最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第七百九話 西爾瓦的真面目
總算趕上了。
なんとか間に合った。
感應到聖劍的召喚後,我把傑克留在原地,趕到了臨時王都。
聖剣の召喚を感知した俺は、ジャックを置き去りにして臨時王都へと来ていた。
然後發現艾爾娜她們正撐著,抵擋著拉斐爾與前任無名的一擊。
そしてラファエルと先代ノーネームの一撃に耐えているエルナたちを見つけた。
接著身體就動了起來。
あとは体が動いた。
一邊吟唱,一邊走到艾爾娜她們前面,啟動了護盾。
詠唱しながらエルナたちの前に出て、そして盾を発動させた。
「――沒事嗎?艾爾娜?」
「――無事か? エルナ」
回頭,自然而然地那樣問道。我沒有在假裝成西爾瓦,根本沒有那種餘裕。
振り返り、自然とそう問いかけた。シルバーとしての演技はない。そんな余裕はない。
乍看之下似乎沒事。
見た目的には無事そうだ。
但看起來非常疲憊。
けれど、疲れているように見える。
看到拉斐爾正在召喚聖劍的情況,顯然離本來的狀態還很遠。
聖剣をラファエルが召喚しているところをみるに、本調子とは程遠い。
『原因很清楚。』
理由はわかる。
『因為她知道了我已死的消息。』
俺の死を知ったから。
『我能想像得到,會變成那樣。』
想像はできた。そうなるだろうことは。
『但親眼看到時,心就被揪得很緊。』
けれど、実際に見てしまうと胸を締め付けられてしまう。
『我已有覺悟,覺得艾爾娜會受到很大衝擊。』
覚悟はしていた。エルナはとてもショックを受けるだろう、と。
『即便如此,我相信艾爾娜一定能靠自己度過。』
それでも、エルナはきっと自分で乗り越えられる。
『我是這麼想的,真是自以為是。』
そう思っていた。自分勝手に。
『多麼傲慢的想法啊。』
なんて傲慢な考えだろうか。
『換作是我,處於相反的立場,我能忍受得住嗎?』
逆の立場なら、自分は耐えられるだろうか?
『疑問在腦中翻攪。』
自問が頭を駆け巡る。
『沒有答案。我不想去想像那種事。』
答えは出ない。そんなことは想像したくないから。
『所以。』
だから。
『還好還沒太遲。』
手遅れにならなくてよかった。
『差點就會一輩子無法原諒自己了。』
自分を一生許せなくなるところだった。
「師父!」
「お師匠様!」
「西爾瓦……!」
「シルバー……!」
現任無名與克洛伊喊著我的名字。
今代ノーネームとクロエが俺を呼ぶ。
看來他們對我來到感到意外。
俺が来たことが意外だったようだ。
而敵方也是如此。
そして、それは敵も同じようだ。
「沒想到你會這麼快就來。」
「こんなに早く来るとはね」
「退後,西爾瓦。我們無意與你對立。」
「退きなさい、シルバー。あなたと対立する気はありません」
「沒錯,把徒弟帶走就好。我們的目標是勇者。這和西爾瓦沒關係吧?」
「そうだ。弟子は連れていけばいい。僕らの目的は勇者だ。シルバーには関係ないことだろう?」
前任無名與拉斐爾就這麼擅自說道。
先代ノーネームとラファエルはそんなことを勝手に告げる。
但我沒有把目光投向那兩人。
けれど、俺は二人に目を向けない。
我一動不動地盯著艾爾娜。
ジッとエルナだけを見つめていた。
雖然沒有明顯的外傷,但有幾處小傷。
目立った外傷はないけれど、いくつか小さな傷はある。
平常根本不會在意的傷。
普段なら気にもならない傷。
但對現在虛弱的艾爾娜來說,看起來讓人心疼。
だけど、弱っている今のエルナからすると痛々しい。
為什麼會變成這樣?
なぜそうなっているのか?
都是我的錯。
自分のせいだ。
我把エルナ逼到了絕境。
俺がエルナを追いつめた。
以エルナ的性格,她應該會責怪自己,認為我的死是她的錯。
エルナのことだ。俺の死は自分のせいだと責めたはず。
我知道。我明明知道,卻還是……
わかっていた。わかっていたのに。
儘管如此,我還是下定了這是必要之事的覺悟。
それでも必要なことだと覚悟した。
我已經做好覺悟。本該如此才對,卻還是……
覚悟していた。していたはずなのに。
看到受傷的エルナ,胸口便被緊緊攫住。
実際に傷ついたエルナを見ると、胸が締め付けられる。
即便同樣的事發生再多次,我也會那樣做。
たとえ何度同じことが起きても、俺は同じことをしただろう。
我不會把這些事告訴エルナ。我沒那麼老練。
エルナに伝えるようなことはしない。そんなに器用じゃないから。
我不能告訴她。
伝えるわけにはいかなかった。
不確定這樣是否正確。
正しいかどうかわからない。
我曾相信那是正確的。
正しいと信じてはいた。
不過エルナ已憔悴到足以讓我喪失自信的地步。
それでも自信がなくなるには十分すぎるほど、エルナは憔悴している。
我輕輕伸手撫上エルナ的頭。
そっとエルナの頭に手を伸ばす。
然後。
そして。
「對不起……」
「すまない……」
把手放在頭上,我就只是低聲喃喃了那一句話。
頭に手を置き、俺はそれだけ呟いた。
那句話裡面蘊含著各種情感。
その言葉に込めた想いはいろいろだ。
傷害她的事。以及對她保持沉默的事。
傷つけたこと。黙っていたこと。
到目前為止的事。以及今後的事。
これまでのこと。これからのこと。
那是對一切的歉意。
すべてへの謝罪だった。
但光是道歉不會改變任何事。
でも、謝罪で何か変わることはない。
那不過是情緒上的一種解法而已。
感情の解決法でしかない。
而且在這種情況下,我的情緒根本不會因此消解。
しかも、この場合は俺の感情は何も解消しない。
對自己無法寬恕的憤怒。
自分を許せないという怒り。
胸中翻湧的這股怒火該如何處置?
胸に渦巻くこの怒りはどうすればいい?
我可以為自己辯解說那是必要的。或許,這確實是個合理的判斷。
必要だったという自己弁護はできる。きっと、それは合理的な判断だった。
對エルナ隱瞞事情並不合適。
エルナに隠し事は向かない。
那是那,這是這。
それはそれ、これはこれだ。
傷害了重要的青梅竹馬這一事實不會改變。
大切な幼馴染を傷つけたことに変わりはない。
對心情複雜的我,ラファエル再次開口說道。
複雑な心境の俺に対して、ラファエルは再度告げる。
「我們沒有爭鬥的理由,對吧,シルバー?勇者本來就只是眼中釘。」
「僕らが争う理由はない。そうだろう? シルバー。勇者は目の上のたんこぶだったはず」
或許應該說是禍中之福。
不幸中の幸いというべきか。
眼前站著一些人,即便被無理遷怒也不會造成問題。
理不尽な八つ当たりをしても問題ない奴らが目の前にいた。
原因是我。我招致了這場局面。
原因は俺。この事態を招いたのは俺だ。
儘管如此。
それでも。
但是真正挑起事端的是他們。
仕掛けたのはこいつらだ。
我在廣範圍內布下了結界。
俺は広範囲に結界を張った。
這是為了不讓對方取得情報,也為了不讓他們逃走。
相手に情報を渡さないためであり、逃がさないためでもある。
被結界困住的ラファエル與先代ノーネーム各自拔劍戒備。
結界に閉じ込められたラファエルと先代ノーネームは、それぞれ剣を構えた。
「你還清醒嗎?就算是シルバー,我想我們的對手也相當難以對付吧?」
「正気かい? いくらシルバーといえど、僕らの相手は厳しいと思うけれど?」
「炎神與聖劍,持有者竟是我們。就算是你也難以應付吧?後面的三人已經不能算作戰力了。」
「炎神と聖剣。しかも担い手は我々。あなたでも手に余りますよ? 後ろの三人はもう戦力にはならない」
「為了彼此,先休戰如何?」
「お互いのために休戦しないかい?」
他們想方設法避免戰鬥,是因為覺得和我一戰不會有好下場。
なんとか戦いを避けようとするのは、俺と戦っては無事では済まないと思っているから。
不過那種居高臨下的態度,是源於他們自信能勝。
けれど、どこか上から目線なのは勝てると踏んでいるから。
確實,持聖劍的拉斐爾與持炎神的前代無名者,這就像要面對兩名SS級的冒險者。
たしかに、聖剣持ちのラファエルと炎神持ちの先代ノーネーム。これはSS級冒険者を二人相手にするようなものだ。
光是戰鬥就太愚蠢了。
戦うだけ馬鹿らしい。
接下來我們還要面對與惡魔的戰鬥。
これから悪魔との戦いが待っているのに。
人類相互爭鬥只會有利於惡魔。
人類で争うなんて、悪魔に利するだけだ。
應該想辦法用談話把他們勸退。
なんとか会話で退かせる努力をするべきだろう。
不過。
だけど。
我緩緩把右手伸向面具。
俺はゆっくりと右手を仮面へと伸ばした。
每當聽到那些話,
言葉を聞くたびに。
惱怒越來越強烈。
苛立ちは増す。
不該戰鬥。
戦うべきじゃない。
然而。
けれど。
有戰鬥的理由。
戦う理由はある。
在帝都的叛亂中,奧利弗隊長喪命;給予致命一擊的偷襲者正是拉斐爾。
帝都の反乱時、オリヴァー隊長はその命を散らした。致命傷を不意打ちで与えたのはラファエルだ。
我無法忘記父上聽到那件事時的表情。
そのことを聞いた父上の表情は忘れられない。
他背叛了我珍視的父親。
俺の大切な父親を裏切った。
雖受人疼愛,卻以仇恨回報那份深情。
愛されながら、その愛を仇で返した。
原因不明。
理由はわからない。
不止於此。
それだけじゃない。
還襲擊了受傷的艾爾娜。
傷ついたエルナを襲った。
還企圖奪取她的性命。
命を狙った。
他竟然想要奪去我珍貴青梅竹馬的性命。
俺の大切な幼馴染の命を狙ったのだ。
「確實,作為席爾瓦,是沒有理由的。」
「たしかに理由はない。シルバーとして、はな」
我一邊低聲自語,一邊用右手取下面具。
呟きながら俺は右手で仮面を外した。
面具被我順勢輕輕取下。
スッと外された仮面。
在人前摘下面具,就是要揭露自己的真實身分。
人前で仮面を取るということは、正体を明かすということだ。
手在顫抖。
手が震える。
並不是因為害怕揭露身分。
それは正体を明かすのが怖いからじゃない。
只是擔心會再次傷到艾爾娜。
ただ、またエルナを傷つけてしまうかもと思ったから。
即便如此。
それでも。
不能永遠躲藏下去。
いつまでも隠れてはいられない。
我一直在依賴著逃避。
甘え続けた。
是時候面對我的青梅竹馬了。
幼馴染と向き合うときだ。
現在就是揭露席爾瓦真面目的時刻。
今がシルバーの正体の明かし時。
「──不過,作為帝國第七皇子阿爾諾特·雷克斯·阿德拉,情況不同。你背叛了父親,傷害了我重要的青梅竹馬。僅憑這些……我就能把你殺上一百萬次。」
「――だが、帝国第七皇子アルノルト・レークス・アードラーとしては別だ。父を裏切り、大切な幼馴染を傷つけた。それだけで……俺はお前を百万回でも殺せるぞ」
摘下面具後,我直面拉斐爾等人。
仮面を取り、俺はラファエルたちに向き合う。
他們大概沒想到席爾瓦的真面目會是阿爾諾特吧。
まさかシルバーの正体がアルノルトとは思っていなかったんだろう。
拉斐爾瞪大了眼睛。
ラファエルは目を見開いている。
不過。
けれど。
「這真是……讓人驚訝……銀的真面目竟然是那位被視為過氣的皇子……俗話說能者藏鋒,但藏到那種程度就太異常了呢」
「これは……驚いた……シルバーの正体が出涸らし皇子とは……能ある鷹は爪を隠すというけれど、そこまで隠していたならもはや異常だね」
「還有什麼要說的嗎?前帝國近衛騎士團第十近衛騎士隊隊長……拉斐爾·貝倫特」
「ほかに言うことはあるか? 元帝国近衛騎士団所属第十近衛騎士隊隊長……ラファエル・ベレント」
「不,殿下……如果您真的是銀,確實有理由與我交戰吧。但我也有我的理由。一次又一次,我都羨慕您——被皇帝陛下寵愛的您。」
「いいえ、殿下……あなたがシルバーならばたしかに僕と戦う理由はあるでしょうね。けれど、僕だって戦う理由はある。何度も何度も、僕はあなたを羨んだ。皇帝陛下に愛されるあなたを」
聽了那句話,我慢慢向前走去。
その言葉を受けて、ゆっくりと俺は前へ歩き出した。
然後。
そして。
「就只有把這件事告訴我的膽量,值得稱讚……但看你似乎還不明白,讓我來告訴你。我絕不會寬恕任何傷害我親近之人的傢伙。父上曾受過傷……我的青梅竹馬……艾爾娜現在被傷害了。我從小就有個規矩:艾爾娜不會原諒傷害我的人,而『傷害艾爾娜的人由我來不原諒』。你似乎沒有要懺悔的意思吧?拉斐爾。今天的我不會手下留情。」
「それを俺に告げる度胸だけは褒めてやろう……だが、知らんようだから教えてやる。俺は自分の身内を傷つける奴は決して許さん。父上は傷ついていたぞ……俺の幼馴染は……エルナは今、傷つけられた。昔から決めていることがある。俺を傷つける者をエルナは許さないし、〝エルナを傷つける者は俺が許さない〟。懺悔はないようだな? ラファエル。今日の俺は手加減できないぞ?」
我一口氣釋放出魔力,光是那股力量便讓周遭開始震動。
一気に魔力を放出すると、それだけで周囲が揺れ始める。
看到我布下的結界出現裂痕,我再次加固它。
張っておいた結界にひびが入るのを見て、再度、補強する。
這樣一來就無法逃走了。
これで逃がすことはない。
看到明顯異質的魔力放出,拉斐爾的聲音顫抖了起來。
明らかに異質な魔力の放出を見て、ラファエルは声を震わせた。
「什、什麼……?那股魔力是……?」
「な、なんだ……? その魔力は……?」
「以阿爾諾特的模樣認真出手,之前從未有過……高興吧,你是第一個。」
「アルノルトの姿で本気になることはこれまでなかった……喜べ。お前が一番最初だ」
自從習得古代魔法後,戰鬥時我總是戴著面具。
古代魔法を会得してから、戦うときは仮面をつけていた。
那是理所當然的。
それが当たり前だった。
所以,當我把它摘下後才明白。
だから、外してみてわかった。
的確,我的力量似乎一直被壓抑著。
たしかに俺の力は抑えられていたらしい。
≪我乃知銀之理者,為真銀所選之人≫
≪我は銀の理を知る者・我は真なる銀に選ばれし者≫
≪銀光焚天,銀星穿破黑暗≫
≪銀光は天を焼き・銀星は闇を穿つ≫
≪墜落的是冥黑,照耀的是天銀≫
≪墜ちるは冥黒・照らすは天銀≫
≪於那銀中金光失色,那銀亦吞噬虹光≫
≪其の銀に金光は翳り・其の銀に虹光は呑まれた≫
≪願那一縷銀光璀璨輝映,黑暗啊,俯首屈服吧≫
≪いと輝け一条の銀光・闇よひれ伏せ屈服せよ≫
≪銀光啊,君臨於我身,為了滅盡我的敵人——銀光之力≫
≪銀光よ我が身に君臨せよ・我が敵を滅さんがために――シルヴァリー・フォース≫
我披上溢散的銀光,緩緩向拉斐爾靠近。
溢れる銀光を身に纏い、ゆっくりと俺はラファエルへと近づいていく。
面對這樣的我,拉斐爾揮起了聖劍。
そんな俺に対して、ラファエルは聖剣を振るう。
光之奔流。
光の奔流。
我用右手接住了它。
それを俺は右手で受け止めた。
然後我一邊握碎它一邊說道。
そしてそれを握りつぶしながら告げた。
「那是我青梅竹馬的劍。別用你那骯髒的手碰它。」
「それは俺の幼馴染の剣だ。薄汚い手で触れるな」
話音一落,我揮起右手。
言葉と同時に俺は右手を振る。
一道銀色的斬擊劃出,將握著聖劍的拉斐爾右手斬落。
銀色の斬撃が放たれ、聖剣を持ったラファエルの右手を切り落としたのだった。