最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四百六十六話 等待的理由
我接手指揮已經過了一週。
俺が指揮を執り始めてから一週間が経った。
目前為止,帝都沒有任何異常。
今のところ、帝都に異常はない。
「為什麼不動?」
「何で動かないのよ?」
艾爾娜跑到我的房間,問了那句話。
エルナが俺の部屋まで訊ねてきて、そんなことを聞いてきた。
我剛在看關於羅斯阿克的書,把書合上後從窗邊俯瞰帝都。
ロスアークについての書物を読んでいた俺は、それを閉じて窓から帝都を見下ろす。
「沒發生什麼事。沒必要採取行動。」
「何も起きていないんだ。動く必要はない」
「可是有人死了耶?」
「一人死んだのよ?」
「你為什麼覺得要那麼明顯地去殺人?」
「なぜわかりやすく殺したと思う?」
「?為什麼……不是因為只要知道有人在,西奧多副團長就會出面嗎?」
「? なぜって……自分がいるってわかればセオドア副団長が出てくると思ったからじゃないの?」
「正是如此。你認為他為什麼會那樣做?」
「その通りだ。どうしてそんなことをしたと思う?」
「……說得簡單一點。」
「……わかりやすく話して」
艾爾娜皺著臉催我說話,卻沒直接回答我的問題。
俺の質問に答えず、エルナが顔をしかめながら答えを急かす。
我對她苦笑著,開始說明現在的情況。
そんなエルナに苦笑しつつ、俺は今の状況を説明する。
「近衛騎士團的副團長,是帝都的大人物,要把他拖出來並不容易,所以要讓他自己現身。若他因此動了,外界可能會判斷只要出現屍體他就會出手。於是我們沒有馬上行動,而是把時間用在準備上。實際上,自那之後應該沒有再出現屍體了吧?」
「近衛騎士団の副団長、帝都の大物だ。引きずり出すのは容易じゃない。だから自分から出てくるように仕向けた。あれで動けば、死体を出せば出てくると判断されかねない。だから動かず、準備に時間を割いた。実際、あれ以来、死体は出てないだろ?」
「也有可能只是我們沒察覺到而已喔?」
「こっちが気づいてないだけかもしれないわよ?」
「若一直在意這點就沒完沒了。理想上我想立刻抓住他,但若強行行動會導致悲慘的後果。西奧多的師弟奈傑爾所持的魔劍,很可能就是這本書中記載的那把。」
「そこを気にしてたらキリがない。できることなら即捕まえたいが、無理をすれば悲惨な結果が待っている。セオドアの弟弟子、ナイジェルが持っている魔剣はおそらく、この書物に出てくる魔剣だ」
過去,羅斯阿克在旅途中發現了一把魔劍。
かつてロスアークは旅の中で一本の魔剣を発見した。
那是在古代魔法時代,以操縱炎焰的古龍之軀為素材所鑄成的魔劍。
古代魔法時代、炎を操る古竜の体を素材として作られた魔剣。
那把炎之魔劍取了與那頭炎龍相同的名字——『炎神(馬爾斯)』。
その炎竜と同じ名をつけられた炎の魔剣〝炎神(マルス)〟。
在現存的魔劍中,它與無名者所持的『冥神』並列為頂級的幾把之一。
現存する魔剣の中では、ノーネームが持つ冥神と並ぶ最高位の一本だ。
羅斯阿克發現它時,它似乎已經幾乎腐朽。
ロスアークが見つけた時は、ほとんど朽ちた状態であったらしい。
因此他並未把那當成什麼特別的魔劍,便成了羅斯阿克個人的所有物。
ゆえにそんな魔剣とも思わず、ロスアーク個人の所有物になった。
要是有詳細調查的話,這把劍早就應該由冒險者公會保管了。
詳しく調べていれば、冒険者ギルドの預かりとなっただろう。
因為它太過危險。
あまりにも危険だからだ。
從西奧多對這把魔劍瞭若指掌來看,羅斯阿克要麼本就知道炎神的存在,要麼後來才得知。
セオドアがこの魔剣のことを詳しく知っていたところから見るに、ロスアークもこの炎神のことを知っていたか、あとから知ったんだろう。
若想要打敗埃戈爾,這等級的魔劍是必需的。
エゴールに勝とうと思えば、これくらいの魔剣は必要になる。
奈傑爾能奪走它,至少表示那把劍已被恢復到可使用的程度。
ナイジェルが奪ったということは、少なくとも使えるレベルまで復活させていたと考えるべきだろう。
這把魔劍一旦出手,能把帝都化為火海。
その気になれば帝都を火の海にできる魔剣だ。
要避免無謂的刺激。
無駄な刺激は避けたい。
「警戒對手固然好,但時間一久,對方也可能會消失不見喔?」
「相手を警戒するのは結構だけど、時間が経てば行方を晦ます可能性があるわよ?」
「他是為了分出勝負而十多年後再度現身。這段期間奈傑爾應該專精了攻擊劍術。他有把握才能出面,不會在未展現成果前就撤退。」
「決着をつけるつもりで十年以上ぶりに姿を現したんだ。この期間、ナイジェルは攻撃剣術を極めていたんだろう。勝てる自信があるから出てきたはずだ。一度もその成果を発揮せずに撤退はしない」
「你認為他會一直待在帝都直到打一場為止嗎?」
「一戦交えるまで帝都にいると思っているの?」
「嗯。正因如此,我們不會輕率行動。若草率逼他逃掉,他只會再去修行。我們不會拖延,要確實將他拿下。」
「ああ。だから簡単には動かない。下手に追い詰めて逃がせば、また修行を始めるだろう。先送りにはしない。確実に仕留める」
對手還是個未知數。
相手は未知数。
就算能調動帝都可用的最強成員,我方也不能承擔損害。
考えうるかぎり、帝都において最強のメンバーを使えるわけだが、こっちは被害を出せない。
就算把他擊倒,但若因此讓帝都遭受巨大破壞,那就無法說服任何人。
倒したけど、帝都の被害は甚大です、では話にならない。
「好了,事情辦完就回去。我可不想被人懷疑。」
「さて、用が済んだなら戻れ。怪しまれたくない」
「事情還沒辦完啦。你打算什麼時候行動?」
「用は済んでないわよ。いつ動くのよ?」
「等戰力整備完再說。我不是說過要你服從我嗎?如果不信任就直說。」
「戦力が整ってからだ。俺に従ってもらうと言ったはずだぞ? 信用してないならそう言え」
「不是那個意思……」
「そういうことじゃないけど……」
艾爾娜噘起嘴巴。
エルナが唇を尖らせる。
我揮手打發噘嘴的艾爾娜,回房繼續看書。
そんなエルナを手で追い払い、俺は部屋で書物を読み始めたのだった。
■■■
■■■
夜晚。
夜。
房間裡空無一人。
誰もいない部屋。
漆黑之中傳來聲音。
真っ暗な中で声が響く。
「看起來捲入了麻煩吧?」
「厄介事に巻き込まれているらしいな?」
那是本來不該出現在帝都的人發出的聲音。
本来、帝都にいるはずのない人物の声。
我則冷靜地回答。
それに俺は静かに答えた。
「別插手。你若大鬧,帝都會崩壞。」
「手を出すな。お前が暴れると帝都が崩壊する」
「我才不會多管閒事。要是被拜託,我也不排斥幫忙啦。」
「お節介はしねぇよ。頼まれればやぶさかではないけどな」
坐在窗邊的是大陸最強的弓手。
窓に座っているのは大陸最強の弓使い。
在那裡的是五名SS級冒險者之一,傑克。
五人しかいないSS級冒険者の一人、ジャックがそこにいた。
「好啊。你怎麼會在帝都?」
「結構だ。どうして帝都にいる?」
「是去看米婭的情況回來。聽說她回到帝都,便想順道來打個招呼。」
「ミアの様子を見てきた帰りだ。帝都に戻ったと聞いてな。挨拶くらいはしておこうと思ったのさ」
「多謝關心,不過現在帝都氣氛緊繃,還是快走吧。」
「ありがたいことだが、今の帝都はピリついている。さっさと離れてくれ」
「你真沒情調。至少拿酒出來招待一下也好吧。」
「付き合いの悪い奴だ。酒くらい出してくれてもいいだろうに」
「我沒空。」
「暇じゃないんでな」
「是嗎。有什麼我能幫忙的嗎?」
「そうか。手伝えることはないのか?」
「沒有。因為在帝都內,SS級冒險者沒什麼用處。不過有件事想問,你對羅斯阿克知道些什麼?」
「ないな。帝都内だからSS級冒険者に出番はない。ただ、聞きたいことはある。ロスアークについて知っていることは?」
傑克聽了我的問題,笑了起來。
俺の質問にジャックは笑う。
然後他低聲嘆道『真令人懷念』。
そして一言、懐かしいなと呟いた。
「羅斯阿克和我的師父是同門的武藝者,所以有交集。原來是師弟出事了啊。」
「ロスアークと俺の師匠は同じ武芸者だったから、接点があった。なるほど、弟弟子がやらかしているのか」
「你知道那麼多嗎。那羅斯阿克和師弟之間有過嫌隙嗎?」
「そこまで知っているか。それじゃあロスアークと弟弟子の間には確執はあったのか?」
「這點我就不太清楚了。不過那師弟是戰災孤兒,據說是皇國與帝國之間的戰爭造成的。他對帝國懷恨在心也不奇怪。」
「そこまで知らん。ただ、弟弟子は戦災孤児。皇国と帝国との戦争が原因だそうだ。帝国に恨みがあってもおかしくはない」
「怨恨啊……那還得問他本人才知道。」
「怨恨か……そこは本人に聞かないとわからないな」
「叫你小心說起來怪怪的,但如果他恨帝國,皇室可能會成為目標喔?」
「お前に気をつけろというのはおかしいが、帝国に恨みがあるなら皇族が狙われるかもしれんぞ?」
「那反而比較好下手。我知道了,我會記在心上的。」
「そっちのほうがやりやすいんだがな。わかった。頭には入れておく」
「會讓米婭協助嗎?」
「ミアに協力させるのか?」
「能用的戰力就都會用。你反對嗎?」
「使える戦力は使う。嫌か?」
「請儘管使用。那孩子應該也想把人情還清。」
「使ってやってくれ。あの子も借りは返したいと思っているだろう」
傑克說完後正要離去。
そう言ってジャックはその場を後にしようとする。
我叫住了那個正要離去的傑克。
そんなジャックに俺は声をかけた。
「別鬆懈對王國的監視。如果會有什麼事,極有可能是從王國那邊發生。」
「王国の監視を怠らないでくれ。何か起こるとするなら、王国からだ」
「放心吧,公會也有下達相同的指示。」
「安心しろ。ギルドからもそういう指示を受けている」
傑克說完便消失在夜色中。
そう言ってジャックは姿を消す。
房間恢復寂靜,我從窗邊俯視著帝都。
静けさを取り戻した部屋から、俺は帝都を見下ろすのだった。