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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第六百二十五話 為了大陸

「皇國應當全面支持帝國的主張」

『皇国は全面的に帝国の主張を支持しよう』

賢王會議。

賢王会議。

聚集大陸諸王的那場會議,是由帝國皇帝的號召所開始的。

大陸中の王たちが集まるその会議は、帝国皇帝の呼びかけで始まった。

帝國的主張是,將目前與聯合軍交戰的王國視為『大陸的威脅』,並要求各國派遣最強戰力前往。

帝国の主張は、現在、連合軍と交戦中の王国を〝大陸の脅威〟と判断し、各国の最強戦力を派遣するべし、というものだった。

最先表示同意的是索卡爾皇國的皇王,米哈伊爾·阿拉·索卡爾。

真っ先に同意を示したのはソーカル皇国の皇王、ミハイル・アーラ・ソーカルだった。

「竟然會有皇王表態支持的日子到來啊」

「皇王から支持される日が来ようとはな」

「我雖然也不以為然,但聯合軍的中樞是帝國。若那帝國主張對手是惡魔,便難以反對」

『儂とて気に食わんが、連合軍の中心は帝国。その帝国が相手は悪魔なのだと主張するならば、否とはいえん』

「多謝你的體諒」

「配慮に感謝する」

大陸三強。

大陸三強。

在三者之中,王國正處於敵對狀態,而剩下的帝國與皇國則已步調一致。

そのうち、王国は敵対中であり、残る帝国と皇国の足並みはそろった。

此外。

さらに。

「目前冒險者公會正準備派遣AA級以上的精銳。若各國同意帝國的主張,將命令SS級冒險者也集結」

『現在、冒険者ギルドはAA級以上の精鋭を派遣する準備中です。各国が帝国の主張に同意なさるなら、SS級冒険者たちにも集結を命じます』

公會長克萊德如此說道,並對帝國表示援助。

ギルド長のクライドはそう言って、帝国を援護した。

公會長能憑一己之力調動的冒險者僅限於S級。

ギルド長が独断で動かせるのはS級までの冒険者だけ。

當然,SS級冒險者一兩個是能動的,但無法召集全部並讓他們參與國家間的戰爭。

もちろんSS級冒険者も一人、二人なら動かせるが、全員を集結させて国家間の戦争に参加させることはできない。

大陸諸王必須認清,聯合軍所對抗的並非王國本身,而是惡魔;若無此共識,便無法如此行動。

大陸中の王たちが、連合軍が戦っているのは王国ではなく、悪魔なのだと認識しなければそれはできないのだ。

被判定為大陸之敵的是王國,然而現況已超出那個範疇。

大陸の敵と判断されたのは王国。しかし、すでにその域は越えた。

如今的王國是整個大陸的威脅。

今の王国は大陸の脅威。

是對人類為敵的惡魔與其協力者。

人類に敵対する悪魔とその協力者なのだ。

其他國家也紛紛口頭表示支持。

ほかの国々も支持を口にする。

證據幾乎已經齊備。

証拠はほとんど揃っている。

反對的理由至今只剩一點:惡魔尚未現身。

反対する理由はいまだに悪魔が姿を見せていない、という一点しかない。

正因為等到惡魔露面再行動就來不及,這場賢王會議才被召開。

そして、悪魔が出てきてからでは遅いからこそ、この賢王会議は開かれている。

「還有哪個不贊成的國家在猶豫什麼?」

『賛成しない国は何を躊躇っておるのだ?』

在表態支持之後,一直沉默的仙國代表織姬終於開口了。

支持を表明してから、これまで黙っていた仙国の代表であるオリヒメが口を開いた。

還有些小國仍未能下定決心。

いくつかの小国はいまだに決めかねている。

若在此獲得全體君王的承認,各國的最強戰力便會動身前往王國。

ここですべての王によって承認されれば、各国の最強戦力が王国へ向かう。

大陸上的精銳將會集結。

大陸中の精鋭が集まるのだ。

這種事能就這麼輕易決定嗎?

簡単に決めていいことなのだろうか?

帝國和皇國雖是強國,但在這裡他們也只是與其他君王同列。

帝国も皇国も大国だが、ここでは同列の王だ。

因此,面對那些表現出謹慎的君王,織姬開口告訴大家。

ゆえに慎重さを見せる王たちにオリヒメは告げた。

「即便妾等現在在此慢條斯理地談話,前線也有聯合軍士兵在喪命。你們可以熟思……但要明白,那段時間是以聯合軍士兵的性命換來的,明白嗎?」

『今、ここで妾たちがのんびりと喋っている間にも、前線では連合軍の兵士が命を落としている。熟考は構わんが……その時間は連合軍の兵士の命によって稼がれていると承知しておるのだな?』

「仙姬殿下……」

「仙姫殿……」

「放下算計。妾亦放下。皇王,轉移魔法確實能再現吧?」

『打算は捨てよ。妾も捨てる。皇王よ。転移魔法をたしか再現できたな?』

「若使用,精銳的魔法大隊會有一個月無法行動……但並非做不到」

『使えば精鋭の魔法大隊が一か月は動けなくなるが……やれなくはない』

「妾將與隨從一同前往,請送妾到王國去」

『妾が従者たちと向かう。王国まで送るがよい』

那是個驚人的提議。

それはとんでもない提案だった。

皇國與仙國處於敵對狀態。

皇国は仙国と敵対している。

無法攻破仙姬所築的結界,無法出手;而那位仙姬竟要前往皇國。

仙姫の作る結界を攻略できず、手出しできていないが、その仙姫が皇国に向かうというのだ。

當然存在被暗殺的危險。

当然、暗殺の恐れがあった。

然而。

しかし。

「本來想說『就算死了也該道歉』之類的話……但在這種情況下也沒辦法。既然要派無名過去,就順便把仙姬也送過去吧。」

『死んでもごめんと言いたいところじゃが……この状況では仕方あるまい。ノーネームを送るついでに、仙姫も送ってやろう』

皇王同意了。

皇王はそれを了承した。

讓仙姬進入皇國內部,對皇國也存在風險。

仙姫を皇国内部に入れることは、皇国にもリスクがある。

然而,為了消除大陸的威脅,皇國還是同意了。

それでも大陸の脅威を排除するため、皇国は了承したのだ。

看到那一點,原本沉默的諸王也紛紛表達對帝國主張的支持。

それを見て、黙っていた王たちも帝国の主張に支持を口にした。

全體一致。

全会一致。

看到結果後,克萊德宣告道。

その結果を見て、クライドは告げた。

「那麼,已取得大陸所有諸王的同意。從此刻起,聯合軍的敵人就是惡魔。出現的數量無法估計。各國請以各種手段將最強戰力派往王都。而我們的冒險者公會……將集結五名SS級冒險者。即便如此,也不一定能戰勝對手。」

『では、大陸のすべての王の同意を得られました。これより連合軍の敵は悪魔です。どれほどの数が出現するかわかりません。各国は、最強戦力をあらゆる手段でもって、王都へ派遣していただきたい。そして我が冒険者ギルドは……五人のSS級冒険者を集結させます。それでも勝てるかどうかわからぬ相手です』

克萊德在那裡停下了話頭。

クライドはそこで言葉を切る。

然後。

そして。

「即便如此,我仍然相信我們能獲勝。我們已備戰五百年,期待各國的支援。」

『それでも勝てると信じております。我らは五百年、備えてきました。各国の支援に期待します』

並非所有國家都擁有可派遣的戰力。

すべての国が派遣できる戦力を保持しているわけではない。

也並非像皇國那樣能使用傳送魔法。

皇国のように転移の魔法を使えるわけでもない。

有時因地理位置無法及時趕到。

立地的に間に合わない場合もある。

那樣的國家就需在非戰鬥方面提供支援。

そういう国は戦闘以外での支援をする必要がある。

因為這是人類的總力戰。

これは人類の総力戦だからだ。

「為了『大陸』」

『〝大陸〟のために』

聽到克萊德的話,所有諸王齊聲說道。

クライドの言葉を聞き、すべての王が告げる。

「『『『『『為了大陸』』』』』」

『『『『『大陸のために』』』』』

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帝國。

帝国。

帝劍城的遠話室與總司令部的遠話室。

帝剣城の遠話室と、総司令部の遠話室。

兩處都是以僅能使用一次為條件設置的。因此,皇帝待在帝都支部。

どちらも一度だけという条件で設置された。そのため、皇帝は帝都支部にいた。

皇帝約翰內斯站起身。

皇帝ヨハネスは立ち上がる。

「阿莉達!近衛騎士團能出擊嗎!?」

「アリーダ! 近衛騎士団は出撃可能か!?」

「是!隨時可以。」

「はっ! いつでも」

「勇爵家如何!?」

「勇爵家はどうか!?」

「我們這邊也隨時可以出發。」

「こちらもいつでも行けます」

在旁待命的是在帝國中被譽為劍之雙璧的近衛騎士團團長阿莉達與勇爵特奧巴爾特。

傍に控えるのは帝国において剣の双璧を成す、近衛騎士団長のアリーダとテオバルト勇爵。

皇帝約翰內斯帶著兩人邁步而出。

皇帝ヨハネスは二人を従えながら歩き出す。

「出擊!將戰力在此集結!」

「出撃する! 戦力をこの場に集結させよ!」

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藩國。

藩国。

「本國的騎士團沒有足以派遣的高手。但是,面對大陸的威脅,不能什麼都不做。請……以藩國代表的身分前往,拜託了。」

「我が国の騎士団には派遣できるほどの手練れはいない。しかし、大陸の脅威を前にして、何もしないわけにもいかないであります。どうか……藩国の代表として向かってほしいであります」

藩王特拉烏哥特說完後低下了頭。

藩王トラウゴットはそう言って頭を下げた。

對此,藩國唯一的能手回答道。

それに対して、藩国唯一の手練れは告げた。

「當然沒問題!惡魔之類的,就一擊解決!」

「もちろんですわ! 悪魔などドーンですわ!」

米亞努力裝出開朗的樣子接受了任務。

ミアは努めて明るく引き受けた。

當然,她也明白有可能會喪命。

もちろん、死ぬかもしれないことは承知の上だ。

對手是惡魔。

相手は悪魔。

是連SS級冒險者才會出手對付的對象。

SS級冒険者たちが戦う相手だ。

連米婭都只是最低標準。

ミアですら最低ライン。

儘管如此,米婭還是接下了這個任務。

それでもミアは引き受けた。

「一定要讓這片大陸知道,這裡有我們的藩國!」

「この大陸に藩国ありと必ず知らしめてくるですわ!」

「感謝。冒險者公會命我們待命。看來,會有人來『接應』我們。」

「感謝するであります。冒険者ギルドからは待機と言われているであります。どうやら、〝拾って〟くれるようであります」

「『接應』?」

「拾う?」

「我不清楚其意。但這是一個為了備戰惡魔而持續五百年的組織。不論他們隱瞞了什麼,也不會讓人驚訝。」

「意味はわからないであります。しかし、五百年、悪魔に備えた組織であります。何を隠していようと驚きはしないでありますよ」

說完,特勞戈特苦笑起來。

そう言ってトラウゴットは苦笑するのだった。

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皇國。

皇国。

「宮廷魔法師團準備出擊!傳送魔法大隊立刻開始準備!」

「宮廷魔法師団は出撃準備じゃ! 転移魔法大隊はすぐに準備に取り掛かれ!」

「居然要派出皇國最強的宮廷魔法師團,這是認真的吧。」

「皇国最強の宮廷魔法師団を送り込むとは、本気ですね」

站在皇王身旁的無名靜靜地說道。

皇王の傍にいたノーネームは静かに告げる。

皇王對此不悅地回應。

それに対して皇王は不満そうに返す。

「除了像SS級冒險者那樣的特殊戰力外,其他部隊極有可能全滅。但我皇國背負著與帝國同等的義務。因為懼怕損耗而不派遣,這種事絕不可能。可惜我國沒有勇爵家。願意代替承擔嗎?」

「SS級冒険者のような特殊戦力以外は全滅する可能性が高い。しかし、我が皇国は帝国と同等の義務を背負っておる。損耗を恐れて派遣しないなどありえんのじゃ。悔しいが、我が国に勇爵家はおらん。代わりを務めてくれるか?」

「我是冒險者公會的SS級冒險者。不過……我會答應以皇國支部的身分作戰。」

「私は冒険者ギルドのSS級冒険者です。ただし……皇国支部所属として戦うことは約束しましょう」

「不滿,但好吧。拜託了,無名。」

「不満だが、まぁいい。頼んだぞ? ノーネーム」

「請交給我。必定……會守護這片大陸。」

「お任せください。必ず……この大陸は守ってみせます」

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仙國。

仙国。

「立刻前往皇國!準備出發!」

「今すぐ皇国へ向かう! 支度せよ!」

織姬向側近們下達指示。

オリヒメは側近たちに指示を出す。

如果織姬發生意外,其他人會繼承仙姬之位。

オリヒメに万が一のことがあれば、ほかの者が仙姫を引き継ぐ。

然而,沒有與織姬同等地位的人。

だが、オリヒメと同格の者はいない。

只有稱號會被轉移。

移るのは称号だけだ。

那樣一來,仙國就會陷入危機。

そうなれば仙国はピンチに陥る。

即便如此,也必須前往。

それでもいかねばならない。

「你也會……跟來的吧?」

「そなたも……ついてくるであろう?」

「當然了。我可是S級冒險者呢。」

「当たり前だぜ。これでもS級冒険者なんでな」

織姬輕輕一笑後便邁步走去。

オリヒメはフッと笑うと歩き出す。

一名身材高挑、短髮的男子跟在她身後。

その後を背の高い短髪の男が続くのだった。

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矮人自治領。

ドワーフ自治領。

「我們矮人族也想參戰,但從現在出發實在趕不上了。」

「我がドワーフ族も参戦したいが、さすがに今からでは間に合わんな」

矮人之王馬卡爾帶著遺憾嘆了口氣。

ドワーフの王、マカールは残念そうにため息を吐いた。

矮人比人類騎士更為強悍,但其中並無特別拔尖的強者。

ドワーフは人間の騎士よりも強力だが、その中に飛びぬけた強者はいない。

因此,冒險者公會不會在此『停留』。

ゆえに冒険者ギルドはここに〝立ち寄らない〟。

若是真的想參戰,就只能靠自力前往。

どうしても参戦したいならば、自力で向かうしかない。

「明明連精靈那些也參戰了,真令人不甘心啊。」

「エルフの連中も参戦しているというのに、悔しいかぎりだ」

「別那麼沮喪。老夫在這裡。」

「そう落ち込むでない。儂がおるでな」

「能去嗎?」

「行かれるか?」

「當然。故鄉被焚、同胞逃散……我一直沒出手,就是為了現在這一刻。我是守護這片大陸的SS級冒險者。」

「無論。故郷が焼かれ、同胞たちが逃げる中……何もしなかったのは、今、この時のため。儂はこの大陸を守るSS級冒険者じゃ」

說著,艾戈爾把眼前放著的酒一飲而盡。

そう言ってエゴールは目の前に置かれた酒を飲み干した。

見狀,馬卡爾也把酒一飲而盡。

それを見て、マカールも酒を飲み干す。

「祝您武運昌隆。」

「ご武運を」

「交給我吧。」

「任せておくがよい」

說著,艾戈爾拿起白杖站了起來。

そう言ってエゴールは白い杖を手にして、立ち上がる。

接著,來到自治領的入口。

そして自治領の入り口。

那裡,索尼亞來為他們送行。

そこにはソニアが見送りに来ていた。

「一個人不會迷路吧?」

「一人で迷子にならない?」

「只要直直往前走就行,絕對不會迷路。」

「真っすぐ走るだけじゃ。迷子にはなるまいて」

「要是那樣就好了……」

「そうだといいんだけど……」

「放心吧。我絕不會忽視任何邪惡的氣息。」

「安心せよ。悪の気配は見逃さぬ」

說完,艾戈爾微笑著踮起腳,摸了摸索尼亞的頭。

そう言うとエゴールは微笑み、背伸びをしてソニアの頭を撫でた。

「沒問題的。這片大陸的人類……很強。無論怎樣對立,緣分總會把人連在一起。我與令嬢站在一起,就是最好的證明。精靈與矮人,雖算是奇怪的組合,卻能相處融洽。這是惡魔所沒有的力量。那力量……由我來證明給大家看。」

「大丈夫じゃ。この大陸の人類は……強い。どれだけ対立しても、縁が結ばれておる。儂とお嬢さんが一緒にいるのがその証拠じゃ。エルフとドワーフ。変なコンビじゃが、上手くやれておる。これは悪魔にはない力じゃ。それを……儂が証明してこよう」

艾戈爾說完後,身影便在一瞬間從原地消失了。

エゴールはそう告げると、その場からフッと姿を消したのだった。