最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第十四話 東部的騎士們
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我被傳送到了雷奧的腳下。
俺が転移したのはレオの下だった。
不過,對個人的傳送術來說相當粗糙,無法精準地落到某一個點。
とはいえ個人を対象とした転移は大雑把なので、ピンポイントで飛ぶことはできない。
我傳送到稍微偏離的地方,便追上了一隊在空中飛行、揚起砂塵的人馬。
多少ズレたところに飛んだ俺は、空を飛んで砂煙を立てる一団を追った。
在這個時刻就已經開跑了啊。不愧是雷奧。
このタイミングですでに走り出してるとはな。さすがはレオと言ったところか。
目的地是基爾。他與騎士們一同全力奔馳。
目指す先はキール。騎士たちと共に全力で駆けている。
我在雷奧的行進方向落地,等著他過來。
そんなレオの進行方向に着地すると、俺はレオが来るのを待った。
過了一會兒,雷奧發現了我,勒停了馬。
少ししてレオが俺に気づいて馬の脚を止めた。
「……席爾瓦?」
「……シルバーかい?」
「沒錯。初次見面,雷奧納爾特皇子殿下。」
「いかにも。お初にお目にかかる。レオナルト皇子殿下」
「沒時間慢慢寒暄。在這種情況下,你是來增援的吧?」
「悠長にあいさつをしている暇はないんだ。この状況で来たということは援軍に来たと思っていいのかな?」
「嗯,正是。不過,現在就這麼衝過去可不妙。」
「ああ、そのつもりだ。ただ、このまま向かうのはやめたほうがいい」
「什麼意思?」
「どういう意味だい?」
雷奧罕見地以帶有怒意的語調問道。
レオは珍しく怒ったような口調で問う。
既然海嘯已經發生,他肯定是想要儘快趕到基爾。正因如此,我才在此現身。
津波が発生した以上、一秒でも早くキールに駆け付けたいと願っているんだろう。だからこそ、俺はここに姿を現した。
我不能讓雷奧在那種情況下只帶著少數騎士去衝向那片怪物群。
そんな状態でレオを少数の騎士とモンスターの群れに突っ込ませるわけにはいかないからだ。
「在大量怪物襲擊基爾的情況下,就算是近衛騎士,這樣的人數也是杯水車薪。」
「大量のモンスターがキールを襲う状況で、いくら近衛騎士とはいえこの人数では焼け石に水だ」
「不去就不知道!也許還有哪怕一條命可以救回來!」
「行かなければわからない! 救える命が一人でもいるかもしれないだろ!」
「說得好聽,但若靠一股感情就能救人,那誰都不會辛苦了。周圍的騎士們應該也明白這點吧?」
「ご立派だが、気持ちで人が救えるなら苦労はしない。周りの騎士たちはさすがに理解しているな?」
雷奧環視了一下身邊的騎士們。
レオは自分の騎士たちを見渡す。
看到他們露出嚴肅的神色,雷奧微微露出動搖之色。
深刻そうな表情を浮かべる彼らを見て、レオは微かに動揺した様子を見せた。
我趁勢繼續逼問雷奧。
そんなレオに俺は畳みかける。
「既然海嘯已發生,要阻止它就需要軍隊。」
「津波が発生した以上、止めるには軍が必要だ」
「那樣的軍隊在哪裡……?要我們就這樣坐視不理?基爾有我的父親、妹妹與需要守護的民眾!若拋棄他們,我無法原諒自己!」
「そんな軍がどこにある……? 止められないから指をくわえて見ていろと? キールには父や妹、守るべき民がいる! それを見捨てれば僕は僕自身を許すことができない!」
「唉……我沒叫你見死不救。我只是說應該先整備好戰力再出發而已。」
「はぁ……見捨てろと言った覚えはない。ただ戦力を整えてから向かうべきだと言っただけだ」
「……?」
「……?」
雷奧越發激動,但似乎被我繞圈子的說法慢慢冷靜下來了。
熱くなるレオだったが、俺の回りくどい言い方にだんだん落ち着いてきたらしい。
到了那個時候我終於切入了正題。
そこらへんでようやく俺は本題を切り出す。
「雷奧納爾特皇子,東部的騎士不只限於你身邊的近衛騎士。」
「レオナルト皇子、東部にいる騎士はあなたの周りにいる近衛騎士だけじゃない」
「……是要我動用周邊領主的騎士?」
「……周辺にいる領主の騎士たちを使えと?」
「哪有這種愚蠢的提議!動用領主的騎士,不論你是皇子也完全是越權行為!即便勉強睜一隻眼閉一隻眼,要動員那些不了解狀況的騎士,誰知道要花幾天!」
「そんな馬鹿げた提案があるか! 領主の騎士たちを用いるなど、いくら皇子といえど完全に越権行為にあたる! 百歩譲ってそこに目を瞑っても、状況を把握できていない騎士たちを動員していれば何日かかるかわからないぞ!」
近衛騎士隊長帶著不耐煩的口吻說道。
近衛騎士隊長が苛立ったように告げる。
聽起來像是不切實際的提案,確實如此,光是調動也要耗費好幾天。
非現実的な提案に思えたんだろう。そりゃあそうだ。移動するのだって日にちはかかる。
召集騎士看起來不可能。然而,我能把那不可能變成可能。
騎士たちを集めるなんて非現実だ。しかし、俺ならその非現実を現実にすることができる。
「方法就交給我。問題在於殿下你是否有那個決心。事後可能會受到責罵,你能接受那種可能嗎?你說想救家人與子民,這句話有多真心?」
「方法は任せてもらおう。問題は皇子にその意思があるかどうかだ。すべて終わったあと、叱責されるかもしれない。その可能性を容認できるか? 家族や民を救いたいという言葉はどれほど本気だ?」
「……如果能救回來,我對皇族的地位毫無興趣。以我的名義動員騎士沒有異議。請說明方法。」
「……救えるならば皇族の地位なんて興味はない。僕の名で騎士を動員することに異論はない。方法を説明してくれ」
「殿下!?」
「殿下!?」
「現在是緊急事態,再者若是為了保護皇帝陛下,也好辯解。沒問題的。來吧,席爾瓦,告訴我方法。」
「緊急事態だ。それに皇帝陛下を守るための行動ならいくらでも抗弁できる。問題ないよ。さぁ、シルバー。方法を教えてくれ」
「……對你的決心表示敬意,真不錯。方法很簡單。我會以傳送魔法在基爾近處的丘陵開一個傳送門。你透過那扇門發表演說,引導那些不了解情況的騎士進來。」
「……その決意に敬意を表そう、見事だ。方法は簡単だ。俺が転移魔法でキール近くの丘に転移門を開く。その門を通じて演説をしろ。状況のわからない騎士たちを転移門に誘導するんだ」
那個方法簡直匪夷所思。
それはとんでもない方法だった。
竟然要在不出示任何能證明皇子身份的情況下,僅憑聲音就讓混亂中的騎士衝進一個可疑的魔法門。
皇子として証明するようなものを何一つ見せず、声だけで混乱する騎士たちに怪し気な魔法に突っ込めと言うのだ。
那些騎士的直屬主人是領主。萬一領主下令不要去,那就沒辦法了。
彼らの直属の主人は領主だ。万が一、領主が行くなといえばそれで終わる。
一切完全取決於雷奧的演說。
完全にレオの演説次第というわけだ。
如果騎士沒多少人湊來,我就會浪費寶貴的時間與魔力。
もしも大して騎士が集まらなかったら俺は貴重な時間と魔力を浪費することになる。
但這樣的賭注值得一試。節慶還在進行中。
ただそれだけの価値はある。祭りはまだ続いている。
第一名的卡洛斯恐怕會被判失格,我這個第二名也會失格。並列第三的是戈登與雷奧。如果能在此把騎士們聚集起來討伐怪物,雷奧很可能奪得優勝,而且投入足夠數量的騎士也能一舉解除這場混亂。
一位のカルロスはおそらく失格となるし、二位の俺も失格だ。同率三位にはゴードンとレオがいる。ここで騎士たちをまとめあげてモンスターを討てばレオがおそらく優勝となるし、まとまった数の騎士の投入はこの混乱した事態を一気に解決できる。
唯一要擔心的是基爾能否支撐得住,但為此我已派艾爾娜前往,應該沒問題。如果連艾爾娜也無能為力,那就更不能讓雷奧以少數之力衝擊。
唯一の心配はキールが持つかということだが、そのためにエルナを向かわせてる。問題ないだろう。エルナでどうにもならない状況ならば、それこそレオを少数で突撃させるわけにはいかないしな。
「怎麼辦?沒把握嗎?」
「どうする? 自信がないか?」
「是啊……沒自信。但我會做。大概我哥哥會叫我去試試看。」
「そうだね……自信はない。けど、やるよ。たぶん兄さんなら試してみろって言うからね」
「我不覺得那個被輕視的皇子會那麼說。」
「出涸らし皇子がそんなことを言うとは思えないがな」
「你不知道。我的兄長在關鍵時刻的決斷力出類拔萃。即便現在,他也應該是比誰都還要早做出決斷的那個人。」
「君は知らないのさ。僕の兄さんはいざという決断力はずば抜けている。今だって誰よりも早く決断してるはずだよ」
聽到雷奧如此評價,我在面具後瞪大了眼睛。
レオの評価に俺は仮面の奥で目を丸くする。
竟然被他如此評價,真是出乎意料。
まさかそんな評価してくれているとはな。
感覺並不壞。
悪い気はしないな。
「是嗎……那就去試試看吧。」
「そうか……ではやってみるといい」
說罷他雙手合十。所施的不是個人用的傳送術,而是能開出洞口讓多人通行的魔法。
そう言って両手を合わせる。使うのは個人用の転移魔法じゃない。穴を作り出して多数が移動できる魔法だ。
沒多久,連接丘陵的洞口形成了。大約十人能一同通過的尺寸。
少しして丘に繋がる穴が出来上がる。十人くらいはまとまって通れるほどの大きさだ。
那個不穩定扭曲的洞口看起來並不令人想跳進去。我先鑽了過去。
不安定に歪曲するその穴はとても飛び込みたいと思うモノじゃない。まずは俺がそこを潜る。
雷奧也毫不猶豫地跟了上來。
そして躊躇せずレオも続いた。
視界短暫扭曲,但很快便站在了基爾附近的一座小丘上。
一瞬、視界が歪むがすぐにキールの近くにある丘に立っていた。
「這就是傳送魔法嗎……」
「これが転移魔法か……」
「從這裡開始才是真正的重頭戲。」
「ここからが本番だぞ」
我像對自己囑咐般說道,並在基爾周邊七個主要城鎮各自開出了同樣的洞口。
俺は自分に言い聞かせるように言うと、キールの周辺にある七つの主要な街に同じ穴を作り出す。
剩下的就看雷奧的演說了。
あとはレオの演説次第だ。
「我已施放擴聲魔法。開始吧。」
「拡声の魔法を使った。始めろ」
「……聽到這聲音的東部騎士們,請傾聽。我是雷奧納爾特·雷克斯·阿德拉,帝國第八皇子。」
「……この声を聞く東部の騎士たちよ。どうか耳を傾けてほしい。僕はレオナルト・レークス・アードラー。帝国の第八皇子だ」
雷奧緩緩地開口。
ゆっくりとレオは語り掛ける。
他應該明白失敗不可饒恕,所以沒有急促地說個不停,而是優先讓人聽清楚。
失敗は許されないことをわかっているんだろう。早口でまくし立てることもせず、とにかく聞いてもらうことを優先している。
他沉著冷靜。或許行得通。
落ち着いている。これはいけるかもしれないな。
「目前東部發生了海嘯,基爾正處於其經過路徑上,情勢危急。我現在尋找願意一同前往的騎士。只要你聽到我的聲音,請透過附近出現的傳送魔法之穴到我這裡來。不必等待領主的判斷,請以個人判斷參戰。所有責任由我承擔。」
「現在、東部では津波が発生し、キールがその通過点となって危険な状況にある。僕は今、そこに共に向かう騎士を求めている。声が聞こえているならば、どうか近くにできている転移魔法の穴を通って僕の下に来てほしい。領主の判断は仰ぐ必要はない。個人の判断で参戦してほしい。すべての責任は僕が取る」
演說看似要結束,雷奧深深吸了口氣,拔出了腰間佩劍。
終わるかと思われた演説だが、レオはすぅーと息を吸うと腰に差した剣を引き抜く。
接著以一種前所未有、充滿霸氣的聲音宣布。
そして今までにないほど大きく覇気に満ちた声で告げた。
「守護基爾的人民!!有心的騎士們!有勇氣的騎士們!凡自認有此志者,匯聚於我旗下!!我期待諸君的決斷!」
「キールの民を守る!! 心ある騎士よ! 勇気ある騎士よ! 我こそはと思う者たちは我が下に集まれ!! 諸君らの決断に期待する!」
這樣結束演說的雷奧,宛如要赴戰場的父親一般。
そう締めくくったレオはまるで戦場に向かう父上のようだった。
附近的近衛騎士們大概也感受到了,他們驚訝地注視著雷奧。
それは近くにいた近衛騎士たちも感じていたんだろう。驚いたようにレオを見つめている。
然而唯有雷奧以嚴峻的神情盯著洞口。
しかし、レオだけは険しい表情で穴を見つめている。
短時間內沒有人走來。
すぐには誰もやってこない。
正當我以為果然不行時,有一名青年從其中一個洞口現身。
やはり駄目かと思ったとき。一つの穴から一人の青年が現れた。
那名青年顯然是人生第一次傳送,驚訝不已,但一見到雷奧便慌忙下馬,行大禮。
人生初の転移に驚いていた青年だが、レオの姿を見つけると慌てて馬をおりて頭を下げた。
「赫森的騎士!我名漢斯!在此向雷奧殿下報到參陣!」
「ヘッセンの騎士! ハンスと申します! レオナルト殿下の下に参陣いたしました!」
「能來真是太好了,漢斯。多謝你。」
「よく来てくれた、ハンス。感謝するよ」
「不,該感謝的是我們!自從聽說雷奧殿下走訪各村,我便渴望在您麾下作戰!!有同感的騎士不止我一人!他們會陸續趕來!請稍候片刻!」
「いえ! お礼を申し上げるのはこちらです! レオナルト殿下が各地の村を訪問したと聞いたときから、あなたの下で戦いたいと願っておりました!! そう思う騎士は私だけではありません! 続々と集まります! しばしお待ちを!」
能自然吸引人、並使人聚集的人,就是所謂的『魅力型領袖』。
人を自然と惹きつけ、集めてしまう者をカリスマという。
以此定義來看,現在的雷奧正是個魅力人物。
その定義に当てはめれば今のレオはまさにカリスマだった。
騎士們接二連三地穿過洞口聚集而來。
続々と騎士たちが穴を通って集まってくる。
而最終,
そして終いには。
「我是烏爾姆的領主,名為福爾克!帶著五百名騎士向殿下報到參陣!」
「ウルムの領主、フォルカーと申します! 五百の騎士を共に殿下の下に参陣いたしました!」
騎馬出現的那人看上去明顯是位老人。
馬に乗って現れたのは見るからに老人だった。
年紀大概已過六十。身材魁梧但白髮蒼蒼,讓人忍不住懷疑他是否還能撐得住。
もう六十は過ぎているだろう。ガタイはいいが、白髪頭だしその姿は大丈夫なのかという気分にさせた。
「福爾克,能參陣感謝你,但你確定沒問題嗎?」
「フォルカー、参陣はありがたいが大丈夫なのかい?」
「我有一顆心,也有勇氣!有何不滿嗎!」
「私には心があり、勇気があります! 何かご不満でしょうか!」
「……嗯,只要沒問題就好。感謝你的參陣。請在我身旁一同突擊,拜託了。」
「……いや、大丈夫ならいい。参陣してくれてありがとう。僕の傍で共に突撃してもらう。頼むよ」
雷奧望著福爾克那堅定的眼神,笑著這麼說道。
フォルカーの強い目を見て、レオは笑いながらそう告げた。
或許曾有一瞬以為會被遣返,福爾克先是驚訝張大了眼,隨即大聲回應。
一瞬、追い返されるのではと覚悟していたのだろう。フォルカーは驚いたように目を見開いたあと、すぐに大きな声で応じた。
「哈、哈哈!我一定會好好展現我的武藝!」
「は、ははっ! 我が武をしかとお見せしましょう!」
「我會期待的。」
「楽しみにしておく」
就這樣陸續聚集的東部騎士已超過三千。雖說人多雜亂,但他們並非受命而來,而是憑自身意志參戰,士氣極為旺盛。
こうして続々と集まった東部の騎士たちは三千を超えた。烏合の衆といえば烏合の衆だが、誰かに言われて参戦したわけではなく、本人たちの意思で参戦したため士気は恐ろしく高い。
看著那一幕,我鬆了口氣。
その姿を見て、俺は安心した。
這樣應該沒問題了。
これなら問題ないだろう。
「席爾瓦,感謝你的協助。」
「シルバー。協力に感謝する」
「我只是以冒險者的身分為民眾行動而已。況且現在說感謝還太早。等救了基爾再好好道謝。那麼,我先行一步。」
「俺は冒険者として民のために行動しただけだ。それにお礼はまだ気が早い。礼はキールを救ったあとに改めて聞こう。では、俺は先に行っているぞ」
說完我便向基爾傳送而去。
そう言って俺はキールに向かって転移した。
而在我傳送抵達的上空,眼前出現了令人震驚的光景。
そして転移した上空でとんでもない光景を目にしたのだった。