最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第六百五話 帝國軍總司令
「聖潔閃光!!」
「ホーリー・グリッター!!」
第二發聖潔閃光。
二発目のホーリー・グリッター。
相當拼命才發出的第二發。
かなり無理しての二発目。
威力雖不如第一發,但仍然消滅了相當數量的魔物。
一発目ほどの威力はないが、それでも相当数のモンスターが消滅した。
然而,敵方的進攻沒有停止。
しかし、敵の進撃は止まらない。
「沒完沒了……!」
「キリがない……!」
「雷奧納爾特!把第三層的預備兵力投入,讓士兵休息!」
「レオナルト! 三層目の予備戦力を投入し、兵士を休ませるべきだ!」
「了解!右側兵力的換防由我來負責!」
「わかりました! 右の兵力入れ替えを僕が!」
「左側交給我!」
「左は俺がやる!」
城牆上。
壁の上。
安瑟姆和雷歐兩人本在互相揮劍交戰,短暫背靠背,簡短商議接下來的應對。
互いに剣を持って戦っていたアンセムとレオは、一瞬だけ背中合わせになり、これからのことを短く話し合った。
敵方不會談判,也不會做出判斷。
敵には話し合いもなければ、判断もない。
只是單純地往前衝。
ただ前進してくるのみ。
不管被射中多少箭,手腳即便被炸飛也不在意,只是一味地衝向前方。
矢が何本刺さろうが、腕や足が吹き飛ぼうが気にしない。ただひたすら前に突っ込んでくる。
那裡沒有什麼策略可言。
そこに策などない。
人類與魔物,利用明顯存在的力量差直接以蠻力壓上。
人間とモンスター。明確に存在する力の差を利用したごり押し。
正因為簡單,就沒有可乘之機。
シンプルゆえに付け入る隙もない。
若對方人數少,我方才能憑人數優勢取勝;但對方是群體,數量優勢對他們無效。
相手が少数ならこちらは数の利を活かすこともできるが、相手は群体。数の利は通じない。
普通士兵大約五人合力,才能勉強對付一隻。
普通の兵士が五人ほどでようやく一体とやりあえる状況だ。
而那樣的魔物斷斷續續地爬上城牆。
それが断続的に壁を登ってくる。
我們會疲憊,但對方不會疲憊。
こちらは疲弊するのに、向こうは疲弊しない。
「投入第三層的預備兵力,讓士兵休息!從疲勞嚴重的小隊開始撤後,與預備兵力交替!」
「第三層の予備兵力を投入し、兵士を休ませる! 疲労の濃い小隊から後方に下がり、予備兵力と交代だ!」
一邊下達命令,雷歐便斬下了一名偽獸兵的首級。
指示を出しながら、レオは偽獣兵の首を斬り落とす。
抬頭望去,龍騎士團正在奮力支援。
空を見れば、竜騎士団が奮闘している。
雖然人數劣勢,但他們總算在壓制住局勢。
数で劣るにもかかわらず、なんとか抑えてくれている。
不過,那樣能撐多久還未可知。
だが、それもどこまで持つか。
雷歐正這麼想著的時候。
そんなことを思っていた時。
「報告!!海面出現艦隊!!」
「報告!! 海より艦隊が!!」
懷著希望,雷歐回頭望向海面。
期待をもってレオは海側を振り返った。
但展現在那裡的,是數十艘的王國軍艦隊。
だが、そこに展開していたのは数十隻の王国軍艦隊だった。
砲門已經牢牢瞄準要塞的港口。
その砲門はしっかりと要塞の港へ向けられていた。
「不妙……!」
「まずい……!」
雷歐剛一低喃的瞬間。
レオが呟いた瞬間。
王國軍艦隊開始了砲擊。
王国軍の艦隊から砲撃が始まった。
他們毫無避讓疏散船之意。
避難船を避けるような配慮はない。
在最糟糕的時機遭到夾擊。
最悪なタイミングでの挟撃。
我們正被對方用帝國軍原本打算做的手法攻擊著。
帝国軍がやろうとしていたことを、やられている。
雷歐在城牆上奔跑,朝大約在對面那邊的安瑟姆衝去。
レオは壁の上を走り、反対側にいるだろうアンセムの下へ走った。
「安瑟姆王子!安瑟姆王子!」
「アンセム王子! アンセム王子!」
「在這裡!」
「ここだ!」
安瑟姆正與周圍的士兵合力討伐偽獸兵,聽見雷歐的呼喊後,舉起手來。
偽獣兵を周りの兵士と協力して討ち取っていたアンセムは、レオの声を聞き、手を挙げる。
然而。
しかし。
「你特地來到這裡真是抱歉,但那個我們怎麼也沒辦法處理!」
「来てくれたところ悪いが、あれはどうすることもできないぞ!」
「有辦法嗎!?」
「どうにかなりませんか!?」
「別鬧了!大多數海軍是在我倒下之後才重組!那支艦隊的船長全都是王太子的人馬!」
「無茶を言うな! 海軍の多くは俺が倒れたあとに編制された! あの艦隊にいる船長は王太子の息がかかっている者ばかりだ!」
說到這裡,安瑟姆狠狠地啐了一聲。
言いながらアンセムは盛大に舌打ちをした。
要跟他講什麼士兵的矜持也是徒然;若真有那種矜持,就不會對疏散船開炮。
兵士としての矜持を説くのも無駄。そんな矜持があるなら、避難船に砲撃などするはずがない。
他們應該也清楚我們正遭魔物襲擊的情況。
モンスターに襲われているこちらの状況もわかっているはず。
他們是在明知一切的情況下選擇開炮。
すべて承知で砲撃しているのだ。
想要讓他們倒戈是不可能的。
寝返らせるのは不可能。
也沒有時間可以談判。
交渉する時間もない。
「——把龍騎士團調去護衛疏散船。」
「――竜騎士団を避難船の護衛に回せ」
「那樣做的話,我們會被從上方攻擊啊!?」
「そんなことをすれば、こちらは上からも攻撃されますよ!?」
「但可以爭取時間。你也會飛吧?和龍騎士團一起去護衛,然後離開。」
「だが、時間は稼げる。お前も空を飛べるはず。竜騎士団と共に護衛に回り、離脱しろ」
「到了這裡要我逃跑?」
「ここまで来て逃げろと?」
「情勢已到此地步。我方沒有能應付艦隊的戰力。被單方面射擊,遲早會到達極限。雖然對不起許多帝國士兵……但把你撤離是最優先的。」
「もはやここまでだ。こちらには艦隊をどうにかする戦力がない。一方的に撃たれては、そのうち限界が来る。数多の帝国軍兵士には申し訳ないが……お前を逃がすのが最優先だ」
「我拒絕。」
「お断りします」
「你還在逞強嗎!?看!敵人後方還有一萬名偽人兵待命!一旦他們行動,連逃都逃不了!快逃!然後控訴王國的惡行!只要能喚動冒險者公會,我們就贏了!」
「意地を張っている場合か!? 見ろ! 敵にはまだ奥に控えている偽人兵がいる! 一万はいる! あれが動き出したら逃げることもできん! 逃げろ! そして王国の悪辣さを訴えろ! 冒険者ギルドさえ動かせたら我らの勝ちだ!」
安瑟姆說完後,目光轉向站在雷歐身邊的西奧多。
アンセムはそういうと、レオの傍にいたセオドアに目を向ける。
「近衛騎士團應該懂得這有多糟。帶著雷奧納爾特撤退。」
「近衛騎士団ならこのまずさがわかっているはずだ。レオナルトを連れて撤退しろ」
「我不會撤退。」
「僕は退かない」
「雷奧納爾特!」
「レオナルト!」
「我不是在逞強。只要還有勝算,我就不會撤退。」
「意地を張っているわけじゃありません。勝機がある以上、僕は退かないだけです」
「沒有勝算!」
「勝機はない!」
「有。我哥哥說會來就一定會來。只要聯合艦隊到達,就有很多勝算。」
「あります。僕の兄は来ると言ったら必ず来る。連合艦隊さえ到着すれば、いくらでも勝機はあります」
「你打算相信一支看不見蹤影的聯合艦隊就去送命嗎!?不管你多相信,你可是最有力的皇太子候選!你的性命勝過一切!」
「姿の見えない連合艦隊を信じて死ぬつもりか!? どれほど信頼しているかしらんが、お前は皇太子最有力の存在だ! お前の命は何物にも勝るはずだ!」
「……我知道我的性命重要。但我對哥哥的信任更勝於此。我的哥哥阿爾諾特,值得我拿生命去賭。如果哥哥會來,我就不會退縮。而且……一個立志成為皇太子的人不能在此逃走。王國明顯異常,且涉及惡魔。作為帝國與阿德拉家族的繼承者,我不能從這次異變的最前線撤離。」
「……僕の命が重いのはわかってる。けれど、僕が兄さんに置く信頼はそれに勝る。僕の兄、アルノルトは僕の命を賭けるに足る価値がある。兄が来るなら、僕は退かない。それに……皇太子を目指す者がここで逃げ出すわけにはいかない。王国は明らかに異常だ。それには悪魔が関わっている。帝国を、アードラーを継ぐ者としてこの異変の最前線から逃げるわけにはいかない」
雷歐斬釘截鐵地說完,緊握劍柄。
レオはそう言い切り、剣を強く握る。
就算被說成多麼麻煩也無所謂。
どれだけ迷惑と言われても構わない。
撤退也是一種策略。
退くのだって戦略だ。
然而,有時候就是不能撤退。
しかし、退けないときもある。
對雷歐來說,現在正是如此。
レオにとっては今がそうだった。
即便是別人看不見的勝機也好。
誰にも見えない勝ち筋でも。
雷歐看得見那些勝機。
レオには見えていたからだ。
看到雷歐的模樣,安瑟姆放棄了說服。
そんなレオの様子を見て、アンセムは説得を諦めた。
「隨你便。既然你想送命,那我就陪你一起死。」
「勝手にしろ。死ぬ気だというなら構わん。一緒に死んでやろう」
「放棄可不像你的作風喔,安瑟姆王子。」
「諦めるなんてらしくないですよ? アンセム王子」
「我不是放棄。我只是把現狀掌握清楚而已。我是現實主義者。」
「諦めたんじゃない。現状を把握しているだけだ。俺は現実主義でな」
「現實主義的人不會在這種地方打仗。」
「現実主義な人は、こんなところで戦っていませんよ」
雷歐笑著說。
レオは笑いながら告げる。
交情雖短,卻已漸漸看懂安瑟姆了。
短い付き合いだが、アンセムのことがわかるようになってきた。
口中說討厭理想,實際上卻是理想主義者。
口では理想を嫌うが、自分は理想主義。
嘴上說的是算計,但算計不是一切。
口では打算を口にするが、打算がすべてではない。
雷歐笑著心想:『真是不坦率的人。』
素直じゃない人だ、とレオは笑う。
同時也覺得不該讓他死去。
同時に死なせるべきではないとも思った。
他是王國未來復興所需的人才。
これから王国が復興するには必要な人材。
不能讓他在這裡犧牲。
ここで死なせるわけにはいかない。
因此,立刻需要援軍。
だからこそ、すぐに援軍が必要だった。
城牆也必須死守。
壁も死守しなければいけない。
疏散船也必須死守。
避難船も死守しなければいけない。
人手不夠。
手が足りない。
因此。
だから。
「說真的,我覺得我已經等很久了呢」
「結構、僕は待ったと思うんだけどなぁ」
當雷歐這麼低聲自語時。
そうレオが呟いた時。
海面上劃出一縷閃光。
海上から一筋の閃光が伸びてきた。
那道閃光命中後方待命的一萬名偽人兵,引發巨大爆炸,葬送了大量偽人兵。
それは後方に控える一万の偽人兵に命中すると、大爆発を起こして多くの偽人兵を葬った。
然後。
そして。
『這裡是帝國軍總司令,帝國元帥阿爾諾特·雷克斯·阿德拉』
『こちらは帝国軍総司令、帝国元帥アルノルト・レークス・アードラーだ』