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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第二十五話 戴帽子的少女

沒想到當時的那個孩子會在這裡出現吧(笑)

まさかあの時の子がここで出てくるとは思うまい笑

由於勇爵家負責護衛菲妮,我們可以安心行動了。

勇爵家にフィーネを護衛してもらうこととなったため、俺たちは安心して動けるようになった。

接下來兩天我們跑去提醒那些可能成為贊德拉目標的支持者,結果在第二天夜裡贊德拉終於出手了。

そこから二日間、ザンドラが狙いそうな支持者に釘を刺して回っていたんだが、二日目の夜についにザンドラが仕掛けてきた。

「是敵人啊」

「敵ですな」

「來了呢」

「来たか」

在馬車上疾行時,塞巴斯這麼說道。

馬車で走っている最中、セバスがそう告げた。

雖然在預料之中,但我還是嘆了口氣。可見他們怒火中燒吧。在這裡發起攻擊等於把漁翁之利白送給戈登和埃力克。我身邊有塞巴斯,就算他們暗殺成功,戰力也會下降。那樣的情況下會同時遭受兩股勢力的夾擊,而且會被當成暗殺了我的人來指責。

予想していたこととはいえ、俺はため息を吐いてしまった。相当頭に血がのぼっているんだろうな。ここで仕掛けるということは、漁夫の利を自らゴードンとエリクにあげることと等しい。俺の傍にはセバスがいるし、たとえ俺の暗殺に成功しても戦力は減じる。その状態で二勢力から攻撃を受けるわけだし、俺を暗殺したということで槍玉にもあげられる。

「目光短淺的女人啊」

「先が見えてない女だな」

「某種程度上,也可說她頗有先見之明。能盯上您,倒是眼光不錯」

「ある意味、先が見えていると言えますな。あなたを狙うあたりお目が高いともいえます」

「那還真是,真讓人頭疼」

「そりゃあどうも。けど、いい迷惑だ」

「正是。真希望贊德拉殿下麾下的參謀們能把事辦好」

「ですな。ザンドラ殿下の参謀たちには仕事をしてほしいものです」

贊德拉的勢力以魔導師為基礎。

ザンドラの勢力は魔導師が基盤だ。

當然,勢力中也有非魔導師的成員,但優秀的文官與武官都流向埃力克和戈登那邊。因此贊德拉手下缺乏擅長政治手腕的參謀。儘管擁有眾多強大的魔導師,仍然無法超越戈登或埃力克,就是因為這個原因。

もちろん魔導師以外も勢力にはいるが、優秀な文官や武官はエリクやゴードンの下へ流れる。そのためザンドラの配下には政治的センスに長けた参謀が乏しい。強力な魔導師たちを数多く抱えながら、ゴードンやエリクを上回れないのはそのためだ。

若是手邊有優秀的參謀,且贊德拉能採納那人的意見,情況大概就會不同了。

優秀な参謀がおり、そいつの意見をザンドラがくみ取ることができたならばまた違うんだろうがな。

「我來解決吧」

「私が片付けてきましょう」

「知道了。我去城裡」

「わかった。俺は城に向かう」

「請小心。可能有伏兵」

「お気をつけて。伏兵がいるやもしれません」

「到時候再說」

「そのときはそのときだ」

說罷,塞巴斯便從馳行的馬車上一躍而出。

そんな会話をしたあと、セバスは走る馬車から飛び出ていく。

大概九成以上會有伏兵。我這邊只有一個掌管馬車的僕從。對敵人來說,他們應該會認為成功引出塞巴斯。既然如此,恐怕會出現另一個對內情有些了解的刺客。

まぁ十中八九伏兵はいるだろう。それに対して俺は馬車を走らせる従者だけ。敵からすれば上手くセバスをつり出せたと見るはずだ。そうであるならば、またそれなりに内情を知る暗殺者が出てくるはずだ。

就借這個機會再進行情報收集吧。

この機にまた情報収集をさせてもらうとしよう。

正當我這樣暗自盤算時,掌馬的僕從發出一聲驚叫。

そんな悪だくみをしていると、馬車を走らせる従者が悲鳴をあげた。

「啊啊啊!?皇子殿下!前面有人!?」

「ひぃぃぃ!!?? お、皇子! 目の前に人が!?」

「別管,繼續前進」

「構うな。進め」

「不、不行!?我、我不想死!」

「そ、そんな!? わ、私は死にたくなどありません!」

看來他終於明白眼前那人是刺客了。

さすがに目の前にいるのが暗殺者だとわかったんだろう。

年輕的僕從把馬車停下,丟下我就逃走了。

若い従者は馬車を止めると俺を置いて逃げていってしまった。

被留下的我在馬車裡嘆了口氣。正如所料,這樣反而好辦事,但也讓我感嘆自己沒有人望。要是雷歐在,恐怕也不會像這樣落荒而逃。

残された俺は馬車の中でため息を吐く。予想通りだし、この方がやりやすいが自分の人望のなさに呆れてしまう。乗っているのがレオなら彼も逃げ出すようなことはしなかっただろうに。

「下來吧。我可不想把你從馬車上拖下來」

「降りて来られよ。馬車から引きずり下ろすのは忍びないのでな」

「只是想確認一下長相吧」

「顔を確認したいだけだろうに」

對那個說得很冠冕堂皇的刺客小聲回嘴後,我老實地從馬車上走下來。

もっともらしいことを言う暗殺者に小声で返しつつ、俺は素直に馬車から降りる。

馬車前站著一名剃著短髮、棕色頭髮的中年男子。他那份威嚴的臉龐透出久經沙場的強者氣息。看來贊德拉這回是認真的,恐怕派來的是手下數一數二的能人。

馬車の前には茶色の髪を刈り上げた中年の男が立っていた。威厳たっぷりなその顔は歴戦の強者感が漂っていた。中々どうしてザンドラも本気らしいな。おそらくザンドラ配下でも五指に入る実力者を送り込んできたみたいだ。

乍看之下,他就有A級冒險者的戰力。

パッと見だがA級冒険者クラスの力は持っている。

身為專門突襲的刺客,竟然擁有那樣的實力,證明他相當老練。若有A級冒險者突然出現在背後,即便實力相當的人也難保性命。刺客可不同於冒險者,畢竟他們是殺人的專業者。

不意を突くことが仕事の暗殺者でそれだけの実力を持っているということは、かなりの手練れということだ。いきなりA級冒険者が背後に現れたりすれば、同じ実力の者でも容易く命を奪われてしまうだろう。暗殺者は冒険者とは違う。人殺しのプロだからだ。

「連僕從都逃了,真可憐啊」

「従者に逃げられるとは哀れだな」

「沒有人望可不是新鮮事」

「人望がないのは今に始まったことじゃない」

「原來如此。這程度還能不亂,是因為你對你的執事有信心嗎?」

「なるほど。その程度では取り乱さないか。それは自らの執事への信頼からか?」

「沒錯。塞巴斯會立刻來收拾你」

「そうだ。セバスがすぐにお前を始末しに来る」

「美好的主從信任關係不過如此,但那辦不到。就算是那個執事,要在短時間內處理掉十二名刺客再趕來也需要時間」

「麗しい主従の信頼関係だが、それは叶わない。いくらあの執事でも十二人の暗殺者を手早く始末してこちらに駆けつけるのは時間がかかる」

「怎麼說?」

「どうかな?」

我沒有露出慌張。

俺は余裕を崩さない。

也許以為那是虛張聲勢,男子一邊苦笑一邊向我靠近。

それをブラフと見たのか、男は苦笑して俺に近づいてくる。

然後他在手中凝出一把火焰短匕首。

そしてその手に炎で出来た短剣を作り出す。

「命令是刺殺,但不會殺死。先讓你無法動彈,帶你去我主那裡。」

「命令は暗殺だが殺しはしない。動けなくして我が主の下まで来てもらおう」

「我才不想去那個喜歡拷問的姐姐那裡」

「拷問好きの姉の下にはいきたくないね」

真是個相當貼心的手下啊。

なかなかどうして気が利く部下だ。

在這種情況下綁架比刺殺更划算。只要人下落不明,各種應對都有可能。埃力克和戈登也不會傾盡全力來救我,若處理得好,還能讓人代替我擠進補佐官的位置。

暗殺より拉致のほうがこの場合はいい。行方不明であればいくらでも対応可能だからだ。エリクやゴードンも俺の救出に全力を出すことはないだろうし、うまくすれば俺の代わりに補佐官に割り込める。

先把我從帝都帶走,在搜查開始前施以拷問就好。若心志被摧毀,一切都落入贊德拉的算計。即便被救回來,經過折磨而崩潰的我也不會說出有關贊德拉的事,甚至把精神摧毀成廢人也是個手段。那比刺殺帶來的打擊更大,風險也更低。

とりあえず俺の捜索が始まるまでに帝都から連れ出して、拷問なりすればいい。心が折れてしまえばあとはザンドラの思うつぼだ。救い出されたとしても、拷問で心の折れた俺はザンドラのことを喋ることはないだろう。もしくは精神を壊して廃人にしてしまうのも手だろう。そっちのほうが暗殺よりも打撃を与えられるし危険もない。

「可憐啊。要是要恨,就去恨那個能幹的弟弟吧」

「哀れだな。恨むなら出来た弟を恨め」

說罷,男子將火焰短匕首投了出去。

そう言って男は炎の短剣を投げる。

但在我周身佈著防禦結界。那等級的魔法無法突破。

だが俺の周りには防御結界が張ってある。あの程度の魔法じゃ突破はできない。

所以我悠然地做好防備,然而那把火焰短匕首卻被從側面出現的一把劍給攔下了。

だから余裕で身構えているのだが、その炎の短剣は横から出てきた剣によって打ち消された。

「!?」

「!?」

「你是誰?」

「何者だ?」

「我只是路過的冒險者」

「通りすがりの冒険者です」

吃驚地把目光轉向闖入者。

驚き、乱入者に目を向ける。

站在那裡的是一個綁著馬尾的棕髮少女。然而她戴著低垂的帽子,穿著隨便,看起來反倒有點像男孩。

そこにいたのは茶色の髪をポニーテールにした少女だった。しかし、帽子を深くかぶり、ラフな格好を見ると少年のようにも見える。

我對那名少女有印象。

その少女に俺は見覚えがあった。

她是在克萊內爾特公爵領討伐母史萊姆時出手的A級冒險者。

クライネルト公爵領でマザースライムの討伐に当たっていたA級冒険者だ。

「既然是冒險者就退後。你又不是受了委託吧?」

「冒険者ならば下がっていろ。依頼を受けたわけでもあるまい?」

「嗯,我並非受託而來。當然也不知道後面的人是誰,也不清楚為何被襲擊。對我來說,沒有義務或責任去幫助那種人。」

「ええ、依頼を受けたわけではありません。もちろん、後ろにいる人が何者で、どんな理由で襲われているのかもわかりません。そして私にはそんな人を助ける義理も義務もありません」

「那麼」

「ならば」

「不過眼看著人就被殺了實在令人不舒服。而且連僕從都把人丟下不管。像我這種人不出手相助,豈不是不公平?」

「しかし目の前で殺しをされるのは後味が悪いんです。それに従者にまで見捨てられたんです。私くらい味方をしてあげなければ不公平というものでしょう?」

「你……若支持那邊,就等於把尊貴之人當成敵人,你甘願嗎?」

「貴様……そちらに味方するということは貴きお方を敵に回すということだぞ? それでも良いのか?」

「與其之後懊悔見死不救,不如幫了人再後悔比較好」

「見捨てて後悔するよりは助けて後悔するほうがマシです」

聽到這話,男人便徹底把少女當成了敵人。

その言葉を聞いて男は完全に少女を敵と判断した。

他雙手拔出短匕首朝少女投擲。並非像剛剛那種魔法凝成的匕首。

両手に短剣を取り出すと少女に投げつける。さきほどのような魔法で作った短剣じゃない。

少女用劍格擋開那些匕首,但緊接在她身後的卻是由冰凝成的短匕;若她躲開,那些匕首就會直奔身在後方的我而去。

少女はそれを剣で弾くが、そのすぐ後ろには氷で作った短剣が潜んでいた。避ければ後ろにいる俺に直撃するコースだ。

對那等雜技般的招式,少女回以更高妙的花招應對。

その曲芸のような技に少女はさらなる曲芸で対応した。

竟把劍化作盾牌,接住了那些冰匕。

なんと剣を盾に変化させて、氷の短剣を受け止めたのだ。

「竟然有能變形的魔劍,真是奇特的武器……」

「形を変える魔剣とは珍妙な得物を持っているな……」

「是在某個遺跡裡得到的。它還能做這種事喔」

「とある遺跡で手に入れたものです。こんなこともできますよ」

這麼說著,少女又把盾變成槍,然後揮舞著那槍慢慢靠近。

そういうと少女は盾を今度は槍へと変える。それを少女はブンブンと振り回してゆっくりと近づいていく。

乍看之下那是一根平凡無奇的長槍,然而很快就暴露出不尋常之處。

それは一見、何の変哲もない槍だったがすぐに普通ではないことが発覚する。

「唔……!?」

「くっ……!?」

「竟然不會睡,真不愧是你。這音色可讓強大的魔物也沉睡呢」

「眠らないのはさすがですね。強力なモンスターでも眠ってしまう音色なんですが」

「是聲音……!」

「音か……!」

原來是發出能誘導對象入睡的音波。從我們這邊根本感覺不到,但對那名男子來說,揮舞的槍聲聽起來就像搖籃曲。

対象を眠りに誘う音を発しているのか。こちらで聞いている分にはまったくわからないが、あの男には振り回す槍の音が子守歌に聞こえるみたいだな。

真麻煩的能力。在真正交戰時還變得睏意朦朧,這可不是開玩笑。即使能壓住睡意,也無法全力以赴。

厄介な能力だ。真剣で戦ってる最中に眠くなるとか冗談じゃない。たとえ眠気に勝っても万全では戦えない。

那男人大概也察覺到了。

それは男も察したんだろう。

他立刻與少女拉開距離,掃了我一眼,咂了咂舌就退開了。

すぐに少女から距離を取る。そして俺を一瞥すると舌打ちをして退いていった。

而就在那時塞巴斯趕到。

そのすぐあとにセバスがやってきた。

「這是什麼情況呢?」

「これはどういう状況ですかな?」

「剛剛多虧你救了我,謝了,真是幫大忙了」

「危ないところを助けてもらったんだ。ありがとう、助かったよ」

「不,遇到殺人事件我不能視而不見。順帶一提,看這馬車,您應該是位高貴的人士吧?」

「いえ、人殺しは見過ごせませんから。ところで馬車を見るに高貴な方と見えますが?」

「啊,抱歉。我是阿爾諾特·雷克斯·阿德勒,帝國第七皇子。」

「ああ、すまない。俺はアルノルト・レークス・アードラー。帝国の第七皇子だ」

「第七皇子?原來如此,是那傳聞中的帝位爭奪。助人一把還真有好處,我向目的大大更近了一步。」

「第七皇子? なるほど、噂の帝位争いですか。人助けはしてみるものですね。目的に大きく近づきました」

說著,少女摘下帽子當場單膝跪地。

そういうと少女は帽子をとってその場で膝をつく。

露出稍帶中性但端正的容貌。年齡應該和我差不多吧?

やや中性的ながら整った顔が現れる。年は俺と同じくらいだろうか?

「皇子殿下。我名叫琳菲婭。雖然只是救命之恩,能否聽我一個請求?」

「皇子。私の名はリンフィアと申します。命を救った礼というのはなんですが、私の頼みを聞いていただけませんか?」

不不,我可沒記得自己拜託過她要救我。這麼一來反而失去了抓住敵方刺客的機會。

いやいや、別に助けてと頼んだ覚えはないんだが。あれだったら敵の暗殺者を捕らえる機会を失ったんだが。

雖這麼想,但她並不知道我就是席爾弗。而作為被她救過命的阿爾諾特,我也無法拒絕她的請求。一旦拒絕,今後就沒人會再幫我或雷歐了。

そうは思いつつもこの子は俺がシルバーだと知らない。そして命を救われた形のアルノルトとしてはこの頼みを断れない。断ったが最後、俺やレオを助ける者はいなくなる。

但是,根據過去的經驗,我知道。

だが、これまでの経験上わかる。

這無疑是麻煩事。

これは間違いなく厄介事だ。

不過。

しかし。

「先到城裡再詳談吧。請上馬車。我不一定能幫上忙。」

「とりあえず城で話を聞こう。馬車にどうぞ。力になれるかわからないけど」

邊放最後一道預防線,我招呼琳菲婭上了馬車。

最後の予防線を張りつつ、俺はリンフィアを馬車に誘う。

真是的,問題一個接一個,怎麼都沒完沒了。

まったく。次から次へと問題はなくならないな。

我只能小聲嘆了一口氣,無可奈何地抱怨。

小さくため息を吐いて俺は嘆くしかなかった。

怎麼樣,服氣了吧!

どうだ、まいったか!

新女主角已經登場了!

新ヒロインはすでに登場済みだったのだ!

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