
あのときは討伐するのに近衛騎士団と勇爵家が総動員だったそうだ。
「作為魔界住民的惡魔竟然出現在地上,既然有依代,理應有召喚者在背後吧?」
「魔界の住人である悪魔が地上に出てくるとはな。依り代があるあたり、召喚者がいるはずだが?」
惡魔在這個世界原則上無法存在,例外是準備依代,讓惡魔附著其上。
悪魔はこの世界じゃ原則、存在できない。例外は依り代を用意して、それに悪魔が憑りつくことだ。
據說過去也有人以此手段將惡魔納為己用的魔導師,但現今已沒有人再施行惡魔召喚。
かつてはそうやって悪魔を支配下に置いた魔導師もいたらしいが、今では悪魔の召喚なんてやるやつはいない。
束縛惡魔極為麻煩,且維持牠們需要大量魔力。
悪魔を縛るのは非常に面倒だし、維持するのに大量の魔力がいるからだ。
若一不小心就會被殺,想要完全操控也做不到——在現代,惡魔召喚可說是已經沒落的魔法之一。
下手を打てば殺されるし、思い通りに操ることもできない。現代では廃れた魔法の一つといえるのが悪魔召喚だ。
真沒想到竟然還有人會做那種事。
まさかそんなことをする奴がいるとはな。
「我沒有召喚者」
「私に召喚者はいない」
「別說謊」
「嘘をつけ」
我瞥了一眼那顆黑色球體。
俺はチラリと黒い球体を見る。
召喚者大概就在那個裡面。
おそらく召喚者はあそこの中にいる。
「你倒挺有察覺。不過,她並不處於能對我下命令的狀態,換言之等於不存在。」
「なかなか察しがいいな。だが、彼女は私に命令できる状態ではない。つまりいないも同然だ」
「但沒了她會很不妙吧?能穩定她存在的,毋庸置疑是召喚者。」
「だが、いないと困るだろ? 存在を安定させているのは間違いなく召喚者だからな」
「那該怎麼辦?」
「だとしたら?」
「只要把召喚者從那顆黑球裡救出來就行了。這些數量多到荒謬的怪物,也只是召喚你時的副產物吧?」
「あの黒い球体から召喚者を救い出すだけだ。この馬鹿みたいな数のモンスターたちも、お前を召喚した副産物だろ?」
「精彩,幾乎是完美的答案。確實在城鎮中心出現了一個連接魔界與此界的裂口,我就是因此被召喚。那裂口正不斷擴大,魔界的怪物正從中湧出。一切都和你所言相符──不過有一項例外。」
「見事だ。ほぼ完ぺきな答えだ。たしかに街の中心には魔界とこの世界を繋ぐ穴ができており、私はそれによって召喚された。そしてその穴はどんどん広がり、魔界からモンスターが湧いてきている。すべて貴様の言う通りだ。一つを除いてな」
「什麼?」
「なに?」
「被召喚來的,是『我們』。」
「召喚されたのは〝私たち〟だ」
瞬間之間,突然出現了一名擁有強大魔力的存在。
瞬間、いきなり強力な魔力の持ち主がこの場に出現した。
轉頭一看,雷歐身旁站著一名黑衣男子。
振りむくとレオの傍に黒い服に身を包んだ男がいた。
他也是惡魔嗎!?
あいつも悪魔か!
這傢伙是什麼東西!
何て奴だ!
竟然鑽過了我布下的探測結界!
俺が張っていた探知結界をすり抜けやがった!
我瞬間想布下防禦結界,但那男人揮下的劍,先被趕到的琳菲亞擋住了。
咄嗟に防御用の結界を張ろうとするが、その前にその男が振り下ろした剣は追い付いたリンフィアによって受け止められた。
「琳菲亞!?」
「リンフィア!?」
「雷歐納爾特殿下,您沒事吧?」
「ご無事ですか、レオナルト殿下」
「可惡!」
「ちっ!」
男子顯露出被阻止致命一擊的惱怒,然後消失了。
男は決定機を防がれたことに苛立ちを見せながら、その姿を消す。
他的攻擊速度並非驚人,大概是純粹的隱密型。然而在敵我混雜的戰場上,這種型態實在太棘手了。
攻撃速度はそこまで桁外れではなかった。おそらく完全に隠密型。しかし、この敵味方入り乱れる戦場では厄介すぎる。
我正想去掩護琳菲亞,卻被弗爾卡斯攔住去路。
リンフィアのカバーに行こうとするが、フルカスが俺の行く手を阻む。
「別妨礙!」
「邪魔をするなっ!」
「妨礙人類,正是惡魔該做的事。」
「人間の邪魔をするのが悪魔なのだよ」
就在他說話的同時,黑衣男子從琳菲亞身後出現,向琳菲亞揮下了劍。
そんなことを言ってる間に、リンフィアの後ろから黒い服の男が現れ、リンフィアに剣を振り下ろした。
不妙。
まずい。
當我這麼想時,腦海中傳來一個聲音。
そう思ったとき、脳内に声が響いた。
『不行!』
『だめっ!』
那帶著強大魔力的聲音瞬間制止了弗爾卡斯和黑衣男子的行動。
強い魔力を乗せられたその声はフルカスと黒い服の男の行動を一瞬で止めた。
這是……?
これは……?
「嘖……我先撤退,バラム。」
「ちっ……私は退くぞ。バラム」
「明白了。看來這女人不行啊。」
「了解した。この女は駄目なようだな」
說罷,フルカス暫時退回至城鎮,稱作バラム的黑衣男子也消失了。
そう言ってフルカスは一旦、街まで退き、バラムと呼ばれた黒い服の男も姿を消す。
難道剛才是召喚者的聲音?
まさか、今のは召喚者の声か?
不管怎麼聽都是孩子的聲音。
どう聞いても子供の声だったが。
「シンファ……?」
「シンファ……?」
「什麼?」
「なに?」
「剛才的聲音是……シンファ!?」
「今の声は……シンファ!?」
リンフィア罕見地顯得慌張,望向城鎮那邊。
リンフィアが珍しく取り乱したように街のほうを見る。
フルカス回到了黑色球體旁邊。
フルカスは黒い球体の傍まで戻っている。
如果把剛才發聲之人視為召喚者的話。
さきほどの声の主が召喚者であるとするなら。
「對那個聲音有頭緒嗎?」
「声に心当たりがあるのか?」
「那個聲音是シンファ……是被擄走的我妹妹的聲音!」
「あの声はシンファ……攫われた私の妹の声です!」
「……原來如此。各種情況開始有頭緒了。」
「……なるほど。色々と読めてきた」
大概是某種意外導致力量失控了吧。
何らかのアクシデントで力が暴走したんだろうな。
既然被擄走,代表可能有虹彩異色。即便擁有先天魔法也不奇怪。
攫われたということは虹彩異色。先天魔法を持ち合わせていても不思議じゃない。
若她有召喚系的先天魔法,而那股力量失控,就能說明一切。
召喚系の先天魔法を持っており、それが暴走したなら説明がつく。
不過規模實在太龐大了。
あまりにも規模がデカすぎるが。
「你的妹妹很可能就在那個黑色球體內。從剛才的樣子來看,它似乎不允許對你下手。如果她能分清狀況,也許能想辦法。」
「君の妹はおそらくあの黒い球体の中だ。先ほどの様子を見る限り、君への攻撃を許さなかったようだ。そこらへんの分別がつくならどうにかなるかもしれない」
「真的能救出來嗎……?」
「助けられるんですか……?」
「要看你自己。總之,必須把她護送到城鎮。傳送……實在太危險了,可能會遭到埋伏。只能靠一步步護送了。」
「君次第だ。とにかく、彼女を街まで送り届ける必要がある。転移は……さすがに危険だろうな。待ち伏せでやられかねん。地道に護送するしかない」
「那就由我們開路吧。本來我們的目的就是處理那個黑色球體。」
「そういうことなら僕らが道を開こう。元々、あの黒い球体をどうにかするのが目的だったからね」
說完,レオ向側近使了個眼色。
そう言ってレオが側近に目配せする。
於是,一名騎士下馬,將馬遞給リンフィア。
すると、一人の騎士が馬を降りてリンフィアに差し出した。
リンフィア接過馬後,騎上了馬。
リンフィアはそれを受け取ると、馬にまたがる。
然後。
そして。
「如果那裡有シンファ……我必須得去。因為我是她的姐姐。」
「あそこにシンファがいるなら……私は行かなければいけません。私は姉だから」
「倒是個令人好感的理由。途中我會先帶路,你跟上來。」
「中々好感の持てる理由だ。途中までは私が先導してやろう。ついてこい」
或許是對『姐姐』這個詞有反應,リーゼ姊上帶著笑容便迅速衝了上去。
姉という言葉に反応したのか、リーゼ姉上が笑みを浮かべてさっさと突撃していく。
レオ緊隨其後,許多騎士和士兵也跟著前進。
それにレオが続き、多くの騎士や兵士が続く。
原本只是粗略地以到達城鎮為目標,但在場的所有人都改成了明確的任務:護送リンフィア到城鎮。
ただ街にたどり着くという大雑把な目的から、この場の全員がリンフィアを送り届けるという明確なものへと切り替わった。
「シルバー……我叫リンフィア。出身於不起眼的邊境村落,只是一名普通的冒險者。シンファ是我的妹妹,來自流民村。即便如此……您願意全力幫助我們嗎?」
「シルバー……私の名はリンフィアといいます。しがない辺境の村の出身で、ただの冒険者です。シンファは私の妹で、流民の村の子です。それでも……全力で助けてくださいますか?」
「當然。別問這種不得體的問題。」
「無論だ。あまり無粋な質問をするな」
說完,リンフィア微微一笑,策馬前進。
そう言うとリンフィアは小さく笑って馬を走らせる。
那麼,我就去把周圍那些雜魚給趕走吧。
さて、俺は周りの雑魚どもを追っ払うとするか。